2003 J1 2nd 第12節
試合日時:2003年11月08日(土) 15時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ジュビロ磐田スタジアム
- 13,537人
- 23℃ / 53%
- 晴 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 田中 佳孝
- 上川 徹
- 手塚 洋、平野 伸一
- 二俣 敏明
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半6分[警告] | 福田 健二 | |
山西 尊裕 | 前半33分[警告] | |
前半44分[警告] | 小針 清允 | |
後半11分[交代] | 山下 芳輝(in) ← 福田 健二(out) | |
前田 遼一(out) → 西野 泰正(in) | 後半14分[交代] | |
後半29分[交代] | 金 殷中(in) ← 佐藤 寿人(out) | |
後半34分[交代] | 阿部 敏之(in) ← 岩本 輝雄(out) | |
服部 年宏 | 後半40分[警告] | |
グラウ | 後半44分[警告] | |
後半44分[警告] | ファビアーノ | |
グラウ | 後半44分[得点] | |
名波 浩(out) → 菊地 直哉(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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柳下 正明 | 監 督 | ベルデニック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2003Jリーグ・ディビジョン1・2ndステージ・第12節の戦いはホームジュビロ磐田スタジアムにてvsベガルタ仙台と15:03のキックオフで始まる。天候は快晴、風もピッチレベルではなく芝の状態も良好だ。2週間試合が無かったJリーグもいよいよラスト4試合となった。まれに見る大混戦で優勝の可能性が7・8チームに残っている。ここからの一戦一戦の勝ち点が大きいのは選手スタッフ一同サポータも分かっていること。一方の仙台は残留争いがかかっているため必死な試合が続いている。どちらにとっても大きな意味をもつこの試合。激しい勝負がありそうだ。メンバーは累積警告で出場停止の西の他はベストな布陣。代わりに成岡が入り攻撃を組み立てる。ベンチのメンバーも含め、立ち上がりからのゲーム展開と決定機を決めきれるかが勝敗の分かれ目となるだろう。注目選手は調子が上がっているジヴコヴィッチと代役の成岡。そしてコンディションが上がってきた福西の得点力だ!勝ち点3を奪い、優勝を目指す。
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。1分名波→前田→福西→成岡でセンタリング。コーナーキックを奪う。そのコーナーキックからこぼれ球をジヴコヴィッチが拾いセンタリング、中央でフリーだった前田がシュート!しかしGKに防がれてしまう。いきなりの決定機、決めておきたかった場面。3分仙台の左、根本がオーバーラップからセンタリング成岡がチェックに行き中でジヴコヴィッチがカバー、しっかり守備もできている。4分右サイドでグラウがファールを受けるとFKを名波が蹴る。GKが弾いたところボールがゴールポストに当たるが入らない。7分成岡が左から中に入り、ワントラップでシュート!ゴールマウスには行かないが良い展開。9分ゴール正面35mからのFKを山西が蹴るがDFにカットされる。14分福西が右サイドフリーで突破をすると中央のグラウへ。相手DFの必死の守備でシュートまで行かなかったが良い流れ。ここまでは完全にジュビロペース。
- 前半30分まで
- 17分大きなサイドチェンジから成岡が右サイドを突破。そのまま自分でシュートまで行くがGKに防がれる。こぼれを前田が打つがゴール右に外れる。21分成岡→ジヴコヴィッチ→前田でゴール前まで行くがシュートが打てない。ここまで成岡・ジヴコヴィッチの動きの良さが目立つ。23分名波からのスルーパスを前田が抜け出すがDFのスライディングに打ち切れない。25分成岡が粘ってグラウに繋ぎセンタリングを前田が競るが決まらない。26分成岡のミドルシュートはGK正面。28分仙台の中盤のパスを繋げられると最後は左の根本のミドルシュートを打たれる。山本がパンチングで防ぐが危ない場面。リズムは良いのだかシュートが決めきれない。フィニッシュを決めきりたい場面が続く。
- 前半45分まで
- 35分服部が高い位置からディフェンス、こぼれたボールをグラウが拾うがオフサイドでシュートまで行けない。38分ジヴコヴィッチが足を痛めタンカで外に運ばれる。しばらく10人での戦いが続く。43分右サイドで成岡が受けたファールを名波が蹴り、中央で福西がヘディングシュート。しかしゴール左に外れ得点が奪えない。なかなかゴールまでまで行かないままロスタイムへ突入。左コーナーキックのチャンスも生かせず前半終了。のこり45分でしっかり勝ちきり勝ち点3をゲットしたい試合。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督
相手の背後のスペースにタイミングよく動き出していこう。相手のクロスに対して動き出しをしっかりとし、カウンターに注意していこう。
ベルデニック監督
相手にパスを回されているが、崩されてないのでこのまま集中して戦おう。カウンターのチャンスを常に狙っておけ。相手もミスがある。ディフェンスの組織を崩すな。
- 後半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。両チーム交代なしで後半スタート。後半立ち上がりは仙台が前がかりで攻撃を仕掛けてくる。4分望月と山西が接触お互いが足を押さえ倒れこむ。5分名波が左サイドでキープすると服部がオーバーラップ。トラップが大きくなりゴールラインを割ってしまうが良い展開。8分左から仙台のコーナーキック、ファビアーノの頭に合うがその前にファール。こういう試合、セットプレーでの失点には気を付けたい。11分前田がポストになり服部がミドルシュート。しかしミートせずゴール右に外れる。12分ここで仙台が動いた、FW福田に代え山下を投入。14分ジュビロも動いたFW前田に代え西野を投入。15分その西野のファーストタッチいきなりビックチャンスがクロスボールを受け切り替えしシュート!これはゴール左に外れ、その直後センタリングが西野に合い、ヘディングシュートこれもゴール左へ外れる。惜しいシーンが続いた、ゲームが動いてきた。
- 後半30分まで
- 19分右サイドから仙台のFK。岩本が蹴りGK前に仙台の選手が飛び込む。山本がなんとかセーブしたが危ない場面。セットプレーにはかなりの注意が必要だ。22分服部からのクロスに西野が飛び出す。しかしボールに触れない。23分名波からグラウに決定的なスルーパスが通る。GKと1対1になったグラウだが決めきれない。25分右、成岡からのセンタリングがDFに当たり変化したボールはグラウの足元へシュートを打つがファビアーノのカバーリングに防がれる。27分ゴール右45度からFK、ジヴコヴィッチが蹴るがゴール上を越える。なかなかゴールが決まらない。29分グラウのドリブルから右の出た西野へ、しかしシュートが打てない。29分仙台が2人目の交代、佐藤に代え金を投入。ラスト15分、決めきりたい内容。
- 後半45分まで
- 31分右から成岡のセンタリングをグラウが頭で落とし中央のジヴコヴィッチへ。シュートはゴール右に外れてしまう、展開が良いだけに悔しいシーンが多い。34分仙台3人目の交代岩本に代え阿部を投入。両チーム、前線からのチェックが激しくなってくる。36分名波が中央で持つと福西へスルーパスを出す。グラウ・西野も詰め力でこじ開けようとする。38分センタリングのこぼれを鈴木がシュート!ボールはゴール上を越えてしまう。39分成岡→名波→福西ときれいなパスワークが繋げがるがゴールが決まらない。ジュビロの怒涛の攻撃が続くがシュートがなかなか打てない。恐いのは仙台の速攻だけ。44分ゴールエリアでグラウが倒れるがこれがシュミレーションでグラウにイエローカード。ロスタイム3分。ロスタイム西野がゴールエリア内で倒されファール。PKをグラウが蹴りゴール!!!待望の得点が決まりここでゲーム終了!優勝争いに生き残った!
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 得点が最後の最後で取れた。それまで非常にゲーム内容としてはよかったと思う。前半からボールの動きも速くて、人の動きもできてて、ビックチャンスが前・後半含めてかなりあったので攻撃に関しては非常によかった。守備に関しても相手のカウンターを最終ラインとボランチ、キーパー含めて何度か危ない場面を防いでくれてよかった。最終的には技術的なところになると思いますけど、せめて枠に飛ばして次のチャンスというところまでいければと思います。ただ、選手は最後まで1点を取るために諦めず、価値のある勝点3を取ることができたと思います。(前田のディフェンスがよかったが、早めに変えたのは?)いいところがなかったと思います。(西野への指示は?)ツートップの動き出すタイミング、相手の最終ラインの背後へ出て行く、あるいはクサビを受ける。当然そこでキープする。西野はクロスに対しての飛び込みは一番いいので、その通りやってくれたと思います。(成岡選手の動きに関しては?)攻守ともに積極性がありました。前半の立ち上がり、開いておいて中にいいタイミングで入って、いいシュートを打っている。ゲームの中でどこにスペースがあって、どこへ動けばいいのか分かってきている。ゴールへ向かう一対一の勝負も積極的で、守備に関してもよくやっていた。
- ベルデニック
- うちにとっては毎試合、今後をかけた試合だということです。降格圏内にいるわけですが、今はある意味J1に戻るための戦いをしている。今日はJ1に近づいた試合はできました。今日以上の力を選手は出せないと思います。選手は最大限の力をだした。ロスタイムの最後の一分のところでPKを取るのであれば、間違いなくPKだという確信がなければ吹いてはいけない。ビデオで観てPKに値するファウルだとしたら審判によくやったと言いたい。それがもしPKでなかったとすれば、選手・クラブ・クラブを応援してくれる全ての人にとって信じられない大きなミスをしたと思う。もしそうだとしたら、一生審判を忘れないだろう。やはり今は簡単にボールを失いすぎる。もう少しボールをキープしなければならないが、それは相手にもよる。Jリーグではしっかりキープできるチームは上位にいるし、それができなければ下位にいる。ジュビロはボールキープできるベストのチームの一つだと思います。もちろんジュビロは去年より力が落ちているとは思いますが。
- 服部 年宏
- うーん。。点が入らない時は入らないので、今日は入らないんじゃないかと途中で思いました。得点できたのは最後まで攻める姿勢はもってたし、諦めずにやってくれたのでそういう結果がでたんだと思います。立ち上がり前田が2本ぐらいポンポーンと点を取ってくれていたら、もう少し楽に勝てていたとは思うけど、なかなか前田もコンディションがいまいちだったと思うし、次がんばってくれればいいと思います。カウンターだけが怖かったので、そこをディフェンスラインが集中してできてたと思う。最後の方は攻めに行き過ぎて危ない場面もありましたけど、まあまあじゃないですか。今日勝点3が取れたのは大きい。(次節出れませんが?)やってくれるでしょう。他の選手が。あんまり心配してないです。(残り3試合は?)せっかくここまで喰いついているので、変なプレッシャーもなくいい形でいけると思うので、残り3つ勝って優勝したいですね。
- 田中 誠
- ラッキーな勝点3でした。引き分けかな?と後ろで思ってましたけど。奇跡ですね。チャンスは何回か立ち上がりからあったので、いずれ入るだろうと思ってましたけどなかなか入らなかったのでイライラしましたけど、最終的に勝点3が取れたということは次につながる部分では大きい。後は自分達で自滅しないように1戦1戦がんばりたい。
- 西野 泰正
- 名波さんの左からのフリーキックもありましたし、やっぱりああいうのを決めないと優勝争いの最後で全然違ってくると思うので、今日はいい勉強というか反省ができた。(PKを取った場面は?)フク(福西)さんからの折り返しをシュート打とうと思ったんですけど、ディフェンダーに引っ張られて主審がPKを取ってくれたので、うれしいというかほっとしました。
- 山西 尊裕
- いつもああやって攻めあぐんで、引き分けで終わっちゃうんですけど、最後ああいう形で点を取れて順位もあがったのでなんとか次も勝って、残りの試合はトーナメントのつもりで頑張っていきたいと思います。
- 成岡 翔
- 今日はとにかく積極的に、いつもはパスで終わっていたのでシュートで終われるように意識してやっていた。
- グラウ
- 優勝争いに喰いついていくには非常に重要なゴールだった。(すごいプレッシャーでも冷静に決めますね?)練習がもっとも大事で、練習でやっていることが自信につながる。ああいう切羽詰ったところでも決められるのは練習だと思います。残りのゲームが非常に難しいというのは分かっているんですけど、今日以上にハートを熱くして残りの3試合を戦っていきたい。