2003 J1 2nd 第11節
試合日時:2003年10月25日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 市原臨海競技場
- 10,235人
- 16.3℃ / 86%
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- 松村 和彦
- 上荒 敬司、伊藤 力喜雄
- 五十川 和也
- 田中 基晴
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半18分[警告] | 名波 浩 | |
前半26分[警告] | 西 紀寛 | |
村井 慎二 | 後半4分[警告] | |
林 丈統(out) → サンドロ(in) | 後半18分[交代] | |
後半21分[得点] | ジヴコヴィッチ | |
中西 永輔(out) → 茶野 隆行(in) | 後半25分[交代] | |
サンドロ | 後半28分[警告] | |
坂本 將貴(out) → 巻 誠一郎(in) | 後半30分[交代] | |
後半39分[交代] | 河村 崇大(in) ← 西 紀寛(out) | |
崔 龍洙 | 後半42分[得点] | |
後半44分[交代] | 西野 泰正(in) ← 前田 遼一(out) | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オシム | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2003Jリーグ2ndステージ第11節。アウェイ市原臨海競技場にて行われるvsジェフユナイテッド市原。10月下旬とあって気温が下がってきているスタジアムにはニット棒やコートを着たサポーターが集まってきている。風も弱く、選手にとってはサッカーのしやすい時期かもしれない。体調管理に気をつけなくてはいけない気候。ジュビロ磐田の選手は万全のようだ。スタメンはいつもと変わらぬベスト布陣。ポイントはオリンピック代表候補に選ばれた前田&西野。そしてベンチスタートだがユース代表候補に選ばれた成岡&菊地の勢いだろう。上位のチームが今だ足踏み状態な今シーズン、まだまだ優勝のチャンスがあるジュビロはこの試合が大きな分岐点になることは間違いない。昨年、負け越しているジェフを叩けば可能性が広がる。90分通しての戦い方を考え、勝ち点3をゲットし試合を終えたい。今日のゲームは絶対に勝ち点3が欲しい!
- 前半15分まで
- ジェフボールでキックオフ。立ち上がりジュビロが細かいパスでジェフ陣地へ押し込む。1分ジェフの右サイドを林が駆け上がりセンタリング。ここはタッチラインの外に出る。4分左からジヴコヴィッチ、服部が立て続けに突破。センタリングまで行くがシュートは打てない。5分羽生が前線に飛び出しボール受けるがオフサイド。6分ジェフが左サイドを強引に突破にかかるがここは鈴木秀人がカバー。8分グラウが右サイドで粘りコーナーキックを奪う。ジヴコヴィッチの蹴ったボールはニアサイドの福西へ、再びジヴコヴィッチ返すとセンタリング、グラウの頭にピッタリ合うがミートしない。11分前田がポストになり左右にそしてドリブルと多彩な攻撃を見せる。ここまではジュビロのパスが回っている。
- 前半30分まで
- 田中が頭をぶつけタンカで外に運ばれるがすぐに復帰。19分ジェフのスローインからダイレクトで阿部がミドルシュート!しかしここもしっかりプレスに行き、ゴールマウスには入れさせない。20分ジェフの左サイドからのクロスボールに逆サイド山西がカバー、集中したディフェンスが続く。21分名波が高い位置からディフェンス、グラウ・前田と共にボールを奪うがパスが繋がらない。25分名波が相手を背負いながら一人交わしグラウへラストパス。シュートまで行くがDFの足に当たりゴールならず。27分西が右サイドから切り返しを使いドリブル突破。ペナルティーエリア内まで行くがシュートが打てない。28分DFラインの裏にボールが出る。グラウがGKと競るがファール。少しずつゴールが近づいている。
- 前半45分まで
- 33分右サイドで西がファールを奪う。名波が蹴りニアの前田が流す、ファーサイドの田中が飛び込むが打てない。34分福西→西→名波→グラウと行くが相手DFのカバーでシュートが打てない。36分ジェフの左サイドからクロスボールをチェがダイレクトボレー。ここは山本がセーブ。この展開が危ない。38分林がDFラインギリギリで突破、GKと1対1になるが山本の駆け引きに不発。落ち着いたGK山本の判断勝ち。40分名波がスライディングでボールを奪うとそのまま攻撃、左のジヴコヴィッチに出しセンタリングするが中には合わない。42分ゴール正面35mからFK、山西が蹴るが壁に当たりこぼれる。再びジュビロが拾い、名波がループシュート。しかしGKにキャッチされる。ロスタイム2分。前半はジュビロがボール回すもほぼ互角な内容。緊迫した展開が続く。
- ハーフタイムコメント
- オシム
相手選手をしっかり抑えコントロールできている。後半は逆に相手が我々をコントロールせざるおえないようなプレーをしよう。マークすることは続けてボールを持った時こそ危険なプレーをしよう。
柳下 正明
中盤ではミスをしないようにボールをつないでいこう。最後はシュートで終わろう。
- 後半15分まで
- 交代なしで後半スタート。1分西が右サイドを突破、コーナーキックを奪う。名波が蹴りニアの福西が飛び込むが触れない。2分名波→福西で右の西へ展開。切り替えしで切り込みシュート!そこにグラウが飛び込むがゴールマウスを捕らえられない。4分速攻から服部がドリブル、センターラインで倒される。相手にイエローカードが出される。6分ジェフのコーナーキック。7分ジヴコヴィッチが左から逆サイドの服部へサイドチェンジ。前線の西に当て服部へ落とす、中央の福西に繋ぎ再び左のジヴコヴィッチへ。シュートを打つが相手DFの足に当たり決まらない。12分チェが左サイドを駆け上がるが山西・鈴木がカバーリング。14分ジヴコヴィッチ・福西が立て続けに激しいぶつかり合い。ゲーム展開が激しくなってきた。
- 後半30分まで
- 18分ジェフが動き出した。林に代えサンドロが入る。19分グラウがクロスボールを受けフリーでゴールに向かう。GKと1対1だったが前に出てきた櫛野に防がれる。20分右の西からセンタリング、グラウが飛び込み触れなかったところをジヴコヴィッチが左足でゴール!待望の1点がついに決まった。23分前線からグラウ・前田がプレスに行く。25分左の村井からスピードに乗ったドリブルからセンタリング。このセンタリングは合わないが危険な攻撃。29分ジェフの左サイドからの攻撃に鈴木がチェックに行くこぼれたボールを阿部がシュートするがそこにジュビロDFが体を張り防ぐ。30分のジェフコーナーキック。ヘディングシュートはゴール右を外れる。危なすぎる場面。
- 後半45分まで
- 35分グラウが右サイドで粘りセンタリング前田がヒールで合わせるがGKに防がれる。36分再びグラウが右を突破センタリングに前田が合わせゴールするがオフサイド。37分ジェフ左サイド村井が西を交わしセンタリング。可能性のあるセンタリングだったがGK山本が飛び出しパンチング。39分西に代わり河村を投入。40分右サイドで前田がファールを受けFK。41分前線からグラウ・前田・名波チェックに行く。42分村井からのクロスのこぼれをチェがボレーシュート!山本の手に当たるがボールはゴールラインの中へ。ここで同点に追いつかれてしまう。44分福西が中央でドリブル、右のグラウに繋ぎシュート!しかしこれはDFに当たる。44分前田に代え西野を投入。いきなりクロスボールをヘディングシュート!しかしゴール左へ外れる。1-1ここで試合終了。まだまだ厳しい戦いは続く。
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 前半については中盤でのイージーミスが目立って、最後のゴール前でのプレーが少なくシュートも少なかった。後半に入ってから、ボールと人の動きでリズムを作り出して、何度か決定的なチャンスを作れて後半に関してはいいゲームができた。1点取った後、何度かチャンスがあったときに2点目が入っていれば、もう少し楽なゲームができたと思います。失点に関しては、ゴール前でマークのズレが生じてしまいましたが、その後も選手はゴールへ向かってプレーしていたので、後半はいいゲームができた。(後半に向けて具体的な修正ポイントは?)ジェフは切り替えが早いので、こちらも負けないだけのリスタートも含めてすばやくやろうということ。両サイドの縦の突破から中にスペースができるので、中に入ってボールをつなごうということ。後半は選手がそういう動きをしてリズムがでたと思います。
- オシム
- 前半は戦術的な戦いで、なんとか相手をコントロールできた。前半はお互いに危険なプレーというものはなかった。ジュビロは一つのチームとしてボールを回してくるプレーをしてきて、うちの選手はそれにしっかりついたという感じです。前半はうちも2回ゴールを決められる最大のチャンスがあった。今日みたいな試合は両チームとも負けたくない試合で、負けたくないという気持ちが選手の動きを固くしてしまった。引き分けという結果はジェフにもジュビロのためにもならなかった。ジュビロは点を取るまではしっかりプレーをしていた。なんでジュビロがいいプレーができたかというと、常に数的有利を作っていたからです。うちの5,6人の選手は局面で、相手の8,9人の選手を抑えるという状況が多かったので、うちの選手が疲れてしまった。ジュビロとジェフの一番の違いは、全員がプレーするということです。ジュビロは日本のチームで、唯一8人で攻めて10人で守れることができ、全体プレーができるものすごくモダンなサッカーだと思います。うちの中盤はしっかりプレーしたとしても、うちのフォワードが前線からディフェンスできるフォワードではないので、その分相手のディフェンスがあがってくる分まで、うちの中盤はみなければなりません。だから常に中盤で5人対8人、5人対7人の状況でプレーすると疲れてしまう。そういう結果からゴールを決められた。戦術的というより、数的なことです。最後に追いついたわけですけど、引き分けという結果はよかった。ジュビロはエレガントにプレーしたと思いますけど、うちもあのようなプレーをしたいのですけど、もうちょっと時間がかかります。ちょっとづつ成長してますけど。
- 西 紀寛
- 後半からいってやろうと思って狙い通りになったけど、前半はあまりにも足にボールがつかなすぎて今日は大丈夫かなぁ?と心配したけど。水飲みすぎて横っ腹痛くなって一回(サイドを突破された)やられた。勝てなくて痛かった。ジェフにとっても痛いけどね。(前半は抑えられた?)前半は抑えられたけど押されてもいなかった。ジェフもこっちが怖がるようなことをやってこなかったし、走るチームっていうけど後半の為に残してるのかな?と思って。俺も別に走れるよと思ってたから。走るのだったら負けたくないよ。高校時代走ってたからさ(笑)。残り10分ぐらい耐えられなかったのが痛かった。個人的にはダラーとした試合で終わらせたかった。こっちがバーンと蹴って、向こうもバーンと蹴って。こっちが繋いで向こうにプレスかけられて疲れるようなサッカーは極力さけて、惰性にしたかった。簡単に言うと外にだしちゃえばいいんですよ。まぁ、事故の一点もあるから。失点は見てないからわからないけど、少なくとも出てる時はやられる気はしなかった。横っ腹痛くて抜かれた時はやばかったけど。
- 服部 年宏
- まだこれで上も混戦しだいで行けるので、痛いのは痛いけどやるしかないので頑張ります。点を取られるならセットプレーぐらいかと思っていたら、やっぱりそのとおりだったので。もっとマークを責任もってつかなければいけないというのはわかってるし、大体やられるパターンていうのはああいう時だから。でもやってるんだけどね練習も。あれでシュートが枠に入らなければ全く問題なかったわけだし。でもタラレバ言ったらきりがないけど。しょうがない。
- 鈴木 秀人
- ああいう時間帯の一瞬の気の緩みとか隙をいい所ついてくる。こういう試合をやってたら上にはいけないので、しっかり勝てるように頑張ります。
- グラウ
- 今日は勝つことだけを考えていて、いいプレーもできたと思うんですけど、最後の時間帯で同点ゴールを許してしまった。
- 福西 崇史
- 2点目が取れない。追加点が取れてれば流れが変わったと思いますけど、守りきれなかったのはついてないのもあるのかもしれない。内容的には別に悪いところもないし。
- 田中 誠
- あの時間帯に追いつかれるの、何度目かなんですけど、不運にも入れられてしまう。注意はしてるんだけど、ちょっとしたマークのずれや折り返しをやられてしまう。ちょっとした隙があるのかな?という気もしますね。今年はなかなか勝ちきれない部分が多すぎますね。今日は2回も折り返されたから、やっぱりそれを最低でも一回折り返されてしっかりマークをつくという形にする。あそこまで振られてしまったらちょっと(マークが)ずれてしまうので、もう少しタイトにつくべきところはつかないとだめですね。