2003 J1 2nd 第6節
試合日時:2003年09月20日(土) 15時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ジュビロ磐田スタジアム
- 15,214人
- 22.6℃ / 89%
- 雨 / 弱風
- 全面良芝 / 水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- 柏原 丈二
- 唐木田 徹、二俣 敏明
- 勝又 光司
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半16分[得点] | 小笠原 満男 | |
前半26分[警告] | フェルナンド | |
グラウ | 前半42分[得点] | |
ジヴコヴィッチ | 後半7分[警告] | |
服部 年宏(out) → 河村 崇大(in) | 後半12分[交代] | |
グラウ | 後半15分[警告] | |
グラウ(out) → 西野 泰正(in) | 後半22分[交代] | |
後半24分[交代] | 本田 泰人(in) ← 平瀬 智行(out) | |
河村 崇大 | 後半30分[警告] | |
ジヴコヴィッチ(out) → 川口 信男(in) | 後半31分[交代] | |
後半32分[交代] | 深井 正樹(in) ← 本山 雅志(out) | |
後半33分[警告] | 秋田 豊 | |
後半42分[交代] | 池内 友彦(in) ← 石川 竜也(out) | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
柳下 正明 | 監 督 | トニーニョ・セレーゾ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- Jリーグ2ndステージ第6節vs鹿島アントラーズ。ホーム・ジュビロ磐田スタジアムに迎え15:00キックオフされる。ここまでなかなか勝ちきれない戦いが続くジュビロ磐田。この試合にかける思いはいつも以上に強い。相手が鹿島、そしてホームということで絶対に負けたくない!今週のトレーニングからカギは15:00キックオフという暑さと考えていたが、その相手も雨によって消された。試合前から降り続く雨は徐々に強まる。暑さがなくなった分選手にとっては良かったかもしれない。スタンドには雨の中サックスブルーのポンチョを着たサポーターが集まる。メンバーを見ると出場停止で西が出れない他はベストな布陣。代わりにルーキー成岡が入り首位アントラーズに挑む。相手にもジュビロ経験者がいるがジュビロにも新加入したGK佐藤洋平がベンチに入った。台風が近づいている雨の中、激しいゲーム展開が予想される。良い試合、おもしろいサッカー、そして勝つジュビロを見たい!今日のキーマンは福西・名波、スーパーサブ川口・西野に注目したい!
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。大雨が降る中、大声援がスタジアムに響く。立ち上がりから激しい攻防が続く。両チーム攻守の切り替えが早く、パススピードも速い。ジュビロは球離れが早くリズムが良い。4分鹿島のFK、左サイドから小笠原が蹴るがジュビロDFがしっかりカット。7分左サイド、ジヴコヴィッチ→前田→山西でセンタリング。しかし中のグラウに合わない。8分フェルナンドのミドルシュートは山本がしっかりキャッチ。9分本山のミドルシュートはゴール右へ外れる。10分青木のロングシュートは名波がスライディングに行きゴールマウスを外れる。13分グラウからジヴコヴィッチに縦パスが入る、フリーでGKと1対1になるがシュートはゴールへ入らない。決定的なシーンだった。
- 前半30分まで
- 16分小笠原の右からのセンタリングが直接ジュビロゴールを吸い込まれる。まさかの失点。18分右サイドの成岡のところを本山・小笠原で崩しにくる。チェックが遅れ気味な対応が続く。得点が動いてからアントラーズのリズムでのゲーム展開が続く。22分前田が右サイド、オフサイドラインを潜り抜け、ポイントを作るしかしセンタリングが合わない。このリズムを打開しようと右の成岡、左のジヴコヴィッチが仕掛け始めた。27分左サイドで名波が倒されFK、中央・福西に合わせるボールを蹴るがシュートできない。28分右に流れたジヴコヴィッチからグラウへ縦パス、グラウがファールを受けFKになると早いリスタート。ゴール前に上がり福西がバックヘッドをしグラウが詰めるがここでファールをしてしまう。ゲームが激しく動いてきた。
- 前半45分まで
- 33分ジヴコヴィッチ→前田→グラウで突破を試みるが大岩と接触、ファールになってしまう。35分成岡が右サイドから中へ切り込みラストパスをグラウへ、GKと1対1になるが曽ヶ端のファインセーブにやられる。2度目の決定機も決められない。この時間ジュビロペースへと動く。中盤で細かいパスが繋がりだす。後はラストパス、そしてフィニッシュ!38分名波が相手DFからボールを奪うと前田へラストパス。ドリブル突破をするがシュートまで行かない。42分左からのセンタリングに合わせに行ったグラウへ石川がファール。ペナルティーエリア内だったためPK。これをグラウが決め、同点に追いつく。スタジアム中が湧き上がり、ホームジュビロが盛り上がる。ここで前半終了。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督:
奪われた後は早くボールにプレスをかけていこう。前半のいいリズムを後半も続けていこう。両サイドを使って攻撃し、フィニッシュはシュートで終わろう。
トニーニョ・セレーゾ監督:
相手のリスタートに対してのポジショニングとカバーリングをしっかりすること。前線から厳しくチェックし、しっかりコーチングに集中していくこと。ピッチがスリッピーなので、積極的にシュートを打っていくこと。
- 後半15分まで
- 雨が深々つ降り続く中後半スタート。両チームメンバー交代はなし。前半の熱がそのまま後半に続いている。立ち上がりアントラーズの激しいチェックが続く。ファールが多くなってきている。5分右サイドをエウレルがドリブル。山西・服部で挟み自由にさせない。8分フェルナンドのロングシュートはゴール右へ外れる。10分右サイド名波→鈴木→成岡でタッチラインまで突破、センタリングするがDFの足に当たり繋がらない。12分服部がディフェンスに行った際足を強打。すぐに本人から×の合図が…服部に代わり河村を投入する。またアントラーズのリズムが戻ってきた。
- 後半30分まで
- 17分前田が基点になりグラウ、そして右サイドの成岡へ渡しセンタリングをするもミスキック。18分アントラーズの右サイド青木が攻め上がりミドルシュート、これはゴール右を外れる。19分前田が左でキープすると名波の上がりを待ちスルーパス。しかしシュートまでは行かない。21分グラウに代え西野を投入。西野が右サイドで受けとDFを交わし自らシュート!ゴールマウスを捕らえることはできないが気持ち伝わるシュートだった。26分右サイドで名波が粘り成岡に繋げる、成岡が強引な突破をしファールを受ける。FKをジヴコヴィッチが蹴るが中には合わない。西野が前線を走りまくり、前田がポストになる、そして名波がいつもより高い位置でゲームをコントロールする。この時間、完全にゴールを狙いに行っている。
- 後半45分まで
- 32分ジヴコヴィッチに代わり川口を投入。成岡が左に川口が右に入る。34分右の川口へ繋がる、センタリングを前田が胸で落とし河村のミドルシュート!しかしDFに当たりゴールマウスへ飛ばない。35分川口が右サイドで再度仕掛ける。ファールを受け名波のFKしかしGKにセーブされシュートが打てず。37分名波の浮かしたスルーパスに西野・河村が飛び込みこぼれたところに前田が入り突破するがシュートのところでスライディングを受ける。あと一歩。右サイドからのFK名波がGK前に蹴り西野が競る、バックヘッドはゴールマウスを捕らえられない。40分川口・名波・西野で強引な突破を仕掛けるがシュートが打てない。ラスト5分、1点が欲しい。両チームDFラインの裏を狙い合う。熱くなった試合、どうしても勝ちたかったゲームも引き分け。勝ちきれない試合が続く。次節、勝ち点3を絶対に取りに行く。
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- ゲームを作ることに関しては非常にリズム良く、ボールも動いていて、人の動きもよかったと思います。パスの意識が高くて、一番大事なゴールへ向かうプレー、最終的にはシュートなんですけど、シュート打てる場面でもシュートを打てなかった。ゴールへ向かう姿勢をもっともっと出さなければいけないと感じました。ディフェンスに関しては、アントラーズの早い攻撃に対しても粘り強く守備していたし、何度か切り替えが遅くて危ない場面もありましたけど、みんな意識高くやってくれたと思います。勝点3が取れなくて残念だし、悔しく思います。
- トニーニョ・セレーゾ監督
- 立ち上がりから15~20分はいい形で試合に挑めた。ただし、それ以降徐々にジュビロのペースになって、パスワークというジュビロの一番特徴的なものがでてきた。点を取った後にカウンターを仕掛ける選手が本山選手と小笠原選手だったが、カウンターから前でボールを収められないという繰り返しで運動量が落ちていき、ジュビロのボール支配率が高くなった。その部分を直さなければいけなかったし、ハーフタイムでバランスを良くすることを考えました。今日は小笠原選手のがんばりと戦術的な役割をしっかりとこなしてくれた。個人の選手を誉めるのは好きではないですが、最後までFOR the TEAMの精神で戦ってくれた。
- グラウ
- 非常に難しいゲームで、相手も強豪ということで、しかも相手に先制点を奪われて追う形だったんですけど、全体的にはジュビロの方がゲームを支配していたと思うし、何とか同点に追いついけたのもよかった。(PKは蹴る前にコースを決めている?)自分はいつもPKを蹴る時は、最後までゴールキーパーの動きを見てから蹴っているので、決め付けて蹴っているということはないです。(勝ちきるためには何が足りない?)ジュビロは確かにチャンスも作っていたし、鹿島よりいいプレーができていたのですが、勝つためにはチャンスを生かした方が勝つので、それを生かしきれなかった。
- ジヴコヴィッチ
- 内容的には相手を上回るいいプレーだった。特に前半は自分達の方がチャンスを作ることができた。自分に一度素晴らしいチャンスが来たのですが、決められなかった。それをきっちりと決めていれば、今日の結果にものすごい大きい影響を与えていたと思います。
- 鈴木 秀人
- 自分達がボール回して、失点はちょっとアンラッキーな部分があったんですけど、大体が自分達のサッカーができたかな。向こうも一点取ってちょっと守りに入った部分があったので、先制点はああいう相手には取られてはいけない。決めるところでしっかり決めていれば、向こうも攻撃に出て守られることもなかったので、その点がちょっと課題かな。(ジュビロの)後ろの選手に関しては結構集中できてたので、点を取ってくれることを祈ってました。チーム状態がよくなっているので、みんなそこそこ今日はよかったとは言っていたし、次勝てるようにがんばります。
- 田中 誠
- チャンスは何度かあったんですけど、今日は勝ちきれなかったという感じはありますね。リズムはいいんですけどね。点を取れるときもあるし、今日はなかなか(点が)取れなかったので、向こうも非常に良く身体はって守ってたんで、残念な結果に終わって次に切り替えるしかない。
- 名波 浩
- ああいうのが失点として入ってしまうのが、運のなさというか。。
- 福西 崇史
- シュートっていう形ができていなかった。相手は引いてましたから、確実に(パスを繋ぐ)という意識が高かったからだと思います。もう後がないですから、あとは勝ちしかないですけど、今日は悔しい引き分けですね。みんなでちゃんとしたイメージでシュートまでという意識を高めていかないと駄目だと思います。
- 成岡 翔
- 狙いとしては、相手のディフェンスラインとキーパーの間にスペースが空いているということで、そこを狙っていきたかったんですけど、意図としてはフォワードとあまり合わなかったし、それだけではなくてもっと中に勝負したり切れ込んだりというのを、そこら辺は西くんを見習っていきたいと思います。ここ最近はある程度試合にも出してもらってますし、余裕もでてきたし、自信にもなってると思います。後は結果というものが大事です。うちのチームも一つ勝てば(波に)のれるので、今は勝点3が欲しいです。