2003 J1 1st 第15節
試合日時:2003年08月02日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ジュビロ磐田スタジアム
- 16,310人
- 27℃ / 77%
- 晴 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- 岡田 正義
- 石山 昇/谷内 浩仁
- 唐紙 学志
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半17分[警告] | 三浦 文丈 | |
河村 崇大 | 前半35分[警告] | |
ハーフタイム[交代] | 藤山 竜仁(in) ← ジャーン(out) | |
後半8分[交代] | 馬場 憂太(in) ← 阿部 吉朗(out) | |
ジヴコヴィッチ(out) → 川口 信男(in) | 後半22分[交代] | |
後半23分[警告] | 馬場 憂太 | |
藤田 俊哉 | 後半30分[得点] | |
後半30分[交代] | 浅利 悟(in) ← 宮沢 正史(out) | |
前田 遼一(out) → 西野 泰正(in) | 後半39分[交代] | |
髙原 寿康(out) → 成岡 翔(in) | 後半43分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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柳下 正明 | 監 督 | 原 博実 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2003.1st最終節vsFC東京。会場はホーム「ジュビロ磐田スタジアム」2時間前に全ゲートが開門すると、待ちに待ったサポーターが勢いよく流れ込んできた。そして1時間30分前、選手がピッチに到着。スタンドへ挨拶にくると、大きな声援が飛ぶ。「ジュビーロイワタ!」勝利へ、そして決して大きくはない優勝への可能性を信じて、サポーターが盛り上がる。8月に入り、磐田は真夏日が続いている。今日も昼間から猛暑だが、選手サポーターにとってはこれもパワーに変わり熱い夜となるだろう。選手達も最終節となるとさすがに疲れはある。しかし、これは相手も同様。コンディション調整は順調ということで、今日もいつものジュビロサッカーが見れるはず。しっかり自分達のサッカーで勝ちきりたい!注目はなんといっても藤田俊哉。ジュビロ磐田と共にどんな展開が待っているか!?最後の最後まで集中し自分達のサッカーを楽しめるように共に戦いましょう!
- 前半15分まで
- 超満員の中キックオフ。同時に両チームが激しくプレッシャーに行く。2分右サイドでグラウがドリブル。そしてコーナーキックを取る。そのコーナーから名波が蹴り、GK前で福西が飛ぶ。しかしGKのパンチングに防がれる。3分左サイドでファールを取られFK。これはしっかりクリアー。5分グラウのFK。25m付近から強烈シュートはゴール右隅へ。しかしGKに防がれる。6分DFラインの裏に出た藤田が、足を伸ばしシュートを打とうとするがとどかない。序盤、攻守の切り替えが非常に早いジュビロ磐田。7分右サイドからグラウがゴール右隅にシュート!しかし、GKがまたもファインセーブ。10分右からボールを繋ぎ上がってきた山西へ、ワントラップしロングシュート。DFに当たりゴールマウスには飛ばない。11分藤田がゴール右45度でファールを受ける。FKはジヴコヴィッチが蹴るが、ゴール上を大きく超える。14分名波→前田→グラウ→ジヴコヴィッチでグラウへスルーパス。しかしグラウはDFにガードされボールを触ることができない。
- 前半30分まで
- 17分福西から左のジヴコヴィッチに絶妙なスルーパスが通る。センタリングのこぼれを名波が行くが、シュートが打てない。19分FC東京のFK。右サイドからクロスボールが上がり、ジュビロDFとFC東京FWが飛び込むが両チーム触れない。21分福西がゴールへ向かいドリブル突破。そして切り返したところで左サイドに流れたグラウへ。センタリングを中央で藤田がヘディングシュート。惜しくもゴール右へ外れてしまう。23分名波が中盤でボールを持つと、前線へ藤田が流れる。浮き球でスルーパスを出す。それを藤田がヒールで中央の前田に合わせるが、シュートまで行かない。会場がどよめく展開が続く。25分ジュビロがテンポ良くボールを回す。後はフィニッシュへの流れができればゴールが見えてきそう!27分左からFC東京のFK。ファーサイドに上がったボールにアマラオが合わせる。ここは田中がなんとか競り合い、シュートをしっかり打たせない。セットプレーには注意したい。
- 前半45分まで
- 32分右から藤田のFK。クロスボールはGKとDF、そこにグラウが飛び込む。混戦になったところからボールがこぼれたのはゴールマウス。しかし、DFがなんとかクリアー。ゴールラインギリギリで得点にはならなかった。37分前田→河村→名波→藤田→グラウ、最後は福西のロングシュートだったが、ゴールマウスには入らない。40分相手右サイドから、この試合初めて石川が突破してくる。しかし、山西&ジヴコヴィッチでしっかりカバー。崩されることは無かったが気をつけたい展開。41分、マイボールだと思い田中がゴールラインを見送る。しかし判定はコーナーキック。GKヴァンズワムを中心になんとかクリアーするが、セットプレーは危ない匂いを感じる。気を付けなければいけない!ロスタイム1分。前半は切り替えが非常に早い展開となったが、得点は両者無得点。後半、しっかり決めきり結果を残したい!
- 後半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。1分FC東京の阿部がDFラインの裏へ飛び出す。シュートを放つがゴール右に外れる。危ない場面。3分三浦がミドルシュート。これはゴール左へ外れる。後半はFC東京も攻撃への比重を多くしている。5分グラウが右サイド角度の無いところからシュートを放ち、コーナーキックを奪う。名波が蹴り、ゴール正面でグラウの上に行くが届かない。7分ロングボールをFC東京DF&GKがお見合いし、ボールがこぼれる。前田が詰めるが触れない。シュートが欲しい!11分藤田とジヴコヴィッチでワンツー。ジヴコヴィッチがトラップしたところでファールを受ける。ゴール正面20m付近でFK。藤田が蹴る。ボールはゴールバーを直撃。こぼれ球も決めきれず、ゴールラインを割ることができない。
- 後半30分まで
- 16分福西がスライディングでカットすると、ボールは左のジヴコヴィチへ。センタリングに前田が飛び込もうとするが合わない。流れたボールを藤田が拾い、河村を使う。後は右から河村のセンタリングにグラウが合わせようとするが、触れない。19分名波のセンタリングをクリアーしたFC東京だが、ゴール正面20mでハンド。ここから、再びFK。次は名波が蹴る。ゴール右隅へボールは飛ぶ。GKが手に触れボールは、ポスト直撃。どうしてもゴールラインを割ることができない。ここでジヴコヴィッチに代わり川口を投入。24分ここで首位横浜F・マリノスが先制したという情報が入る。ピッチの選手は当然まだ知らない。28分川口が左サイドを突破しようとするが抜ききれない。30分名波と河村で右サイドを崩し、センタリングに藤田が頭で飛び込む。ボールはゴール左隅へ突き刺さる。ついに待望のゴールが生まれた。しかも取ったのは藤田俊哉。
- 後半45分まで
- 川口が再三左サイドで勝負を仕掛けるが崩すことができない。37分グラウが振り向きざまにシュートを放つが、DFにカットされる。38分田中のトラップミスを福西がカバーするが、そこでファールそしてしまう。FKは石川が蹴り、ゴール左を通り抜けていく。ボールの弾道が良かっただけにヒヤッとしたシュートだった。39分ここでFW前田に代え西野がピッチへ。ここで横浜F・マリノスが3点目を奪ったという情報が…しかしジュビロはジュビロらしいサッカーで最後まで戦い、勝利で1stを終えたい。43分、名波に代わり成岡翔がピッチに出てきた。ロスタイム3分。ここで試合終了。優勝こそ逃したがしっかり勝利で1stを終了。2位という成績で2ndで新たな戦いを始める。最後まで応援ありがとうございました。すぐに始まる2nd、絶対に優勝して年間チャンピオンを目指しましょう!
選手、監督コメント
- 藤田 俊哉
- みんなが気を使って応援してくれる。どんな形になっても、みんなに
声援を送ってもらえる、かわいがられている選手でありたい。思いっきりやれる環境を願ってます。
- 名波 浩
- シーズン前はマイナスなこともあったが、半分終わって勝ち点31は評価できると思うし、次につながるシリーズだったと思う。(藤田選手に対しては?)いろんな意味で同じ空間を共有でき、8年ぐらいいっしょにやって、あうんの呼吸を超えたレベルにいたので、よきパートナーがいなくなるの個人的にもチーム的にもマイナスだと思うが、それを乗り越えて若い選手に期待していきたい。ここまで終わって言える事だが、去年のオフに手術して、最初4月ぐらいまではリハビリをかねてなかなかパフォーマンスがあがってこなかったが、またもとのプレーに戻れたと思う。また熱くなって個人的にもチーム的にもパフォーマンスがあがってきて、その言葉通りになったと思う。個人的にはよかったと思う。優勝争うゲームにでれるし、そういったなかでも、これで勝てば優勝というゲームを落としたこともないし、今日の勝利もそうですが、そういう意味でも評価できると思う。やはりマリノスは対戦してみても強いし勢いじゃなくて、しっかりとした戦術の中でいいメンバーもそろってるし、怪我してもいい補強もできてて、フロントと現場と一体になってるなというのがよくわかった。
- ヴァンズワム
- (藤田選手に対して)ジュビロに残ってください!今日みてもらったとおり俊哉はジュビロにとって必要な選手だし、すばらしいプレーをしてゴールも決めてるのでできたら残ってほしい。ジュビロからいなくなるのは非情に悲しいが、ヨーロッパに行くのはいいことだと思うし、特にオランダリーグは素晴らしいリーグなので、そこでの活躍を期待しています。ただ彼がいなくて本当に寂しいと思います。
- グラウ
- 残念ながら2位になってしまった。優勝するチャンスはシーズンとおしてあったと思うので、今はゆっくり休んで2ndステージに備えたい。喜んだのは俊哉個人のこともあるが、チームのことも考えて、大事なのは誰がゴールを決めたということではなく、そのゴールによって勝ったということ、チームがひとつになったということが俊哉に対してになった。
- 河村 崇大
- (藤田選手は?)見えてないです。中で浮いたボールならなんとかなるかなと思ってあげましたけど。名波さんはパスしたらでてくるので、パス&ゴーしたらでてくるかなと思って・・。(河村選手自身の評価は?)まだまだミスは多いので、課題はたくさんあります。2列目から人数かけてどんどん前にきたので、そこをしっかりつけたらいいなと思いました。終わってからベンチをみたらみんな静かだったので負けたと思った。
- 山西 尊裕
- しょうがないでしょう。ウチはとにかく勝つだけだったので。それは果たせたし。そこにまた1stのどこだったのかなという課題がでてくると思うし・・。ただ、勝って結果を待つことができたというのはひとつよかったなと思いますけど。みんな動きはいいので、守っていれば点は取ってくれるなと思っていたので。そこはきっちりやってくれたので、狙い通りだったのかなとは思います。相手は守りましたね。そこで自分達がバランス崩さず攻撃できたのがよかったと思います。
- 前田 遼一
- (藤田選手とは?)とくには話はしてないです。やっぱりしっかり仕事をして上手いなと思いましたけど。大事な時に点をとるのはすごいと思う。
- 田中 誠
- 日本人が、中田とかいますけど、俊哉くんみたいにまだすごいプレイヤーがいるんだぞというのを、アピールしてきてもらいたい。寂しいですけど、とりあえずは応援したいと思います。
- 鈴木 秀人
- 大事な試合で自分達が勝ちきれなかったのが、優勝をのがした敗因かなとは思いますけど。やっぱりスター選手だなと思うし、いなくなる試合で点を取るのは俊くんらしいし、この調子でむこうに行ってもがんばってほしいです。
- 柳下 正明監督
- 前半に関しては非常にいい展開でジュビロらしいプレーができたと思う。ただシュートチャンスが何本かあったところで打てず、結果がだせなかった。前半得点が欲しかったというのが本音です。後半に関しては、多少疲れと間延びした時間帯もあったが、最終ラインを含めDFが集中してチャンスをものにして勝てたということが非常に良かった。
(1stの評価は?)シーズン初めの1節から3節ぐらいまでは、ボールや人の動きが遅かったり、あるいはバランスを崩して失点をしてしまうゲームをしてしまった。4節とエスパルス戦あたりからジュビロらしい時間帯が増えてきて、それ以降は比較的安定したサッカーが出来たと思う。ただ、負けた2試合が非常に失点が多かったので、時間は短いが集中してプレーすること、マークを厳しくすること、あるいはセカンドボールに対しての対応などを修正していきたい。全体的には、いいゲームを続けていると思う。
- 原 博実監督
- ジュビロに勝てば3位になれるチャンスがあったので、できれば勝ちたかった。ケリーもいないので、かなり厳しい試合になると思った。しっかり守ってカウンターをねらいながら、点を取れればと思って試合に臨んだ。後半の阿部にシュートとか、そういう形がでればまた違った結果になったかなと思う。ジュビロは球回しの速さとか、フリーキックも気をつけていた。フリーキックからのこぼれ玉からやられたが、よく選手はやったと思う。