2003 J1 1st 第12節
試合日時:2003年07月13日(日) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 大分スポーツ公園総合競技場(ビッグアイ)
- 34,823人
- 27℃ / 82%
- 屋内 / 無風
- 良芝 / 水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- 柏原 丈二
- 山口 茂久・相葉 忠臣
- 木城 紀和
- 竹中 美樹
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半17分[得点] | 服部 年宏 | |
寺川 能人 | 前半27分[警告] | |
前半28分[得点] | グラウ | |
前半32分[警告] | 西 紀寛 | |
前半41分[得点] | グラウ | |
前半42分[警告] | 福西 崇史 | |
有村 光史(out) → 小森田 友明(in) | 後半8分[交代] | |
後半18分[交代] | 河村 崇大(in) ← 福西 崇史(out) | |
後半25分[交代] | ジヴコヴィッチ(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
梅田 高志(out) → 内村 圭宏(in) | 後半26分[交代] | |
武藤 真一(out) → 松橋 章太(in) | 後半33分[交代] | |
後半35分[交代] | 川口 信男(in) ← 西 紀寛(out) | |
後半44分[得点] | ジヴコヴィッチ | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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小林 伸二 | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第12節まできた2003J1リーグ。初めて大分スポーツ公園陸上競技場で行われるvs大分トリニータ。天候が雨ということでここビックアイは稼働式の屋根がしまっている。そのため湿度が高くかなり蒸し暑くなっている。更に音もこもってしまう為、選手同士・スタッフからの指示もいつも以上に聞こえ辛くなっている。4万人以上入るスタジアムも今日は満員になりそうだ。ジュビロのコンディションはというと、出場停止や怪我などで選手層が薄くなっているGKには前節アントラーズ戦で初出場した髙原寿康選手が準備万端でアップをしている。DFラインには怪我で調子を崩してた山西がついに帰ってきた。MFは、不動の布陣でコンディションもまずまずだ。FWも調子を上げている2人がツートップを組む。グラウのシュートセンスと前田のドリブルセンスが今日も光そうだ。気候とグランドに負けずいつもの攻撃をどこまで出せるか!?決定機をしっかりモノにできるかが、今日の勝負の分かれ目だろう。しっかり勝ち点3を奪い、優勝争いを続けたい。九州のジュビロサポーターにも強いジュビロサッカーを是非見て欲しい!
- 前半15分まで
- 大分ボールでキックオフ。開始早々、福西がミドルシュートを放つ。ジュビロはまず足元にでパスを回しリズムを伺う。6分、右の西からグランダーのセンタリング、グラウが詰めるがシュート打てず。8分中盤でパスを回し、最後は福西から左の藤田へ浮かし球でスルーパス。相手にコーナーキックに逃げられる。そのコーナー、藤田が左から蹴りファーサイド前田に合うがシュートが打てない。10分大分の速攻がシュートまで行く。ゴール右すれすれを外れる。12分大分の攻撃、吉田が右からドリブルシュート。山西がスライディングする、ゴール左すれすれを外れる。危ないシュートシーンが2度訪れた。芝の下が固いグランドコンディションにバウンドボールの処理を苦戦するジュビロ。集中したい時間帯。
- 前半30分まで
- 16分、ファーサイドの田中がヘディングシュート。GKのファインセーブに防がれる。17分CKのこぼれ球を服部がボレーシュート。ゴール左隅に決まり貴重な先制点をゲット。20分福西がドリブルで押し上げる。右の西がタイミング良く走り出し、ドラップでDFを突破、右足でシュートを放つがゴール右を外れる。流れのあるよい攻撃だった。22分西が右サイドを駆け上がりセンタリング。コーナーキックを奪う。名波のキックはファーサイドの田中へ、しかしシュートミス。24分大分の攻撃、DFラインの裏にボールが出るも鈴木がチェックに行き田中がカバーする守備でしっかりクリアー。25分名波→福西→グラウと繋ぎゴールへ向かうがブロックされる。この時間帯、ジュビロの中盤が安定してきた。恐いのは大分の速攻。28分前田→名波→グラウと繋ぎゴールエリア内でシュート。貴重な2得点目はグラウだった。コーナーに行き名波と踊りながら喜ぶグラウ。アンダーシャツにはまたもやメッセージが書いてある。ジュビロのリズムが合ってきた。
- 前半45分まで
- 33分山西がヘディングで競り合い相手と接触。肩から地面に落ちるが治療しすぐ立ち上がる。ここまで久々の先発だった山西、そして2試合目の高原と安定した守備を見せている。37分、山西のFK。35m付近から強烈なシュート。GKがファンブルしグラウが詰め、こぼれたところを前田が詰める。しかし決まらない。39分名波→服部→福西と中盤を作り右の西が飛び出す。前田にあて更に前進するがDFに当たりCK。CKは名波が蹴り、またしてもファーサイドの田中そして折り返しを服部がボレーするがゴール上を越える。41分前田がDFからボールを奪いゴールへ独走。GKを交わし、中央のグラウへ。ゴ~~ル3得点目。これでグラウの得点ランキングがトップタイとなる。ロスタイム2分。前半はしっかりジュビロペースを守り3ゴールで終えた。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督:攻守とも互いの距離を一定に保ちボールを動かしていこう。
小林 伸二監督:攻撃している時のボールのとられ方が悪いのでサポートのタイミングを考えよう。点を取りにいくためにチームでボールを動かそう。
- 後半15分まで
- 後半もメンバーそのままでスタート。3分福西→名波→前田→藤田と綺麗なパスからシュートを放つがGKに防がれる。5分藤田からボールを受けたグラウがフリーでドリブル。左足でシュートを放つが防がれてしまう。その後もジュビロのパスワークがリズム良く続く。福西→服部→名波→藤田→西→前田→グラウ。14分鈴木が顔面を強打しグランドの外に運ばれる。治療を終えトレーナーからはOKの合図。攻撃もリズムがあるが守備も安定感がある。GK高原とDFラインのコンビネーションが試合を通して良くなっていっている。
- 後半30分まで
- 前半にイエローカードを受けた福西。次節、累積で出場停止となる。それを想定してかベンチは動いた。ボランチ服部と河村を組ませる。攻撃だけではなく今日は前線そして中盤からのプレスもはまっている。次節へ向けてもこのリズムは最後まで集中したい。間延びし始めた試合内容。ここで水曜日にあるナビスコ杯も考えてか藤田に代えジヴコヴィッチを投入。プレス・ボール運び・ゲーム作りを全てで上回るジュビロが数々の攻撃を見せている。多くのトリニータサポーターの中、落ち着いたゲーム運びをしている。30分、なんとかゴールが欲しい前田が右サイドをドリブル突破。コーナーキックに逃げられる。
- 後半45分まで
- 33分右サイド、グラウとジヴコヴィッチで崩し中央名波へ。名波の個人日でシュートまで行くがゴールはならず。しかし、今日はジュビロの個人技があらゆるところで目立つゲーム展開となっている。35分右サイド西に代わり川口投入。ラスト10分しっかり引き締め次節に繋げたい。37分その川口が右サイドを突破。ファーストタッチでまずシュートを打った。42分相手の攻撃、右サイドからセンタリングを上げれるが中でしっかりカット。ボールを奪うと切り替えの早いジュビロの攻撃。崩せないの察知するとボールキープ。相手にボールを触らせない。パス回しが続く。速攻で攻められても田中が落ち着いてカット。今日は終始ジュビロペースのままゲームはロスタイムへ。ジヴコヴィッチがセンタリングのこぼれ球をなんと右足でミドルシュート!これがゴール左隅に決まり4点目。高原がジュビロが完封で勝利!大切な勝ち点3をしっかり勝ち取った!
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 得点する時間帯が非常によかった。ジュビロの場合は先制したらかなり楽なゲーム展開ができるので、一点目はコーナーからセカンドボール上手いタイミングで入れてくれたのがよかった。ただ、ゲーム内容に関しては、前線から最終ラインまで幅が広くてお互いの距離が離れていて、セカンドボールを拾われたりカウンターを喰らっていた。相手のボールを奪って一つ目のパスが後ろへのバックパスや横パスが多くて相手のプレッシャーがかかった。今まではできていた所が今日は暑さが影響したのか動き出しも遅くて、相手にプレッシャーかけられた場面が非常に多かった。今日含めて4つ勝ち続けなければならないので、この勝点3というのは非常に大きい。次のジェフ戦に向けてしっかり修正していきたい。
- 小林 伸二監督
- サポーターの応援もありいい入り方ができた。しかしちょっとしたミスで流れが大きく変わるということを経験しました。いい形でキープしていても、イージーミスでカウンターで取られてコーナーキックになったので、そういう取られ方をしているので、もうひとふんばりしてコーナーキックをしのぐのかというとそれができない。フリーキックの後にすぐポジションを修正できなくて、向こうの方がスタートが早くて2点目を奪われた。多くのサポーターの方に応援してもらったのですが残念です。この大敗をバネに来週から締めていきたいと思います。
- 川口 信男
- 早い時間帯に点が入ったのでいいリズムだったと思います。3点もリードしていたので、もっと積極的にボールさわる回数を増やしたかった。(次の試合に向けて?)どんな状況でもでれるように、またでたら力を出せるようにがんばりたい。(グランドが固かった?)下が固かったので、やり辛いところもありましたけど、多少芝が湿っていたのでボールスピードもいい感じで回すことができました。
- ジヴコヴィッチ
- (ロスタイムのゴールは?)左利きなんですけどいい位置にボールがころがったので右足で決めることができました。(監督の指示は?)いつもどおりのプレー、自分のプレーをしろと言われました。また、前の方にスペースがあったのでそこをついていけと指示された。
- 藤田 俊哉
- (ジェフ戦に向けて?)去年は負けてばっかりだし、とにかく順位に関係なくこれ以上負け越したくない。
- 服部 年宏
- (ゴールシーンは?)一人時間差みたいな感じでいい所にいったので入ったと思うし、そんなに力むこともなかったのでよかったです。しかしゲームの入り方がやっぱりよくなくて、相手に最初2本シュートを打たれたシーンがあった。ああいう入り方はとにかく駄目だし、そういう中で点を取れたのは確かに大きかったですけどまだまだ直すところはある。とにかくチームが勝つのがいいし、ロドもいい感じで仕上がっているので後は前田がここで1点とれたらもっとよかったと思うけど、また次で取ってくれたらいいです。
- 髙原 寿康
- (1週間の準備期間がありましたが?)自分で心も身体の準備もできていたのでそれは大きかった。鹿島戦よりもだいぶ落ち着いてできたと思う。でもフィードの面では改善するところがありますけどよかったです。ディフェンスのみんなが頑張ってくれたんで、あまりシュートが飛んでこなかったので自分の役割としては多くなかったんですけどできるだけ声をだした。(ゲーム終了後に声をかけられてましたが?)「おめでとうよかったね」と言われました。
- 山西 尊裕
- (久々のスタメンでしたが?)今日は試合感を一番気にしていたが、かなりいい形でやれた。自力優勝の道を自分達で残せたのもよかった。2ヶ月ぐらい戦列からはなれていたので心配ではありましたけど、ここ1週間ぐらいはいい感じでやれていて、それが試合で表現できたのでよかった。(前半に危ないシュート2本うたれましたが?)うちの悪いところかな?という感じはありますけど、あれで点が入らなかったということでうちのペースになってきた。次の試合はもちろん自分達のミスに気おつけたい。でも紙一重でしたね。(フリーキックは?)足首の怪我でフリーキックは練習できなくて、一日ぐらいしか練習しなかったんですけど思ったよりいいところに飛んでくれた。可能性としてこういう武器があれば相手も怖いと思うし、そういうものが見せれたのがよかった。フリーキックは壁の左を抜いてちょっとインにかかっているので、曲がってああいうところに飛んだんですけど。僕としてはキーパーの前でワンバウンドしてくれればグラウンドが濡れていたのでこぼれたところを誰かが詰めてくれればいいかなと思っていた。みんなからは枠に行ってくれと言われていて、枠に飛んだのでまあまあだと思います。あれがゴールにつながったくれればよかった。
- 名波 浩
- (ジェフ戦に向けて?)うちよりもさらに走っているのでやりづらいと思うし、穴っていうのはなかなかないと思うので、上手く向こうのいい所を消したい。特にフォワードにもいい選手もいるし、最終ラインもいい外国人がいい仕事しているのでその辺を上手くケアしながら自分達のリズムでボールを動かしていきたい。自分達も動いてボールも動かすのがベターだと思うし、動かしながらゴールに迫っていき、フィニッシュにもっていくのがうちの形だと思うので、幸いツートップは調子がいいので上手く利用できたらと思いますけど。常に決勝戦だと思って向こうも戦っていると思うし走り負けないようにやりたい。経験だけとったらうちの方が勝っていると思うけど、勢いとかやっているサッカーだったらいい勝負すると思うし、去年も1分け1敗という勝てなかった相手だったからそのリベンジもある。
- グラウ
- 後半入れられるはずのゴールをはずしてしまってイライラしてしまった。(得点ランクトップに並びましたが?)一番の目標はチームがチャンピオンになることですから、もちろん自分はピッチの上に立ったからには自分のできる精一杯のプレーをするし、ゴールを狙っているのは当然ですけど、得点王ということよりもジュビロがチャンピオンになるということを目指していきたい。