2003 J1 1st 第11節
試合日時:2003年07月05日(土) 19時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 県立カシマサッカースタジアム
- 39,684人
- 20.3℃ / 74%
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 岡田 正樹
- 石山 昇、竹内 元人
- 恩氏 孝夫
- 明石 まゆ美
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
フェルナンド | 前半8分[得点] | |
前半11分[退場] | ヴァンズワム | |
前半12分[交代] | 髙原 寿康(in) ← 上本 大海(out) | |
フェルナンド | 前半13分[得点] | |
大岩 剛 | 前半16分[得点] | |
前半33分[警告] | グラウ | |
前半35分[警告] | 服部 年宏 | |
柳沢 敦 | 前半39分[警告] | |
前半40分[警告] | 前田 遼一 | |
柳沢 敦 | 前半44分[得点] | |
後半5分[得点] | 前田 遼一 | |
後半7分[得点] | グラウ | |
後半9分[警告] | 西 紀寛 | |
柳沢 敦(out) → 青木 剛(in) | 後半14分[交代] | |
エウレル | 後半26分[得点] | |
本山 雅志(out) → 鈴木 隆行(in) | 後半27分[交代] | |
後半29分[警告] | 福西 崇史 | |
後半30分[交代] | 川口 信男(in) ← グラウ(out) | |
フェルナンド(out) → クラウデシール(in) | 後半31分[交代] | |
小笠原 満男 | 後半32分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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トニーニョ・セレーゾ | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ついにJリーグ再開。相手は最大のライバル鹿島アントラーズ。今年もここまで勝ち点差2という接戦を繰り広げている。会場は超満員の鹿島スタジアム。そして鹿島の柳沢選手がイタリアへ旅立つ前の最後の試合とあって会場はいつも以上の盛り上がりを見せている。この時期にしては肌寒い気候だがピッチ状態、サポーターは最高の状態だ。ジュビロ磐田のメンバーは万全の体制で望めそうだ。その中でも注目は、水曜のナビスコ杯で良い動きを見せていた前田遼一と怪我から復帰した西だろう。福西・服部が中盤を支配し、名波・藤田でゲームを作る。西・前田がアントラーズDFをかき回しグラウがゴールを決める。後は田中・鈴木・上本がプレスをかけ、ヴァンズワムが守りきる。ジュビロサッカーをここ真っ赤に染まるアウェイ鹿島スタジアムでアピールしたい。試合が始まる前からサポーターそして選手・スタッフも気合が入っている。選手の顔つきがいつも以上に引き締まっているのが楽しみなところだ。控え選手を含め全ての力で勝ちきりたい!
- 前半15分まで
- 大声援の中キックオフ。立ち上がりからスタジアムが湧き上がる。両チームボールの奪い合いを激しく繰り返す。5分フェルナンドの強烈なミドルシュートはヴァンズワムがしっかりセーブ。6分フェルナンドが名波に激しくチャージ、ファールを受ける。7分藤田のロングシュートはバーの上。8分中央でエウレルがキープし右のフェルナンドへ、なんとこのシュートがゴール右隅に入ってしまう。11分またしても事故が発生。スルーパスを出された裏をヴァンズワムが飛び出す。ペナルティーエリアの外で手を使い。レッドカード!!!初出場の高原がゴールに入った。そのフリーキックをフェルナンドが蹴りゴール。早くも2失点。しかも一人少ない状態での試合展開となってしまった。
- 前半30分まで
- 16分左からのFKをなんと大岩の頭に合わせれ3失点目。ジュビロが完全にゲームプランを失っている。ボールをキープすることはできてもパスワークが繋がらない。服部が左ストッパーに入り名波がボランチに、トップ下がいない状態でのゲームとなっている。25分右からのFK、名波が蹴るが中に合わない。26分ゴール正面30mからFK、名波がゴール前に浮かし球を出すがシュートまで行かない。27分奈良橋の右サイドからのミドルシュートはゴール右をかすめる。28分西が右サイドを個人技で崩しにかかるがセンタリングを上げられない。30分中盤の人数が少ない分、大味なパスが連続する。小笠原の左足でのミドルシュートはゴール上を越える。
- 前半45分まで
- 32分西のドリブルでペナルティーエリアに入る。グラウに出しシュートを打とうとするがDFにブロックされる。34分名波のロングスルーパスからグラウがDFの裏へ抜け出す。グラウがDFを交わしシュートを放つがGKにセーブされる。37分前田がゴールへ向かいドリブルをする。ペナルティーエリアの外で倒されFKを取る。キッカーは藤田、シュートはゴール左を通り過ぎる。41分柳沢がDF裏にワンツーで抜け出す。ゴールへ突進するところを服部が戻りスライディングでカット。43分西が右から中央へドリブルで切り込みシュート!44分グラウが左から中央へドリブルで切り込みシュート!しかしゴールネットは揺れない。44分センタリングを小笠原が落とし、中央にいた柳沢がボレーシュート。4失点目をくらう。会場は柳沢のゴールに沸きあがる。ロスタイム、名波のFKも壁に当たりゴールまで届かない。前半、悪夢のような時間が過ぎ終了した。
- 後半15分まで
- ジュビロボールで後半キックオフ。交代はなし。5分前田が強引にドリブル、右サイドからゴール左隅へゴール!1得点を返した。6分ペナルティーエリア内で福西が倒されPKを獲得。グラウがキッチリ決め2点目を返した。8分エウレルが切り返しセンタリング。フリーだった選手がいたが藤田が懸命に戻りカット。ジュビロの選手が一人少ないにも関わらずボール追い続ける。14分福西→前田→名波→グラウでシュートまで行く。惜しくもゴール右に外れるがリズムはジュビロにある。15分鹿島はアントラーズでの最後の試合となる柳沢に代え青木を投入した。
- 後半30分まで
- 前線から前田・グラウがボールを追う。藤田・西の運動量も凄まじい。21分西がボールを追いチェックにいく奪ったボールをすぐに攻撃へ切り替える、ドリブルで突破するとフリーだった逆サイドの前田へパス。しかしこれをミスしてしまい通らない。24分グラウが右サイドから強引にシュート!GK正面だがシュートへの意欲がハッキリ出ている。25分右サイドで鈴木はファールを取られる。FK、ニアに入れたボールはエウレルの頭へ、ゴールが決まってしまう。ここで、アントラーズは本山や代わり鈴木隆行登場する。またもや3点差になってしまったが、それでもまだ選手はボールを追う。30分グラウに代わり川口を投入。
- 後半45分まで
- 左サイドを西がドリブル、右サイドを川口が切り込むが中に合わない。37分西が基点を作り左サイドからセンタリング。中央の福西の頭に合わせるがゴールマウスを捕らえることはできない。41分藤田→前田→川口→福西と個人技で繋いでいき最後シュート体勢に入ったところでカットされる。42分右30mからFK、名波が蹴るがゴールが決まらない。43分福西→西と繋ぎペナルティーエリアに入るがカットされる。福西がFWのポジションをとり攻撃しているが得点が決まらない。真っ赤な歓声が大きくなるまま試合は終了。今日の試合、信じられない世界を見た気がする…
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 立ち上がり15分がこのゲームを決めたと思います。まず、アントラーズの勢いに対して、少しあわててしまったのと、ラインコントロールが出来なかった。それが原因でゴール前でのプレーが多くなり、相手のマークがズレてしまった。そしてセカンドボールに対してのマークがズレてしまって失点しまった。立ち上がり15分のマーキングと落ち着いたプレーが出来ていればもう少し良いゲームが出来たと思う。後半については選手の運動量も増え、点を取りにいく姿勢を見せてくれた。この部分は次のゲームに繋がると思う。後半に関しては選手は良くやってくれたと思います。
- トニーニョ・セレーゾ監督
- まず、我々が有利に立てたのは相手キーパーの退場だったと思う。試合も良い展開が出来たと思う。前半25分までは選手は自分の役割が出来ていたと思うし、全て良かったと思う。ただ、有利に立っていてもジュビロは油断が出来ないチームだと思っていたし、キーパーが退場になっても名波のポジションを少し下げて、センターバックが上がってくるような戦術を取ってきた。我々はリードしてからパスミスも目立ったし、ジュビロの展開になりかけた場面も多くあった。もう少しパスを散らせて、ビルドアップしていけば良いゲームが出来たと思う。これは実戦から時間も経っていたし、1週間しかボールを使ったトレーニングをしていなかったのが原因だと思う。これはこれから練習と試合をしていけば解決できる問題だと思う。(柳沢選手はイタリアで成功する為に必要なことは何だと思いますか?)まず、柳沢はチームの為にプレーする選手だと思う。それはイタリアでも評価される部分だと思う。彼の持っているスピードと機動性を生かしていけば、きっと成功すると思う。厳しい監督だと思うが彼の特徴が出せれば十分評価されると信じています。
- 服部 年宏
- 集中力が足りなかったというか、積極性が足りなかった。浮き足立ったわけではないんだけど事故にあったような、失点の仕方が一番いけないパターンで1失点目が早かった。セットプレーでの失点が多かったので修正できるところは多いと思うし、逆に10人になってもある程度できたのでそこはよかった。あと4試合あるし、あとは勝っていくだけなんで、また次頑張ります。(主審の判定は?)ちょっと不可解なイエローがでたり、オフサイドっぽいものを取ってもらえなかったり、中立の立場に感じられなかったので、試合後言ったんですけど、報告書に書くよと言われて。。
- 髙原 寿康
- 出番が急だったので、自分的に始めのころが準備できていなくて失点を重ねて。。自分の思っているようにできなくて残念でした。声援で声が通じなくてディフェンスラインとのコミュニケーションも全然とれなくて、そのたびに失点を重ねて全然だめでした。
- 藤田 俊哉
- どうにもなんなかった。最初の1点目が全てだった。自分達の集中力。それでなんとなくポーっとしてゴールキーパーを欠いてしまって、そのゴールキーパーを変えたタイミングでまた入れられたというのもツキのなさだと思う。ツキのなさというよりも、実力のなさと思ってまた次に挑めばいいんじゃないかな。むしろそうするしかない。結果5-2だからヘコミます。最後のパスで少しずれてた部分があって、ちょっとした精度のずれでスリッピーなグランドでボールがあわないことが多かったので残念です。
- 福西 崇史
- 10対12じゃ勝てないですよ。(アントラーズについては?)相手もカウンター持ってましたけど、爆発的なものはないですから。(一人少なくなっての戦い方は?)ポジションが空いたので、そこを埋めていくというジュビロのやりかたは変わらないです。(後半は攻撃的にあがってましたが?)早い時間に点を取らないとペースはできないと思いましたから。ディフェンスの方には迷惑かけましたけど、後半は点を取りたかったんで、名波さんや俊哉さんやみんなが運動量かけてがんばってくれた。
この結果を受け止めて次にいくだけです。全部勝たないと優勝はありえないので勝つだけです。
- ヴァンズワム
- (なぜ飛び出した?)ディフェンスの後ろにこぼれたボールの所にスペースがあったので飛び出した。それが監督から求められている自分の仕事だから。レフリーがレッドをだしたんですけど、相手が蹴ったボールがたまたま自分の手に当たったのであって、わざと触ったわけではない。
相手もいいチームなので、中盤でしっかりしたプレスがかかってないと、ディフェンダーの裏を取られることはよくあることで、中盤でのプレッシャーがかかっていないことでフリーにやらせすぎた。自分が退場したことで戦力がダウンして試合が難しいものになった。(過去に退場したことはありますか?)56秒でレッドカードをもらったことがある。同じようなシチュエーションでした。しかし、レッドカードにもかかわらずレフリーのミスジャッジということが後に認められてイエローカードに変更されて次の試合は出場停止にはなりませんでした。今日もまったく同じシチュエーションなので、試合後マッチコミッサリーに話をしました。