Aグループ 第3節
試合日時:2002年05月03日(金) 14時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ジュビロ磐田スタジアム
- 13,293人
- 22.6℃ / 49%
- 晴れ/ 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 河野 慎二
- 松崎 康弘
- 廣嶋 禎数、西村 雄一
- 上田 年秋
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半16分[警告] | 平山 智規 | |
前半39分[警告] | 杉山 新 | |
グラウ | 前半42分[警告] | |
ハーフタイム[交代] | 加藤 望(in) ← 北嶋 秀朗(out) | |
ジヴコヴィッチ | 後半4分[警告] | |
後半18分[交代] | 森川 拓巳(in) ← 杉山 新(out) | |
西 紀寛(out) → 川口 信男(in) | 後半26分[交代] | |
後半35分[警告] | 大野 敏隆 | |
グラウ→ | 後半37分[累積警告/退場] | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鈴木 政一 | 監 督 | ペリマン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ナビスコカップ予選Aグループの第3節の相手は、柏レイソル。ここまで仙台に快勝し、札幌と引き分けているジュビロは、現在Aグループの首位。そして、得失点差で2位につけているのが、今日対戦する柏。4チームによるホーム&アウェーの総当たり戦で上位2チームが決勝トーナメントに進むという方式だが、予選突破を確実にするためには、ぜひ今日の試合に勝って勝ち点差をつけておきたいところだ。ゴールデンウィーク真っ最中の磐田スタジアムは、気持ち良く晴れ上がり、気温もそれほど高くなく、絶好のサッカー日和。ナビスコカップとしては、スタンドの出足も非常に良く、早くからサポーターの応援も熱気を帯びている。
- みどころ
- 今日のジュビロは、札幌戦で休みをとったジュビロが復帰し、軽いケガがあったグラウも先発に復帰。中盤は、大量点を奪った仙台戦と同じ形になった。ただ、鈴木が風邪で急きょ欠場となり、代わりに河村が3バックに入った。これまであまり組んだことのない3バックになるため、大岩の統率力が試されるゲームだ。対するレイソルは、日本代表の明神と、韓国代表の黄と柳が抜けているものの、戦力的には高いレベルを保っている。サンパイオがしっかりと中盤を締め、両サイドからの攻撃も威力十分だ。ただ、ジュビロには、ワールドカップに向けて最後のアピールに燃える選手も多く、モチベーションは非常に高い。ホームをほぼ満員に埋めるファンの前で、熱いプレーを見せてくれるはずだ。
- 15分まで
- 14:00、レイソルのキックオフで試合開始。ジュビロの布陣は、右から河村、大岩、山西の3バック。中盤は、右:金沢、左:名波のボランチに、2列目の右が西、左がジヴコヴィッチ、そしてボックスの中央に藤田が入っており、中山、グラウの2トップ。対するレイソルは、サンパイオ、萩村の2ボランチに、両サイドは右に杉山、左に平山、トップ下に大野という中盤を組む3-5-2の形で、ジュビロのシステムとがっぷり四つに組む布陣だ。立ち上がりは比較的静かだが、両チームともサイドからの攻撃を狙っており、とくにジュビロの右サイドで、西と平山の攻防が活発になっている。5分/平山の左からのクロス→北嶋がニアに飛び込み、わずかに届かなかったが、やや危ない場面。6分/中盤でのボール奪取から金沢がドリブルで上がり、2列目から飛び出したジヴコヴィッチにスルーパス→GKに先に触られるが、なかなか良い形。ジュビロは中盤がコンパクトに保たれ、早めのつぶしが効いて、徐々にいいリズムを作り始めている。11分/名波のパスから西が右サイドで相手をかわしセンタリング→良いボールが入ったが、GKにパンチングでクリアされる。13分/ジュビロの右CK→ジヴコヴィッチが左足で蹴り、こぼれたボールからグラウが再び中へ→中山が胸で落とし、藤田がシュートを狙うが、DFに身体で阻止される。ここまではジュビロのペースで試合が進んでいる。
- 30分まで
- 16分/中山を後方から倒した平山にイエローカード。17分/オーバーラップした山西が左から良いクロス→ニアの中山が頭でコースを変え、グラウが押し込もうとしたが、DFに阻まれる。残念。18分/左スローインから、ジヴコヴィッチがペナルティエリア内に切り込み、中山が左足でダイレクトシュート→しかし、GK南の好セーブに阻まれる。惜しい! 21分/名波の右後方からのFK→中山がペナルティエリア内右に流れて受け、ダイレクトで中へ→しかしグラウには合わず、GKにキャッチされる。残念。24分/レイソルの右からのパスで一瞬ペナルティエリア前で北嶋をフリーにしてしまったが、河村がうまくカバーリングして奪い返す。今日の河村は、堂々としたプレーが目立つ。25分/レイソルの中盤やや右からのFK→ファーサイドの守りが甘く、シュートミスに救われるが、危ない形になった。その後も、レイソルのCKが3本続き、セットプレーでの守りが、今日は大きなポイントになりそうだ。29分/ペナルティエリア前での中山のパスから名波が左足でダイレクトシュート→良いシュートだったが、南の好セーブに阻まれる。惜しい! ここまでもジュビロが良いバランスを保ち、ゲームを支配している。
- 45分まで
- 34分/西が右から切れ込み、藤田→中山とダイレクトでつないで西がペナルティエリア内に抜け出すが、惜しくもオフサイド。39分/山西のパスで左から中に飛び込んだジヴコヴィッチが引き倒され、ペナルティエリア左角付近からのFK→藤田が直接狙うが、わずかに逆サイドに外れる。残念。43分/大岩のロングフィードから中山が右に抜け出し、ダイレクトで中へ→しかし正確さを欠き、GKにキャッチされる。44分/河村が不用意なプレーからボールを奪われ、危ない形になるが、全員でよく戻ってフォロー。そして1分ちょっとのロスタイムで前半が終了。内容的にはジュビロが完全に上回り、相手に攻撃の形を作らせなかったが、決定的なチャンスもそれほど作れず、両者無得点。前半静かだったレイソルが後半に攻勢をかけてくる可能性もあり、後半の展開に注目したい。
- ハーフタイムのコメント
- 鈴木政一監督
全体のバランスを考えリズム良くボールを回してチャンスを作ろう。トップの選手は積極的にアクションを起こすこと。守備では逆サイドのポジショニングを正しく。
ペリマン監督
ボールを継ぐための動きが少なすぎる。もっと動いて、リズムを作りなさい。もっとサイドチェンジを使いなさい。
- 60分まで
- 15時ちょうど、ジュビロのキックオフで後半開始。ハーフタイムでの交代/レイソル北嶋→加藤。立ち上がりからレイソルがペースアップしてきたが、ジュビロの選手たちもあわてる様子はなく、一進一退の攻防。3分/レイソルの右スローインから中に入ったボールを大岩がクリアミスして、大野に左足シュートを打たれる→バーの上に外れるが、やや不用意な場面。5分/ペナルティエリア左外からのFK→ジヴコヴィッチが中に入れ、DFが頭でクリアしたボールから名波がダイレクトシュート→大きく上に外れる。7分/西の右からのクロス→ファーのジヴコヴィッチが左足のボレーで折り返したが、中山の手前でクリアされる。残念。9分/ペナルティエリア前でボールを受けたグラウが、パスと見せかけて反転してシュート→当たりが弱く、GKにキャッチされる。その直後、金沢の好パスでジヴコヴィッチが左サイドを抜け出したが、センタリングが直接ゴールラインを割ってしまう。11分/CK崩れからのジヴコヴィッチの右からのクロス→直接ゴールに向かったが、GK南にキャッチされる。12分/グラウのポストプレーから西がうまく右サイドを抜け出してセンタリング→しかし、これも精度が悪く、GKに直接キャッチされる。13分/スペースを見つけて上がった河村が藤田のボールを受けてミドルシュート→ゴール右に良いボールが飛んだが、GK南が横っ飛びでキャッチ。残念。15分/グラウが左から持ち込んで右にサイドを変え、藤田が右から狙いすましたセンタリング→しかし、これもGKにキャッチされる。ジュビロは、良い形は何度も作っているが、ラストパスの精度を欠き、南の好セーブにも阻まれて、なかなか得点を奪えない。
- 75分まで
- 【交代】レイソル18分/杉山→森川。15分を過ぎてジュビロがややペースダウン。中盤も少しワイドになって、レイソルのカウンターを許している。疲れは出ているだろうが、なんとか立て直したいところだ。23分/名波が鮮やかなパスカットから、素早くグラウにスルーパス→しかしわずかにグラウの反応が遅れて、チャンスにならず。残念。【交代】26分/西→川口。川口はそのまま右サイドへ。27分/中山がペナルティエリア前でのポストプレーから絶妙のスルーパス→2列目から藤田が抜け出すが、DFに止められる。残念。28分/レイソルの右後方からのFK→ヴァン ズワムがパンチングするが、短くこぼれ、ペナルティエリア内でシュートを打たれる→DFの頭に当たって上に外れる。課題のセットプレーでやや危ない場面。ここにきて、ややこう着した展開になってきた。
- 試合終了
- 32分/川口の右サイドのドリブルからフォローした藤田が遠目からシュート→GK正面。33分/ジヴコヴィッチの右CKからこぼれ球をつないで波状攻撃をかけるが、どうしても決定的なシュートが打てない。34分/名波が大野のファウルで足をおさえて倒れ、一瞬ヒヤリとするが、すぐに元気に立ち上がる。36分/金沢のスルーパスから中山がペナルティエリア内右に抜け出し、反転しながらシュート→ゴール左に外れる。【退場】37分/右からのクロスに対してジャンプしたグラウがDFに押さえられ、つい手を出してボールを触ってしまいイエローカード→これが今日2枚目でグラウが退場になってしまった。1人少なくなったジュビロは、やや守勢になっているが、危ない形は作られていない。だが、チャンスもあまり作れないまま時間が過ぎる。ロスタイム3分の表示。45分/ペナルティエリア前で加藤をフリーにしてしまい、振り向きざまにシュートを打たれる→ゴール右上に外れる。47分/中山がしつこいチェックでDFからボールを奪い、藤田に渡してスルーパスを受けようとするが、わずかにタイミングが合わず。残念。その後両者とも大きな見せ場はなく、0-0のままタイムアップ。ジュビロは、2試合連続のスコアレス・ドローとなった。依然として得失点差でAグループの首位に立っているものの、仙台が今日勝って勝ち点4と迫ってきており、予選突破の争いは混沌としてきた。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 点が欲しかった。ゲーム展開としては、時間を作ることも含めて、いい形ができた。前半の立ち上がりは、狙い通りいいスペースへ速い攻撃というのが何本か入ったし、組み立てや展開の部分では問題なかったが、最後のラストパスやゴール前の動き出し、フィニッシュの部分が次に向けて修正したい。レフリーのジャッジに関しても疑問はたくさんあるが、選手にフラストレーションがたまらないように、次に向けて修正していきたい。
- ペリマン監督
- 両チームともいいサッカーができるチームだと思う。ピッチ上での動きが少なかったが、選手たちは力を出しきってくれた。前半は北嶋、町田と前線を形成して、その中でしっかりとビルドアップできればと思ったが、なかなかそういう形ができなかったので、後半は速く動くようなタイプの加藤に変えた。2,3回クロスからいい形ができた。もちろんその形は十分ではなかったかもしれないが、疲れた中でよくやってくれた。また、いいサッカーをするジュビロ相手に失点0で抑えられたということ、ナビスコカップが始まって1失点しかしていないというのは良いこと。
- 名波 浩
- やられる場面は少なかったけど、こっちが仕掛ける場面も少なかった。中2日の日程的なきつさもあると思う。あと3試合が正念場になってくると思う。年間を通せばこういうゲームは何回かあると思うし、いる選手で頑張っていくしかない。次の試合まで時間がないので、確認できるところも少ないと思うし、課題を修正するのもむずかしいと思うけど、ゲームの中で小さなミスをしないということを、選手たちがまずやらなければいけないことだと思う。(自分のコンディションは)今のところまったく問題ない。90分やっても問題ない。(代表に関しては)選ばれていないので、これといって言うことはない。
- 河村 崇大
- (先発は)ミーティングで言われた。最初のプレーを気をつけてスタートして、落ち着いてできたので、自分のリズムが作れたというか、いい入り方ができた。あとは自分のプレーをしようと思ってやっていた。これからも、自信を持ってもっともっといいプレーをしていきたい。でも、余計なドリブルをしたり、変なボールの取られ方をしてピンチを招いたりしたので、反省点はたくさんある。完封できたのは良かったけど、点を取って勝ち点3を取ることができなかったのは、チームとしても反省するところだと思う。
- 大岩 剛
- (新しいDFラインは)3人とも集中できていたし、問題ない。(よく声を出して統率していたが)それが自分の仕事だと思うし、河村なんかはあまりやったことのないポジションなので、声をかけてあげないとやりにくいと思うので、それを意識した。点を取らなければ勝てないけど、次の試合もあるし、このまま行きたい。今度は点を取ってくれると思う。
- 金沢 浄
- 点が取れないですね。最後の部分でのスピードアップがなくて、パス回しているだけという感じが多かった。バランスは悪くなかったし、いい部分もあったけど、やっぱり点を取って勝たないといけないので、そういう意味では良くないと思う。