試合日程・結果2002年 試合日程・結果2002 J1 2nd 第15節:名古屋グランパス vs ジュビロ磐田

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2002 J1 2nd 第15節

試合日時:2002年11月30日(土)  14時03分キックオフ

得点ボード
名古屋グランパス
2 0 前半 2
2 後半 1
 延長前半 
 延長後半 
3 ジュビロ磐田
5勝1分9敗 勝点16 得失点-2 (13位) 成 績 13勝0分2敗 勝点35 得失点+20 (1位)
9 シュート 8
6 ゴールキック 9
4 コーナーキック 4
25 直接FK 22
5 間接FK 5
4 オフサイド 5
0 PK 1
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分(延長30分)
  • 豊田スタジアム
  • 35,617人
  • 15.3度
  • 晴のち曇/弱風
  • 全面良芝/乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 成田 雅明
  • メンデス プラタス
  • 竹内元人、入部進也
  • 小椋 剛
  • 渡辺 輝久
  • AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半6分[得点] 高原 直泰
滝澤 邦彦 前半7分[警告]
前半24分[得点] 福西 崇史
岡山 哲也 前半41分[警告]
山口 素弘(out) → 原 竜太(in) ハーフタイム[交代]
後半16分[交代] 西 紀寛(in) ← 高原 直泰(out)
ウェズレイ 後半20分[得点]
ヴァスティッチ 後半21分[得点]
酒井 友之(out) → 山口 慶(in) 後半32分[交代]
滝澤 邦彦(out) → 原田 拓(in) 後半34分[交代]
パナディッチ 後半44分[警告]
後半44分[得点] 中山 雅史
後半44分[交代] 山西 尊裕(in) ← 鈴木 秀人(out)
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 楢崎 正剛
  DF 4 大森 征之
DF 37 パナディッチ
DF 5 古賀 正紘
MF 21 岡山 哲也
MF 8 酒井 友之
MF 6 山口 素弘
MF 13 滝澤 邦彦
  MF 14 中村 直志
  FW 9 ヴァスティッチ
FW 10 ウェズレイ
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
山本 浩正 12 GK  
鈴木 秀人 2 DF
田中 誠 5 DF
大岩 剛 3 DF  
川口 信男 13 MF  
河村 崇大 4 MF
福西 崇史 23 MF
ジヴコヴィッチ 15 MF  
藤田 俊哉 10 MF
高原 直泰 32 FW  
中山 雅史 9 FW  
  GK 16 本田 征治
  DF 2 海本 慶治
  MF 29 原田 拓
MF 31 山口 慶
FW 20 原 竜太
       
       
控え選手
ヴァンズワム 1 GK  
山西 尊裕 14 DF
前田 遼一 18 MF  
グラウ 8 FW
西 紀寛 11 FW
       
       
ベルデニック 監 督 鈴木 政一
中継レポート
  • 試合前の状況
  • 2002セカンドステージもついに最終節。前節で1試合を残して史上初の完全優勝を決めたジュビロは、チャンピオンシップがなくなったため、これがJリーグ戦での今年最後の試合となる。今日は、優勝争いにも残留争いにも関係ない試合となったが、高原の最年少得点王がかかった試合であり、チームとしても今日勝てば、昨年の記録とならぶ26勝3敗1分という高い勝率を達成することができ、さらに今年アウェーで無敗という偉大な記録がつく。そうした意味では、今日の勝利は非常に大きな価値を持つので、ぜひきっちりと勝って有終の美を飾ってほしいところだ。会場の豊田スタジアムは、サッカー専用でスタンドの傾斜も急なので、サポーターが非常に近く雰囲気の良いスタジアム。芝の状態はやや荒れているが、チケットは前売りで完売している。優勝が決まったということで、少し空席も出ているが、ジュビロ側はサックスブルーのサポーターで完全に埋まり、高原の得点王に期待するタカ・コールで試合前から大いに盛り上がっている。
  • みどころ
  • 今日のジュビロのメンバーは、前節まで足の痛みを抱えながら戦っていた名波と服部が休み、股関節を痛めた金沢も大事をとって欠場。代わりにジヴコヴィッチと川口が久しぶりにスタメンに入って中盤の両サイドを務め、河村がボランチに入る。またDFラインでは山西に代わって元グランパスの大岩が入っている。そして、高原には得点王がかかっており、鈴木秀人は今日フル出場を果たせば、セカンドステージ全試合フル出場となる。対する名古屋グランパスエイトは、セカンドステージ開幕前は優勝候補と言われたが、ここまで5勝8敗1分の12位とファーストステージ終盤の勢いを失っている。自慢のウェズレイとヴァスティッチの2トップも不調で、以前のような爆発力がない。しかし、持っている力は優勝争いに絡むだけのものが十分にあり、もしジュビロのモチベーションが低ければ、足元を救われる危険性は高い。レギュラー選手にはかなり疲れがたまっているが、ジュビロの今季の強さは、とにかく「目の前の1試合に勝ちたい」という負けん気の強さがベースになっているだけに、優勝が決まった後でもその強さが発揮され、高原に得点王を決定づけるゴールが生まれることを期待したい。
  • キックオフ
  • 最終節ということで、J1の8試合すべてが同時にキックオフ。立ち上がりは両者ともゆっくりとしたペースで、ジュビロも藤田を中心にボールをつないで、自分たちのペースを作ろうとしている。
  • 【先制点!】
  • 6分/中央の藤田から右サイドの川口にスルーパス→川口が中央に切れ込んでいって、切り返しでDFをかわして中央の高原にショートパス→高原がこれを冷静にゴール右隅に流し込み、得点王に向けて大きく前進する大きな先制点を早くも決めた!
  • 15分まで
  • 立ち上がり早々、期待を一身に受けた高原のゴールが決まり、ジュビロ・サポーターは大変な盛り上がり。高原もピッチ上の22人の中で、一際モチベーションの高さが目立っている。9分/GK楢崎のクリアミスを中央の藤田が拾って縦にスルーパス→高原がラインの裏に飛び出したがオフサイド。残念。10分/名古屋の右からのクロス→ヴァスティッチがヘディングシュートするが、枠には飛ばず。名古屋の初めてのチャンスメイク。12分/中央の中村から右の岡山にボールが出て右サイドからセンタリング→ヴァスティッチが河村と競り合い、ファウルを取られる。14分/ジュビロ陣内の混戦から右サイドにボールがこぼれてウェズレイが飛び出すが、これはオフサイドの判定。ここまでは、ジュビロのほうがボールを支配し、名古屋が速攻で何度かチャンスを作るという展開になっている。
  • 23分まで
  • 19分/滝沢の左サイドからのセンタリング→ファーサイドにヴァスティッチが飛び込むが届かず。21分/ピッチ中央で河村が鋭いスライディングでボールを奪うがファウルの判定→そこから名古屋が早いリスタートをしてヴァスティッチが飛び出すがオフサイド。
  • 【2点目!】
  • 24分/ジヴコヴィッチの左CK→高原らがヘディングで競り合い、その上を越えてきたボールを福西がボレーシュート→見事にゴール右に決まって、ジュビロが早くも2点目を奪った!
  • 30分まで
  • 29分/名古屋の左サイドからのFK→中村が右足でゴールに向かう良いボールが入れたが、福西がしっかりとクリア。展開としては名古屋が徐々に盛り返してきたが、お互いにゴール前まではなかなか行けず、シュートの少ない試合になっている。名古屋は、両サイドからヴァスティッチの頭に合わせる攻撃パターンが多いが、ここまで決定的なシュートはない。ジュビロも、チャンスらしいチャンスはゴールを決めた2回のみ。
  • 45分まで
  • お互いに中盤ではしっかりつないでいるが、攻撃の迫力が乏しく、なかなかシュートまでいけない展開が続いている。そんな中で少しファウルが目立ってきた。43分/川口→藤田→中山とつないで、中山がゴール前に飛び出すが、DFに阻まれる。43分/左サイドのジヴコヴィッチがセンタリング→高原と中山が飛び込むが、GKにキャッチされる。残念。44分/中盤のぼぼ中央約35mの名古屋のFK→ヴァスティッチが直接狙うが、ゴール上に外れる。そして、わずかなロスタイムで前半終了の笛。両チームとも内容的にはもうひとつだが、ジュビロが省エネ・サッカーで効率良く2点を奪い、2-0で後半へ折り返した。
  • 60分まで
  • 後半の開始とともに、名古屋は山口→原の交代。今日で300試合出場の山口が外れ、名古屋は3トップのような形になった。ジュビロは交代なし。2分/右45度からFK→ジヴコヴィッチがクロスを入れ、中山が飛び込むが合わず。6分/名古屋の右サイドから中村がドリブルで切れ込んでシュートを打つがゴール左に外れる。11分/ジヴコヴィッチの左CK→高原が競るが合わず。残念。14分/スルーパスからウェズレイが左サイドに抜け出すが、鈴木が追いついてスライディングで見事にクリア。その後のCKをGK山本がキャッチしてカウンター→相手陣内でCKを得るが、これも決定的な形にはならず。両チームとも、中盤を省略してカウンターをかけ合う場面が徐々に増えてきた。
  • 65分まで
  • 【交代】16分/高原→西。得点王に王手をかけた高原がここで交代。その後、名古屋の攻撃が勢いを増し、押され気味の展開になってきた。
  • 【失点】
  • 20分/右からの名古屋のFK→中村がクロスを入れ、ウェズレイがニアでヘディングシュート。これが決まって1点差に。
  • 【同点】
  • 21分/ウェズレイが左サイドからグラウンダーの速いセンタリング→ニアでヴァスティッチが技ありのシュートでコースを変えてジュビロ・ゴールに流し込む。これで、あっという間に同点に追いつかれてしまった。
  • 75分まで
  • 25分あたりまでは、同点に追いついた名古屋のペースだったが、その後ジュビロが徐々に盛り返し、川口が右サイドの裏を狙って積極的に走りこんでいる。27分/ゴール前での藤田、中山の細かいパス交換から混戦の中で中山がシュート→しかしGKにキャッチされる。決定的な場面だったが惜しい! 28分/川口の右からのセンタリング→西が飛び込み、こぼれたところに中山が飛び込み、さらに藤田がフォローするが、DFにクリアされる。残念。30分/川口が右サイドを抜け出してファウルを受け、コーナーポスト付近からFK→藤田が短く出して、ジヴコヴィッチが直接シュート→GKにキャッチされる。ジュビロが90分以内の勝利に向けて、激しい攻勢をかけ始めた。
  • 88分まで
  • 32分/ジヴコヴィッチが左からセンタリング→GKとDFの間に中山が飛び込んでシュート→DFがかろうじて触って外へ。残念。その後の左CK→ファーで大岩が折り返し、中山に通るがボールが足につかずシュートは打てず。38分/センターサークル付近からの西のスルーパスで中山が裏に飛び出す→DFの古賀と1対1で勝負するが抜け切れず。41分/田中と鈴木が同時に相手に削られて倒れ、2人ともタンカで外に運び出される。その後2人とも復帰するが、鈴木が山西と交代(44分)。これで、鈴木のフル出場記録が最後の最後で消えてしまった。43分/右45度からウェズレイが強烈なシュート→GK山本の正面。
  • 【勝ち越し点!】
  • 44分/右からペナルティエリア内に切れ込んだ川口をパナディッチが引っぱって倒し、PKを得る→このPKを中山がゴール左に思い切り蹴りこんで、ついに土壇場でジュビロが勝ち越し!
  • 試合終了
  • その後大きな動きはなく、短いロスタイムで3-2のまま試合終了。最後の20分で怒涛の攻撃を見せたジュビロが勝負強く90分以内に試合を決めて、完全優勝のリーグ戦を締めくくった! これでセカンドステージは13勝2敗、年間トータルでは昨年と同じ26勝3敗1分という高い勝率となり、今年アウェーで負けなしという記録も達成。また、ガンバのマグロンにゴールはなく、高原の史上最年少での得点王も決定した!
選手、監督コメント