2002 J1 2nd 第14節
試合日時:2002年11月23日(土) 16時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 16,883人
- 15.3℃ / 68%
- 曇 / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- 吉田 寿光
- 谷内 浩仁、木城 紀和
- 勝又 光司
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半34分[警告] | 平本 一樹 | |
前半36分[警告] | 小林 大悟 | |
後半8分[警告] | 桜井 直人 | |
後半10分[警告] | 山田 卓也 | |
河村 崇大(out) → 川口 信男(in) | 後半21分[交代] | |
藤田 俊哉(out) → 金沢 浄(in) | 後半34分[交代] | |
後半34分[交代] | 小林 慶行(in) ← ロペス(out) | |
後半40分[交代] | 佐野 裕哉(in) ← 桜井 直人(out) | |
後半42分[交代] | 羽山 拓巳(in) ← 小林 大悟(out) | |
高原 直泰(out) → 西 紀寛(in) | 前・後半終了後[交代] | |
延長前半8分[警告] | エジムンド | |
延長後半7分[交代] | 田中 隼磨(in) ← 平本 一樹(out) | |
福西 崇史 | 延長後半14分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | ロリ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- さあ、史上初の前後期完全優勝、そして3年ぶりの年間チャンピオンを達成するときがやってきた。2002セカンドステージは、2試合を残して、ジュビロがあと勝ち点2を取れば優勝決定という大詰めを迎えている。現時点で優勝の可能性が残っているのは、首位のジュビロと2位のガンバで勝ち点差は5、圧倒的にジュビロ優位という状況だが、ジュビロとしては今日ホームで何としても優勝を決めたいところだ。会場のジュビロスタジアムは、この歴史的瞬間を見届けようと集まったジュビロファンで超満員となっており、アウェー側ゴール裏の半分近くまで、サックスブルーに染まっている。試合前から優勝決定を信じてピッチ上に熱い声援を送り続けるサポーターたちの熱気によって、ジュビロ・スタジアムはかつてない高揚感に包まれている。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、ここ最近の不動のメンバーで変化なし。サブも前節と同じで死角はない。唯一の心配材料は、水曜日の日本代表対アルゼンチン代表の試合に出場した中山、高原、福西のコンディションだが、ここまで来たら彼らとしても気持ちで身体を動かせるはずだし、代表をスキップしてこの試合に備えた名波と服部の活躍も楽しみなところ。対するヴェルディは、前節の敗戦で優勝の可能性が消え、モチベーション的にはジュビロとは大きな差がある。しかし、逆にまったくプレッシャーがなくなって伸び伸びと戦える状況になっており、ジュビロの選手に固さが出れば足元を救われる恐さもある。だが、ジュビロはこうしたリーグ戦の優勝がかかった試合の経験が豊富で、そうした試合での勝率も高い。また、過去2回のステージ優勝を決める試合(昨年のファーストと今年のファースト)では、いずれも川口→高原のコンビで決勝点が生まれており、3度目があるかということも注目したい。今日は勤労感謝の日だが、選手たちの日頃の絶え間ない努力が、完全優勝という最高の形で報われることを信じて、心からの応援を続けたい。
- 15分まで
- 何ともいえない期待感と緊張感の中、両チームの選手たちが入場。福西と田中が自分の子供を抱いての入場だ。スタンドはサポーターたちのカラーボードで、白とサックスブルーにきれいに染め抜かれている。2位のガンバは14:00から京都と戦っているが、その試合が延長に入ったため、ジュビロは引き分けでも優勝決定となった。キックオフを前に、一昨日亡くなられた高円宮に対する黙祷がささげられ、その直後に中山、高原のキックオフで、いよいよ試合開始。1分/ヴェルディの左からのクロスで山田が2列目から裏に抜け出すが、これは完全にオフサイド。立ち上がりは、ジュビロのパスミスが目立ち、相手の攻撃を許している。2分/中山が粘ってキープして得たファウルから素早いリスタートで、名波が右から上がって右足でセンタリング→しかし、やや精度が甘くGKにキャッチされる。3分/後方からのロングボールを中山が落とし、高原が右から飛び出してドリブルでペナルティエリアに入り込むが、DFにはさまれてシュートは打てず。ヴェルディの布陣は4-4-2で桜井、平本の日本人2トップ。エースのエジムンドは2列目に入っている。7分/鈴木が右から攻めあがって低いアーリークロス→名波がスルーして逆サイドの藤田がダイレクトシュート→GK正面。残念。その直後、左からのサイドチェンジで河村が右からフリーで上がり、中山とのパス交換でゴール前にダイレクトで浮き球のパス→中山が飛び込んだが届かず。11分/中山が左サイドに流れて左足で精度の高いセンタリング→名波がヘディングシュート→ゴール左隅をとらえたが、GK高木のファインセーブに阻まれる。惜しい! その後の左CK→名波が左足で蹴り、競り合いからファーサイドにこぼれたボールを田中がシュート→力が入りすぎてバーの上に外れる。残念。時間が経つにつれてジュビロの選手たちに落ち着きが戻り、いつものようにボールを支配する時間が長くなってきた。他会場ではガンバが延長Vゴールで勝ち、今日のジュビロ優勝の条件は、引き分け以上ということに確定した。
- 30分まで
- 16分/ペナルティエリア手前右からのヴェルディのFK→エジムンドが直接狙うが、壁に当たる。ヴェルディの初めてのシュート。19分/ハーフラインの手前からの高原のスルーパスで、中山が右から縦に飛び出す→やや手前で右からシュートを打つが、ゴール右に外れる。残念。21分/相手のミスを福西が拾って服部が左サイドからセンタリング→ニアの高原が頭で後方に流すが、中山には合わず。残念。24分/ペナルティエリア手前から桜井に得意のドリブルで切り込まれるが、河村が戻って身体でストップ。27分/ヴェルディの桜井が左サイドからドリブルでペナルティエリア内に侵入。田中が身体で止めて、桜井が倒れるが、これは完全にファウルをもらいにいった倒れ方。29分/河村のいいパスで中山が裏に抜け出し、ペナルティエリア内で倒されるが、これも笛はなし。ジュビロが何度か惜しいチャンスを作り、相手にはほとんど決定的な形を作らせていないが、まだ少しミスが目立ち、完全なジュビロ・ペースとはいえない。
- 45分まで
- 31分/ヴェルディのカウンターからエジムンドの縦パスで平本が裏に単独で抜け出すが、鈴木が素早く戻ってカット。この前のプレーで名波が相手ペナルティエリア前で倒れるが、無事立ち上がる。33分/山西とのヘディングの競り合いで危険な当たり方をした平本にイエローカード。35分/ジュビロのペナルティエリア前で田中を倒した小林にイエローカード。その後のFK→山本が大きく蹴ったボールを中山が頭でつないで高原がゴール右に抜け出す→角度の少ないところからシュートを打つが、GK高木に止められる。残念! 38分/山西のロングフィードを中山がゴールラインぎりぎりまで追ってオーバーヘッドで折り返し、高原がこのボールに飛び込むが、DFに先にクリアされる。決まれば最高という場面だったが、残念。39分/山西のクリアミスを桜井に拾われ、ドリブルでゴール脇まで入ってシュートを打たれるが右に外れる。一瞬場内がヒヤリ。41分/エジムンドのパスから桜井が右に開いてセンタリング→ゴール前で鈴木がクリア。ヴェルディが中盤の底でボールを奪い、エジムンドを経由してカウンターという攻撃パターンがやや目立ち始めている。ロスタイム1分の表示。最後は両者とも目立ったチャンスはなく前半が終了。ここまではジュビロのミスがやや目立ったが、無難な試合運びで0-0。後半のペースアップに期待したい。
- ハーフタイム/監督コメント
- 鈴木 政一監督:
後半立ち上がりの15分集中していこう。守備ではミスをなくして集中すること。攻撃では全体をよく見てゲームを組み立てよう。アグレッシブな気持ちを忘れるな。
ロリ監督:
右サイドに大きなスペースが生まれたので、そこを有効に使って攻撃しよう。相手の斜めに入れている縦パスに注意しよう。
- 60分まで
- ジュビロが応援側のゴールに攻撃する形に変わって、ヴェルディのキックオフで後半開始。両チームとも交代なし。立ち上がりは比較的静かで、ジュビロがとくにペースアップしている様子はない。2分/ジュビロの右スローインから高原が浮き球で裏を狙うパス→福西が2列目から飛び出すが、DFに身体を入れられシュートは打てず。残念。6分/カウンターで中山が左サイドから持ち込み、名波とのワンツーでゴール前に入ってダイレクトで左足シュート→GK正面。残念。8分/ジュビロのペナルティエリアに桜井が右から飛び込み田中がスライディング→桜井が倒れるが、逆にシミュレーションでイエローカードが出される。10分/ヴェルディ山田に遅延行為でイエローカード。11分/左CKの2次攻撃から服部がラインの裏に縦パス→藤田が左から飛び出すがわずかに届かず。14分/藤田の粘り強いキープから福西がミドルシュート→ゴール上に外れる。ここまではジュビロの選手たちは全体のバランスを重視した戦い方をしており、まだ勝負に出ているという雰囲気はない。
- 75分まで
- 15分/エジムンドがペナルティエリア手前から自力でドリブルで切り込み、右からシュート→GK山本の正面。17分/ジュビロの右サイドからのFK→名波がクロスボールを入れ、ファーサイドに田中が飛び込んだが届かず。ジュビロがボールを支配する時間が長くなり、ヴェルディは全体がかなり引き気味になってきた。21分/中盤やや左からのジュビロのFK→山西が遠目から直接狙うが、ゴール右に外れる。【交代】21分/河村→川口。優勝を決める試合には欠かせない川口が、いよいよ得意の右サイドに入った。28分/高原のスルーパスで中山がゴール右に飛び出して折り返し→しかし守りの人数が多く、味方にはつながらず。ジュビロがボールを支配していることには変わりないが、相手が人数をかけて引いて守っており、なかなか攻め崩せない。30分/オフサイドのとりそこねで左から平本に抜け出され、GKと1対1の状況からシュート→しかし、山本が鋭い反応でストップ。危なかった。
- 90分まで
- 31分/ペナルティエリア左外からのヴェルディのFK→エジムンドが意表をついて強烈なキックで直接狙うが、山本ががっちりキャッチ。【交代】34分/藤田→金沢、ヴェルディ/ロペス→小林慶行。35分/金沢が左から深くえぐってセンタリング→GK前に中山が飛び込むが、GKの手に当たって上に外れる。惜しい! 37分/川口がドリブルで左サイドに回りこんでセンタリング→金沢がつないでこぼれたボールから名波がミドルシュート→ゴール上に外れる。ヴェルディも徐々に攻撃的な姿勢を出してきており、30分過ぎからスリリングな場面が増えてきた。【交代】ヴェルディ39分/桜井→佐野。41分/ヴェルディの右CK→ファーサイドの米山がフリーでヘディングシュート→わずかにバーの上に外れる。危なかった。【交代】41分/小林大悟→羽山。43分/ペナルティエリア手前左からのヴェルディのFK→エジムンドが逆サイドを狙う厳しいシュート→GK山本が横っ飛びでファインセーブ。これも危ない場面だったが、山本がチームを救った。ロスタイム2分の表示。45分/ヴェルディのカウンターで右から鋭いクロス→逆サイドに羽山が飛び込むが、その手前で鈴木がナイスクリア。最後は完全に押され気味の展開になったが、90分が両者得点ないまま終了。ジュビロの完全優勝決定は、延長戦に持ち越された。
- 105分まで
- 【交代】高原→西。サイドが変わってジュビロのキックオフで延長前半がスタート。延長戦での活躍が目立つ西が、高原に代わって投入された。立ち上がりから両者ともリスクをおさえた深めのDFラインを敷き、中盤が空いてカウンターの応酬になっている。3分/ペナルティエリア前でボールを受けた西があいさつ代わりのミドルシュート→GK正面。4分/ジュビロのカウンターから福西がドリブルで持ち上がり、西が右からクロス→DFに当たったボールがゴールに向かい、バーに当たる。惜しい。7分/カウンターで西が左から持ち込み、ペナルティエリア手前から右足で逆サイドへ→中山が飛び込むが、DFにカットされる。両チームとも、いつワンチャンスで点が入ってもおかしくない展開となり、非常に緊張感のあるスリリングな戦いになってきた。9分/カウンターから川口が右サイドを駆け上がって早めのクロス→ファーの中山が必死のジャンプで頭で折り返したが、西には合わず。残念。11分/右からの攻撃で中央の川口がDFの股間を抜いて左にパス→金沢がフリーでボールを受け、左からシュート→ゴール左に外れる。惜しい! 12分/中央から中山とのワンツーでペナルティエリアに飛び込んでゴール左を狙うシュート→GK高木のスーパーセーブに止められる。惜しかった! ジュビロが続けざまに決定的なチャンスを作っているが、わずかのところでフィニッシュが決まらない。15分/中山が左サイドで信じられないような粘りでボールを追い、自分のものにして折り返し→ニアに西が飛び込んだが、DFに阻まれる。その後の左CK→名波のキックから福西が抜群に高いヘッド→わずかにゴール右に外れる。残念! その直後に主審の笛が鳴り、延長前半が終了。
- 119分まで
- いよいよ最後の15分がスタート。1分/CKの2次攻撃から中山にきれいにスルーパスが通って右足シュート→GKがファアインセーブ→その後もジュビロがつないで、右からセンタリング→中山がヘディングでゴール右に叩きつけるが、DFに当たってゴールならず。惜しい!! 延長後半も、ジュビロが攻め続けているが、ヴェルディの守りもなかなか崩れない。6分/CKのこぼれからのヴェルディのカウンター→右からクロスが入ってファーサイドの羽山が左足でダイレクトシュート→バーの上に外れる。危なかった。【交代】ヴェルディ8分/平本→田中隼。この時間帯は、ヴェルディが勢いを盛り返し、ジュビロは全員で必死の守り。9分/ゴール正面約25mのヴェルディのFK→エジムンドが狙うが、ゴール左に外れる。11分/中盤でのエジムンドとの激しい競り合いで名波が倒れるが、すぐに立ち上がる。
- 【Vゴール! 優勝決定!】
- 14分/相手のカウンター攻撃の起点に対して金沢が身体を張ってスライディング→気迫で足に当てたボールがフリーの福西のところにこぼれて、そのまま福西が自ら持ち込み、左からペナルティエリアに入って冷静にDFをかわし右足シュート→これが見事にゴール右隅に決まって、ついにVゴール! 引き分けかと思われた土壇場で、福西の劇的なVゴールが決まり、ついに、ついにジュビロが史上初の両ステージ完全制覇を果たし、3年ぶりのJリーグ王者に輝いた!
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 【サポーターへのあいさつ】ありがとうございます。本当に今日のゲームに象徴されるような厳しい戦いが続いた中、本当に選手たち1人1人が強く、粘り強く戦った結果として、この年間チャンピオンと完全制覇という偉業を達成することができました。本当に選手には感謝しております。今日は、この喜びをぜひ大勢のサポーターの皆さん方、選手、クラブ関係者とすべてのみんなと祝いたいと思います。本当にありがとうございました。
【記者会見】本当に選手、スタッフともに昨年の鹿島スタジアムでの悔しい思いをつねに頭の中に入れながら、今シーズンは絶対に年間チャンピオンだということで準備をし、戦ってきたわけだけれども、ファーストステージの3試合連続で1人少ない中で勝ち点を取って優勝という部分では、本当に今シーズンは選手たちが勝負強さを持って、チームとして戦ってくれた結果だと思う。まだまだいろいろレベルを上げなければいけない、精度を高めなければいけない部分があるにしても、この気持ちを持って残りの試合、天皇杯と、ジュビロらしいサッカーをやって戦っていきたい。
- 中山 雅史
- とにかくセカンドステージを制覇することができ、そして年間優勝につながったということに安堵感を覚えている。プレッシャーには感じていないと思っていたけど、やはり今日の試合はどこか選手全員身体が重かったかなというところを感じた。ただ、その中でも最終的には勝利を勝ち取るというところが、ここまでいろいろな経験をしてきたものが今日の試合に出たんじゃないかと思う。ただ、そこまで長引かせてしまったことも、まだまだ僕らの未熟さだと思うし、そういう部分をさらに鍛え上げてレベルの高いものを求めていきたいと思う。でもまあとりあえず、チャンピオンシップがないということで安心した。(3回目の年間優勝の感激は?)チャンピオンシップ抜きで取ったわけだから、それはやはり価値があると思う。自分たちの強さを1年通して表現できたということが、やはり両ステージ制覇の年間王者の象徴されるものだと思うから、そういう意味では自分たちが目指してきたもの、年間通して勝負強さを見せられたということを考えると、今回のものがいちばん大きいかなと思う。感激という意味ではいちばん最初の優勝がやはり印象が強いけど、今回はホッとしているという部分のほうが大きいかもしれない。
- 服部 年宏
- 年間チャンピオンというのが第一の目標で、その中で完全制覇というのはある意味でオマケみたいなものだったけど、そういうことがどこよりも先にできたということは、チームとしての誇りだし、選手としてもやりがいがあった。チャンピオンシップの雰囲気も好きだけど、逆に負けて悔しい思いも何度かしているので、そういうことがなくチャンピオンになったということは、正直ホッとしている。ただ、今日の試合に関しては正直言ってひどかったと思う。パスミスが多くて、みんな足が止まっていたので、なかなか今日はいいサッカーができずに、これだけお客さんが入ってくれたのに、なかなかいい結果が出ないんじゃないかと思って、延長後半に入ったあたりから僕自身は引き分けでもいいかなと思っていたけど、結局自然にゴールに向かう姿勢が出て、それがいい結果となって形になったので、こういうところで勝てたというのは、今シーズンを象徴しているのかなと思った。(3回目の年間優勝の感激は?)慣れと言ったらおかしいけど、1度目よりも2度目、2度目よりも3度目のほうが落ち着いてるというようなところがあるし、チャンピオンシップという独特の雰囲気の中で勝つっていうのは非常に盛り上がるものもあるので、今回のチャンピオンシップなしの優勝というのは、盛り上がりみたいな部分では少し落ち着いているかもしれないけど、結果に対しては、選手たちはみんなこれ以上ないほどうれしいと思う。
- 名波 浩
- 今日は本当にあんまり良い内容ではなかったけど、引き分けよりはこうして勝ってゲームを締めくくれたことは良かったと思う。(生みの苦しみだった?)それもあるし、コンディションもあんまり良くなかった部分もあったと思うし、みんなゲームに入ったらちょっとテンションが上がった分もあって、それをコントロールするのが大変だった。これで、またアジアの大会に出られて世界につながると思うし、クラブチームの国際試合をどんどん経験して、またさらに上のレベルに行きたいと思う。
- 高原 直泰
- (完全優勝を決めて)うれしいです。優勝もできたし、得点も取れたので、いいシーズンだった。個人的にもぼちぼちだったと思う。ただ今日の試合は、動き出しが非常に悪かったし、各ラインの間が空いてしまって攻撃もうまくいかなくて延長まで行ってしまった。(ジュビロの強さの理由は)勝負強さというか、今日のような悪いゲームでも勝ちを拾える部分だと思う。経験豊富な選手がたくさんいるので、落ち着いて焦ることなくプレーできていると思う。(今後の目標は)今年優勝したから来年は気が緩むというチームではないと思うし、毎年優勝を狙っていきたい。(個人的には)今後も今やっているプレーをそのままやればいいと思うし、もっともっとうまくなっていけると思う。
- 鈴木 秀人
- サポーターの前で優勝を決められたのは最近なかったのでうれしい。試合が始まる前から多くの人が入っていて、すごい声援をしてくれたので、それが力になった。チャンピオンシップがなくなったということもうれしい。今日は我慢の試合だったので、0で抑えられて良かった。みんなで我慢できて一定の集中力でできたので良かった。(次も最後まで出ればセカンドステージはフルタイム出場になるが)なかなかやれないことなので、次の試合もしっかり出てやり遂げたいと思います。
- 田中 誠
- なかなか完全制覇もできないから(子供と一緒にピッチを回れて)良かった。でも、たぶんあいつは覚えてないと思うけど(笑)。また大きくなったときに、ああいうのができたらいいと思う。去年はすごく悔しかったから、それが晴らせてうれしかったし、カップが2つ並んでいるのを見て、あらためてすげーなと思った。(去年と今年もいちばんの違いは?)去年の悔しさがあったから、今年はとりあえず何が何でも年間王者を取ろうという強かったと思う。それが気持ちの張りになって、両ステージで勝てたという結果につながったと思う。それでこうして笑いながら優勝を喜べるというのは本当にうれしい。
- 福西 崇史
- これで年間チャンピオンが取れたので、去年の悔しさは晴らせたと思う。(次の目標は?)勝ち続けるだけ。
- 山西 尊裕
- チームのみんながここまできて疲れきっていたし、今日は何としても勝って決めたかったので、それができて本当に安心したし、喜びもまたいちだんと大きかった。(今日の試合は)緊張感がないと言ったらうそになるけど、こういうことであたふたするようなチームではなくなってることは感じた。硬さはないだろうと思っていたけど、試合が始まったらやっぱりあったと思う。手堅くいきたいし、とくに僕らディフェンスは失点は絶対に避けたかったので、それを意識しすぎてラインを押し上げれなかったというのはあった。(セカンドステージは)追われる立場を実感して疲れたという部分もあったけど、本当にいい経験をさせてもらったと思う。試合だけに限らずレギュラー争いをしているときもそうだけど、追っているときのほうが楽だなということがわかった。
- 大岩 剛
- 年間優勝は初めてだし、本当にうれしい。1年みんなでやってきた結果だと思うし、今回は2年分の悔しさがあるので、2年分のうれしさがある。最後の場面で自分がピッチの上に立っていなかったことは残念だけど、それは個人的な問題なので、チームの勝利に関しては素直にうれしい。個人的な悔しさは、来年以降に自分の中で生かしていけばいいと思う。(去年のチームと今年のチームの違いは?)そんなには変わっていないと思うけど、ずっと持続できる強さがあるところが、他のチームとの違いだと思う。去年の悔しさが生きていた部分もあったと思うけど、みんな精神的にも肉体的にもコンスタントに強さを保てたことが良かった。みんなすごいですよ、たいしたものですよ、このチームは。
- 金沢 浄
- 優勝の瞬間をベンチでみているよりは、やっぱりピッチにいたのはうれしかった。引き分けでも優勝が決まることはわかっていたけど、最後は勝って終わりたいという気持ちが強かったので、Vゴールが決まった瞬間は、本当にうれしかった。(見事なスライディングがVゴールにつながったが)カウンターをくらいそうな場面だったので、それを防ごうと思った。それが結果的にボールがうまいところに行ってくれたので良かった。なんちゃってアシストです。その前の自分のシュートを外してしまってへこんでいたけど、最終的に勝てたということで良しとしたいと思う。優勝したという結果に関しては満足しているけど、個人的には短い時間の間でももう少しできることはあったと思うので、これからも頑張っていきたい。
- 川口 信男
- とりあえず勝って終われたし、誰が決めても良かったけど、ああ優勝だという感じでうれしかった。引き分けで決まるのとは全然違うと思うし。(今日アシストすれば3回連続の優勝決定アシストになったが)みんなにも言われていたので、ちょっとは期待していたけど、センタリングが全然上がらなかったしダメだった(笑)。自分でももっとシュートを打てば良かった。(セカンドステージの自己評価は)トータル的にみたら普通なんでしょうけど、最後のほうにかけて、出れない試合も多かったし、出てもここ2試合ぐらい全然納得できる仕事ができてなかったので、個人的には満足いくステージじゃなかった。また頑張りたい。
- 河村 崇大
- 完全制覇できてホッとした。試合に出始めたので、僕が出て負けることなく優勝できてよかった。(スタメン定着してきたが?)まだまだレギュラーをとったということはないし、毎日必死にやっているだけ。でも、もちろんトップで積める経験はすごく貴重だと思う。(印象に残っている試合は?)一番最初にスタメンで出た仙台戦がすごく印象に残っている。(サポーターに一言)応援ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。
- 藤田 俊哉
- 完全制覇できた要因は負けを引きずらず、連敗をしなかったことだと思う。やっぱり連敗をすると短期間のリーグ戦には致命的なことになると思うし、それをしなかったことが大きかった。昨年は本当に悔しい思いをしたので、今年はその悔しさがより高いモチベーションになったと思う。