2002 J1 2nd 第13節
試合日時:2002年11月16日(土) 14時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 西京極陸上競技場
- 20,369人
- 14.3℃ / 43%
- 晴れ時々曇り / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 坂根 英夫
- メンデス・プラタス
- 金子 聡一郎、中井 恒
- 原田 昌彦
- 中澤 拓詞
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半21分[得点] | 藤田 俊哉 | |
前半27分[得点] | 高原 直泰 | |
中村 忠(out) → 斉藤 大介(in) | ハーフタイム[交代] | |
松井 大輔(out) → 熱田 眞(in) | ハーフタイム[交代] | |
鈴木 和裕 | 後半5分[警告] | |
後半7分[得点] | 中山 雅史 | |
後半35分[交代] | 金沢 浄(in) ← 名波 浩(out) | |
後半39分[交代] | 西 紀寛(in) ← 中山 雅史(out) | |
中払 大介(out) → 田原 豊(in) | 後半43分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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エンゲルス | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 残り3試合の大詰めで、2位の鹿島に勝ち点4差をつけて完全優勝に向け突っ走るジュビロ。5位の浦和までの結果次第だが、今日勝てば優勝決定の可能性もある。また、今日の京都戦と次の東京V戦と連続して90分以内で勝てば、2位以下の結果に関係なく、自力でしかもホームで完全優勝を決定できるという状況にある。したがって、前節レイソル戦のように延長戦にもつれ込むことなく、勝ち点3をがっちりとつかむことが今日のテーマだ。会場の西京極の空は快晴で、気温は比較的暖かい天候。スタンドも、チケット完売の超満員で、今シーズン最高の入りとなっている。ゴール裏の応援席はジュビロ・サポーターのほうが多く、力強い声援を選手たちに送っている。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、このところの不動のメンバー。前節で股関節を痛めた田中や、足に痛みを持つ服部、名波も無事に出場している。そしてサブのメンバーも、GKヴァン ズワムをはじめ、大岩、金沢、川口、西と充実。戦力的な死角は見当たらない。対する京都パープルサンガは、主力の朴智星(韓国代表)と角田誠(U-20日本代表)が出場停止で、守備の要の手島和希もケガで欠場と、戦力的には苦しい状況。しかし、J1残留も決定して失うものはなく、ジュビロに対する初勝利に向けて純粋にチャレンジャーとして挑んでくるはずだ。したがってジュビロとしても精神的に受身に回ってしまうと、苦しい展開になりかねない。試合の序盤から集中力を高め、無心で全力で勝利に向けて突き進むことが、今日の試合ではもっとも大切になるだろう。柏戦の前半の2得点に見られるように攻撃陣は好調で、2トップの決定力も高い。あとはいつもと同様、ミスからの失点をなくし、決めるべきところで決めるという2点につきるだろう。
- 15分まで
- 14:02、サンガのキックオフで試合開始。1分/前線での厳しいチェックからこぼれ球をサンガの鈴木が初シュート→GK正面で山本がキャッチするが、立ち上がりは若い選手の揃ったサンガの積極性が光っている。2分/福西のロングフィードから左サイドを抜け出して左足でセンタリング→しかし中の高原、中山には合わず。4分/河村が右サイドで粘ってセンタリング→ファーに抜けたボールを後ろから上がった服部がダイレクトシュート→ゴール上に外れる。サンガは3-4-3で中央の黒部が前に張った布陣となっており、序盤からがっぷり4つで両者ともまずまずの動きを見せている。9分/ペナルティエリア前からの福西のスルーパスで中山が飛び出し、DFに身体を入れられて倒れるが笛はなし。11分/右サイドから冨田が山西をかわして中に切れ込み折り返し→後ろから上がった中払がシュート→GK正面だったが、初めての危ない形。サンガがゴン・タカ2トップに厳しいマークをつけ、ここまではジュビロがなかなか良い形を作れていない。
- 20分まで
- 17分/名波のパスから服部が左サイドをオーバーラップしてダイレクトでセンタリング→ニアに中山が飛び込むが、直前でクリアされる。ジュビロ得意の左からの攻撃が初めて形になった場面。ジュビロがボールを支配する時間が徐々に長くなってきたが、2トップにクサビのボールが入ったときに非常に厳しい京都のプレスがかかり、なかなかそこからの展開がうまくいかない。
- 【先制点!】
- 21分/右サイド後方から中に入った福西のパスを左から入った藤田が受け、うまくDFをかわして右足シュート→前に出たGKの横を抜いてゴール左に流し込んだ! サンガの守りに苦しんでいたジュビロが、早めの時間帯にワンチャンスを生かして大きな先制点をゲット!
- 26分まで
- 先制したジュビロに落ち着きが出て、ボールキープの時間が増えてきた。26分/ジュビロが長い時間ボールをつなぎ、藤田が左後方からクロス→福西が後方からペナルティエリア内に飛び込んでヘディング→DFに阻まれてCKへ。
- 【2点目!】
- 27分/その後のジュビロの右CK→名波が左足で蹴り、ニアに飛び込んだ高原がヘディングでコースを変えて、ゴール右に叩き込む! エースの一発が早くも飛び出し、ジュビロが2点をリード!
- 45分まで
- 2点をリードして、ますますジュビロ・ペース。33分/左サイドからの攻撃で、いったん後ろに下がった高原がリターンパスを受けてペナルティエリアに飛び込み、後ろから入った藤田に横パスして藤田がシュート→左ポストに当たってGKにキャッチされる。惜しい! 35分/サンガの鈴木の左からのクロス→ゴール前でフリーの黒部がジャンプするが、わずかにその上を越える。危ない場面。徐々にサンガも盛り返し、縦に速い攻撃でジュビロ・ゴールに迫る場面も増えてきた。40分/京都のペナルティエリア右角近くからのFK→鈴木がGKに向かうボールを入れ、競り合いの中で誰も触れずにGK山本がキャッチ。その後はややこう着した状況で時間が経過し、ロスタイム1分の表示。そしてジャスト1分のロスタイムで前半が終了。ジュビロが思い通りの展開で2-0とリードし、後半へ折り返した。しかし、まだまだ京都もギブアップしておらず、後半の追加点が重要な意味を持つだろう。
- 51分まで
- 京都サンガのボールで後半がキックオフ。【交代】京都/中村→斉藤、松井→熱田。1分/中盤でボールを受けた高原が自ら前を向いてドリブルで上がり、ペナルティエリア前でGKの上を狙うループシュート→わずかにバーを越えてゴールネットの上に当たる。4分/右サイドから京都の熱田がセンタリング→ニアに黒部が飛び込むが、GK山本が身体を張ってセーブ→その後のこぼれ球を京都が拾って、またも右からクロス→ゴール前で冨田が身体に当ててコースを変えるが、右ポストに当たって跳ね返る。2回続けて決定的なチャンスを作られるが、運も味方してなんとか防ぐ。後半は立ち上がりから両者が激しく攻め合っている。
- 【3点目!】
- 7分/ペナルティエリア前での名波、藤田、高原がからんだ華麗なパス回しから、最後は藤田が右にスルーパス→これをフリーで受けた中山がワントラップから豪快なシュートでゴールネットを揺らす! 序盤の攻め合いの中で、今度は中山隊長が大きな3点目をゲット!
- 65分まで
- 3点をリードしたジュビロだが、中盤のバランスがやや崩れて落ち着かない展開になり、相手の反撃を許している。13分/サンガの連続した2本目のCK→左から良いボールが入ったが、GK山本が前に出てパンチングでクリア。17分/右サイドで高原と河村が粘り、最後は福西が飛び込んでボール奪い返してセンタリング→ピンポイントで藤田に通り、後ろに落としたボールから服部がミドルシュート→ゴール上に外れる。ジュビロが少しずつ体勢を整え、ボールを回してリズムを作り直そうとしている。
- 75分まで
- 22分/山西が左からオーバーラップして左足でセンタリング→いったんDFにはね返されてもう一度右足で入れるが、中の選手には合わず。20分を過ぎたあたりからジュビロが完全にリズムを立て直し、ボールを支配している。25分/服部の縦パスから藤田が左サイドを飛び出し、中山へのセンタリングと見せかけて後ろから入った高原に→高原が右足でシュートするが、DFに当たって外へ。ジュビロが余裕を持って攻め、サンガはほとんど攻め手がない状態になっている。
- 試合終了
- 31分/名波の素晴らしいスルーパスで高原がゴール右に飛び出し、シュートと見せかけて中に折り返すが、飛び込んだ河村がわずかに間に合わず。残念。35分/右後方からのクロスで黒部が縦に飛び出し、中央を割ってシュート→わずかにポストの左に外れる。一瞬のスキで危ない場面を作られた。【交代】35分/名波→金沢。これで藤田が中盤の中央へ移動。名波は休ませるための交代か。サンガが早い段階で縦にボールを入れてくるようになり、中盤がやや空いて守勢に回る場面が増えてきた。【交代】39分/中山→西。40分/サンガの中央やや右遠目のFK→横に流して鈴木慎吾がロングシュート→大きく上に外れる。42分/ペナルティエリア前の競り合いから藤田が落としたボールを河村がミドルシュート→ゴール左に外れる。【交代】京都43分/中払→田原。ジュビロは攻撃に人数をかけず、逃げ切りモードに入ってきた。43分/西が左サイドでボールを受け、深い位置から左足でセンタリング→高原が飛び込むが、GKにキャッチされる。ロスタイム2分の表示。ジュビロがボールを回しながら時間を使い、最後までキープしたまま主審の長い笛。理想的な展開で3-0の完勝を果たし、ジュビロが完全優勝まであと勝ち点3と迫った!
選手、監督コメント
- 中山 雅史
- (完全優勝が見えてきたが)僕らとしては、ひとつひとつ勝っていけば自分たちの力でそれが達成されるので、そこだけに集中して戦うようにしている。次で勝てば(完全優勝が)決まるので、そこに全力を尽くしたい。(3点目は)パスが回って回って自分のところに来たので、本当に決めなければいけない状況だったけど、ファーストタッチがうまくいったので、ボールをうまく押さえられたと思う。(試合内容は)ところどころ相手にフリーな場面を作られて、それで点を取られそうだったけど、相手のミスでかろうじて失点をしなかったというところが勝ちにつながったと思う。あれでひとつでも取られていれば流れが変わっていたと思うので、そういう意味では危ない場面もあった。
- 藤田 俊哉
- こういう試合では、いい時間帯の先制点がすごくチームを落ち着かせると思うので、僕でなくてもタカか中山さんが取れば良かったかなと思いながらプレーしていたけど、自分にいいゴールが生まれて良かった。最近点が取れてなかったので、ちょっとホッとしている。(ケガの影響を感じさせないプレーだったが)自分としてはそんなことはないと思う。いっぱいいっぱいの部分もあった。(完全優勝に大手がかかったが)変わらないスタンスで、次の1戦も大切に戦いたい。
- 高原 直泰
- (セットプレーでの得点は)何回かあった中で、誰もニアについてこないので、ボールが来ればチャンスだと思っていた。最初は多少周りの押し上げが遅れる部分があって、僕や中山さんのところにボールが入ってもサポートが遅いかなという部分があったけど、トシヤさんが決めてから、チーム全体が落ち着いてボールも回るようになったので、非常に良かったと思う。(完全優勝は見えてきた?)いや、別に。自分たちは勝つだけだし、その結果優勝できればいいと思うし、とにかく1戦1戦勝つだけだと思う。