2002 J1 2nd 第7節
試合日時:2002年10月05日(土) 15時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 万博記念競技場
- 22,809人
- 27.0℃ / 55%
- 晴れ / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 村松 幸雄
- 砂川 恵一
- 江角 直樹、村上 孝治
- 中熊 光義
- 川上 覚
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半10分[得点] | 高原 直泰 | |
遠藤 保仁 | 前半22分[警告] | |
二川 孝広(out) → 吉原 宏太(in) | ハーフタイム[交代] | |
ハーフタイム[交代] | 河村 崇大(in) ← 福西 崇史(out) | |
後半23分[交代] | 金沢 浄(in) ← 西 紀寛(out) | |
マルセリーニョ(out) → 森岡 茂(in) | 後半30分[交代] | |
ファビーニョ | 後半36分[警告] | |
後半36分[警告] | 高原 直泰 | |
後半38分[交代] | 川口 信男(in) ← 中山 雅史(out) | |
橋本 英郎(out) → 松波 正信(in) | 後半40分[交代] | |
森岡 茂 | 後半42分[警告] | |
後半42分[得点] | 高原 直泰 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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西野 朗 | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ファーストステージで大熱戦(5-4で逆転勝ち)を演じたガンバ大阪と、今回は相手のホームで戦う。現在ジュビロは5勝1敗の首位だが、2位のレッズとは勝ち点1差、4位のガンバとも勝ち点3差ということで、負ければ大きく順位が変動する可能性もある。もちろん、完全優勝を目指すジュビロにとっては、優勝争いのライバルとなるガンバを、ここできっちりと叩いておきたいところだ。会場の万博記念競技場は、快晴で気温もかなり上がっており、秋晴れというより夏に近い感じ。選手たちにとっては、暑さとの戦いも厳しいものになりそうだ。またスタンドのほうも、チケットが前売りで完売し、超満員。サポーターの熱気も天気に負けないほど、ヒートアップしている。
- みどころ
- 先週は右太ももの違和感で休みをとった名波が先発に復帰し、ジュビロは現状のベストと言えるメンバーが揃った。対するガンバも、前回は負傷で欠場していたマルセリーニョが復帰しており、攻めのバリエーションも多彩になっている。どちらも攻撃を売り物にするチームで、ガンバも真っ向勝負を挑んでくることが予想されるので、非常に楽しめる戦いになりそうだ。ただガンバは、水曜日にナビスコカップのあってVゴール負けしており、コンディション的には、ややジュビロが有利になるので、運動量で勝って試合の主導権を握ってほしいところだ。また、高原とマグロンが現在18ゴールで得点ランキングのトップに並んでおり、両チームが誇るストライカー対決も非常に楽しみなゲームとなっている。
- 10分まで
- 15:02 風上に陣を取ったジュビロのキックオフで試合開始。1分/ジュビロの右サイドからのFK→名波が左足でGKに向かうボールを入れたが、GK松代に直接キャッチされる。立ち上がりは、どちらも慎重に守備から入るという形。ガンバは、中盤を厚くしてきっちり守り、早めにクロスを入れる攻めが目立つ。10分/右サイドに上がってボールを受けた橋本が、ドリブルで山西をかわして、角度のないところからシュート→GK山本が正面でキャッチ。
- 【先制点!】
- 10分/ペナルティエリア右前でボールをキープした高原が、右の西にはたいて縦に走る→そこに西がダイレクトで狙いすました折り返し→これを高原が頭でコースを変えて、見事にゴール右に流し込む! 高原の得点ランキング単独トップに抜け出すゴールで、ジュビロが早くも先制!
- 20分まで
- 14分/ガンバの左CK→二川がペナルティエリア外の左からミドルシュート→GK山本が危なげなくキャッチ。先制されたガンバが、早めのクロス、早めのシュートで、ジュビロ・ゴールに迫っている。16分/右からのクサビのボールが左にこぼれ、藤田がこれにいち早く追いついてダイレクト・シュート→GK正面。18分/服部のスルーパスを中山が後方に落とし、藤田がダイレクトでシュート→DFに足を入れられ、上に外れる。ガンバの中盤でのプレスが緩み、ジュビロがリズム良くパスを回すようになってきた。19分/名波の鮮やかなスルーパスで、西が右サイドをえぐりセンタリング→服部がフリーでファーサイドに飛び込んだが、その頭上を越える。残念。
- 30分まで
- 22分/橋本が右からドリブルでペナルティエリアに入って、深い位置から折り返し→ニアにマグロンが飛び込んだが、鈴木がしっかり身体を寄せてシュートを阻止。24分/左に開いてボールを受けた高原が自力で2人をかわして縦に突破→たまらず宮本がファウルで止める。今日も高原のキープ力、突破力は頼もしいかぎり。25分/ペナルティエリア前右から西が強烈なミドルシュート→GK松代が好セーブ。ガンバも右サイドの橋本の突破を中心に反撃に出ているが、ジュビロのDF陣が決定的なチャンスを作らせていない。
- 45分まで
- 31分/鈴木のスルーパスで中山がペナルティエリア右に飛び出し、切り返しでDFをかわして左足センタリング→ファーに入った高原が右足でジャンピング・ボレー→正確にヒットできず、ゴール左に外れる。残念。34分/福西がスライディングしながらクリアしたところに相手が後から突っ込み、福西は右足を痛めて外に運び出されるが、その後無事に復帰。36分/ジュビロがしっかりとパスをつないで左から攻め、中山ともワンツーで藤田が飛び出そうとしたが、わずかに合わず。きれいな攻撃だったが、残念。37分/ガンバの右からのクロス→ゴール前に良いボールが入ったが、橋本が届かず、鈴木がクリア。41分/右から切れ込んだ西が、中山のワンタッチの落としを受けて、左足でミドルシュート→ゴール上に外れるが、キレの良いコンビネーション。残り時間が短くなって、ジュビロが無理せずパスをつないでボールをキープ。ロスタイム2分の表示。45分/ガンバの左からの攻撃で、後ろに落としたボールから新井場がシュート→山本が倒れながらキャッチ。46分/ペナルティエリア前で中山のスルーからボールを受けた高原が自ら反転して縦にスルーパス→名波がGKと1対1になり、横の藤田に渡してゴールが決まったが、これはオフサイド。惜しい! その後のガンバの攻撃が途切れたところで前半終了の笛。ジュビロが1点をリードしているが、内容的に完全に上回っているとは言えず、まだまだ予断を許さない状況だ。
- 60分まで
- 砂川主審の笛からガンバ・ボールで後半がキックオフ。【ハーフタイムの交代】福西→河村、ガンバ/二川→吉原。1分/橋本が右からドリブルで上がってセンタリング→ゴール前で吉原が良いところに飛び込み、チョンと触ってコースを変えるが、GK山本が良く反応してキャッチ。4分/右サイドで西が右足でのリフティングから振り向きざまのセンタリング→ニアの中山が頭で逆サイドに流し、高原がボレーシュート→右ポストに当たって跳ね返る。惜しい! 6分/ガンバの左サイドからのFK→新井場が右足で入れ、ボールがファーサイドに抜けたが、山本が下がってキャッチ。後半の立ち上がりからガンバが積極的に両サイドから攻めにきているが、ジュビロもカウンターでチャンスを狙っている。11分/中山が右から飛び出してセンタリング→高原がワンタッチで横に流し、藤田が後ろから飛び込んだが、わずかに合わず。残念。12分/中央のマルセリーニョのミドルパスで遠藤が右から飛び出し、フリーでシュート→前に詰めたGK山本が鋭い反応でセーブ。決定的な場面だったが、山本がピンチを救った。後半ここまでは、ガンバが押し気味に試合を進めている。
- 75分まで
- 16分/マルセリーニョの右からのクロス→ペナルティエリア内で吉原が受けたが、DF陣が身体を張ってシュートを打たせず。15分以降もガンバのほうが出足で勝り、こぼれ球を拾われて連続攻撃を受けているが、決定的なシュートは打たせていない。逆にジュビロはややバランスが悪く、中盤のプレスがほとんどかかっていない。22分/高原のポストプレーから中山が抜け出したが、ボールタッチがやや大きくなり、GKと激突してゴールならず。残念。【交代】23分/西→金沢。金沢が右のボランチに入り、河村が右サイドに移動した。27分/金沢の縦のフィードを中山がペナルティエリア内右で受け、中に折り返し→藤田が飛び込み、DFに倒されるが、砂川主審の笛はなし。入場者数が2万2千人を越え、万博最多記録と発表された。【交代】30分/マルセリーニョ→森岡。マルセリーニョは足を痛めた模様。依然としてガンバ・ペースで試合が進んでいるが、守備陣は余裕を持って対応している。
- 86分まで
- 31分/森岡が右からセンタリング→マグロンにニアに飛び込まれたが、ここも鈴木がスライディングで阻止。ナイスプレイ! 33分/遠藤のスルーパスで吉原にゴール前に飛び出されて決められるが、これはオフサイド。35分/ジュビロのカウンターからペナルティエリア前で高原が倒され、ゴールほぼ正面の良い位置からFK→藤田と名波がボールの前に並び、藤田のフェイントから名波が直接狙ったが、GKにキャッチされる。この間の壁の中でのもみ合いから高原にイエローカードが出される。その後のガンバのカウンター→森岡が右サイドを深くえぐってセンタリング→GK山本が前に出てキャッチ。【交代】38分/中山→川口。ガンバがボールを支配して攻め、ジュビロはクリアしたボールをなかなかつなげず、苦しい状況が続いている。【交代】40分/橋本→松波。
- 【2点目!】
- 42分/ロングパスから左サイドでボールを受けた高原が、自力で2人をかわし、ペナルティエリア内に入って宮本もかわして渾身の右足シュート→低いボールがGKの右脇を抜いてゴールネットを揺らす! 苦しい展開が続いていたジュビロだったが、高原の素晴らしい個人技で大きな2点目をゲット!
- 試合終了
- 土壇場でダメ押し点をくらったガンバがやや意気消沈し、足が止まる。ロスタイム3分の表示。45分/ジュビロのペナルティエリア右からのFK→藤田がたっぷり時間を使って蹴り、ゴール前で川口が競ったが、DFに阻止される。その後もジュビロがボールを支配し、やや長めのロスタイムをとって砂川主審が長い笛を吹く。後半は苦しい戦いを強いられたが、DF陣が冷静に踏ん張り、高原の2ゴールが決まって、相性の悪い万博でライバルのガンバに完勝。がっちりと首位をキープして、完全制覇に向けて勢いをつけた。
選手、監督コメント
- 高原 直泰
- 早い時間帯に1点が取れたので、自分たちのペースで最初は進めることができて良かった。(得点ランクの単独トップに立ったが)自分が点を決めてチームに勝利につながればいいと思うし、僕自身はチームのために自分の力を出し切るだけなので、その意味では今日は良かった。(相手にはマグロンがいたが)彼と僕が対戦するわけではないので、まったく意識はしていなかった。(万博での久しぶりの勝利は)べつに関係ないと思う。今は、どこでやってもチームが勝つことがいちばん大事だと思うし、あとは何もないと思う。(次節に向けて)とにかくチームが勝てるように頑張ってプレーしますので、スタジアムに応援に来てほしいと思います。(高原は今日の2ゴールで計20ゴールとなり、再び得点ランキング単独トップに立った)