2002 J1 2nd 第3節
試合日時:2002年09月14日(土) 14時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 14,650人
- 20.8℃ / 81%
- 雨のち曇 / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 柏原 丈二
- 間島 宗一、長谷 忠志
- 小椋 剛
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半24分[警告] | 山田 暢久 | |
後半0分[得点] | 永井 雄一郎 | |
後半3分[得点] | 田中 達也 | |
後半13分[警告] | 井原 正巳 | |
後半27分[交代] | 千島 徹(in) ← 永井 雄一郎(out) | |
藤田 俊哉(out) → 金沢 浄(in) | 後半29分[交代] | |
後半32分[警告] | 千島 徹 | |
中山 雅史(out) → グラウ(in) | 後半33分[交代] | |
福西 崇史 | 後半37分[警告] | |
後半43分[警告] | 内舘 秀樹 | |
後半44分[警告] | 平川 忠亮 | |
後半44分[警告] | 室井 市衛 | |
名波 浩 | 後半44分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | ハンス オフト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ジュビロが順調に開幕2連勝して、浦和レッズをホームに迎えた第3節。久しぶりのデーゲーム(14:01キックオフ)となる磐田スタジアムは、あいにく雨が降ったりやんだりの空模様だが、気温のほうはかなり涼しく、選手たちへの負担は軽いはずだ。ピッチはやや濡れているといった程度の状態で、芝の状態も良く、慣れたピッチということもあって、晴れて暑くなるよりは何倍もやりやすいコンディションと言えるだろう。スタンドのほうも、あいにくの天気ながら出足は順調で、アウェー側は赤、その他はサックスブルーのカッパに見事に染め分けられて、両サイドから熱気のある応援合戦が繰り広げられている。
- みどころ
- ジュビロは、快勝した前節鹿島戦とまったく同じスタメン。GKの山本も引き続き起用され、絶好調の高原、西も顔を揃えて、頼もしいかぎりだ。対するレッズは、看板2トップのエメルソンとトゥットがケガで欠場。DFのゼリッチもケガで、珍しく両チームとも全員が日本人というスタメンになっている。ジュビロとしては、相手の恐い2トップが不在で、気温も低く動きやすいコンディションということで有利な条件が揃っており、試合の主導権は握れるはずだが、問題はそこで気の緩みが出ないかどうか。鹿島を破って一息つくことなく、今日も決めるべきところをきっちり決めて完勝することが、完全優勝に向けて大きな弾みをつけることになるので、選手たちのメンタル的な面にも注目しながら見守りたいゲームと言えそうだ。
- 15分まで
- 雨はほぼやんだピッチに両チームの選手が大歓声に迎えられて入場し、柏原主審の笛でジュビロ・ボールのキックオフ。立ち上がりからレッズが前からプレッシャーをかけ、ジュビロも譲らず、中盤の奪い合いは早くも激しくなっている。2分/高原のポストプレーから左を上がった服部が、縦に走る高原にスルーパス→GK山岸にキャッチされる。3分/田中がセンターラインの後ろから縦にロングパス→西が右サイドに裏に抜け出しセンタリング→DFにクリアされる。5分/右後方からのパスをペナルティエリア前で受けた永井が自ら反転してミドルシュート→当たりが弱く、ゴール左に外れる。6分/レッズの右からのセンタリング→ペナルティエリア前で受けた鈴木啓太がミドルシュート→大きく上に外れる。レッズは、どんどん遠目からシュートを打ちに来ている。7分/西が右サイドで相手ボールを奪い、そのままドリブルで突破を狙う→相手の足にかかったボールがゴール前にこぼれ、中山が飛び込むが、先にGK山岸にキャッチされる。9分/中山が右サイドで起点になり、戻しを受けた西が左足でクロス→ファーの高原にきれいに通ったが、高原の足を伸ばしたダイレクトシュートはゴール左に外れる。惜しい! しかし、それ以降はジュビロのパスの流れが徐々に良くなり、ペースを握り始める。14分/レッズの右FK→山田がクロスボールを入れたが、GK山本が前に飛び出してパンチング。さっそく山本が積極的な飛び出しを見せた。展開がやや落ち着いた状態で、15分を経過。
- 30分まで
- 16分/右FKからボールをつないで、西が右からセンタリング→中山に良いボールが向かったが、その前でDFにクリアされる。残念! 17分/レッズの山田が右からセンタリング→ゴール前に良いボールが入ったが、鈴木が辛くもクリア。22分/センターライン付近での高原のダイレクトパスを受けた中山が左から抜け出し、ペナルティエリアに入ったところで左足シュート→GKに弾かれて外へ。その後の右CK→ショートでつないで、名波が左足でセンタリング→ファーの田中が頭で叩きつけるが、GK山岸の攻守に阻まれる。惜しい! 中山が右に流れて深い位置からセンタリング→藤田に向かったボールはその前でカットされる。25分/右スローインから高原が中に切れ込み低いセンタリング→中山が飛び込むが、DFに阻まれる。だんだん点が入りそうな雰囲気が出てきたが、最後の詰めがもうひとつ。29分/右スローインから中に切れ込もうとした西が倒され、ペナルティエリア右外からFK→藤田が蹴って中央に飛び込んだ福西がヘッド→しかし、GKに止められ、こぼれたボールもクリアされてゴールならず。惜しい!
- 45分まで
- 34分/高原のポストプレーから左に流れた中山が後ろに戻し、左に移動していた西がミドルシュート→ゴール上に外れる。37分/西が右サイドから中に切れ込んで前方にフィード→藤田が2列目から飛び出そうとしたところで倒され、ペナルティエリア正面すぐ外からのFK→ボールの前に藤田と名波が立ち、レッズはほぼ全員で壁を作る→藤田が右足で直接狙うが、壁に当たってゴールならず。残念。39分/レッズの縦パス1本で田中達也に飛び出されるが、田中誠がうまくボールを奪ってピンチをしのぐ。しかし、その直後に田中誠が足を押さえて倒れ、外に運び出される。しかし、すぐに立ち上がって復帰。42分/西のきれいなダイレクトパスから高原が右からセンタリング→DFに当たる。45分/カウンターから高原が左に飛び出し、CKを得る→藤田の左CK→ファーサイドから田中が折り返したが、その時点でラインを割る。ロスタイム2分の表示。その後もジュビロが攻めたが、そのままタイムアップ。いくつか決定的なチャンスを作ったジュビロだったが、結局無得点。流れはジュビロだが、展開としてはレッズの思惑通りに0-0で後半へ折り返した。
- 後半開始
- レッズのキックオフで後半がスタート。両チームとも交代なし。
- 【失点】
- 3分/右からのクロスを鈴木秀が決定的なクリアミス→永井にフリーでシュートを打たれるが、これはGK山本が好セーブ。しかし、その後のレッズの右CK→中央の競り合いでこぼれたボールを田中達也に頭で押し込まれ、なんと続けざまに2失点目!
- ハーフタイム監督コメント
- 鈴木 政一監督:
攻撃では全体的に早くボールを動かしてオープンに展開したい。両サイドの西、藤田を生かしていきたい。守備では相手サイドに対してのプレスを厳しく。
ハンス オフト監督:
相手のプレーにあわせるのではなく自分達のプレーをしろ。決して勝てない相手ではないので努力して主導権をにぎっていこう。
- 60分まで
- ミスから一気に2点を失い、尻に火がついたジュビロは、テンポを上げて激しい攻めに出る。7分/服部の左からのクロス→福西がニアで高く跳んで、得意のヘディング→バーの上に外れる。残念! 10分/福西の右からの長いスルーパス高原が左から反応したが、先にGKにキャッチされる。13分/中山が左に流れてセンタリング→ペナルティエリア内で福西が粘って、西と絡んで突破を図ったところを倒されてPKの判定→このファウルで井原にイエローカード。このPKを藤田が正面に蹴ったが、GK山岸に足でセーブされる。残念!! 15分/西の右からのセンタリング→中山が一際高いジャンプでヘディングするが、わずかにバーの上に外れる。残念!
- 75分まで
- 16分/左から右にボールを展開し、西が縦に抜け出してセンタリング→ニアに服部が飛び込むが、GKとぶつかりゴールならず。惜しい! 18分/右からのクロスをファーの高原が胸で受けて至近距離からシュート→しかし、これも素早く詰めたGK山岸に止められる。惜しい! 21分/ボールのないところでの接触で名波が倒れ、いったんゲームが中断するが、すぐに名波は立ち上がる。22分/高原の粘り強いキープから右にはたいて西がセンタリング→服部がファーに飛び込んだが、DFにクリアされる。その後の藤田の左CK→ファーの田中が頭で折り返すが、中の選手には合わず。25分/ペナルティエリア左外からのFK→名波が蹴って、福西が合わせたがクリアされる→こぼれ球から山西がダイレクトシュート→ゴール上に外れる。【交代】レッズ27分/永井→千島。28分/ジュビロの右FK→中央の中山に合うが、GKがパンチング。【交代】29分/藤田→金沢。ジュビロがずっと終了間際の猛攻のように攻め続けているが、どうしてもゴールを奪えない。
- 89分まで
- 30分/鈴木秀が右から攻め上がって自力で相手をかわして中に切れ込みセンタリング→中山のトラップが大きくなり、シュートを打てず。32分/西が右から深くえぐってセンタリング→ファーの中山が渾身のヘディングシュートを打つが、わずかにゴール左に外れる。惜しい! 34分/高原が左サイドでボールを受け、ドリブルでDFをかわしてペナルティエリア内に入り折り返し→金沢がダイレクトシュートするが、左ポストに当たって外へ。惜しい! 35分/高原のパスで西が右からペナルティエリア内に入り、角度のないところからシュート→ゴール右に外れる。37分/相手のカウンターを身体で止めた福西にイエローカード。この後の言い合いで両チームややエキサイト。ピッチ上もスタンドも、時間を追うごとにヒートアップしてきた。41分/レッズのカウンターから千島にペナルティエリア外からシュートを打たれるが、GK山本がパンチングで防ぐ。ジュビロに疲れが出始めたが、攻撃の迫力がやや落ちている。頑張れ! 44分/金沢の左からのセンタリング→グラウが落として高原が飛び込むがシュートは打てず。ロスタイム2分の表示。そしてついにロスタイムへ突入。
- 【得点!】
- 46分/福西が右から突破を図り、ペナルティエリアすぐ外で足をかけられ、ペナルティエリア右外からのFK→名波がセンタリングと見せかけて直接ゴールを狙い、今日初めて相手ゴールネットを揺らす!(47分)
- 試合終了
- しかし、時すでに遅し。再開のキックオフ直後に主審の長い笛が鳴り、1-2で試合終了。信じがたい自滅パターンで、ジュビロが手痛い黒星を喫した。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 失点のほうは集中力の問題。攻撃では、もう少し早いタイミングで点が欲しかった。次のゲームまでの時間が短いだけに切り替えていきたい。最後まで全員が意識を持って攻め続けたことを、次のゲームにぜひともプラスにしたい。早いタイミングで先取点がとれるのがベストだが、前半はレッズが前線からチェックに来ていた部分、後半は落ちるだろうと思っていたので、あまりあせらずに落ち着いて、いいサポートをして速くボールを動かして相手のチェックにはまらないようにしようと話して、後半に臨んだ。だが、立ち上がりで集中力を欠いて失点してしまった。(藤田の交代は?)中の攻撃が増えすぎたので、もう少しオープンから行きたかった部分で、金沢を左サイドに入れた。
- ハンスオフト監督
- 前半はジュビロに気持ちのうえで圧倒されていたところがあったが、後半は立ち上がり早々二つのミスにうまくつけこみ、そのチャンスを生かして点を取ることができた。今日の内容で悪かった部分は、後半の途中から集中力を欠き、イエローカードを多くもらったことと、後ろに下がりすぎたこと。今日は選手にとっても非常にいい結果だったと思う。
- 服部 年宏
- 自分たちのミスで決められて、入れるべきところで入らなかった。こういうときは負けてしまう。今日は悪いところがたくさん出てひどいゲームだった。こっちの集中力のなさが出てしまった。ただ、へこんでいるわけにはいかないし、修正はできると思うので、とにかく連敗しないようにしたい。
- 高原 直泰
- あれだけ外したら勝てる試合も勝てない、今日はそれがすべてだと思う。決めるところで決める。ラストパスをしっかり出す。そのすべてが今日は雑だったと思う。
- 田中 誠
- 後半の立ち上がりで、ああいう悪い形で失点してしまったということを反省したい。流れは悪くなかったし、相手もやりにくくなかったけど、そこでリズムが崩れてしまった。次のエスパルス戦にしっかり集中し直して、向かっていきたい。
- 中山 雅史
- (マークが)キツイと言っても、チャンスがなかったわけではないし、むしろたくさんあったわけで、それをどう決めるかが、勝敗を決しますから、そういう意味では自分たちの未熟さが出てしまった。(次のダービーに)勝つようにしっかり調整していきたい。