2002 J1 2nd 第2節
試合日時:2002年09月07日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 県立カシマサッカースタジアム
- 34,011人
- 23.6℃ / 86%
- 雨のち曇り / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 森津 陽太郎
- 梅本 博之
- 西村 典之、穴沢 努
- 明石 まゆ美
- 明石 まゆ美
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
アウグスト | 後半2分[警告] | |
後半6分[得点] | 西 紀寛 | |
エウレル(out) → 内田 潤(in) | 後半9分[交代] | |
本田 泰人(out) → 青木 剛(in) | 後半25分[交代] | |
中田 浩二 | 後半26分[警告] | |
池内 友彦(out) → 長谷川 祥之(in) | 後半26分[交代] | |
後半27分[警告] | 藤田 俊哉 | |
後半35分[交代] | 河村 崇大(in) ← 西 紀寛(out) | |
後半39分[警告] | 河村 崇大 | |
後半40分[交代] | 金沢 浄(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
後半44分[得点] | 高原 直泰 | |
後半44分[交代] | グラウ(in) ← 中山 雅史(out) | |
名良橋 晃 | 後半44分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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トニーニョ・セレーゾ | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 水曜日のナビスコカップ準々決勝から中2日、今度は鹿島アントラーズのホームに乗り込み、雪辱を果たすときがやってきた。ジュビロとしては、残念ながらナビスコカップのタイトルは消えたが、完全制覇への野望はまったく衰えていない。そのためには、今日の第2節で優勝争いの最大の敵となるであろう鹿島を倒すことが、欠かせない条件となる。もちろん、鹿島としてもそれは同じで、早くもやってきた大一番に、会場の期待も大きくふくらんでいる。カシマスタジアムの天候は、キックオフ2時間ほど前から降り始めた雨が本降りになってきたが、気温は低く、ピッチ状況さえ悪くならなければ、それほどやりにくいコンディションではなさそうだ。スタンドは、さすがに他とは違ってアウェーらしさが強烈だが、ジュビロ・サポーターもゴール裏の一角をしっかりと陣取り、力強い声援をピッチ上に送っている。
- みどころ
- ジュビロのメンバーは、高原が復帰を果たし、GKが山本に代わった以外は、水曜日と同じ。Jリーグ3試合目となる山本を、この大一番で起用するのは大胆な采配だが、山本の勝負度胸と思い切りの良さに期待したいところだ。対する鹿島は、水曜の試合で負傷したファビアーノに代わって池内が入った以外は、まったく同じメンバー。水曜日の試合では、ジュビロは良いサッカーを見せながら、審判の判定と、決定力の差によって敗れた。したがって、選手たちにしても自信を失うということはまったくなく、守備のミスを減らし、決めるべきところで決めれば勝てるという気持ちで試合に臨むはずだ。その意味では、高原の復帰は非常に心強い。高原とエウレルという好調なストライカー同士の対決というのも興味深いところだ。このカシマスタジアムでは、97年のチャンピオンシップ以来勝利のないジュビロだが、今日こそ、その記録を打ち破るときだ!
- 前半15分まで
- キックオフ前になってほとんど雨も止み、鹿島のキックオフでいよいよ試合開始。立ち上がりから両者とも、しっかり前からプレッシャーをかけている。1分/右スローインから西が中にえぐって高原に渡し、高原が振り向きざまに左足シュート→ゴール左に外れたが、さっそく良い形。ジュビロは、最近のパターン通り、中盤の右に西、左に藤田の形になっており、その他もいつも通りの布陣。対する鹿島も、いつも通りの4-4-2だ。3分/左からのパスを中山がスルーし、西が右からペナルティエリア内に入ってシュート→ゴール上に外れる。5分/中山が左後方からのクロスを胸で落とし、ペナルティエリア前から左足でシュート→ゴール左に外れるが、ジュビロの選手たちにはシュートで終わらせようという意識が強く見える。心配されたピッチ状態もまったく問題ないようで、ジュビロのパスがスムーズに回り、今日も序盤はジュビロ・ペース。9分/名波のスルーパスで中山が右からゴール前に飛び出すが、前に出たGK曽ケ端に止められる。残念。11分/センターサークルで福西のボールを奪った鹿島がカウンター→エウレルが遠目から強引にシュート→鹿島のファーストシュートだったが、大きく上に外れる。14分/右に開いた福西にボールが通り、良いセンタリングが入ったが、GKにキャッチされる。今日も立ち上がりから緊迫感のある好ゲームになっている。
- 前半30分まで
- 17分/ジュビロのカウンターから西が右サイドを上がりセンタリング→直接ラインを割る。18分/山西のヘディングでのクリアミスからエウレルに単独で突破され、正面から左足の強烈なシュート→GK山本の頭の上を抜けたボールがバーに当たって強く跳ね返る。1点ものの決定的な場面だったが、運良くバーに救われる。危なかった! 鹿島もバランスのとれた守りを軸に、そこからカウンターを狙っており、徐々に一進一退の展開になってきた。22分/西が右から左足のセンタリング→ニアに中山が飛び込むが、わずかに届かず。残念。24分/鹿島の速攻から本山が左からセンタリング→DFの股間を抜けたボールにゴール前で柳沢が合わせるが、ゴール上に外れる。これも決定的だったが、シュートミスに救われる。20分を過ぎたあたりからは、鹿島がこぼれ球をよく拾い、押し気味に試合を進めている。27分/ペナルティエリア右前でボールを受けた柳沢がドリブルで服部をかわして右足シュート→ゴール左に外れる。28分/左に開いてボールを受けた藤田が、ドリブルで中に切れ込んで、自らシュート→わずかにニアポストの上に外れる。残念。29分/鹿島の左からのセンタリング→DFがクリアし切れなかったが、GK山本が冷静に足でクリア。わずかな油断も許されない非常にスリリングが展開が続いている。
- 前半45分まで
- 31分/高原のタイミングを計ったパスから西が飛び出しセンタリング→ゴール前に藤田が飛び込んだが、その頭上を越える。33分/鹿島の右からのクロス→ファーの本山に通るが、田中が素早く対応してシュートを阻止。35分/右サイドでボールを受けた高原が、自ら中に切れ込み、中山のスクリーンを使ってDFをかわし、ペナルティエリア前から左足シュート→強烈なシュートがゴール右隅を襲ったが、GK曽ケ端のファインセーブに阻まれる。惜しい! その後、両チームの中盤でのボールの奪い合いが非常に厳しく、ゴール前のシーンは少なくなったが、見ごたえ十分の展開が続く。41分/鹿島の右からのクロス→2列目から上がった本田が、ファーサイドから左足でボレーシュート→大きく上に外れる。緊張感のある展開の中で、時計の針が速く進み、約1分のロスタイムで前半が終了。優勝争いを左右するに大一番にふさわしい好ゲームは、0-0のまま後半へ折り返した。
- 後半5分まで
- ジュビロのキックオフで勝負の後半がスタート。西の右からのクロス→中山が胸で落とし、クロスして走りこんだ高原に通したが、わずかに合わずDFにクリアされる。2分/西を後ろから倒したアウグストにイエローカードが出て、左からのFK→名波がゴール前に張るボールを蹴ったが、曽ケ端にパンチングでクリアされる。4分/後方からのボールを柳沢が縦に走りながら、ボレーシュート→ゴール左に外れる。両チームとも、立ち上がりから積極的に自分たちの持ち味を出し合っている。
- 【先制点!】
- 6分/右サイドでボールを受けた西が何度も切り返しながらドリブルで3人をかわして、角度のないところからセンタリングと見せかけたシュート→強烈なボールがバーに当たってゴールネットを揺らす! 西の素晴らしい個人技から、ジュビロが大きな価値のある先制点を奪った。西は、ゴール直後にサポーター席の方向にヘッドスライディングして喜びを表現。
- ハーフタイムコメント
- 鈴木 政一監督:
守備では相手セットプレーに注意しよう。攻守の切り替えを早くし、最後まで集中していこう。攻撃では、左右のオープンスペースをうまく使いたい。フィニッシュも大切に。
トニーニョ・セレーゾ監督:
リズムも内容も良い。落ち着いて、一つ一つのプレーを正確にやっていこう。スリッピーなので積極的にシュートを打っていこう。相手も苦しい。後半頑張りどころ。負けるな。
- 後半15分まで
- 7分/鹿島のスルーパスに対してGK山本が勢い良く飛び出し、エウレルと激突しながらキャッチ。前半はやや緊張も見えた山本が自分らしい持ち味をアピール。このプレーでエウレルが負傷し、そのまま交代。【交代】9分/エウレル→内田。鹿島は、この前の試合と同様、アウグストが中盤の左に上がり、内田が左SB、柳沢、本山の2トップにシフトチェンジ。しかし、リードしたジュビロのほうが良いリズムでボールを回している。
- 後半30分まで
- 16分/ジュビロの右サイドからのFK→名波がゴールに向かうボールを入れ、高原が飛び込んだが、届かずに曽ケ端がキャッチ。その後の鹿島の攻撃、柳沢がスルーパスで右からゴール前に飛び出し、右足シュート→DFがよく足に当て、こぼれ球をGK山本がキャッチ。20分/ジュビロの速攻から服部が左サイドを上がり、フリーで折り返し、ゴール前で藤田が合わせたが、DFのスライディングに阻止される。惜しい! 21分/アウグストに左から抜かれてセンタリング→ペナルティエリア前で本田がスルーして、名良橋がミドルシュート→ゴール上に外れる。22分/高原がDFの背後にボールを出して、身体を入れかえながら抜け出そうとしたところで倒されるが、主審の笛はなし。24分/中山がペナルティエリア右角付近からうまくDFをかわして左足で絶妙のセンタリング→ファーに飛び込んだ藤田が、GKの前でチョンとコースを変えたが、ゴール右に外れる→そのボールに高原が飛び込んで、角度のないところからシュートするが、ゴール上に外れる。2重に惜しい! 【交代】24分/本田→青木。26分/池内→長谷川。これで鹿島は、中田がCBに下がり、本山が1.5列目となり、柳沢と長谷川の2トップの形となった。27分/中盤でボールを奪った名波がそのままドリブルで上がり、ペナルティエリア前で藤田にヒールパス→藤田がダイレクトでミドルシュートするが、GK正面。29分/早いリスタートから長谷川に裏に抜け出されるが、鈴木が素早く戻ってクリア。ジュビロが1点をリードしたまま、残りは15分に。
- 後半43分まで
- 鹿島がホームの大声援に押されて最後の猛攻を仕掛けるが、ジュビロ守備陣の集中力はまったく衰えていない。田中の読みの良いカバーリングも冴えている。【交代】35分/西→河村。河村はそのまま中盤の右サイドに。35分/鈴木が鋭いボールカットから高原に預けてそのまま上がり、リターンを受けて右からセンタリング→良いボールが中山に向かったが、その前で飛び出したDFにクリアされる。残念。ジュビロは、冷静に守りを固めながらも、カウンターで追加点を狙っている。39分/鹿島の右からのFK→小笠原がニアサイドを狙ったが、GK山本が直接キャッチ。【交代】40分/藤田→金沢。41分/中盤でクリアボールを拾った高原が、右の中山に出し、中山が遠目から右足シュート→ゴール上に外れるが、シュートで終わるという狙いがはっきりしている。42分/高原が相手との接触で右のすねを押さえて倒れるが、無事に立ち上がる。
- 【2点目!】
- 44分/カウンターのロングパスを左サイドで受けた高原が、自らドリブルで持ち込み、粘ってキープしながら2人をかわして、左から右足シュート→強烈なシュートがゴール右につきささる! 高原がストライカーとしての仕事をきっちりと果たして、ジュビロが土壇場で大きな2点目をゲット!
- 後半50分まで
- 45分/鹿島の右からのクロス→柳沢に合ったが、DFが頭でクリア。その後の左CK→後方に上げたボールから本山がボレーシュート→服部が身体に当ててストップ。47分/カウンターから福西がフリーで左から飛び出し、飛び出したGKの上を抜くシュート→ゴール左に外れる。決定的な場面だったが、惜しい! 【交代】48分/中山→グラウ。50分/鹿島の左からのFK→GKに向かう良いボールが入ったが、福西が頭でクリア。
- 【失点】
- その後の鹿島の左CK→中央での競り合いから高く上がったボールを名良橋がボレーシュート→低い弾道のボールがジュビロゴールに突き刺さる。
- 試合終了
- そして、失点の後でジュビロがキックオフした直後に、主審の試合終了を告げる笛。土壇場で1点を返されたものの、高原の追加点がものをいい、ジュビロが2-1で改修後のカシマスタジアムで初勝利! 見事な試合運びでナビスコカップの雪辱をきっちりと果たし、完全制覇に向けて、大きな弾みをつけた!
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 今日のゲームは、いろんな面で大きなウェイトを置いて、どうしても勝ちたいという気持ちで臨んだが、その中で選手たちは、冷静に、なおかつプレーはアグレッシブに、最後まで集中力を切らさずにプレーしてくれた。(得点については)相手が4バックのときはセンターで1対1になるので、自分の状況が良ければ仕掛けろと開幕当初からそういう意識づけでやってきたので、そういう意味ではタカがいい形で2点目を取ってくれたのは良かった。(GKの交代は)前節の1点目、2点目も含めて、(ヴァン ズワムが)あまりいい判断ではなかった。われわれのサッカーはラインを高く上げて、前からプレスをかけろというサッカーをしているので、その意味でも山本の長所という部分で、今回スタメンで使った。(守備面では)とくにポジションのバランス、逆サイドに振られたときに誰がボールに行って、誰がポジション修正してという部分で、ミーティング等でもう一度明確にしていたので、選手たちが個人個人で自分の役割を理解し、いいポジショニングをしてくれた。
- 西 紀寛
- 前半はピンチを自分達で作ったり、やられてもおかしくない展開だったと思います。最初、自分とかチャンスが何回かあったんですけど、しっかり枠にいれてゴールできればよかったんですけど。。(点を決めたときは?)アントラーズ戦で点を取ったことがなくて、取れそうでとれなかったことが多かったので点を取れてよかったです。最初はクロスを上げようと思ったんですけど、蹴ってみたら入っちゃったて言う感じです(笑)3日前に負けたばっかりなんで、鹿島のメンバーもほとんど変わらずだったのでやってくることはだいたい分かっていたんで、こっちも攻めるしかないという感じでやりましたけど。(完全優勝に向け一つの壁を越えましたが?)まだ13試合あるので一つ一つ勝っていくことが、優勝に繋がると思うので集中して勝っていきたいと思います。
- 高原 直泰
- (前半は苦しい展開だったが?)向こうがよく動いてたし、押し込んでいたけど、最後のところできっちり踏ん張ってたし、別に点を取られなければ問題ないと思っていた。全体が押し込まれていた分、中盤も多少下がっていたし、前半は多少やりづらさはあったけど、ゲームには流れがあるから、自分たちの流れがくるまで我慢すれば大丈夫だと思っていた。(鹿島が相手で)1stステージ負けてないし、向こうが良い成績で良い流れできてるというわけではないし、鹿島だからといって、名前だけで判断する必要はないし、怖い相手だとは思わない。(完全優勝が見えてきたか?)もっといいチームもあるし、それに勝たなければならないので、一戦一戦大事に自分たちが勝てるように努力していこうと思う。(足のケガは?)全然大丈夫。水曜日もいけたけど、メディカルと監督の意向で見送っただけで、自分の気持ちとしては水曜日も出たかった。ただ、十分に休みとらせてもらったので、周りの選手よりも僕自身が頑張ってプレーした。
- 中山 雅史
- (アントラーズに勝ったことは)敵地だし、素直にうれしい。大勢のサポーターが来てくれて、落胆させずに帰ってもらうことができて良かった。欲を言えば、GKと1対1の場面もあったので、そういうところで点を重ねられたら良かったけど、とりあえず最低のノルマは達成できたと思う。(前半は危ない場面もあったが)DFラインがしっかり落ち着いて対処していたし、とくに心配はしていなかった。この間の反省点を生かして、行きすぎず、引きすぎず、あとは攻守の切り換えを意識してやったが、それが結果に表われたということで、良かったと思う。ただ、まだまだ1人1人やらなければいけないことはあるし、目指すものはもっと高いところにあると思うけど、徐々にそれには近づいていると思うし、やろうとする気持ちをなくしたら落ちていくだけだと思うので、そういうことをさせないように、自分自身も1人1人も自覚することが大切だと思う。(カシマスタジアムでの久々の勝利は)うかれてばかりもいられないし、次に向けて準備していきたいけど、まあでも気持ちいいですよ。
- 田中 誠
- (前半は押し込まれていたが?)90分戦っていたら絶対にそういう場面は出てくるから、それを失点せずにできたということが、今日の勝利につながったと思う。連戦ということで、1試合目は負けているので、その辺はしっかりどこが危ないのか、どういうところで失点したかというのを頭にいれてやった結果が出たと思う。90分間集中してできたし、最後の失点は本当に悔やまれるけど、いいゲームだったと思う。(ハーフタイムで話したことは?)パスもよく回していたので、ミスを少なくして、この流れをずっと続けようと話した。うまく90分間続けられたし、この気候にも助けられて、この間よりもみんな動けたと思う。(GK山本との連携は?)こういう大舞台でいきなり出されたんだけど、指示もしっかりとできていたし、連携という部分では問題なかったと思う。
- 服部 年宏
- 今日は、きっちり勝ったなという気分がしている。この間は、失点の仕方が悪かっただけで、内容はそんなに悪くなかったので、今日はそれがいい形で点が取れたので、結果につながったと思う。今日みたいなサッカーができて、中盤であれだけボールを回せたら、今後もいい感触でいけると思う。(プレスも)あれだけ前から追ってくれれば、後ろもいきやすいので、いい感じでプレッシャーをかけられた。今日は、ひとつ目でボールが取れなくても、2つ目、3つ目で取れる自信があった。
- 山西 尊裕
- (エウレルにアシストしそうになった場面は)、あれも結果としてみんなが笑い話で済ませてくれたので、本当に良かった。あの後は胃が痛い思いだったけど、本当に勝ててホッとしている。ただ、その後で全体のディフェンスの意識が高くなったので、それがありがたかった。守りは僕らだけではできないし。ラインの押し上げを強く言われていた中で、この前はやられてしまった場面があったけど、それを今日は何とかしのげたのが大きかった。内容が良くなっても結果が出ないというのは良くないので、その意味でも今日は結果が出て良かった。
- 福西 崇史
- 今日は、全体的にもいい感じだったと思う。いい感じで勝てて、気持ちよかった。プレスも早かったので、相手も顔を上げたら敵がいてパスが乱れていた。リードしてから相手が攻めてきても、冷静に自分たちのペースでできたし、向こうのほうが焦っていた。これから涼しくなるし、またうまくプレスを効かせていけたらいいと思う。次がデーゲームなので、暑くならないことを祈りたい(笑)。ただ、大きな試合で勝った後で、すぐにこけたら意味がないので、初めから集中して先制点を取られないようにしていきたい。
- 名波 浩
- このスタジアムでは、97年のチャンピオンシップでも途中で交代したし、最後まで出た試合では初めて勝った気がするので良かった。リーグ戦の行方については、まだ2節だしそんなに関係ないと思う。ただ、向こうのショックは大きいかもしれない。(同じ相手に)連敗しなくてプライド的にも良かった。
- 山本 浩正
- (先発は)本格的には今日言われた。でも、とりあえず準備はしておけと言われていた。後半のロスタイムまでは良かったけど、(初完封を)意識してしまったら、最後に1点取られてダメだった。(完封は)次の目標にしたい。恐がらずに前に出ることは、すごく言われていたし、かなり意識していた。(失点の場面は)その前のCKでも2列目が空いていたのに、それを修正できなかった。でも、勝てたのは良かったので、悔しい気持ちとうれしい気持ちが半分半分。次はホームで頑張りたい。(高原と初めて同じピッチに立てて)お互いに頑張ろうと話した。高原は、ピッチの中で見てたらすごく頼もしかった。