試合日程・結果2002年 試合日程・結果2002 J1 1st 第5節:ヴィッセル神戸 vs ジュビロ磐田

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2002 J1 1st 第5節

試合日時:2002年04月06日(土)  15時02分キックオフ

得点ボード
ヴィッセル神戸
0 0 前半 0
0 後半 0
0延長前半1
 延長後半 
1 ジュビロ磐田
1勝0分4敗 勝点3 得失点-2 (14位) 成 績 5勝0分0敗 勝点14 得失点+10 (1位)
5 シュート 12
17 ゴールキック 7
3 コーナーキック 4
17 直接FK 24
6 間接FK 2
5 オフサイド 2
0 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分(延長30分)
  • 神戸ユニバー記念競技場
  • 16,419人
  • 17.3℃ / 57%
  • 曇のち雨 / 中風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 十河 正博
  • 岡田 正義
  • 柴田 正利、谷内 浩仁
  • 平野 伸一
  • 宮崎 康雄
  • AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半42分[警告] 鈴木 秀人
ハーフタイム[交代] 名波 浩(in) ← 藤田 俊哉(out)
シジクレイ 後半9分[警告]
後半10分[交代] グラウ(in) ← 高原 直泰(out)
播戸 竜二(out) → 西谷 正也(in) 後半13分[交代]
後半22分[警告] 西 紀寛
城 彰二(out) → ダニエル(in) 後半23分[交代]
後半33分 川口 信男西 紀寛
前・後半終了後[交代] 河村 崇大(in) ← ジヴコヴィッチ(out)
延長前半1分[得点] 福西 崇史
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 掛川 誠
  DF 7 吉村 光示
DF 5 シジクレイ
DF 17 土屋 征夫
MF 8 岡野 雅行
MF 10 望月 重良
MF 4 アタリバ
  MF 22 平野 孝
FW 9 城 彰二
  FW 13 播戸 竜二
FW 11 三浦 知良
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
ヴァンズワム 1 GK  
鈴木 秀人 2 DF
田中 誠 5 DF
大岩 剛 3 DF  
西 紀寛 11 MF
福西 崇史 23 MF
服部 年宏 6 MF  
ジヴコヴィッチ 15 MF
藤田 俊哉 10 MF
高原 直泰 32 FW
中山 雅史 9 FW
  GK 29 荻 晃太
  MF 15 佐伯 直哉
  MF 18 藪田 光教
MF 14 西谷 正也
  FW 20 ダニエル
       
       
控え選手
山本 浩正 12 GK  
河村 崇大 4 DF  
名波 浩 7 MF  
川口 信男 13 MF  
グラウ 8 FW
       
       
川勝 良一 監 督 鈴木 政一
中継レポート
  • 試合前の状況
  • 開幕4連勝で首位を走るジュビロと、1勝3敗で9位のヴィッセル神戸との神戸ユニバー記念競技場を舞台にした第5節。神戸の空は、薄い雲が全体を覆い、気温も前日に比べてかなり低くなっており、試合中に雨が降り出す可能性もありそうだ。ゴール裏を埋めるサポーターは、アウェーのジュビロ側のほうが完全に上回っており、メインスタンドやバックスタンドでも、ジュビロ・ファンのほうが目立つ。選手にとっては動きやすい天気で、応援も多く、芝の状態も上々で、アウェーの不利はほとんどないと言えそうだ。
  • みどころ
  • ジュビロ・ファンにとって今日の最大のみどころは、何といっても待望の名波浩のベンチ入り。もちろん交代での出場が予想されており、待ちに待った復帰戦で、彼がどのようなプレーを見せるか、非常に楽しみだ。もちろん日本代表にとっても、彼の復帰は大きく、集まっている報道陣の多さからも、その注目度の高さがわかる。チームとしても、開幕5連勝がかかった大事なゲームで、代表組の疲れもとれて、今季初めて代表候補トリオの3バックで臨む。とくに現在得点王の藤田の好調さが光っており、今日も獅子奮迅の働きを見せてくれるはずだ。また、前節のアクシデントで鼻骨にヒビが入った鈴木秀人も、問題なく先発出場。練習でも積極的にヘディングを見せており、それほど心配はないだろう。対する神戸は、前節で主審の納得いかない判定などもあって、悔しいVゴール負けを喫しているが、売り物の3トップが徐々に機能し始め、その後ろからの岡野や平野のサイドアタックなど、ジュビロにとっては嫌な攻め方をしてくるチーム。まだ負けたことがない相手とはいえ、苦しい時間帯もありえるだろう。
  • 15分まで
  • 試合直前にポツポツと雨が降り出す中、両チームの選手たちが入場。ジュビロのキャプテンマークは、今季初先発の服部が巻いている。ヴィッセルの岡野に200試合出場を記念して花束が渡され、ジュビロのキックオフで試合開始。ジュビロは前節と同じ昨年型の3-5-2。ヴィッセルの3トップは、城と播戸が前に張って、カズが1.5列目に下がったような形。中盤の岡野と平野が両サイドに大きく開いており、ジュビロがここをどう抑えるかが、まずはポイントになりそうだ。立ち上がりは比較的静かで、両者とも単発的な攻撃になっているが、ジュビロの右サイドでの攻防が多い。10分/中山のポストプレーから、服部が左サイドをオーバーラップ→早めにクロスを入れるが、やや精度を欠く。お互いに中盤でのプレッシャーが厳しく、10分を過ぎてもジュビロらしいパス回しは見られない。14分/服部の良いサイドチェンジからジヴコヴィッチが左サイドを抜け出し、粘りのあるキープからセンタリング→2列目から藤田が飛び込むが、DFにクリアされる。ここまで両チームともチャンスらしいチャンスはなし。
  • 30分まで
  • 19分/左サイドのスローインから中山が縦に抜け出し、左足でセンタリング→ニアには合わなかったが、ファーに抜けたボールを福西がダイレクトシュート→大きく右に外れる。残念。まだ効果的な攻撃は見られないが、中山の切れが良く、幅広く動いて攻めの起点になっている。23分/大岩のパスからジヴコヴィッチが左からセンタリング→ニアに中山が飛び込むが、その前で惜しくもカットされる。残念。24分/ジュビロの初CK→左から藤田が蹴り、ファーの大岩が折り返す得意の形を狙ったが、GK掛川の長い手に弾かれる。26分/ヴィッセルDFの土屋が左からオーバーラップしてセンタリング→中に入る選手と合わず、ファーに抜ける。30分/相手のボールを奪ってからの素早い攻撃で、ダイレクトパスが次々に通り、最後はペナルティエリア中央に上がった福西にきれいにボールが渡る→しかし福西が少しシュートをもたつき、DFに倒されるが笛はなし。ジュビロらしい非常にきれいな崩しだったが、残念! ジュビロが徐々に主導権を握りつつあるが、まだまだ本領発揮とはいかない。
  • 45分まで
  • 31分/右に流れた播戸からセンタリング→中央でカズに頭で合わせられるが、ゴール左に外れる。神戸の初めてのビッグチャンス。36分/中央のスペースをドリブルで上がった福西が、右足でミドルシュート→低いボールが濡れたピッチを滑っていったが、ゴール左に外れる。38分/中盤でこぼれ球を拾ったシジクレイが、ワンステップでロングシュート→上に外れたが、すごいパワー。39分/ペナルティエリア前右約25mのFK→ジヴコヴィッチが直接狙うが、右に外れる。41分/神戸のCKのクリアから速攻→右を上がったジヴコヴィッチからセンタリング→中山が頭で折り返し、2列目から藤田が飛び込むが、わずかに合わず。残念。ロスタイム1分の表示。そのまま大きな見せ場なく前半終了。ヴィッセルの中盤での速いプレスに、思うように攻撃の形を作れなかったジュビロ。0-0のまま後半へ折り返した。相手は右サイド(ジュビロの左サイド)の守りがやや弱いので、後半はそこをついてほしい。
  • 60分まで
  • 神戸ボールで後半がキックオフ。雨は今のところ小降りだが、ピッチは濡れ始めている。そして後半頭から、ついに名波が登場(藤田アウト)。ボックス型の中盤の中央に入り、いよいよ真の「Nボックス」が復活した。1分/名波の振り向きざまのパスで右から西が抜け出すが、惜しくもオフサイド。4分/ペナルティエリア右約25mのFK→今度は服部が狙ったが、上に外れる。6分/望月のパスから右サイドを上がった岡野がボレーでセンタリング→良いボールが入ったが、ヴァン ズワムがキャッチ。その後の速攻で、中山がポストプレーで折り返し、名波が飛び込むがわずかに合わず。しかし、名波も長い距離を走っており、動きは良さそう。ペナルティエリア前中央で高原がボールを受けて倒され、非常に近いところからのFK→名波がワンステップで蹴るが、ボールが落ちきらずバーを越える。残念。【交代】10分/高原→グラウ。コンディションがもうひとつの高原に代わって、早い時間にグラウが登場。12分/グラウと中山の良いコンビから中山が左足シュート→DFに当たって外へ。その後の左CK→ジヴコヴィッチが蹴って、中央のグラウがヘディングするが、DFに身体を寄せられ、枠を狙えず。【交代】13分/播戸→西谷。西谷が1.5列目に入り、カズが前線に上がった。試合は依然こう着したまま。
  • 75分まで
  • 16分/名波が相手との接触で右足を打ったが、問題なし。20分/西のパスから鈴木がオーバーラップ→右を深くえぐってセンタリング→DFのクリアで高く上がったボールから中山がシュートを狙うが、DFに先にクリアされる。【交代】23分/城→ダニエル。23分/名波とのパス交換から中山が左からセンタリング→良いボールが入ったが、グラウには合わず。24分/中山のスルーパスからグラウが中央を縦に抜け出すが、飛び出したGKにクリアされる。惜しい。徐々にジュビロがキープする時間が長くなってきた。名波が入ったことで、パスのバリエーションが増え、攻撃に厚みが出ている。28分/左のジヴコヴィッチから早いクロス→ニアに中山が頭から飛び込むが、シジクレイにクリアされる。なかなかゴールが生まれる雰囲気が出てこない。頑張れ!
  • 90分まで
  • 32分/ジヴコヴィッチの右CK→GKの上を越えたボールに中山が飛び込むが、大岩とかぶって上に外れる。【交代】33分/西→川口。34分/左サイドでの名波のスルーパス→中山が縦に飛び出すが、DFのスライディングに止められる。名波のパスが徐々に冴えを見せ始めている。36分/土屋のオーバーラップを一緒に下がっていったグラウがスライディングでストップ。守備でも献身的なところを見せている。39分/名波のサイドチェンジで川口が縦に飛び出し右からセンタリング→2列目から飛び込んだ名波がダイビングヘッド!→しかし、DFの身体に当たってゴールならず。惜しい! 42分/川口が縦のドリブルで平野を置き去りにしてマイナスのセンタリング→中央のジヴコヴィッチがダイレクトでシュートするが、右足のキックは大きく上に外れる。残念! ロスタイム2分の表示。46分/ボールのないところで名波が相手と接触し、左足を押さえて倒れるが、足を踏まれただけのようで靴ヒモを結び直して無事に立ち上がる。そこで主審の長い笛が鳴る。90分間で両者得点がなく、決着は延長戦に持ち越された。守りではほとんど危ない場面がないだけに、あとはVゴールを決めるだけだ!
  • 91分まで
  • ヴィッセルのキックオフ・シュートで後半がスタート。立ち上がりからジュビロが攻勢に出る。
  • 【Vゴール!】
  • 1分/ジュビロの波状攻撃で左から右に展開→川口のパスでグラウが右サイドに流れ、折り返し→ニアで受けた福西がドリブルでDFをかわし、角度のないところから右足シュート→低いシュートが見事にゴール左に決まり、ようやくジュビロがVゴール! 決まるのが2分遅かったが、これでジュビロが開幕5連勝を飾った。また、テレビのインタビューの後、サポーターに感謝のあいさつに行った名波に大歓声が送られた。
選手、監督コメント
  • 鈴木 政一監督 
  • 今日は勝ち点3が目標だったが、勝ち点2しか取れなかった。ただ、復帰した選手を含めた今後のチームに対して非常にプラスになったゲームだったと思う。前半は、前線でチェックを受けていいリズムが作れなかったが、名波がいいタイミング、いいスペースでボールを受けてリズムを作れたという意味では、すごく良かった。
  • 名波 浩 
  • 0-0でいい内容のゲームが続いていたので、これといった緊張感もなく、チームのリズムを出すことだけを考えてやっていた。恐さもなくゲームに入っていけたし、FKは別として、シュートを打とうという意識はあったので、そのへんは気持ちとプレーが合致していたと思う。望月とアタリバがバテ気味で入ったので、タイミングも良かった。身体のほうは、1日2日様子をみないとわからないけど、ゲーム中に傷めたところは、膝とはまったく関係ない。とにかくピッチに立てたことは非常に喜ばしいことだし、これから時間も増やしたいと思うし、チームにもフィットしたいし、もし後々代表に選ばれたとしても、チームの役に立てるように、そういう心構えでいたい。
  • 服部 年宏 
  • (90分以上フル出場してみて)試合の流れに入ってしまえば、とくに問題もないので、普通にやっていた。逆に何もしていなかったという反省がある。涼しくて雨が降っていてやりやすかったので、バテることもなくできた。体力的には問題なかった。(代表のことは)まだ何も考えていない。チームの中でコンディションを上げて結果を出していくしかないと思う。ただチームとしては、今日は何もできなかった。ボールは動いたけど、人は動いていなかった。チームとしての意図が出せず、全然すっきりしない試合だったけど、こういう中でも勝てたのは良かった。
  • 福西 崇史 
  • (Vゴールの場面は)DFが遅れてきたので、トラップする余裕があった。スペースが空いていたので、動くことができて、うまく決まって良かった。ただ、前半のチャンスに決めたかった。中盤で神戸のチェックが早くて、落ち着いたリズムが作れなかった。(今後は)90分で勝つことだけ考えてやりたい。
  • グラウ 
  • 神戸のDFがガチガチとよく守ってきたので、こちらもいろいろ試みたけど、なかなかチャンスが生まれなかった。ただ、最後に福西とうまくプレーできて良かった。スペースがあったので、それを使って自分が走りこんで、それでDFが開いて、福西がそれで空いたスペースをうまく使ってくれた。