試合日程・結果2001年 試合日程・結果2001ヤマザキナビスコカップ 2回戦第1戦:ジュビロ磐田 vs 大分トリニータ

試合日程・結果

     
ナビスコカップ試合中継   ナビスコカップ
2回戦 第1試合 ジュビロ磐田 vs 大分トリニータ
試合日時:2001年06月13日(水) 19時00分キックオフ
試合時間 90分 スタジアム ジュビロ磐田スタジアム 観 衆 6,770人
気温 / 湿度 24.6℃ / 71% 天候 / 風 曇 / 無風 ピッチ状態 全面良芝 / 乾燥
コミッショナー 村松 幸雄 主 審 梅本 博之 副 審 中村 祐 、森 直之
第4の審判 勝又 光司 記 録 小林 春樹 HOME/AWAY HOME

得点ボード
ジュビロ磐田
1
1 前 半 0
0 後 半 0
  延長前半  
  延長後半  
0 大分トリニータ
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
清水 範久 前半17分[得点]
ハーフタイム[交代] 松橋 章太(in) ← 竹村 栄哉(out)
後半13分[交代] 川崎 元気(in) ← 崔 文植(out)
後半16分[警告] 川崎 元気
後半20分[累積警告/退場] 川崎 元気
ジヴコヴィッチ(out) → 川口 信男(in) 後半26分[交代]
後半26分[交代] 西川 吉英(in) ← 高松 大樹(out)
西 紀寛(out) → 金沢 浄(in) 後半32分[交代]
大岩 剛 後半44分[警告]

メンバー表

累積警告

ポジション

番号

選手名
  GK 1 ヴァンズワム
  DF 22 河村 崇大
  DF 3 大岩 剛
  DF 14 山西 尊裕
  MF 11 西 紀寛
  MF 23 福西 崇史
  MF 6 服部 年宏
  MF 15 ジヴコヴィッチ
  MF 10 藤田 俊哉
  FW 9 中山 雅史
  FW 18 清水 範久
スタメン

選手名

番号

ポジション

累積警告
小山 健二 21 GK  
三木 隆司 2 DF  
池端 陽介 3 DF  
加地 亮 22 DF  
山崎 哲也 23 DF  
佐藤 一樹 5 MF  
金本 圭太 16 MF  
崔 文植 10 MF  
竹村 栄哉 30 MF  
神野 卓哉 28 FW  
高松 大樹 29 FW  
  GK 12 大神 友明
  DF 25 上本 大海
  MF 20 金沢 浄
  MF 13 川口 信男
  FW 26 西野 泰正
控え選手
前川 和也 1 GK  
西川 吉英 24 DF  
川崎 元気 7 MF  
松橋 章太 20 MF  
船越 優蔵 12 FW  
鈴木 政一 監 督 小林 伸二
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中継リポート
試合前の状況
来年のJ1昇格を目指す大分トリニータをホームに迎えてのナビスコカップ2回戦の第1試合。梅雨らしい曇り空が広がるジュビロスタジアムは、いまにも雨が降り出しそうな空模様だが、試合開始15分前の時点ではまだ雨は降っていない。ただ、ピッチ状態は非常に良く、蒸し暑さもないため、選手たちにとってはやりやすいコンディションだろう。
みどころ
ジュビロは、田中と鈴木というDFの柱2人が出場停止となっているため、河村、大岩、山西という初めての組み合わせで3バックを構成。その点はやや不安材料となるが、ボランチの位置にはいつもの服部と福西が入り、中盤を締める。その中盤は、名波、奥、平野が不在だが、それでも十分に強力。コンフェデ杯で大活躍した中山と、上り調子の清水の2トップに、豊富なパスを供給するはずだ。対する大分は、J2リーグの序盤戦でつまづき、監督の交代などの波乱もあったが、最近の試合では3連勝して、順位も5位に上げてきており、調子は悪くないはず。失うもののないチャレンジャーの挑戦をジュビロがどう受け止めるかが、最大のみどころだ。
15分まで
19:00、大分ボールでキックオフ。立ち上がりから局面での奪い合いではジュビロが勝るが、大分は高い位置から厳しいプレッシャーをかけており、自由にボールを回せてはいない。また、久しぶりの公式戦スタメンとなる清水の張り切りが目立つ。3分/ロングボールを河村が頭でクリアしようとして後ろに流してしまい、相手にシュートされるが、大きくゴール左に外れる。4分/西が右サイドを深くえぐりセンタリング→中山がニアに飛び込むが、ポストに阻まれる。最初の大きなチャンス。残念。7分/左からのセンタリングを清水がペナルティエリア前中央からダイレクトでシュートするが、力が入りすぎて大きく上にふかしてしまう。8分/清水が左から裏に抜け出し、良い形でシュートするが、今度はオフサイド。9分/右後方からの藤田のパスを、清水が2人に囲まれながらもうまく受けて、素早くシュート→枠をとらえた良いシュートだったが、GKのファインセーブに阻まれる。残念。11分/藤田、西、中山で右から突破し、中央の服部へ→服部が強烈なミドルシュートを放つが、ゴール右へ外れる。ジュビロは、無駄な手数をかけない速い攻撃でチャンスを作っている。
17分まで
16分/速攻からいったんカットされたボールを藤田が取り返して、右の清水へ→右45度から狙うが、またもGKに弾かれ、こぼれ球も押し込めず。
【先制点!】
17分/後方からのロングフィードで清水が縦に抜け出し、正面から豪快に決める。3度目の正直のゴールで、ジュビロがついに先制。
35分まで
動きが切れまくっている清水の先制点で、勢いづくジュビロ。21分/右に上がった福西が巧みなドリブルで中に切れ込み、上がってきた藤田に戻す→藤田がダイレクトで強烈なシュートを打つが、GK小山のスーパーセーブに阻まれる。22分/西が右サイドをえぐって、鋭いセンタリング→中央の清水が頭で叩きつけるが、ゴール左に外れる。惜しい! 大分は、ラインを高く上げてコンパクトなフィールドを作っているが、ジュビロはときおりロングボールをうまく使って、相手の裏をついている。28分/後ろからのボールを中山が胸でジレに落として、ジレがセンタリング→中央に清水と藤田が飛び込むが、わずかに合わず。中山も、代表の疲れを見せず、元気な動きを見せている。30分/右サイドでボールを受けた西が、ドリブルで切れ込み、うまいボディフェイントでDFをかわしてシュート→わずかにゴール右に外れる。大分は押し込まれながらも、必死に中盤をコンパクトに保っており、ジュビロが攻めあぐねる場面もあるが、逆に相手に付け入る隙はまったく与えていない。35分/ロングボールで左に抜け出した中山が、自ら中に切れ込んで、右足シュート→GKの鋭い反応に阻まれる。惜しい!
45分まで
38分/ジレの右CK→中央に福西がDFと競り合いながら飛び込むが、バーの上に外れる。43分/山西がオーバーラップして、外のジレにパス→ジレがセンタリングして、中山が胸で落とし、清水がシュート→ゴール左に外れる。そのまま大きな動きはなく前半終了の笛。得点こそ1点にとどまったが、ジュビロは効率良く多くのチャンスを作り、大分に格の違いを見せつけた。後半の大量得点に期待したい。
ハーフタイムコメント
鈴木 政一監督:守備はもう少し高い位置から積極的に行なうこと。攻撃は両オープンサイドを活用していきたい。

小林 伸二:守備のときボールサイドへマークをずらすこと。ボールサイドと逆に動いている選手に気をつけよう。攻撃のとき、1対1の場面では思い切って勝負しよう。次の1点が勝負。チャンスは必ずある。
60分まで
20:00、ジュビロのキックオフで後半がスタート。ジュビロは交代なし。トリニータは、大物ルーキーの松橋章太が中盤の左サイドに入った。1分/ジュビロ・ゴール前でのハイボールの競り合いで、福西が負傷して運び出されるが、すぐに復帰。立ち上がりから大分が右サイドを中心に積極的な攻撃を仕掛けている。5分/速攻から藤田、清水のパス交換から藤田がミドルシュート→バーの上に外れる。ジュビロの後半最初のシュート。5分/後方からのダイレクトパスで中山が裏に飛び出すが、オフサイドの判定。9分/右スローインから中に入ったボールに、藤田が素早く上がってダイレクトシュート→バーに直接当たって跳ね返る。惜しい! その直後、右サイドにオーバーラップした福西にパスが通り、中に入った西に狙いすました折り返し→西がフリーでシュートするが、GKにキャッチされる。12分/中央後方からの大分のFK→フワリと浮かせたボールからヘディングシュートされるが、ヴァン ズワムが余裕を持ってキャッチ。【交代】大分13分/崔→川崎。ジュビロは、チャンスは作るが、なかなか追加点が生まれない。
75分まで
16分/右サイドの西が鋭い切り返しでDFをかわしてセンタリング→DFに当たって外へ。18分/ペナルティエリア内で清水→中山→西とつないでシュートを狙うが、飛び出してきたGKに阻まれる。【退場】20分/福西が右からドリブルで突破したところを川崎が後ろから倒してイエローカード。入ったばかりの川崎だが、2枚目のイエローで退場。その後のFK→藤田が強いボールを入れたが、中山の上からGKにキャッチされる。大分は1人少なくなったことで逆に割り切ったか、完全に守りを固めている。26分/左後方からのクロスを受けて中山が抜け出し、DFに競り勝ってシュートするが、コースが正直すぎてGKに止められる。【交代】26分/ジヴコヴィッチ→川口。大分/高松→西川。ジュビロは川口のスピードを生かそうとするが、大分はFWを外してDFを1枚増やし、0-1で終わればOKという戦い方に路線変更。29分/大分の右からのロングスロー→中央でDFとGKがお見合いをしてしまい、一瞬ヒヤリとするが、なんとかクリア。場内からため息。
試合終了
31分/右CKから中央の福西が競って高くボールが上がり、こぼれたところを大岩がシュート→ゴール左隅を狙ったが、GKにキャッチされる。【交代】33分/西→金沢。金沢が左サイドに入って、川口が右に移動。34分/川口の右から深くえぐってのセンタリング→ファーで中山が高いジャンプから頭で叩きつけるが、これもGK小山の好セーブに阻まれる。残念! 37分/カウンターから左の金沢に展開→金沢が中に切れ込んで中央に戻し、福西がミドルシュート→大きく左に外れる。38分/清水が中盤で頑張って右サイドの川口にパス→川口がニアの中山に合わせるが、DFに阻まれる。ジュビロがなかなか攻めきれず、徐々にサポーターからも不満の声が上がる。41分/中山からのパスで川口が右サイドを抜け出すが、折り返しをシュートできず。44分/大分の右斜めからのFK→中央でヘディングされるが、ゴール右に外れる。ロスタイム4分の表示。46分/カウンターから左の藤田からサイドチェンジのパス→清水がDFの裏で受けてシュートするが、大きく上に外してしまう。ゴール裏のサポーターからブーイング。47分/相手FKからのカウンターで、藤田が右に出て、逆サイドでフリーの川口にボールを送るが、長すぎて届かず。場内ため息。そして長めのロスタイムも終わって、1-0のままタイムアップ。サポーターのブーイングにも表われているように、ジュビロは勝ちはしたものの、数的優位の中、やや消化不良の内容で、第1戦を終えた。
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試合後のコメント
鈴木 政一監督 
河村や清水といった新しいメンバーが入ったゲームということで、前半から積極的にプレーしたことは良かった。ただ、守備のほうで、両サイドとももう少し高い位置で守備をしたかった。そのへんは、センターバックやボランチとのコンビネーションという面では課題だと思う。攻撃面でも、ポジショニングやラストパスの精度など、16日に向けての課題になった。もっと点数をつけておきたかったが、残念だった。ファーストステージの終盤戦に向けて、チームをひとつにしてバランス良くサッカーができるようにしていきたい。
小林 伸二監督 
選手にとっては、いい経験ができた。J1のトップのチームとやれたことは大きなこと。前半はリアクションのサッカーになってしまったが、後半はそれを修正していい形になりかけたが、退場者が出てしまった。その後は、とにかく失点を抑えて、リアクションの中で点を狙っていたが、0-1で守りきったことには満足している。これで次のホームゲームが楽しみになった。
服部 年宏 
代表からの切り換えはできたが、結果的に消化不良のような試合になってしまった。前半でもっと点が取れていれば、楽なにできたと思うし、次の試合に向けて大きかったと思う。今日は勝ってもあまりうれしくない試合。次はリーグ戦なので、そっちに切り換えていきたい。16日の試合に勝てば、大きく優勝に近づけるので、次が大事だと思う。
清水 範久 
自分では良くも悪くもなかったと思う。中山さんとのコンビは、考えていることも近いものがあると思うし、僕の動きもよく見てくれているのでやりやすい。チャンスをもらって結果を出さなければいけない試合だった。最低限のことはできたと思うけど、最後はシュートを外しすぎたので、満足はできない。
河村 崇大 
ヘディングも負ける場面が多かったので、課題ばかりだけど、前半の終わりぐらいから少しずつ落ち着いてできた。(90分出られたことで)ある程度やれるという感触はつかめたし、多少自信にはなったと思う。(公式戦で初めてピッチに立ったことは)やっぱりいい気分。サポーターの応援はすごくよく聞こえた。こんなに応援してくれるとは思わなかったので、すごくうれしかった。
中山 雅史 
新しい選手も気持ちを前面に出して、ピッチの上で表現してくれたのは収穫だったと思う。それで立ち上がりはいい連動ができていたけど、それが点につながらなかったのが悔しいところ。(リーグ戦に向けて)ケガの選手の代わりに入った選手が、フレッシュさや力強さを出してくれればいいと思う。16日は、厳しい戦いになると思うけど、タイトルを取るために結果を求めて頑張りたい。
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