2001 J1 2nd 第15節
試合日時:2001年11月24日(土) 14時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 市原臨海競技場
- 11,449人
- 20.3℃ / 38%
- 晴れ / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- キム ヨンジュ
- 大石 康、牧野 明久
- 河合 英治
- 下田 和則
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半3分[警告] | 藤田 俊哉 | |
林 丈統 | 前半11分[得点] | |
ミリノビッチ | 前半21分[警告] | |
前半32分[得点] | 奥 大介 | |
茶野 隆行 | 前半40分[警告] | |
ムイチン | 前半40分[警告] | |
前半41分[得点] | 藤田 俊哉 | |
林 丈統 | 後半3分[得点] | |
ムイチン→ | 後半6分[累積警告/退場] | |
中西 永輔 | 後半7分[警告] | |
後半9分[警告] | 福西 崇史 | |
林 丈統(out) → 上村 崇士(in) | 後半13分[交代] | |
後半18分[交代] | 清水 範久(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
後半20分[警告] | ジヴコヴィッチ | |
後半29分[得点] | 福西 崇史 | |
坂本 将貴(out) → 三上 和良(in) | 後半37分[交代] | |
後半44分[得点] | 中山 雅史 | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ベルデニック | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- いよいよセカンドステージも今日で最終節。今日は、2位のジュビロと3位のジェフの対決という形になっているが、ジュビロの2位はすでに確定している。ただしジェフは、今日負けると他チームの結果次第では8位まで転落する可能性があり、その意味ではかなり必死で戦ってくるはずだ。会場の市原臨海競技場は、素晴らしい好天に恵まれ、気温も暖かで過ごしやすく、3連休の中日ということもあって、スタンドの出足は非常に良い。アウェー側のゴール裏にも、ホーム側にまったく引けをとらないほどのジュビロ・サポーターが詰め掛けており、ウォームアップ中の選手たちに暖かい声援を送っている。
- みどころ
- ジュビロは、服部が水曜日の練習試合で足首を痛め、大事をとって欠場。代わりにジヴコヴィッチが久しぶりの先発で入った他は、前節と同じメンバーだ。2トップは、前節からの中山、奥のコンビで、実際には奥が引き気味で中山の1トップに近い形。この2人は、ジェフ戦でもっともゴールを決めているコンビであり、ここでゴールを決めてチャンピオンシップに向けて勢いをつけてほしいところ。対するジェフは、阿部が出場停止、チェがケガと主力を欠いているが、スピードのある2トップを揃えており、カウンターには要注意。とにかくジュビロにとっては、今日は結果はもちろん、チャンピオンシップに向けて内容も非常に重視されるゲームだ。
- 10分まで
- 快晴の空の下、ジェフのキックオフで試合開始。1分/ジェフの裏を狙ったボールで林に飛び出され、ヴァン ズワムと交錯した後のこぼれ球からシュートされるが、田中がカバーしてゴールを守る。いきなり決定的なピンチが訪れたが、田中が冷静な守りを見せた。2分/西が右サイドを深くえぐって中に折り返し、藤田が受けてシュート体勢に入ったところで倒されるが、笛はなし。その後は、比較的静かな展開で一進一退。ジェフも守りに入ることなく、中盤で厳しいプレスをかけ、奪った後素早い攻撃を仕掛けている。
- 【失点】
- 11分/後方からのハイボールで高くバウンドしたところを大岩が処理を誤り、林に抜け出されて、GKとの1対1から冷静にゴールを決められる。イージーなミスからの失点で、ヴァン ズワムの連続無失点記録もついに途絶えてしまった。
- 30分まで
- 失点後も、ジュビロのプレーに精細がなく、ジェフ優位の流れ。ジュビロは、服部の位置にジヴコヴィッチが入っているが、連携がもうひとつで、なかなかペースをつかめない。 21分/ジュビロの左からのFK→奥が良いボールを入れたが、GKにパンチングされる。24分/ジェフの右CK→中央でミリノビッチに一際高いジャンプからヘディングされ、わずかにゴール右に外れる。かなりヒヤリとした場面。25分/中山のポストプレーから西が右サイドをフリーで飛び出すが、惜しくもオフサイド。30分が経過しても、ジュビロはなかなか良いリズムが作れないでいる。
- 【同点!】
- 32分/ゴールほぼ正面約25mからのFK→これを奥が直接狙い、壁を越えたボールが大きく落ちてゴール左ネットを揺らす! 奥の鮮やかなFKで、ジュビロが同点に追いついた。
- 40分まで
- 37分/福西が右の中山に出して、ペナルティエリア内に上がり、中山からのセンタリングを胸で受けてシュート→しかし、前に入ったDFの身体に当たり、ゴールならず。残念。
- 【逆転!】
- 40分/中盤でボールをカットした藤田が、西とのワンツーでペナルティエリア内に抜け出し、シュート体勢に入ったところをスライディングで倒されてPK。これを藤田が自ら冷静にゴール右に決め、ジュビロが前半のうちに逆転(41分)。
- 45分まで
- 42分/後方からのロングボールを藤田が頭で西につなぎ、勢い良く飛び込んだ西がシュート→しかしゴール左に外れる。残念! 44分/ジェフのロングボールから鈴木が林にかわされ、GKと1対1。しかし、今度は前に出たヴァン ズワムがしっかりと止め、ピンチを逃れる。その後、約1分半のロスタイムで前半が終了。ジュビロは、内容的にはもうひとつだったが、早い時間の失点を前半のうちに逆転して後半へ折り返した。
- 47分まで
- 日差しが大きく傾く中、ジュビロのキックオフで後半がスタート。ジュビロは、立ち上がりの攻勢で勢いをつけたいところだが、前半と同じく攻撃のリズムを欠く。
- 【失点】
- 3分/ジェフの右サイドからのボールを大柴がつなぎ、DFがクリアをもたついたところに、2列目から勢い良く林が飛び込み、一瞬早くプッシュされて、豪快にゴールネットを揺らされる。
- 60分まで
- 【退場】6分/ジェフのムイチンに2枚目のイエローが出て、退場。ジュビロは数的優位になった。【交代】6分/大岩→山西。9分/福西にイエローカード。とくに何もしていないようだったが、相手が激しく倒れて不本意な警告。【交代】ジェフ13分/林→上村。スピードの林に代えて、高さの上村を投入。1人多くなったジュビロだが、それによる優位はまだ感じられない。
- 74分まで
- 【交代】18分/藤田→清水。奥が2列目に下がり、清水も下がり目で、中山の1トップという形は変わらず。20分/ジヴコヴィッチが強烈なタックルで相手を倒し、イエローカード。29分/奥が右サイドをドリブルで突破し、深い位置からセンタリング→ファーに良いボールが入るが、詰める選手がなく、DFがクリア。
- 【3点目!】
- 29分/西の右からのセンタリング→中央で中山がヘディングしたがDFに当たり、こぼれたボールに福西がスライディングで飛び込み、ゴールに押し込む。ようやく3点目が入り、ジュビロが再度リード。
- 44分
- ジュビロは1点リードしたが、完全にボールを支配するところまではいかず、余裕はない。【交代】ジェフ/37分/坂本→三上。39分/ジェフの右からのクロス→ヴァン ズワムがキャッチしたところで相手に激突されて倒れたが、ボールはがっちりとつかんで離さない。41分/清水が右サイドを抜け出し、早めのクロス→中央の奥に通るが、トラップをミスしてしっかりとシュートを打てず。惜しい! 43分/ジヴコヴィッチが中盤でパスカットして左の中山へ→中山がドリブルから折り返し、ジヴコヴィッチが左足シュート→当たり損ねてゴール右に外れる。
- 【4点目】
- 44分/鈴木が右サイドでボールを奪い、自らドリブルで上がって、中央へ→これを受けたジヴコヴィッチが左に流れた中山へスルーパス→中山がダイレクトで左足シュートをゴール左に決め、粘るジェフを突き放した。
- 試合終了
- ロスタイム3分の表示。その後、中山が裏に抜け出しシュートした場面があったが、今度はGKに阻まれ、5点目はならず。そして、そのまま大きなピンチなく時間が経過し、主審の長い笛。2失点は痛かったが、それを上回る4ゴールを決めたジュビロが、チャンピオンシップにつながる勝利で、最終戦を飾った。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 最終戦ということと、チャンピオンシップに向けて内容のあるゲームを目指すということでスタートして、前半はジェフの早いプレスにあって少しリアクション的なサッカーになってしまった。前半の途中からは、うちのリズムでいい展開もできた。次に向けては、勝利という意味では非常にプラスになるが、まだまだコンビネーションなどすべての面で修正して、多彩な攻撃ができるようにしていきたい。明日、明後日としっかり休んで、27日からチャンピオンシップに向けて、修正とプラスαの部分を求めて、全員でひとつになって頑張っていきたい。(セカンドステージを振り返って)優勝はできなかったが、2敗というということで、アジアクラブ選手権やナビスコカップも含めて、すべてのゲームで考えれば、選手たちは素晴らしい結果を出してくれたと思う。コンディションが厳しい中でも、ケガや代表で選手が欠けた中でも、他のプレイヤーがしっかりしていて、こういう結果を出してくれたということで、素晴らしい選手たちに恵まれて、私自身も幸せに思う。あとはチャンピオンシップでアントラーズを叩いて優勝することで、それが2倍にも3倍にもしたい。
- 中山 雅史
- 今日はプレスに関して、意思統一ができてないというか、タイミングやバランスが合っていない部分があった。ふがいない戦いだったので、勝ててホッとしている。でも、止まってボールを回しているだけでなく、動きながら回すという時間帯もあったので、そういう時間が増えてくれば、いい形で自分たちのリズムでやれると思う。システム的な部分では課題があるけど、気力の面では充実させていきたい。この1週間で、不安を除去して、勝つために思い切りやることが、結果を生むために大切だと思う。鹿島とは、いつも以上にタフな試合になると思うので、戦う姿勢をもっともっと強く持っていけるようにしていきたい。
- 奥 大介
- (FKのゴールは)イメージ通りというか、枠に蹴ったら入った。まだビルドアップのときにミスが多いので、そういうところを直していったらもっといいサッカーができると思う。でも、4点入ったということは良かった。勢いをつけてチャンピオンシップの第1戦に臨みたい。
- 田中 誠
- 失点に関しては、大事に行きすぎてクリアもきちんとつなごうとしすぎた部分があった。鹿島の優勝が決まって、集中が足りない部分もあったと思う。攻撃に関しては、いいリズムでやれた時間もあったと思う。
- 福西 崇史
- 守りの面で、もっとうまくボールを奪えないと厳しい。全体の意思統一がもっと必要だと思うので、みんなで話し合っていきたい。技術的には問題ないので、あとはバラバラにならないようにチームをしっかり固めていきたい。