2001 J1 2nd 第11節
試合日時:2001年10月31日(水) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 9,289人
- 15.3℃ / 77%
- 晴れ / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 石井 慶一
- リムキーチョン
- 平野 伸一、高山 啓義
- 野田 祐樹
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
清水 範久 | 前半31分[得点] | |
ハーフタイム[交代] | 砂川 誠(in) ← 柳 想鐡(out) | |
福西 崇史 | 後半15分[警告] | |
後半17分[得点] | 渡辺 毅 | |
奥 大介 | 後半17分[警告] | |
後半28分[得点] | 渡辺 光輝 | |
清水 範久(out) → 前田 遼一(in) | 後半29分[交代] | |
藤田 俊哉(out) → 金沢 浄(in) | 後半31分[交代] | |
西 紀寛(out) → 川口 信男(in) | 後半34分[交代] | |
後半37分[得点] | 砂川 誠 | |
後半39分[交代] | 杉山 新(in) ← 平山 智規(out) | |
後半41分[警告] | 杉山 新 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | ぺリマン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- チームタイ記録の10連勝とホーム21連勝がかかるだけでなく、セカンドステージの優勝争いという意味でも非常に重要なゲーム。今月唯一の試合となった磐田スタジアムは、昼間は快晴で暖かかったが、夜になって少し冷え込んできた。観客には上着が必要だが、選手たちにとっては非常に動きやすいコンディションだ。ジュビロの選手たちは、準優勝に終わったナビスコカップからすでに頭を切り替え、セカンドステージ残り5試合のラストスパートに向けて意識を集中しており、アップ中も良い雰囲気。出場が危ぶまれた服部や福西らも、元気に身体を動かしている。
- みどころ
- ジュビロは、出場停止の選手はなく、前節の札幌戦と同じスタメン。だが、身体に痛みを抱えながらプレーしている選手も多く、ハードスケジュールの影響は徐々にチームに影を落としている。「水曜日(柏戦)と土曜日(福岡戦)の試合が踏ん張りどころ」(金沢)というように、この試合は、ナビスコカップ決勝のショックを断ち切るためにも、とにかく結果が求められるゲームだ。対するレイソルも、洪明甫と黄善洪、萩村の3人を欠き、薩川も出場停止と、攻守両面で苦しい台所事情。ただ、中盤は軸がしっかりしており、得意のサイド攻撃は衰えていないはずだ。局面局面での激しい戦いが予想されるゲームの中で、勝利に賭ける闘志で勝るのはどちらか。そこが今日の最大のみどころとなるはずだ。
- 15分まで
- 入場してきたジュビロ・イレブンの顔は気合十分。ホームのサポーターの声援を背にしたジュビロのキックオフで、試合開始。0分/レイソルの右CK→大野の蹴ったボールをニアの選手が頭でそらしたが、DFがしっかりとクリア。2分/右スローインから西が右サイドをドリブルで突破してセンタリング→中央で中山がジャンピング・ボレーするが、ゴール右に外れる。5分/左からの奥のセンタリング→ファーの中山がヘディングしようとするが、わずかに届ききらず。レイソルの中盤でのチェックは厳しいが、ジュビロがサイドチェンジの長いパスも混ぜながら押し気味に試合を進めている。8分/藤田が左サイドに流れて左足でセンタリング→清水がニアに飛び込むが、その前でDFにクリアされる。10分/藤田のパスから左に上がった服部がセンタリング→中央の中山に合うが、DFに阻止される。13分/レイソルの左CKからの競り合いで大岩が倒れるが、無事に立ち上がる。ここまでは、ジュビロのほうがチャンスは作れているが、内容的には大きな差はない。
- 30分まで
- 18分/藤田の見事なサイドチェンジで、左サイドの奥がフリーになり、ドリブルで中に切れ込むが、やや持ちすぎでシュートを打てず。23分/西の右からの左足センタリング→ファーに入った奥が頭で落とし、服部がダイレクトシュート→DFに当たって右に外れる。惜しい。24分/ペナルティエリア前正面で藤田が倒され、良い位置でFK→約25mの距離を奥が直接狙うが、ワンバウンドでわずかにポストの左に外れる。惜しい。一時こう着していたが、徐々にジュビロの決定的な形が増えてきた。27分/右斜めからのレイソルのFK→大野が蹴って、ゴール前の競り合いから抜け出したボールが中央でワンバウンドし、渡辺光に飛び込まれるが、ゴール左に外れる。ややヒヤリとした場面。ここまで両者得点なし。
- 【先制点!】
- 31分/右サイドから少し中に切れ込んだ西が左足でセンタリング→中央で胸でボールを受けた清水が、そのまま自らシュート→見事にゴール右のネットを揺らす! 西の上がりが活発になってきたところで、非常に良いパターンの先制点!
- 45分まで
- 先制点を奪った後、ジュビロの攻撃がさらに活性化。奥と西がプレーエリアが高い位置になってきた。34分/左サイドの平山のセンタリングがこぼれたところを柳にシュートされるが、大岩がシュートコースに入って身体に当てる。37分/中盤でのパスカットから服部が上がって後ろから追い越して行った清水に浮き球のスルーパス→必死に戻ったDFにカットされる。残念。右から左からジュビロが速い攻撃を展開し、完全なジュビロ・ペースだが、なかなか決定的なシュートまでは至らない。41分/大岩が相手のファウルで右のスネを蹴られ、タンカで運び出される。しかし、すぐに立ち上がって復帰。最後もジュビロが流れるようなパス回しを見せ、1分ちょっとのロスタイムで前半が終了。内容的にもジュビロが良いサッカーを見せ、1-0のリードで後半へ折り返す。
- 60分まで
- レイソル・ボールで後半がキックオフ。【交代】レイソル/柳→砂川。0分/キックオフでレイソルが後ろに戻したボールを清水がプレッシャーをかけて奪い、GKと1対1でシュート→しかし、南に足でストップされる。清水の素晴らしいプレーだったが、フィニッシュが甘かった。残念! 2分/レイソルのロングボールからのこぼれ球を大野にミドルシュートを打たれるが、DFが身体に当てて防ぐ。後半立ち上がりは、反撃にかけるレイソルの出足が良く、こぼれ球を拾われる場面が目立って、やや守勢。7分/右スローインから西がうまく中に入ってつなぎ、中山がシュート→DFに阻まれるが、その前に西の足を上げたプレーに笛。8分/レイソルの左CKのこぼれ球から町田がDFを外して左足で思い切りの良いシュート→強烈なボールがゴール左を襲ったが、大神がパンチングで弾いて外へ。大神らしい反応の良いファインセーブ。9分/その後のCK→同じような形から相手のシュートを大神が弾いてポストに当たり、跳ね返ったボールを町田に頭で押し込まれるが、これはオフサイドでピンチを逃れる。鈴木監督が警戒したセットプレーから、連続してあぶない場面を作られた。その後、ジュビロが少し立て直し、冷静にボールをキープしてリズムを作っている。14分/左サイドに流れた西に、奥がスルーパス→西がドリブルで中に入って低いセンタリング→至近距離の中山が合わせるが、GKに止められる。
- 【同点】
- 17分/レイソルの右後方からのFK→大野がゴールに向かうボールを蹴り、渡辺毅が中央に飛び込んで頭でわずかにコースを変え、そのままゴール左に流し込む。警戒していたセットプレーで、同点に追いつかれた。
- 27分まで
- 同点になった後は、レイソルの選手たちが再び勢いを増し、一進一退の展開。ジュビロは、よくサイドにボールを散らし、効果的な攻撃を見せているが、レイソルのDF陣も踏ん張って、なかなかシュートまでいけない。27分/渡辺光の右からのクロス→北嶋に一歩抜け出されるが、わずかに届かず救われる。危ない場面。レイソルの速攻が徐々に効いてきた。
- 【レイソル2点目】
- 28分/左からの平山のセンタリング→DFが触ったがクリアしきれず、浮いたボールを渡辺光に頭で押し込まれる。レイソルの速い攻撃で逆転ゴールを決められてしまった。
- 36分まで
- 【交代】30分/清水→前田。30分/左から奥がドリブルで入り、中央に戻して藤田がシュート→コースが甘くGKにキャッチされる。【交代】32分/藤田→金沢。金沢が左サイドに入り、奥が藤田のポジションへ。【交代】34分/西→川口。鈴木監督が積極的に動いてきた。36分/左からの攻撃のこぼれ球を拾った川口が縦にドリブルして低く速いセンタリング→DFとGKの間に通るが、わずかに中山が届かず。
- 【レイソル3点目】
- 37分/右からのレイソルの攻撃にDFが片寄り、大野のパスが中央でフリーの砂川に通って、ダイレクトで3点目を決められる。攻撃に出た逆を疲れ、ジュビロは今季初の3失点。
- 試合終了
- 【交代】レイソル40分/平山→杉山。ジュビロが必死の反撃に出ているが、焦りからかフィニッシュの部分での精度がもうひとつ。42分/福西がペナルティエリア前で倒され、少し右から良い位置のFK→服部が直接狙うが、ゴール上に外れる。決定的なチャンスを作れないまま、じりじりと時間が過ぎる。ロスタイム2分の表示。そして、大きな見せ場を作れないまま90分が終了の笛。後半にハードスケジュールの疲れが出たジュビロは、磐石の守備が崩れて、非常に痛い逆転負け。選手たちの表情に悔しさがにじむ。他会場ではアントラーズが90分以内に勝ったため、これで首位が入れ替わった。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 前半は、両サイドをうまく使い、先制点が取れて良かった。後半、セットプレーから失点し、逆転されて、ゲームを立て直すことができなかった。このゲームを反省し、チーム全体で立て直していきたい。
- ペリマン監督
- 満足できるゲームだった。平均年齢が若いチームでスタートし、先に失点したことが良いほうに作用し、逆転しようとチームが盛り上がった。中盤の人数を多くして、数的優位を保ち、ジュビロの中盤を苦しめようと思った。セットプレーや空中戦で勝てたことは信じられない。いずれにしても、尊敬するジュビロに勝てて非常にうれしい。
- 服部 年宏
- 精神的にまだムラがある。もっと攻めていかないとダメ。連敗したら終わってしまうので、次は開き直ってやるしかない。
- 金沢 浄
- 逆転された後で、サイドからの攻撃を指示されて出た。後半はやや集中力が切れていて、相手の速攻にやられた。負けパターンだったと思う。だけど次にダメージを残したくない。次は絶対に勝たないといけない。