2001 J1 2nd 第10節
試合日時:2001年10月20日(土) 14時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 札幌厚別公園競技場
- 18,917人
- 14.5℃ / 38%
- 晴れ / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 淀川 隆博
- 片山 善継
- 二俣 敏明、西村 典之
- 蒲澤 淳一
- 石神 朋子
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半44分[得点] | 中山 雅史 | |
ハーフタイム[交代] | 金沢 浄(in) ← 奥 大介(out) | |
田渕 龍二(out) → 山瀬 功治(in) | 後半7分[交代] | |
後半16分[交代] | 河村 崇大(in) ← 福西 崇史(out) | |
堀井 岳也(out) → 深川 友貴(in) | 後半19分[交代] | |
今野 泰幸(out) → 野々村 芳和(in) | 後半27分[交代] | |
後半31分[得点] | 金沢 浄 | |
後半35分[交代] | 川口 信男(in) ← 清水 範久(out) | |
ビジュ | 後半44分[得点] | |
後半44分[警告] | 河村 崇大 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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岡田 武史 | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 水曜日の試合でがっちりと首位を守ったジュビロと、現在10位とやや低迷しているが徐々に上り調子となってきたコンサドーレ札幌が、ファーストステージと同じ第10節で対戦。会場は、コンサドーレが高い勝率を誇る札幌厚別公園競技場。天気は快晴で、まさに秋晴れのサッカー日和だ。ただ、試合前になって少し風が出てきたので、静岡から訪れた人にはやや肌寒さが感じられるが、選手たちにとっては非常に動きやすいコンディションと言えそうだ。
- みどころ
- 前節のFC東京戦ではセカンドステージ初の2失点を喫したジュビロだが、その分今年初の5得点で挽回し、得失点差を伸ばしたジュビロ。この試合で自身初のハットトリックを達成して乗っている清水が先発に戻り、出場停止だった奧も戻った。またFC東京戦で左肩を痛めたヴァンズワムが欠場となり、途中出場で大活躍した大神が今年初先発。対戦相手の札幌は、全員攻撃・全員守備で戦う組織力のあるチームで、ファーストステージの対戦でも大いに苦しめられた。今日はケガで欠場している選手が多いが、上位相手にはしたたかなサッカーを見せるので、順位とは関係なく要注意の相手だ。ジュビロは前節、鉄壁のディフェンスにやや隙ができ、鈴木監督も「修整が必要」と語っていたが、それが中2日でどれだけできたかが、まず大きなみどころとなる。そして、ジュビロらしい磐石の守りが戻れば、あとはカウンターに注意しながらじっくり攻めて先制点を奪うのみ。そうした必勝パターンにぜひ持ちこみたいところだ。
- 15分まで
- 定刻通りキックオフ。立ち上がりは、風上のサイドをとったジュビロが、長いボールを相手DFラインの裏に出し、中山、清水の2トップを走らせるという形が多くなっている。それによって、相手のDFラインを上げさせないという狙いが感じられるが、風でボールが流れて大きなチャンスにはなっていない。対する札幌は、中盤から早いプレスをかけて、ボールを奪ったら素早くウィルに当てて、そこから組み立てるという形。ウィルが高いキープ力を見せており、ジュビロDF陣にとっては、ここが抑えどころになりそうだ。14分/後ろからのボールを胸で受けたウィルが、振り向きざまにシュート→ゴール右に外れる。ここまでは、風上のジュビロがやや優位に試合を進めているが、決定的な場面は両者ともまだ作れていない。
- 30分まで
- 20分/左からの奧のクロス→ゴール前の清水がワントラップしてシュート→DFが身体を投げ出してボールをブロックする。これがジュビロの初シュート。良い形だったが、残念。23分/ウィルが左から持ちこんでセンタリング→中央の堀がヘディング・シュート→わずかにゴール右に外れる。この試合初めての決定的な形で、ジュビロ・ファンはヒヤリとさせられた。展開は、徐々に札幌ペースとなり、ジュビロの選手たちがスライディングでなんとか相手を止める場面が目立ってきた。
- 43分まで
- 30分を過ぎて、試合は徐々に落ちついてきた。互いに中盤のプレスが良く、自由にパスをつなげない展開だが、緊迫感があってハイレベルのこう着状態になっている。またピッチ上はけっこう風が強いらしく、ジュビロの長めのパスもなかなか通らない状況。
- 【先制点!】
- 44分/服部の左からのクロスをファーサイドの中山が頭で中に折り返し、清水と相手DFが交錯してボールが再び戻ってきた→中山がこれをワントラップして左足を振り抜く→このシュートが見事にゴールネットに突き刺さった! 中山隊長の3試合連続ゴールで、ジュビロが前半終了間際に先制点をゲット!
- 前半終了
- 44分/服部の左からのクロスをファーサイドの中山が頭で中に折り返し、清水と相手DFが交錯してボールが再び戻ってきた→中山がこれをワントラップして左足を振り抜く→このシュートが見事にゴールネットに突き刺さった! 中山隊長の3試合連続ゴールで、ジュビロが前半終了間際に先制点をゲット!
- ハーフタイムのコメント
- 鈴木 政一監督:両サイドオープンを使って攻撃しよう。守備は高いイチからプレスをかけ、全体のバランスを考えていこう。立ち上がりの15分は、相手の仕掛けてくるので注意しよう。
- 60分まで
- 後半がキックオフ。後半の頭から奥と金沢が交代している。鈴木監督の予想通り、風上に立った札幌が立ち上がりから攻勢をかけてきた。ジュビロはやや押され気味にはなっているが、田中を中心にしたDF陣が冷静に対処しており、それほどあぶない状況ではない。【交代】札幌8分/田淵→山瀬。札幌が何とか同点に追いつこうと、攻撃にかける人数を増やし、サイドからボールを入れているが、クロスボールはジュビロDF陣がほとんど跳ね返し、決定的な場面はない。ジュビロとしては、とりあえず相手の攻撃を受け流し、カウンターのチャンスをうかがっているといった様子。
- 75分まで
- 【交代】17分/福西→河村。18分/右サイドからのFK→藤田が蹴って、ファーの大岩がダイビングヘッドで合わせたが、わずかにゴール左に外れる。惜しい! 札幌がまだ風上を利して攻勢に出ているが、ジュビロの守りを崩すというよりも、大きめのボールを入れて、そのこぼれを狙ってチャンスにつなげようとしている印象。だが、それに対して田中のポジショニングが非常に良く、つけいるスキを与えない。ただ、ジュビロの攻撃もなかなか形にならず、効果的なカウンター攻撃が出せない状況。【交代】札幌29分/今野→野々村。
- 【2点目!】
- 31分/カウンターで金沢が左からドリブルで鋭く切れ込んで、そのまま得意の左足で思い切り良くシュート→強烈なボールがニアポストとGKの間をすり抜け、ゴールネットを激しく揺らした! 好調・金沢の2試合連続ゴールで、粘る札幌を突き放す狙い通りの展開。
- 89分まで
- 【交代】36分/清水→川口。2点をリードされた札幌がさらに激しく攻勢をかけているが、ジュビロは慌てることなくじっくりと守り、ボールをつないでいる。カウンターでダメ押し点を狙いつつ、逃げ切り体制に入っている。
- 【失点】
- 44分/札幌の右FK→ビジュに頭で決められる。このまま完封かと思われたところで、ホームの札幌が意地を見せた。スタンドを真っ赤に染めたコンサドーレ・サポーターも、ものすごい盛り上がりを見せている。
- 試合終了
- しかし、そのまま大きな見せ場なく時間が経過し、タイムアップの笛。ジュビロは完封こそ逃したものの、シナリオ通りの展開でやっかいな相手を退け、ついにファーストステージの記録をしのぐ9連勝! 史上初の完全制覇に向けて、また一歩大きく前進した。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 結果的に2-1で勝利できて良かった。厳しい日程の中で、連勝できたことは大変うれしく思う。今後も大事なゲームが続くので頑張っていきたい。