2001 J1 2nd 第7節
試合日時:2001年09月29日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 長居スタジアム
- 18,023人
- 22.6℃ / 58%
- 曇り / 中風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 原田 秀昭
- 柳沢 和也、中井 恒
- 長谷 忠志
- 今西 啓悦
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
斎藤 大輔 | 前半38分[警告] | |
前半40分[得点] | 藤田 俊哉 | |
越智 隼人(out) → 大久保 嘉人(in) | ハーフタイム[交代] | |
蔵田 茂樹 | 後半1分[警告] | |
蔵田 茂樹→ | 後半12分[累積警告/退場] | |
後半17分[警告] | 福西 崇史 | |
後半19分[交代] | 金沢 浄(in) ← 福西 崇史(out) | |
尹 晶煥 | 後半21分[警告] | |
マルセロ(out) → 米山 大輔(in) | 後半22分[交代] | |
後半28分 | 川口 信男西 紀寛 | |
大柴 健二(out) → 真中 靖夫(in) | 後半28分[交代] | |
後半33分[交代] | 前田 遼一(in) ← 清水 範久(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョアン・カルロス | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 5勝1敗で2位のジュビロと、開幕6連敗という泥沼に陥っているセレッソの対決となる第7節。会場は、セレッソのホームの長居スタジアム。昼間はやや暑かったが、日が暮れてかなり涼しくなってきており、芝の状態もかなり良く保たれているので、コンディション的には問題ない。スタンドのほうも、サポーターはジュビロのほうがやや多い感じで、応援でも相手をしのいでおり、ジュビロにとって不利な状況は少ない。
- みどころ
- 今日のジュビロは、右膝が万全ではない名波と、腰に違和感のある服部が大事をとって休み、代わりに西とジヴコヴィッチが先発。その他は前節と同じで、右足の打撲が心配された中山は、無事に先発している。対するセレッソは、大黒柱の森島がケガで欠場。西谷も出場できず、こちらも苦しい台所事情。まともに勝負すればジュビロが優位に立つはずだが、決定機を外してリズムを崩してしまうという悪いクセが出ると、相手につけいるスキを与えてしまう。セレッソは、不調とはいえ油断のならない相手であり、堅守速攻に徹すれば、思わぬ力を発揮する可能せいもあるので、ジュビロの選手たちが悪い流れにはまらないよう高い集中力を保てるかどうかが、最大のポイントになるだろう。
- 15分まで
- ジュビロのキックオフで試合開始。0分/キックオフから相手にまったくボールを触らせずにパスをつないで、最後は中山のポストプレーから清水がシュート→当たりが弱く、GKにキャッチされる。1分/中山がポストプレーから、自ら反転して相手をかわし、強引にシュート→DFの足に当たる。ジュビロの中盤は、奥と福西のボランチで、右サイドに西、左にジヴコヴィッチ、中央が藤田という形。序盤からセレッソが予想よりも前からプレッシャーをかけてきているが、悪い形でボールを奪われる場面はない。5分/クサビのボールを受けた清水がうまくDFをかわしてそのままドリブルでカウンター攻撃→清水から中山にスルーパスが出るが、飛び出したGKにクリアされる。残念。7分/右サイドの福西のスローインから西がうまくペナルティエリア内に走りこみ中へ→しかし、中央に詰める選手がなく、シュートならず。10分/ロングパスから右サイドに脱け出した清水が、深くえぐって折り返し、中山が詰めるが、その前でカットされる。残念。12分/カウンターで西がドリブルで上がり、中山と清水とのパス交換から右サイドを突破→角度のないところからシュートを打つが、サイドネット。12分/鈴木の左後方からのクロス→中山がラインの裏に抜け出しでヘディングでゴールに流し込むが、わずかにオフサイド。残念。14分/中盤の右で前を向いた大柴が、遠目から左足で強いシュート→ヴァン ズワムが横っ飛びでキャッチ。セレッソの初めてのシュートらしいシュート。ここまでは、完全にジュビロの流れ。
- 30分まで
- 16分/後方からの長いパスで西が右サイドを脱け出すが、DFの足に当ててしまう。その後の右CK→ジヴコヴィッチがファーサイドを狙い、大岩がヘディングするが、左に外れる。セレッソも、まだまだ守勢に回ることなく、高い位置からプレッシャーをかけ、サイドにボールを展開して、良い形を作り始めている。22分/セレッソの右からのFK→ユンが精度の高いボールを蹴り、ファーの蔵田がヘディングシュート→ゴール左に外れる。23分/ゴール正面、かなり遠目からのFKで奥が直接狙うが、大きく左に外れる。25分/西が右サイドで一人かわしてドリブルから低いクロス→中山が鋭く飛び込むが、DFにつぶされる。ジュビロはやや攻め急ぎが目立つようになり、流れは少しセレッソ寄りになってきた。29分/奥が右サイドに流れて、深い位置からセンタリング→良いボールが入ったが、フリーの清水のヘディングは飛び出したGK下川に阻止され、こぼれ球を藤田がシュートするが上に外れる。ここまででもっとも決定的な場面。惜しい!
- 38分まで
- 30分/セレッソの右からの攻撃で、ペナルティエリア前のマルセロにフリーでパスが通り、ヒヤリとするが、プレーの遅さに救われる。31分/ジュビロのカウンターで、藤田が右サイドからセンタリング→ファーに上がった福西に通るが、惜しくもオフサイド。30分を過ぎたあたりから、ジュビロのパスの流れが良くなってきた。37分/ユンのスルーパスでワグネルに縦に飛び出させるが、ヴァン ズワムが素早く前に出てキャッチ。38分/中山を抱え込んで倒した斎藤にイエローカード。
- 【先制点!】
- 39分/攻撃参加した大岩のスルーパスに反応した中山がペナルティエリアの中で倒され、主審の笛。PKかと思ったが、わずかに外からのFK→しかし、ペナルティエリア直前左から藤田が狙い、ゴール右のバーに当ててゴールイン! 良いリズムを作り始めたジュビロが、藤田の鮮やかなキックで先制点を奪った。
- 45分まで
- 43分/後方からのパスで右から左に流れながら脱け出した清水が、前に出てきたGKの上を越えるループシュート→2点目!と思った瞬間、ゴール直前でDF室井がスライディングでクリア。相手の気迫のプレーで、追加点が阻止された。惜しい! 44分/西が右ゴールライン際から、中をよく見て、2列目から飛び込んだ藤田に折り返し、しかし藤田が処理をもたつき、シュートはDFに阻止される。先制した後も、ジュビロが猛攻を仕掛け、そのままの流れで、前半が終了。ジュビロが4試合連続で、1-0で後半へ折り返した。
- ハーフタイムコメント
- 鈴木 政一監督:守備では、ポジションのバランスを確認すること。ボールサイドのプレスも激しく。相手のカウンター攻撃に注意すること。攻撃は、両サイドの突破からゴール前は、2枚以上詰めること。
ジョアン・カルロス監督:相手の1人1人を自由にさせるな。ロングボールに対して、コーチングをしてしっかりと対応するように。
- 60分まで
- セレッソのキックオフで後半がスタート。セレッソは、越智に代わってジュビロ戦でゴールを決めたこともある大久保が入った。ジュビロは交代なし。セレッソは、大久保が2列目に入り、マルセロが下がり目になって、鈴木が左サイド、ユンが右サイドと中盤の構成を変えてきた。1分/藤田が蔵田の危険なスライディングで倒され、痛めていた右足を抱えて倒れるが、無事に立ち上がる。蔵田にはイエローカード。2分/その後のFK→右後方から奥が蹴り、ファーの大岩が倒れこみながらヘッド→わずかにオール左に外れる。惜しい! セレッソは、同点を狙って攻撃的にきているが、ジュビロの安定した守備陣が危なげなく対処。シュートはほとんど打たせていない。8分/鈴木秀人が相手との接触プレーで首を抑えて倒れ、試合が中断するが、無事に立ち上がる。【退場】12分/カウンターからの清水の突破を、蔵田が後ろからのスライディングで倒し、2枚目のイエローカードを受けて退場。しかしセレッソは、極端に守備的になることはなく、必死に反撃を試みる。14分/福西から中山への正確なロングパスでカウンター→2列目から走りこんだ西に中山からパスが出て、西が浮き球でうまくDFをかわしてシュート→決まった!と思ったが、、GK下川のファインセーブに止められる。惜しい!
- 75分まで
- 18分/右からの藤田のCK→またもファーの大岩に通って、頭で折り返し→これを胸で落とした福西が右足シュート→わずかにゴール左に外れる。惜しい! ジュビロの速攻から清水が左からセンタリング→フリーで待っていた中山の手前でGKがパンチング→これを拾った西が、ループシュート→GKの頭を越えたが、わずかに左に外れる。残念! 【交代】19分/福西→金沢。少し脚を痛めていた福西がベンチに退いた。20分/左サイドでボールをキープしたジヴコヴィッチにユンが後方から非常に危険なスライディング→レッドが出てもおかしくないプレーだったが、主審が出したのはイエローカード。【交代】セレッソ22分/マルセロ→米山。ジュビロ優位は変わりないが、1人少ないセレッソもまだまだ頑張りを見せている。【交代】セレッソ28分/大柴→真中。ジュビロ/西→川口。両チームともスーパーサブというべき選手を、ほぼ同時に投入。
- 試合終了
- 体力的にはかなりきついはずのセレッソだが、まだ頑張ってゴール前までボールを運んでいる。それに対してジュビロは、やや攻めあぐねている。【交代】33分/清水→前田。34分/ペナルティエリア前でルーズボールを拾った中山が、そのままドリブルから左足シュート→大きく上に外れる。38分/金沢のスルーパスで前田がペナルティエリア左に脱け出すが、ダイレクトの左足シュートは大きく上に外れる。残念。39分/ジヴコヴィッチの左の深い位置からのセンタリング→中央で中山がヘディングするが、DFに身体を寄せられ、コントロールできず。40分/カウンターで藤田がドリブルで上がり、右の川口にパス→川口が右45度からシュートするが、GKに弾かれる。ジュビロは、慎重な守りで相手のカウンターを完璧に防いでいるが、攻撃はやや迫力不足。44分/セレッソDFの室井が脚を痛めてピッチの外へ。セレッソは9人に。ロスタイム3分の表示。46分/セレッソのロングキックでワグネルが脱け出そうとするが、ヴァン ズワムがペナルティエリアを大きく飛び出してクリア。その直後、ジヴコヴィッチがペナルティエリア左に抜け出し、折り返し→前田の反応が遅れ、DFに阻まれる。そのこぼれをジヴコヴィッチがシュートするが、サイドネット。残念。48分/藤田が中央でボールをキープし、パスと見せかけて強烈なシュート→GK下川がまたしても好セーブ。そして、その直後にタイムアップの笛。ジュビロは、2点目こそ決められなかったが、磐石の守備陣が後半の相手のシュートをわずか1本に抑え、2試合連続の完封で、連勝を6に伸ばした。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- まず勝てて良かった。相手が1人少なくなったときに、パス展開でリズムを作りたかった。少しインターバルがあるので、今日の反省点を生かし、ナビスコ杯およびリーグ戦における対鹿島戦にしっかりと準備したい。