2001 J1 2nd 第6節
試合日時:2001年09月22日(土) 15時33分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 豊田スタジアム
- 32,849人
- 23.6℃ / 34%
- 晴れ / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 高田 静夫
- 小幡 真一郎
- 中村 祐、原田 昌彦
- 土本 泰
- 横井 常雄
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
西澤 淳二 | 前半18分[警告] | |
山口 素弘 | 前半23分[警告] | |
前半25分[警告] | 奥 大介 | |
前半35分[得点] | 藤田 俊哉 | |
中村 直志 | 後半20分[警告] | |
中村 直志(out) → マルセロ(in) | 後半20分[交代] | |
後半21分[交代] | 前田 遼一(in) ← 清水 範久(out) | |
後半27分[交代] | 金沢 浄(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
大森 征之(out) → 中谷 勇介(in) | 後半40分[交代] | |
後半44分[得点] | 前田 遼一 | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三浦 哲郎 | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ともに4勝1敗同士、勝ち点差で2位のグランパスと、3位のジュビロの上位対決となった第6節。会場は、7月にオープンしたばかりの豊田スタジアム(収容人員4万3千人)で、チケットもほぼ完売。芝生は良好だが、ややはがれやすい状態になっているようだ。また、天気は快晴で、さわやかな空気が流れており、注目の対決にふさわしい舞台が整っている。
- みどころ
- ジュビロは、大岩が左膝の痛みで欠場し、山西が久しぶりのスタメン。また、福西が出場停止から復帰し、藤田、名波、服部、奥と中盤のベストメンバーが揃ったのは、5月6日のガンバ戦以来のこと。息の合ったパス回しやダイナミックな攻守が期待できそうだ。対するグランパスは、滝澤と平岡が出場停止だが、ウェズレイを筆頭に攻撃陣が好調で、戦力的に大きなロスはなし。中盤ではジュビロが優位に立つだろうが、そこからのフィニッシュの部分が、今日も最大の注目点になるだろう。
- 15分まで
- 定刻通りキックオフ。立ち上がりはお互いに様子を見る展開で、グランパスは、ファーストステージに比べてボールを取った後の展開が速くなり、素早くスペースを狙った長めのパスが出てくる。ジュビロも、そのペースにはまった状態になっており、やや中盤を省略したサッカーになっている。7分/藤田がミドルシュートを打つが、枠には飛ばず。ジュビロは、藤田と奥の両サイドのスペースに長いボールを送り、グランパスは右の岡山のスペースを狙っているが、互いに中への折り返しで良いボールが中に入らず、なかなか決定的なチャンスには至らない。ここまでは、ややこう着状態。
- 30分まで
- ジュビロのほうに中盤をしっかりつなごうとする意識が徐々に見られるようになってきたが、パスの精度が悪く、なかなかうまくビルドアップできない。両チームの選手とも、ボールコントロールがやや大きくなって相手に狙われるという場面が目立っており、初めてのピッチにやや戸惑っているという可能性もある。24分/トップにクサビが入った後、藤田が壁パスで中央突破を試みるが、DFに倒されてFK→中央やや左から奥が直接狙うが、壁に当たってゴールならず。グランパスも、トップのウェズレイに当てて攻撃の形を作ろうとするが、サポートが遅く、なかなかボールがつながらない。ここまでは、ジュビロが押し気味に試合を進めているが、互いに決定的なチャンスが作れないという状態が続いている。
- 【先制点!】
- 35分/左サイドに流れた服部が中央にセンタリング→中央の中山がDFと競って落としたボールを、藤田がペナルティエリア外から左足シュート→グラウンダーのボールが右ポスト内側に当たってゴールイン! 2試合連続となる藤田のビューティフルゴールで、ジュビロが先制!
- 45分まで
- 先取点を取ったジュビロは、選手たちにも余裕が出て、高い位置でのプレスで奪ったボールから、いくつかチャンスにつなげている。39分/グランパスの山口が中央でボールを受けてドリブル突破を図り、DFに倒されていい位置でFK→ウェズレイが右足で狙ったが、左ポスト外にわずかに外れる。初めてのあぶない場面。44分/清水のパスカットから名波にスルーパス→名波がフリーで受けてシュート→わずかにゴール右に外れる。惜しい! そして、ジュビロ・ペースのまま前半が終了。ジュビロは、3試合連続の1-0での前半終了となったが、問題は相手よりも先に2点目を取れるかどうか。そこに、今日こそ勝ち点3が取れるか否かがかかっている。
- ハーフタイムコメント
- 鈴木 政一監督:攻守の切り換え、プレーの判断を的確に速く。後半の立ち上がり、追加点を狙っていこう。中盤では、パス展開を速くすること。
三浦 哲郎監督:ボールを失うな。マークをしっかり。ボールへの寄せをしっかりと。
- 60分まで
- 後半がキックオフ。両チームとも交代はなし。鈴木監督の言葉通り、立ち上がりからジュビロが攻勢に出ている。6分/左に流れた中山がセンタリング→DFに当たって外へ。その後の左CK→奥が蹴るが、中央でクリアされる。グランパスは、ある程度ジュビロにボールを持たせて、それを奪った後の速攻に賭けているが、サイドチェンジのボールが不正確で、なかなかチャンスにならない。だがジュビロも、相手の速攻を警戒して、DFラインの押し上げが十分にできず、中盤がやや間延びした状態になっている。依然として1-0のまま。
- 75分まで
- 16分/左からのクロスにウェズレイが飛び出すが、オフサイド。18分/左サイドをウェズレイに突破され、シュートを打たれるが、ヴァン ズワムが好セーブ。中盤でのこぼれ球をグランパスが拾う場面が多くなり、チャンスを作られている。互いに激しく攻め合って、かなりスリリングな展開になってきた。【交代】グランパス20分/中村→マルセロ。【交代】21分/清水→前田。鈴木監督は、いつもよりも早めに前田を投入。ジュビロは、中盤とバックラインが下がって押し込まれる時間が増えてきた。前の選手が孤立して、そこでボールを奪われるという形が目立ち、相手の中盤の岡山やウリダのマークも甘くなっている。【交代】27分/藤田→金沢。おそらく中盤のバランスを修正するための交代と思われる。
- 89分まで
- 残り15分を過ぎて、試合展開はボールが行ったり来たりで、一進一退。33分/中山がボールをキープし、折り返しを受けた金沢が中に飛び込むが、惜しくもGKに止められる。なんとか同点にしたいグランパスも、ワンチャンスにかけてしつこく速攻を仕掛けるが、ジュビロDF陣もしっかりとゴールにカギをかけている。38分/名波の右CK→福西がニアサイドでバックヘッド→得意のホットラインがうまくつながったが、GK楢崎のファインセーブに阻まれる。惜しい! 【交代】グランパス40分/大森→中谷。グランパスが最後の猛攻を仕掛け、サイドから何度もセンタリングを入れるが、田中、鈴木をはじめとしたDF陣が、身体を張って弾き返している。ロスタイム3分の表示。
- 【2点目!】
- ロスタイム/金沢の縦パスから中山が左サイドをえぐって中央の前田に折り返し→前田がDFをかわし、さらにGKもかわして、左足で冷静に2点目をゲット! ロスタイムに待望の2点目が入り、ついに2-0。勝利を大きく引き寄せた。
- 試合終了
- 2点目が入って間もなく試合終了の笛。ジュビロはDF陣の頑張りで4試合ぶりの完封。最後にダメ押しの2点目も決まって、2位のグランパスを退け、3試合ぶりに勝ち点3をつかみ取った。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 豊田スタジアムで行なわれるグランパス戦ということで、精神的に負けないゲームをしようと、試合前にチームとして目標を立てた。攻守の切り換えを速くし、激しく戦って、どうしても勝ちを収めたいゲームだった。そして結果が出て、選手に大変感謝している。
- 中山 雅史
- 今日はDFが頑張ってくれた。0点に抑えることができたのがうれしい。ここ2試合は苦い勝ち方で、勝ってもあまりうれしくなかったけど、今日は笑顔でバスに乗れます。
- 藤田 俊哉
- うちのDFラインは非常に安定しているから、2点取れば勝てると思う。
- 前田 遼一
- (2点目のゴールは)いいパスが来た。打ってもGKが詰めてきて入らないと思ったので、抜きにいった。点は取れたけど、他のプレーはまだまだ全然ダメだと思う。