試合日程・結果2001年 試合日程・結果2001 J1 2nd 第4節:東京ヴェルディ1969 vs ジュビロ磐田

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2001 J1 2nd 第4節

試合日時:2001年09月08日(土)  19時00分キックオフ

得点ボード
東京ヴェルディ1969
1 0 前半 1
1 後半 0
0延長前半1
 延長後半 
2 ジュビロ磐田
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分(延長30分)
  • 東京スタジアム
  • 24,024人
  • 24.3℃ / 93%
  • 曇り時々雨 / 弱風
  • 全面良芝 / 水含み
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 仲西 駿策
  • モットラム
  • 中原 美智雄、山口 博司
  • 牧野 明久
  • 杉本 雄二
  • AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半2分[得点] 中山 雅史
前半14分[警告] 福西 崇史
羽山 拓巳 前半44分[警告]
ハーフタイム[交代] 山西 尊裕(in) ← 大岩 剛(out)
羽山 拓巳(out) → 菊池 利三(in) ハーフタイム[交代]
桜井 直人(out) → 小林 大悟(in) ハーフタイム[交代]
米山 篤志 後半3分[警告]
山田 卓也 後半8分[得点]
エメルソン 後半12分[警告]
後半20分[交代] 川口 信男(in) ← 奥 大介(out)
菊池 利三 後半25分[警告]
後半29分[交代] 前田 遼一(in) ← 清水 範久(out)
小倉 隆史(out) → 武田 修宏(in) 後半31分[交代]
前・後半終了後[交代] 金沢 浄(in) ← 名波 浩(out)
米山 篤志(out) → 林 健太郎(in) 前・後半終了後[交代]
延長前半0分[警告] 前田 遼一
延長前半6分[得点]
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 菊池 新吉
  DF 23 羽山 拓巳
  DF 22 中澤 佑二
  DF 44 エメルソン
  DF 5 米山 篤志
  MF 2 山田 卓也
  MF 8 北澤 豪
  MF 7 小林 慶行
  MF 16 桜井 直人
  FW 33 マルキーニョス
  FW 19 小倉 隆史
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
ヴァンズワム 1 GK  
鈴木 秀人 2 DF  
田中 誠 5 DF  
大岩 剛 3 DF  
奥 大介 8 MF  
福西 崇史 23 MF  
服部 年宏 6 MF  
ジヴコヴィッチ 15 MF  
名波 浩 7 MF  
清水 範久 18 FW  
中山 雅史 9 FW  
  GK 26 柴崎 貴広
  DF 18 菊池 利三
  MF 4 林 健太郎
  MF 28 小林 大悟
  FW 9 武田 修宏
       
       
控え選手
山本 浩正 21 GK  
山西 尊裕 14 DF  
川口 信男 13 MF  
金沢 浄 20 MF  
前田 遼一 24 FW  
       
       
小見 幸隆 監 督 鈴木 政一
中継レポート
  • 試合前の状況
  • セカンドステージ2勝1敗で迎えた東京ヴェルディ1969との第4節は、ジュビロとしては初登場となる東京スタジアムが舞台。5時ごろから本格的な雨が降り出す中、5万人収容の2層のスタンドは、アウェー側のゴール裏がまっさきにサックスブルーのカッパで埋まり始めた。そして、ウォームアップのために選手たちがピッチに出てきたときも、明らかにジュビロのほうが歓声が大きく、慣れないピッチだが会場の雰囲気はホームに近くなっている。
  • みどころ
  • ジュビロのスタメンは、好内容で完勝したエスパルス戦とまったく同じ。変化は、サブのGKが大神から山本になり、西に代わって金沢が入ったことだけ。優勝争いのライバル、エスパルスに快勝して大きく勢いづいたジュビロは、「中盤の選手たちがかなり調子を上げてきた」(田中)というプラス材料と、磐石のDFラインが組み合わさり、死角はほとんどない。あとは、チャンスをいかに早い段階で決めるかにかかっており、「前半のうちに1点取りたい」という鈴木監督の願いが実現すれば、余裕のある試合運びができるだろう。しかし、チャンスを逃がし続ければ、苦しい戦いとなったファーストステージの二の舞になることもありうるだけに、フィニッシュの精度が試合のカギを握ることになりそうだ。対するヴェルディは、石塚、永井、三浦らの主力が欠場となったが、未知数の力を秘めた2人の新外国人選手が入っており、カウンターやセットプレーの一発に注意が必要になるだろう。また左膝のケガで出場が微妙と言われていた桜井もスタメンに入っており、彼の鋭いドリブル突破にも要警戒だ。
  • キックオフ
  • 久しぶりのアウェー用ユニフォームでピッチに登場したジュビロに大歓声が上がり、ホームゲームのような雰囲気の中、ヴェルディのボールでキックオフ。0分/ヴェルディの左スローインから桜井がペナルティエリア内に割って入るが、鈴木がしっかりと身体を入れてシュートを打たせず。しかし、ヴェルディのこの試合にかける意気込みは、選手たちの動きにも表われている。
  • 【先制点!】
  • 2分/右サイドからの鮮やかなダイレクト・パスの連続で中に展開し、服部がもう一度左へクロス→これをペナルティエリア内でフリーで受けた清水が、よく中を見て丁寧に横パス→これをニアに飛び込んだ中山が押し込む!! 待ってましたのゴンゴールで、ジュビロが早くも狙い通りの先制点!
  • 15分まで
  • 予想以上に早い先制点を得たジュビロだが、その後は気迫の反撃を見せるヴェルディにやや押され気味。9分/ヴェルディの右サイドからのセンタリング→北澤がペナルティエリア外からダイレクトシュート→ヴァン ズワムがパンチングで弾き返し、そのボールをマルキーニョスがヘディングするがバーの上に外れる。初めてのピンチにスタンドから悲鳴が上がる。中盤でボールを奪われた後の速攻でピンチを招く場面が少し目立っている。13分/マルキーニョスが右サイドでボールを受けてドリブル→大岩がかわされるが、その後ろからダッシュで戻った服部が見事に奪い返す。14分/左のジヴコヴィッチがセンタリング→中央のつぶし合いからこぼれたボールを名波がシュート→しかし右ポストに当たってゴールならず。惜しい!
  • 30分まで
  • ジュビロは、中盤でのミスからピンチを招く形を修正し、徐々に試合展開も落ち着きを取り戻してきた。20分/ジュビロのカウンターで清水が右サイドでフリーの奥に展開→奥のセンタリングはファーのジヴコヴィッチにピッタリ合ったが、ボレーシュートが大きく上に外れる。23分/名波の左からの早めのセンタリング→中央で奥が受けて右に流し、清水が右からフリーでシュート→しかしGKの攻守に阻まれる。25分/福西の鮮やかなパスカットからボールを受けた清水がドリブルで進み、シュート→ゴール左に外れる。ジュビロがボールをキープする時間がだんだん長くなってきた。29分/左サイドでボールを受けた小倉がドリブル突破で中を狙うが、鈴木が危なげない対処でボールを弾き出す。
  • 45分まで
  • 30分/相手との激突で大岩がスネを痛めて倒れるが、無事に復帰。33分/ペナルティエリア前でボールをキープした奥が、反転しながら強烈な右足シュート→しかしGK正面。36分/ペナルティエリア直前左からのFK→名波と奥がボールの前に立ち、奥が直接狙うが壁に当たる。37分/中盤でボールを取った北澤が、自らドリブルで進み、ペナルティエリア前でマルキーニョスにスルーパス→しかし、ジュビロDF陣がうまくラインを上げてオフサイド。ヴェルディの中では、ベテラン北澤の頑張りが光っている。38分/左に流れた清水にボールが出て、左足でセンタリング→中山がニアに入るが、その上を越えてGKにキャッチされる。ヴェルディが中盤をコンパクトに保ちながら、引き気味の守りを展開しており、ジュビロもなかなかチャンスを作れず、ややこう着状態になってきた。44分/左サイドで突破を図ろうとした清水を羽山が抱きついて倒し、イエローカード。その後のFK→奥がニアに合わせるが、DFがクリア。その後のヴェルディのカウンター→桜井がドリブルで長い距離を進み、ペナルティエリア内で勝負を仕掛けるが、服部が奪い返す。桜井は倒れるが、もちろん笛はなし。その後、2分のロスタイムで前半終了の笛。ジュビロは、少しバタバタした時間帯もあったが、鈴木監督のゲームプラン通り1-0で後半へ折り返す。
  • 53分まで
  • ジュビロのキックオフで後半がスタート。後半開始からの交代は、ジュビロ/大岩→山西。ヴェルディ/羽山→菊池、桜井→小林。ヴェルディは早くも2人を交代させてきた。2分/今日は左サイドバックに入ったヴェルディの米山が、オーバーラップから中に切れ込んでミドルシュート→大きく右に外れるが、前半と違って積極的な攻撃参加を見せている。一時小降りになっていた雨が、5分過ぎからまた少し強くなってきた。後半に入って、ヴェルディの攻撃的な姿勢が強くなってきた。
  • 【失点】
  • 8分/ヴェルディの左サイドからのFK→後方からニアサイドに走りこんだ山田に、高い打点のヘッドで決められる。
  • 75分まで
  • 9分/カウンターからスルーパスを受けた清水が、ペナルティエリア内で鋭くDFをかわして左足シュート→ゴール上に外す。久しぶりの決定的なシュートだったが、残念! 13分/名波のトリッキーなパスで左サイドでフリーのジヴコヴィッチへ→ゴール前に中山が猛然と飛び込み、ジレが狙いすましたセンタリングを入れたところで、中山が足をかけられて倒れ、PKの判定。しかし、一度は服部がボールをセットした後で、なんと判定が覆ってヴェルディの関節フリーキックに。納得のいかない判定で、勝ち越し点のチャンスが泡と消えてしまった。その後も、両者一歩も譲らず激しい攻防を展開している。【交代】20分/奥→川口。22分/清水のパスで川口が右サイドを深くえぐってセンタリング→しかし中央の中山までは届かず。24分/右サイドからのFK→名波がファーサイドを狙うが、ボールが大きすぎて逆サイドにアウト。同点になってかあらは、追いついたヴェルディのほうが動きが良く、こぼれ球も、ヴェルディが拾うことが多く、苦しい時間帯が続く。【交代】29分/清水→前田。先週素晴らしいリーグ戦初ゴールを決めた前田の登場に、スタンドからも大歓声。
  • 90分まで(延長へ)
  • 【交代】ヴェルディ31分/小倉→武田。34分/右サイドをドリブルで突破した前田が中央の名波へ→名波の右足シュートはGKに弾かれる。残念! しかし、徐々にジュビロの攻撃にリズムが出始め、いよいよ最後の猛攻が始まった。35分/思い切った走り込みからパスを受けて中央をドリブル突破した福西が、ペナルティエリア直前で倒されるが、主審の笛はなし。38分/左からの攻撃のこぼれ球を川口が拾ってシュートするがゴール右に外れる。39分/川口が右サイドを粘りのドリブルで突破し、センタリング→ニアの前田がドンピシャのヘッドで合わせるが、GKの前に飛んでしまい、弾き出される。惜しい! 42分/ヴェルディの久しぶりの攻撃で武田が左からセンタリング→鈴木が足に当て、ヴァン ズワムがしっかりキャッチ。43分/マルキーニョスのパスを受けた武田が左からペナルティエリアに切れ込んで滑り込みながらシュート→ゴール左に外れる。ロスタイム3分の表示。47分/福西のボール奪取から中山が右サイドをドリブルで上がり、中に切れ込んで中央に横パス→しかし、後ろから飛び込んだ名波に合わず。47分/ジュビロの左CK→ジヴコヴィッチが蹴るが、ミスキックで大きくゴールラインを割ったところで、90分が終了の笛。試合の決着はセカンドステージ初の延長戦に持ち込まれた。
  • 96分まで
  • ジュビロのキックオフで延長前半がスタート。【交代】名波→金沢。ヴェルディ/米山→林。金沢が左サイドに入って、ジヴコヴィッチが中央へ。2分/前田が中央でキープし、右の川口へ→その折り返しを前田がヘディングシュートするが、バーの上に外れる。4分/中盤で3人に囲まれた前田が、得意の股抜きで突破し、ペナルティエリア前で中山に→中山が左の金沢に振るが、わずかにボールが大きく、相手に奪われる。
  • 【Vゴール!】
  • 6分/金沢のパスからジヴコヴィッチが左サイドを抜け出し、低いセンタリング→中山がニアサイドに滑り込みながら押し込み、ついにVゴール!! 今日2発目のゴンゴールで、ジュビロが苦しい試合にようやくピリオドを打った。
選手、監督コメント
  • 鈴木 政一監督 
  • 90分で勝ちたいという話をしていたが、シュートミスや、中盤での簡単なパスミスなど、いろんな面でのミスが出てしまい、いつもの中盤の構成力が出せなかった。あれだけミスをすれば、こういう苦しい試合になるということで、選手もわれわれも反省材料にしたい。
  • 中山 雅史 
  • 90分以内で勝てなかったことに、すごく悔しさを感じる。前半で何度かあったチャンスを決めていれば、もう少し楽な試合になったかもしれないし、自分たちで苦しくしてしまった。そういう精度を高めていかないと、勝ち続けるのはむずかしいと思う。失点の場面は、山田のマークが自分だったので、つききれなかったのが頭に来ている。自分自身の甘さを痛感したので、もっともっと鍛え上げなければいけないと思う。(Vゴールに関しては)とにかく勝てて良かったという気持ちだけ。
  • 福西 崇史 
  • チャンスを決められなくて自分たちで苦しくした。相手が横にワイドに使ってきたから、自分たちの中盤も開きすぎてしまって、スペースができてしまった。ただ、勝ち点2でも勝てたことは良かったので、次につなげていきたい。
  • 服部 年宏 
  • 前半の決めるべきところで決めていれば、こういう展開にはならなかった。全体的にはそんなに問題はなかったと思うけど、攻撃に関しては甘いところがあると思う。セットプレーで決められるのは、ある程度しかたない部分はあるけど、自分たちが決めるところを決めないといけない。
  • 川口 信男 
  • 勝ちはしたけど、Vゴールということで、みんな納得していなかった。グラウンドがちょっとやりにかったということはあるけど、それよりも自分たちの技術の問題だと思う。次は90分で勝てるように頑張りたい。
  • 前田 遼一 
  • 決定的なチャンスを外してしまったので、ああいうところを決められるようにしていきたい。試合にはだんだん慣れてきたと思う。
  • 金沢 浄 
  • グラウンドの問題もあって、見た目より悪くて下がはげたりして、ミスが出てしまっていた。自分たちのミスで疲れてしまったという部分もあると思う。90分で勝とうということをみんなで話し合って、気持ちを引き締めて臨んだけど、自分たちで苦しくしてしまった。