2001 J1 2nd 第3節
試合日時:2001年08月25日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 11,897人
- 26.6℃ / 77%
- 晴れ / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 石井 慶一
- 唐木田 徹
- 間島 宗一、松尾 一
- 野田 祐樹
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半31分[警告] | 薮田 光教 | |
服部 年宏 | 前半44分[得点] | |
ハーフタイム[交代] | 山口 貴之(in) ← 薮田 光教(out) | |
後半4分[警告] | 吉村 光示 | |
清水 範久(out) → 西 紀寛(in) | 後半16分[交代] | |
後半25分[交代] | 和多田 充寿(in) ← 茂原 岳人(out) | |
奥 大介(out) → 川口 信男(in) | 後半37分[交代] | |
ジヴコヴィッチ(out) → 山西 尊裕(in) | 後半42分[交代] | |
中山 雅史 | 後半44分[得点] | |
山西 尊裕 | 後半44分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | 川勝 良一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- いよいよセカンドステージのホーム開幕戦が始まる。先週の初戦(ガンバ戦)を落としたジュビロは、背水の陣で臨む大事な試合であり、開幕17連勝という記録もかかってる。スタンドには、夏休み最後の週末ということもあって、開幕を楽しみにしていた親子連れのファンが数多く詰めかけ、アップに出てきた選手たちに、黄色い声も混じった暖かい声援が送られている。天気は快晴で、気温も当然高いが、一頃ほどの蒸し暑さではない。
- みどころ
- 先週さっそくセカンドステージの厳しさを痛感させられたジュビロは、メンバーこそGK(山本→ヴァン ズワム)以外は変わっていないものの、気持ちを引き締め直して今日の試合にすべてをかけている。その気持ちが、ピッチ上にどれだけ表われるか、まずは注目したい。また、前節無得点に終わった攻撃陣の奮起にも大いに期待したい。対するヴィッセルは、望月が直前のケガで欠場しており、前節とは異なる布陣。しかし、ここにきて大きく自信をつけているチームだけに、勢いは十分だ。今日も、けっして楽な戦いにはならないはずだが、その中で快勝するジュビロの力を見せてほしい。
- 15分まで
- ヴィッセル・ボールで定刻通りキックオフ。0分/最初の速攻で奥が右からセンタリング→中央の中山が頭で後方に落とし、清水がシュート→大きくバーの上に外れる。チームの本気を見せた強烈な先制パンチにスタンドも大喜び。ジュビロは立ち上がりから全体的にダイナミックな動きを見せ、ボールをよく回している。8分/中山とのワンツーで清水が右サイドを縦に飛び出し、早めのセンタリング→中山がいち早く脱け出してボールを追うが、一瞬早くGKに飛び出されてシュートならず。非常に良い速攻だったが、残念。好調のヴィッセルも、さすがに中盤をコンパクトに保ち、ジュビロの攻撃を食い止めているが、ジュビロもまったく相手にチャンスを作らせていない。ここまでは、なかなか締まった良い内容でゲームが進んでいる。
- 30分まで
- 19分/ペナルティエリア付近での流れるような華麗なパス回しから、中央でボールを受けた清水が反転して左足シュート→今度は枠に飛んだが、GKにキャッチされる。福西が積極的に攻撃参加し、ジュビロの攻めにリズムが出てきている。22分/中山のパスカットから服部が左サイドを上がり、早めのクロス→清水が良い動きで裏に抜けようとしたが、その前でDFがかろうじてカット。23分/中盤でダニエルにボールをカットされ、右に展開したところを茂原が速いセンタリング→DFとGKの間に鋭いボールが通るが誰も届かず、ラインを割る。初めてのピンチでややヒヤリ。24分/清水の左からのセンタリングがDFとGKに当たり跳ね返ったところを奥がシュート→相手に当たったところを再び奥がプッシュするが、ゴール右に外れてしまう。残念! 28分/中盤でボールを奪った名波が、カウンターで右の中山にスルーパス→中山はシュートを打つために切り返すが、DFにカットされる。依然としてジュビロが押しているが、ヴィッセルの最終ラインもなかなか固い。
- 44分まで
- 35分/ゴールライン際からの服部のロングボールを中山がうまく裁いて清水に渡し、自ら縦に走ってパスを受けようとするが、惜しくもDFにカットされる。40分/相手陣内でのパス回しからフリーの奥にボールが出て、右からクロス→シジクレイの頭を越えたボールを中山が頭で叩きつけるが、GKにキャッチされる。残念。41分/奥の左CK→カーブをかけたボールが直接ゴールに向かうがバーに当たる。43分/左への大きなサイドチェンジからジヴコヴィッチがコーナー付近でボールを受け、シジクレイを強引にかわしてセンタリング→DFに当たって外へ。
- 【先制点!】
- 45分/名波の素晴らしいパスをペナルティエリア内で受けた中山がシュート→これはGKに阻止されたが、そのこぼれ球を拾って、ドリブルで突破しようとしたところを倒されてPKを得る。これを服部がゴール右に低いボールで決め、前半終了間際にジュビロが待望の先制点!!
- 前半終了
- 1-0となった後のキックオフ後、2分とたたずに前半が終了。前半のうちに先制点が生まれ、内容的にもスコア的にもジュビロのペースで後半へ折り返す。
- 60分まで
- ジュビロのボールで後半がキックオフ。両チームとも交代はなし。2分/セットプレー崩れで相手がカウンターに出ようとしたところ田中が戻りながらうまくカットし、福西がゴール前に飛び出してシュートしようとするが、飛び出してGK掛川に止められる→こぼれ球を名波がシュートしたが、これもDFに当たる。3分/カウンターで清水が右サイドを抜け出しセンタリング→中央で中山がつぶれて、ファーに入ったフリーのジヴコヴィッチに通る→ワントラップしてジヴコヴィッチが左足でシュートするが、大きく外してしまう。残念! 後半も、ジュビロが先制パンチで攻撃の主導権を握っている。10分/奥の左CK→ファーサイドに大岩が豪快に飛び込むが、DFに阻止される。12分/ペナルティエリア前でボールを受けた名波が、シュートと見せかけて右のジヴコヴィッチに素晴らしいスルーパス→しかし、ジヴコヴィッチがわずかに出遅れ、先にGKにキャッチされる。ヴィッセルも、前半よりも攻撃に比重を置いているが、まだチャンスらしいチャンスを作らせていない。
- 75分まで
- 15分/ヴィッセルの速攻で、左からのセンタリング→ファーの吉村にフリーでヘッドされるが、ヴァン ズワムがキャッチ。ややマークが甘くなった場面。16分/左からのジヴコヴィッチのセンタリングをニアで中山が後ろにそらし、ファーの清水がヘディングするが、ボールが高かったためにバーの上に外れる。惜しい! 【交代】清水→西。西はそのままトップに入った。23分/ヴィッセルが左サイドをえぐりセンタリング→中央でカズが鋭く合わせるが、DFがなんとか阻止。初めての決定的なピンチ。【交代】ヴィッセル25分/茂原→和多田。徐々にヴィッセルがジュビロ・ゴールに迫るシーンが増えてきた。28分/ヴィッセルの右からのセンタリング→ヴァン ズワムが前に出てキャッチ。ジュビロもカウンターで何度か良い形を作っているが、ラストパスが悪く、シュートまで至らない。
- 89分まで
- 互いに中盤に大きなスペースができるようになり、カウンターの応酬という形が多くなってきた。34分/オーバーラップした服部が左からセンタリング→中央で中山と西が入ったが、DFにコースを変えられ、シュートならず。名波を初め、ジュビロの中盤の選手はかなり動きが重くなってきたが、最終ラインはしっかりと相手のカウンターに対応している。【交代】38分/奥→川口。川口の登場を心待ちにしていたサポーターから大歓声が上がる。その直後、リスタートからゴール右にダニエルに飛び出され、センタリングを入れられるが、合わせる選手がなく助かる。一瞬ヒヤリとした場面。40分/中盤でフリーでボールを受けた名波が、遠目から鋭いシュート→GKが倒れながら弾いてCK。そのCKを右からジヴコヴィッチが蹴るが、ミスキックでチャンスをつぶす。【交代】42分/ジヴコヴィッチ→山西。43分/カウンターで川口が右サイドでボールを受け、自らドリブルで中に切れ込み、DFを1人かわしてGKまでかわすが、最後のセンタリングが誰もいない方向へ。サポーターもがっくり。44分/ヴィッセルの右FK→ヴァン ズワムがパンチングで弾いたボールを拾われ、ループシュートを打たれるが、ヴァン ズワムがよく戻ってキャッチ。ロスタイム2分の表示。
- 【2点目!】
- 46分/カウンターから川口が右サイドを破り、DFをかわして中央の中山に丁寧な横パス→中山がこれを右足でゴール左に決め、ロスタイムで決定的な追加点!
- 試合終了
- その後、まもなく90分の終了を告げる笛。内容的にも前節を上回るサッカーを見せたジュビロが、2-0の完勝でセカンドステージ初勝利、そしてホーム17連勝を飾った。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 前半はやろうとしているサッカーができた。中盤をコンパクトにしてパスをしっかりつなぐという意味では、ガンバ戦からの修正もある程度できた。攻撃のリズムを変えるというテーマもあったが、それも取ってからのカウンターという形が見られたし、前回よりは良かったと思う。後半は相手が前に人数をかけてきて、ボランチが最終ラインに引っ張られて苦しくなったが、山西を入れて多少楽になって追加点が生まれた。今日は負けられないゲームだということで、選手の気持ちがピッチで表われたと思う。
- 川勝 良一監督
- ケガ人が多くて目一杯の状況の中で、選手たちはよくやってくれた。アウェーなので仕方ないのかもしれないが、審判のジャッジには不満がある。もっと毅然とした態度で笛を吹いてほしい。ハーフタイムで選手たちを落ち着かせて、後半の戦いに臨んだ。
- 中山 雅史
- 前半はいいバランスである程度いい攻撃ができたと思う。清水とも、いい距離を保ってやれたので、この感じを続けていきたい。だけど後半は、1人1人がやや孤立してしまった場面があるので、まだ修正すべきポイントはある。着実に一歩一歩熟成していきたい。(エスパルス戦に向けて)日程的にはきびしいけど、1人1人が自覚を持って、うまく調整していきたい。
- 福西 崇史
- 前半はよくボールが回っていた。自分の前でキープできて、スペースがあったから前に上がることができた。先制点が取れて、自分たちのペースでできた。今日は勝たないといけない試合なので、それがみんなのプレーに表われていたし、結果が出て良かった。これからも、決めるべきところで決められるようにしていきたい。エスパルス戦は(誕生日なので)ゴールを狙っていきたい。
- 大岩 剛
- 相手の攻めが単調だったということもあるけど、苦しい中で無失点に抑えられて良かった。試合の中で相手の流れになることは毎試合あると思うけど、その中で自分たちの流れに引き戻す力はうちにはあると思う。試合を追うごとにもっともっと良くしていきたい。