2001 J1 1st 第11節
試合日時:2001年06月16日(土) 15時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 柏の葉公園総合競技場
- 17,788人
- 22℃ / 68%
- 曇り一時晴れ / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 高田 静夫
- ディック・ヨル
- 中井 恒、山口 博司
- 河合 英治
- 大宮 純一
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半5分[得点] | 中山 雅史 | |
前半33分[警告] | 服部 年宏 | |
入江 徹(out) → 平山 智規(in) | ハーフタイム[交代] | |
大野 敏隆(out) → 酒井 直樹(in) | ハーフタイム[交代] | |
後半25分[交代] | 川口 信男(in) ← 西 紀寛(out) | |
加藤 望(out) → 砂川 誠(in) | 後半25分[交代] | |
後半34分[交代] | 金沢 浄(in) ← ジヴコヴィッチ(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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西野 朗 | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 待ちに待ったファーストステージの再開初戦、優勝のためには「今日が非常に大事」と選手・監督とも口を揃える大一番。ジュビロとしては2度目の登場となる柏の葉公園総合競技場は、どんよりとして曇り空で、いつ雨が降り出すかわからない状況だが、ピッチは乾燥しており、状態も良好。また、この時期としては非常に涼しい風が吹いており、雨さえ降ってこなければ、選手たちにとってはやりやすいコンディションだ。スタンドには、この試合の重要性をよくわかっているジュビロ・サポーターが、ホームのサポーターに勝るほど数多く駆けつけ、ウォームアップをする選手たちに、力強い声援を送っている。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、3日前の大分戦(ナビスコカップ)から、DFの河村が鈴木に代わっただけの変更。出場停止が明けた田中は、練習中のケガのために出場できない。また名波、高原、奥らの復帰も間に合わなかったが、大分戦でもチャンスは数多く作っており、その点での不安は少ない。あとはコンフェデ杯で活躍した中山隊長と、絶好調の清水の2トップが、決めるべきところで決められるかがポイントになるだろう。対するレイソルも、ジュビロと同様、台所事情は苦しい。韓国トリオのうち、黄と柳が出場停止で、ケガや病気でコンディションを崩した選手も多く、攻撃力という点でややパワーダウン。ただ、ジュビロを相手にした場合、ミスを誘ってカウンター攻撃というパターンを狙ってくることが多いため、その点には細心の注意が必要だ。
- 5分まで
- 試合開始直前から空が少し明るくなり、薄い日差しが差し込む中、両チームの選手が入場。レイソルがトスに勝って左サイドを取り、15:04、ジュビロのキックオフで試合開始。ジュビロの布陣は、いつも通りの3-5-2。レイソルも同じく2ボランチの3-5-2で、まさにがっぷり四つという形になっており、立ち上がりから中盤での激しい奪い合いが展開されている。4分/福西が中盤でフリーになって、左サイドで良い位置にいたジレに出すが、ボールが長すぎて通らず。両チームとも慎重な立ち上がりで、なかなかチャンスの芽をつかめない。
- 【先制点!】
- 5分/ジュビロの初めてのCK→右サイドからジレが蹴り、ニアで中山が相手と競り合いながら頭で押しこむ。ジュビロが最初のチャンスで幸先良い先制点を決めた!
- 20分まで
- 7分/清水が右サイドを抜け出し、中へ→藤田が後ろから飛び出しすが、DFに阻止され、それを拾ったジレが右足でシュート→GK南がスライディングキャッチ。惜しい。10分/鈴木がヘディングの競り合いで頭を打って外に運び出されるが、すぐに元気に復帰。心配ない様子。13分/左サイドのジレから中山→西ときれいにつないで清水がシュートを狙うが、DFに阻まれる。先制点の後は、ジュビロが中盤でも主導権を握っている。15分/右の渡辺からのセンタリングをヴァン ズワムがパンチングミスして、相手にボールが渡る→ゴールが一瞬空いたが、DFが身体を入れてシュートを打たせず。17分/ジレの右CK→カーブを描いたボールが直接ゴールに向かい、GK南が必死にパンチングで弾き出す。18分/中盤のパスミスからボールを奪われ、右サイドに展開されるが、折り返しを山西がクリア。20分/レイソルの左後方からのFK→ゴール前でお見合い状態になって相手にボールを渡してしまうが、鈴木が身体を入れてシュートを止める。
- 35分まで
- 23分/右サイドからのボールを、中央の藤田が左のジレにサイドチェンジ→ジレが中に切れ込んでシュートするが、DFに当たる。そのこぼれ球を、右サイドに展開して西が頑張って折り返すが、DFにクリアされる。25分/後方からのフィードを中山が競って倒され、ペナルティエリア前右からのFK→ジレが直接狙うが、ゴール右に外れる。26分/中盤で細かくつないでから、服部が左のジレへ→フリーになったジレが左からセンタリング→いいボールが入ったが、DFにクリアされる。27分/レイソルの右サイドでボールをつながれ、渡辺光にセンタリングされるが、ヴァン ズワムが飛び出してキャッチ。29分/右サイドを清水→西とつないで、ジレが中央から浮き球のスルーパス→藤田が飛び出すが、先にGKにキャッチされる。33分/服部が相手のリスタートを邪魔してイエローカードを受ける。35分/清水→藤田とダイレクトでつないでのスルーパス→中山が縦に飛び出し、ペナルティエリア内で後ろから押し倒されるが、笛はなし。惜しい!
- 45分まで
- 39分/FK崩れのカウンターから藤田→西→ジレ→清水で左からセンタリング→ファーで西が折り返し、藤田が振り向きざまシュートを打つが、DFにクリアされる。惜しい! 42分/カウンターから中山が右で起点となって、西がオーバーラップからセンタリング→きれいな形だったが、中でクリアされる。その後もジュビロが主導権を握ったが、追加点なく、短いロスタイムで前半終了の笛。ジュビロの選手たちが個々に高い技術を見せ、前半は終始自分たちのリズムでレイソルを圧倒した。
- 60分まで
- 16:04、レイソル・ボールで後半がキックオフ。レイソルは、入江→平山、大野→酒井と、一気に2人を代えて、後半に臨んだ。1分/左サイドからの藤田のセンタリング→中央での競り合いのこぼれ球を西がボレーシュート→DFに当たって外へ。後半の最初のチャンスもジュビロ。3分/中央右から福西→藤田で突破し、福西がシュート→鋭いキックがバーに当たって下に弾んだが、ラインを越えず。惜しい! そして高くバウンドしたボールを中山がGKをはねのけながら押しこむが、これはファウルの判定。5分/左サイドを突破され、ペナルティエリア左から平山が左足シュート→わずかにバーの上に外れる。ここまででもっとも危ない場面に、サポーターからも悲鳴が上がる。11分/左の平山に抜け出され、センタリング→中央でヴァン ズワムが触りそこね、ファーにこぼれたが、レイソルの詰める選手がなく、助かる。ややヒヤリとした場面。後半になってジュビロのミスがやや目立ってきた分、相手にチャンスを与えている。14分/後方からのスルーパスで酒井に抜け出され、シュートされるが、ヴァン ズワムががっちりキャッチ。レイソルの反撃でやや苦しい時間帯。
- 75分まで
- 19分/ペナルティエリア前左から、清水がDFをあしらうようにしてGKの上を越えるループシュート→わずかにバーを越える。21分/カウンターでジレが左サイドを抜け出し、中央でフリーで走りこむ中山にセンタリング→わずかにボールが高く、ジャンプした中山が届かず。惜しい! 【交代】25分/西→川口。レイソル:加藤→砂川。ジュビロはいつも通り、レイソルは早くも3人目の交代。27分/右に流れた清水にボールが出て、ニアに走りこんだ中山に合わせるが、わずかに届かず、GKにキャッチされる。惜しい! 29分/ジレの右CK→こぼれ球を清水がシュートするが、大きく上に外れる。
- 試合終了
- 31分/レイソルの右からのFK→ペナルティエリア前のもつれ合いからゴール前にボールがこぼれ、北嶋がシュートを決めるが、その前にファウルがあってゴールは無効。しかし、その後もレイソルが勢いづいて両サイドから厳しい攻勢をかける。【交代】34分/ジレ(ジヴコヴィッチ)→金沢。35分/清水が右サイドを抜け出し、中に折り返したボールに金沢が飛び込むが、一瞬先にDFにスライディングされる。36分/中山が右に抜け出し、川口が後ろから飛び込んで中に折り返すが、蹴る前にラインを割ってしまい、藤田がゴールに押し込んだが、ゴールはなし。38分/左サイドで砂川に粘られ、センタリングを上げられるが、ボールを受けた選手がもたつき、その後の洪の左足シュートも大きく左に外れる。43分/右から川口が粘ってドリブル突破し、中央の清水からファーでフリーの中山へ→しかし、中山のシュートが中途半端でゴールならず。残念。44分/左から展開して中央の藤田がシュート→これもボールが弱く、GKにキャッチされる。終盤になって、ジュビロが落ち着きを取り戻し、余裕を持って逃げ切り体勢に入っている。46分/服部が左サイドでボールをしっかりとキープして時間を稼ぐ→そしてCKを得て、再びショートコーナーから今度は金沢が同様に左コーナーでキープ。最後のボールキープが効いて、危ない場面がないまま試合終了のホイッスル。後半はかなり苦しんだが、ジュビロは優勝に向けて非常に重要なゲームで、最後まで粘り強く守りきり、貴重な勝ち点3をゲットした!
選手、監督コメント
- 鈴木政一監督
- リーグ戦が少し空いて、休んでいる選手が多かった中で、今日は非常に大切なゲームということで、選手たちが集中力を高めて、今いるメンバーでベストのゲームをしてくれたということが、今後の大きなプラスになると思う。試合前からどうしても先取点を取りたいと話していたが、いいタイミングで点が取れて、守備のほうでも集中して無失点に抑えてくれた。前半は、縦の攻撃が少し多すぎて疲れてしまった部分もあるので、後半はしっかり2トップをサポートして、もう少しゲームをコントロールしながら、チャンスを生かそうと話していた。
- 山西 尊裕
- 無失点というのが大きい。今日は勝ち点3を取ることが大事だった。みんながその目標に向かって集中してやれたと思う。自分のサイドを狙われてたところもあるけど、あぶないところも最後まで守りきれたというのが大きいと思う。
- 服部 年宏
- 疲れはあるけど、とにかく今日は勝ちたかったし、みんな集中力があったし、いい形で結果を出すことができた。みんな出足が良かったし、当たった後の2つめとか、こぼれ球を非常によく拾えていたので、そのへんでリズムが出たと思う。後半攻められた時間帯も、そんなに苦しく感じていなかった。追加点を取れなくても1-0で終われるという自信があった。
- 福西 崇史
- 前半にいい形でやれて、自分たちのリズムの中で点を取れたのが大きかった。今日は守備を意識していたし、絶対に0点で守りきるというつもりでやっていた。2点目、3点目も取れたと思うけど、いい勝ち方ができたと思う。
- 大岩 剛
- 相手はサイドからのスピードを生かした攻撃が武器だと思うので、そこへのパスの出所を前でつぶすという狙いだった。早め早めのチェックで、前半はとくにそこでボールが取れていたので、逆にこっちがスペースをついて攻めることができた。後半は、相手が3トップ気味になって、戸惑った部分があったけど、途中でポジションの修正をしてうまく対応できたと思う。
- 中山 雅史
- ディフェンスが頑張って、我慢するべきところをしっかりと踏ん張ってくれたということに尽きると思う。決定的なチャンスもできていたし、それを決めていればもっと楽にできたので、そのへんを今後の課題にしたい。チームとしては余裕のある状況ではないけど、出た選手がそこで自分の特徴を生かして活躍しているので、層が厚くなっていることを感じる。