2001 J1 1st 第8節
試合日時:2001年05月06日(日) 14時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 15,869人
- 22.0度 / 59%
- 晴れ / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 中道 静晴
- 太田 潔
- 河合 英治、高山 啓義
- 福岡 幹男
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
高原 直泰 | 前半6分[得点] | |
高原 直泰(out) → 清野 智秋(in) | 前半21分[交代] | |
藤田 俊哉 | 前半43分[得点] | |
前半44分[交代] | 山口 智(in) ← 宮本 恒靖(out) | |
ハーフタイム[交代] | 森下 仁志(in) ← 二川 孝広(out) | |
後半17分[交代] | 松波 正信(in) ← 吉原 宏太(out) | |
服部 年宏(out) → 金沢 浄(in) | 後半23分[交代] | |
藤田 俊哉(out) → 平野 孝(in) | 後半29分[交代] | |
鈴木 秀人 | 後半41分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | 早野 宏史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ゴールデンウィークの最終日、素晴らしい好天に恵まれたジュビロ磐田スタジアムは、当日券も飛ぶように売れ、ほぼ満員が予想される。また今日は「ファミリーJoinデイズ」ということで、親子で来場した方先着300名にジュビロ磐田オリジナルプレーヤーズカードをプレゼント。さらにその中で当たりが出た方は、奥、高原両選手との写真撮影もプレゼントされることになっている。ジュビロ側のサポーターは、いつも通りゴール裏を埋め尽くし、チームの成績と同様に余裕の表情。ガンバのサポーターも、人数は少ないながら、早くから大きな声でウォームアップ中の選手たちを励ましている。
- 6分まで
- 快晴の空の下、定刻通りガンバボールでキックオフ。0分/左サイドから縦に抜け出した中山が左足で、オープニング・シュート→GKにキャッチされる。ジュビロの布陣は、前日鈴木監督が話した通り、奥と藤田の位置が入れ替っており、新井場対策で奥が右に入り、藤田は左となっている。2分/藤田が左サイドを縦に抜け出し、丁寧な折り返し、高原がダイレクトで左足シュート→しかし、当たりそこねてゴール右に外れる。残念! 立ち上がりからジュビロが相手の裏をついて、チャンスを作っている。
- 【先制点!】
- 6分/後方からのクサビのパスを受けた中山が、DFにつぶされながらも後ろから飛び込んできた高原に落とし、高原がこれを拾ってドリブルで独走→GKと1対1になって冷静にゴール右に流し込む! 早い時間の先制点にジュビロ・サポーターも大歓喜。
- 30分まで
- 先制点で余裕が出たジュビロは、その後もおもしろいようにパスがつながり、次々にガンバ・ゴールを脅かす。プレスもしっかりと決まって、相手に攻撃の糸口をつかませない。12分/服部の斜めのスルーパスで中山が右から抜け出し、プッシュ→GK都築の飛び出しにキャッチされる。惜しい! ジュビロがこぼれ球をほとんど拾って、パスが次々につながり、観ていて楽しいサッカーが続く。【交代】21分/高原→清野。高原は足を痛めたようで、足を引きずりながらの退場。ちょっと心配だが、清野としては大きなアピールの場となる。23分/カウンターでガンバに右からえぐられる→最後のセンタリングが大きくファーに流れて助かる。ガンバとしては、初めて攻撃が形になった場面。20分過ぎからガンバが、かなり引いた位置からプレッシャーをかけ始めるようになり、DFラインの前の人数が増えて、なかなかボールを前に運べなくなってきた。
- 42分まで
- ガンバがボールを奪った後の素早いカウンターで、ジュビロ・ゴールに迫る場面が増えてきた。33分/奥がペナルティエリア内でドリブルで粘り、右から折り返す→清野がめいっぱい足を伸ばしてシュートを打つが、GKに弾かれる。34分/藤田のサイドチェンジから奥が中にドリブルで切れ込み、左足でミドルシュート→大きく上に外れる。38分/名波の右CK→大岩のヘッドがバーに当たり、跳ね返ったこぼれ球を清野がシュートするが、コースが甘くGKに弾かれる。
- 【2点目!】
- 43分/福西から藤田へのサイドチェンジ→柳本がカットしたが、トラップが少し大きくなったところを藤田が奪って、そのままドリブルで持ち込み、GKの左を抜いて余裕のゴール。
- 45分まで
- 展開がややこう着している中、相手のミスを逃がさずついた藤田のプレーは大きかった。ジュビロに再び余裕が戻る。【交代】ガンバ45分/宮本→山口。そしてロスタイム2分で前半終了の笛。見ていて安心の展開で、ジュビロが2点をリードして後半に折り返す。あとは、中山隊長のゴールに期待したい!
- ハーフタイムのコメント/鈴木監督
- 前半のペースでいきたい。後半もモチベーションを下げないように! 守備ではペナルティエリア前でのプレスを厳しく。攻撃では後半の頭15分で追加点を!
- ハーフタイムのコメント/早野監督
- システムを3-5-2に変える。バックラインが苦しいときに前線が頑張ってやろう。誰かが頑張らないといけない。サイドを高く上げろ。おとなしすぎる。
- 60分まで
- 後半がキックオフ。ジュビロは交代なしだが、ガンバは二川を森下に代え、3バックに布陣を変更して、新井場が前半よりも高い位置でプレーしている。3分/カウンターから名波が右をかけ上がった奥に出し、センタリング→ファーで藤田が頭で折り返し、清野が左足のダイレクトシュート→しかし、当たりそこねて大きくバーの上。サポーターからは清野を励ます大声援。10分/中盤の連携ミスからカウンターをくらい、ブーレのセンタリングに吉原が飛び込むが、田中が見事に防ぐ。13分/カウンターから奥がドリブルでペナルティエリアに切れ込み、弾かれたボールを中山が拾ってシュート→コースが甘く、GKに弾かれる→こぼれたボールを清野がボレーシュートするが当たりそこね。
- 75分まで
- 【交代】ガンバ17分/吉原→松波。やや動きの落ちたジュビロの中盤に対して、ガンバが反撃の攻勢を仕掛けている。しかし、ジュビロのDFラインが大きく崩されることはない。【交代】23分/服部→金沢。疲れのたまっている服部を下げ、久しぶりの金沢の器用。26分/左サイドからのFK→名波と藤田が並び、藤田が蹴るが、ややボールが大きく、GKに直接キャッチされる。27分/カウンターから藤田が左に開いた清野にパス→清野が左足でセンタリングを上げるが、ゴール側に流れたボールがバーに当たる。惜しい! 29分/藤田→平野。期待の平野がついにジュビロ初登場。また、服部から藤田に渡されたキャプテンマークは、こんどは田中がつける。
- 試合終了
- 32分/森下の右からのセンタリング→松波がヘッド→バーの上に外れる。ガンバのシュートらしいシュートは久しぶり。34分/カウンターから中山がペナルティエリア前中央でドリブルでDFをかわし、右足シュート→GK都築が好セーブ→跳ね返ったボールを清野がボレーシュート→バーの上に外れる。惜しい! 39分/金沢のボールカットで左から攻め、奥が右に流して、福西がミドルシュート→わずかにバーの上に外れる。残念。41分/ペナルティエリア前で鈴木が相手を倒してイエローカード。その後のフリーキックは遠藤が狙うが、壁の大岩が弾き返す。残り5分を切ってもあまりガンバが攻めてこないので、やや動きの少ない展開になっている。45分/右サイドでキープされて、最後はビタウがシュート→金沢がスライディングで見事に防ぐ。その直後、奥が右サイドを駆け上がり、センタリング→ニアの中山がオーバーヘッド・シュート→当たりそこねてGKにキャッチされる。47分/ペナルティエリア前25mからのガンバのFK→稲本が低い強烈なシュートを打ち、壁に入った金沢が右足で弾き出す→金沢はそれで足を痛めて、タンカで運び出される。そして、約4分のロスタイムで試合終了の笛。終盤はかなり運動量が落ちたジュビロだったが、攻撃の手は緩めることなく、最後まで余裕を持って守りきり、開幕8連勝のJリーグ・タイ記録を達成。同時にホーム13連勝という新記録も作り、早くもファーストステージの勝ち越しを決めた。
選手、監督コメント
- 試合後のコメント/鈴木監督
- 前半、早いうちに得点を取れてジュビロのペースで戦えた。清野は、若さが出たが、課題も出たので良い経験になったと思う。ここまで連勝できているのは、1人1人のモチベーションの高さを保てていることと、意思統一ができているからだと思う。
- 早野監督
- 前半がすべてだった。ジュビロも疲れていたが、こちらもそれ以上に動けなかった。後半は攻撃的にいくように指示したが、フィニッシュに対して勇気がなかった。
- 田中 誠
- 今日は急に気温が上がって、みんなも疲れていたけど、それなりのサッカーができたと思う。いつもと違って、後半のほうがみんなの動きが落ちた。暑さでバテた部分が大きいと思う。守備面では、要所要所でしっかりポジショニングができていたので、そのへんでピンチを少なくできたと思う。次は大変な試合になると思うので、それに向けて1週間でコンディションを整えていきたい。
- 高原 直泰
- (足の痛みは)連戦が続いて疲労性のものだと思う。チームに迷惑をかけたくないので、自分から交代を申し出た。連戦を全部勝って乗り切れたのが良かったし、次の試合までには大丈夫だと思う。
- 清野 智秋
- もっと思い切りやりたかったけど、ほとんどアップもせずに出たので、脚がパンパンで思う通りにできませんでした。周りの人は、もっと楽しんでやれと言ってくれたんですけど、なかなかうまくいきませんでした。でも、いい経験ができたので、明日からの練習の意識も変わってくると思います。
- 鈴木 秀人
- 後半は、ボールが拾えなくて、押しこまれてきつい場面もあったけど、最後まで集中を切らさずに守りきれたのが良かった。以前は、集中を切らして変な失点をすることが多かったけど、それが少なくなっているのが大きいと思う。
- ヴァン ズワム
- チームが勝つことがいちばんなので、連勝できていることはうれしい。これからも0点で抑えていきたい。今のジュビロは、チームのそれぞれが自分の役目を果たしているし、サブの選手やメディカルスタッフまで含めて、全員が一丸になって戦っていることが、強さの秘密だと思う。
- 服部 年宏
- 今日は、思ったよりも暑くてきつくなったけど、相手も足が止まっていた。自分たちのミスが多くて、自分の首を締めてしまった部分がある。イージーミスをなくせば、もっと楽にやれると思うので、もっと頭を使って効率良くやりたい。
- 中山 雅史
- 今日はチャンスはあったけど、それを決められなかったのは、まだ未熟な部分だと思う。(連戦を乗り切って)ここでちょっと空くので、しっかりと休養、栄養、その他諸々(笑)を補給して、次のダービーに臨みたい。