2001 J1 1st 第2節
試合日時:2001年03月17日(土) 16時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- 広島ビッグアーチ
- 10,663人
- 10.3℃ / 75%
- 雨 / 無風
- 全面良芝
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 村松 幸雄
- モットラム
- 手塚 洋、今村 亮一
- 石川 恭司
- 平尾 聡
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
沢田 謙太郎 | 前半5分[警告] | |
前半22分[得点] | 藤田 俊哉 | |
前半26分[得点] | 服部 年宏 | |
上村 健一 | 前半26分[警告] | |
服部 公太(out) → 川島 眞也(in) | 前半44分[交代] | |
藤本 主税(out) → 高橋 泰(in) | 前半44分[交代] | |
後半20分[交代] | 西 紀寛(in) ← 奥 大介(out) | |
森崎 和幸(out) → 森保 一(in) | 後半21分[交代] | |
後半23分[警告] | 鈴木 秀人 | |
森保 一 | 後半26分[警告] | |
後半27分[得点] | 藤田 俊哉 | |
後半35分[交代] | 川口 信男(in) ← 中山 雅史(out) | |
高橋 泰 | 後半39分[得点] | |
後半39分[交代] | 佐伯 直哉(in) ← 福西 崇史(out) | |
後半43分[得点] | 高原 直泰 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ヴァレリー | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ジュビロにとっては今季最初のアウェーゲームとなる広島ビッグアーチ。天気は小雨が降り続き、ピッチが塗れてやや滑りやすい状況。ジュビロにとっては良い条件とは言えないが、この後にアジアクラブ選手権を控えた選手たちは、気合も十分に入っており、悪条件は気にならないはずだ。スタンドも雨でやや出足が鈍いが、今日は小中学生が100円で入場できるということで、試合が始まる頃には空席もかなり埋まるだろう。開幕戦を完勝で飾ったジュビロは、ここでも勝負強く勝って、開幕ダッシュへとつなげたいところだ。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、金沢に代わって大岩がDFラインに入り、服部が中盤の左サイドに上がった。その他は前節と同じ。ジェフ戦では、今年の狙いである高い位置からのプレスがかわされることが多かったので、その点をどれだけ修正できるかが、戦術的な最大のみどころだ。そして、ジュビロが誇るゴン・タカ2トップの初ゴールも大いに期待したい。対するサンフレッチェは、開幕戦で先制しながら逆転負けを喫しており、このホームゲームでは絶対に勝ちたいところ。今年はヴァレリー新監督の指導によって、これまでの守備的なイメージから脱却を図ろうとしており、4-3-3という攻撃的な布陣を採用。ジュビロのプレスの完成度をみる意味でも格好の相手だ。また、組織的で堅い守備という伝統は残っているはずで、ゴン・タカ2トップが、ぜひその威力を見せつけるゴールを決めてほしい。
- 15分まで
- 両チームの選手がグラウンドコートを着て入場し、広島での開幕を祝うセレモニーの後、サンフレッチェ・ボールでキックオフ。2分/名波を起点に藤田が右サイドを上がり、中央に折り返す→ファーサイドに上がった服部にフリーで通るが、シュートをふかしてしまう。残念! 立ち上がりからジュビロが効果的な速い攻撃を仕掛けている。5分/プレスのすき間をつかれて右サイドの藤本にフリーでボールが渡る。DF陣がなんとか対応。6分/左の服部からのセンタリングをファーで構えた中山が左足でボレーシュート→GKにキャッチされる。残念。その後サンフレッチェも徐々に立て直し、ジュビロの右サイドを狙って攻撃をしかけている。15分/連続したパス回しから右サイドを崩し、藤田がセンタリング→ボールがやや高く高原のジャンプが届かず。
- 21分まで
- 雨のせいか両チームとも中盤でのミスが目立つが、徐々にピッチにも慣れて、ジュビロのパス回しが滑らかになってきた。
- 【先制点】
- 22分/左の服部の長いクロスをファーの中山がラインぎりぎりでヘッドで折り返し、そのボールがバーに当たって跳ね返ったところを藤田が左足で蹴りこんで、幸先良い先制点。
- 25分まで
- 23分/またも服部が左サイドからセンタリングを送り、中央の藤田がヘッドで高原にパスするが、惜しくもオフサイドの判定。残念。1点を先行したことで、ますますジュビロペースとなって試合が進む。
- 【2点目】
- 25分/速攻から高原が縦に抜け出し、ペナルティエリア内右で突破を図ったところを上村が足を引っかけて倒しPKを得る。これをゲームキャプテン服部がゴール左隅に冷静に決め、ジュビロは早くも2点目を奪う(26分)。
- 45分まで
- 31分/左CKの後、ジュビロが分厚い波状攻撃。中央後方で大岩がこぼれたボールをヘディングで前に送り、それを奥が見事なボレーでつないでシュート→バーの上部に当たって外れる。非常に華麗で楽しいプレー。ここまで服部が参加した左サイドの攻撃から、何度もチャンスを作っている。39分/サンフレッチェの右サイド良い位置でのFK→ファーサイドのトゥーリオがターゲットになるが、DFがしっかりブロック。21分/サンフレッチェの右CK→中央に跳ね返ったボールをコリカがシュート→DFに当たって外れるが、ややヒヤリ。42分/カウンターから中山が頭でつないだボールを受けた高原が、強引なドリブルで突破→ペナルティエリア手前でDFに止められるが、高原らしい良いプレー。ロスタイム2分で前半終了の笛。最後はサンフレッチェが多少挽回したが、ジュビロが思い通りの試合運びを見せて2点をリードした前半戦だった。
- ハーフタイムコメント
- 鈴木監督:ディフェンスは前半と同じように。集中して空中戦にも負けないように。攻撃は、サイドからのラストパスを正確に。できればGKとディフェンス陣の間を狙いたい。
ヴァレリー監督:ボールをもっと速く回していこう。守備では、フリーの相手を早くつかまえる。昨年は0-2から逆転している。ゲームはこれからだ!
- 60分まで
- ジュビロ・ボールで後半がキックオフ。ジュビロは交代なし。サンフレッチェは、藤本→高橋、服部→川島と後半の頭から2人を交代。川島が右SBに入り、沢田は左へ。中盤の桑原が下がり気味で3バック的な布陣になっている。7分/福西の攻撃参加で中央を突破し、中山の右からの折り返しを高原がシュート→決定的なチャンスだったが、コースが甘くGKに弾かれる。惜しい! 11分/サンフレッチェの左CK→コリカのキックで、上村がヘディングシュートするが、DFを手で押さえてファウル。沢田が左に回って、サンフレッチェの左サイドの攻撃が効き始めている。14分/右サイドをえぐって奥がきれいなヒールパス。藤田が中央に折り返すが、飛びこむ高原とわずかにタイミングが合わず。残念! その直後の攻撃、名波がやや遠目からパスと見せてGKの頭を越えるループシュート→下田が弾いてCK。この左CKを奥が蹴り、GKが弾いたボールを藤田がシュート→中央での混戦から福西がシュート→DFが身体を張って防ぐ。
- 71分まで
- 【交代】20分/奥→西。西が右サイドに入り、藤田は中へ。【交代】サンフレッチェ21分/森崎→森保。後半ここまでは一進一退だが、ジュビロは相手にチャンスらしいチャンスを作らせていない。23分/鈴木がアフターファウルでイエローカードを出される。26分/CK崩れのカウンターで西がドリブルで進み、左にサイドチェンジ→ここで森保がたまらずファウルしてイエローカード。
- 【3点目】
- 27分/これで得た左45度からのFKを藤田がゴール左隅に見事に決める。藤田の今日2点目、FKでの初ゴールで3-0とした。
- 84分まで
- 31分/西の右からのていねいなセンタリング→中央の高原がダイレクトシュート→良い形だったが上にふかしてしまう。残念。34分/高い位置でのボール奪取から数的優位な攻撃→藤田のスルーパスがこぼれたところを福西がフリーでシュート→大きく上にふかしてしまう。惜しい! 【交代】36分/中山→川口。少し腰を痛めている中山を休ませる意味の交代か。その川口がさっそく右サイドをスピード豊かなドリブルで突破→中央に折り返して藤田が高原クロスを送るが、オフサイド。38分/フリーでペナルティエリア内の久保にパスが渡り、落としたところを川島が左足でシュート→上にふかして助かるが、ややヒヤリ。【交代】39分/福西→佐伯。佐伯はJリーグ初出場。
- 【失点】
- 39分/左サイドからコリカのFK→ニアに飛び込んだ高橋にヘッドで流し込まれる。
- 【4点目】
- 43分/左サイドに流れた西が低いセンタリング→高原がニアに飛び込みワンタッチで左ポスト際に流し込む。ついに高原に久しぶりのゴールが出る。
- 試合終了
- ロスタイム4分。両者疲れが出る中、ジュビロが余裕の試合運びを見せる。そのままチャンスを作らせず、試合終了の笛。ジュビロが前節を上回る内容で、前節と同じ4-1の快勝を果たした。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一 監督
- メンタル面、集中力を高めて、このゲームに臨んだ。空中戦に負けないよう、そしてカバーリングをしっかりやっていくように、指示を出した。FWの高原が最後に点を取ってくれて大変うれしい。代表3名が抜けるが、アジアクラブ選手権は残りのメンバーで頑張ってきたいと思います。