2001 J1 1st 第1節
試合日時:2001年03月10日(土) 14時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 15,246人
- 11.6℃ / 32%
- 曇のち晴 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 仲西 駿策
- 奥谷 彰男
- 柿花 和夫、池田 直寛
- 二俣 敏明
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
鈴木 秀人 | 前半8分[警告] | |
奥 大介 | 前半25分[得点] | |
前半28分[警告] | 吉田 恵 | |
奥 大介 | 前半31分[得点] | |
前半44分[警告] | 上村 崇士 | |
後半7分[警告] | 茶野 隆行 | |
後半10分[得点] | 佐藤 寿人 | |
後半11分[累積警告/退場] | 吉田 恵→ | |
藤田 俊哉(out) → 西 紀寛(in) | 後半21分[交代] | |
後半23分[交代] | 井幡 博康(in) ← 上村 崇士(out) | |
田中 誠 | 後半32分[得点] | |
金沢 浄(out) → 川口 信男(in) | 後半35分[交代] | |
西 紀寛 | 後半44分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | ベルデニック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- いよいよ21世紀最初のJリーグ・ファーストステージが開幕。世界クラブ選手権の組み合わせも決まり(初戦はレアルマドリード)、ますます気合が入るジュビロ・イレブンは、万全の準備でこの試合に臨んでいる。磐田スタジアムは、好天に恵まれ、気温はやや低いが、選手たちにとっては非常に動きやすい状況。開幕を祝うセレモニーの準備も整えられ、スタンドも試合開始前からほぼ満席。スタジアムは、素晴らしい開幕戦を期待する熱気に包まれている。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、ここまでの練習試合での形とほぼ同じ布陣。中盤は、名波、福西のボランチと、藤田(右)、金沢(左)のアウトサイド、奥のトップ下という構成になるはずだ。それならの中盤の選手たちが、縦横無尽にポジションを入れ換えながら、サイドをえぐり、多彩 な攻撃を見せるというパターンが、今年の最大のみごころとなる。また、2トップも、ゴン・タカが久しぶりに揃い、非常に楽しみ。中盤からの豊富なパスに応えて、きっちりとゴールネットを揺らすシーンに、大いに期待したい。対するジェフは、スタメン11人のうち、5人が新加入選手(DFラインには、元ジュビロの喜多が入っている)。そうしたコンビ面 の不安をきっちりつくことができれば、大事な開幕戦を気持ち良い勝利で飾れるはずだ。
- 15分まで
- 開幕セレモニーの花火と風船で大いに盛り上がり、スタンド一面 でサックスブルーのフラッグが振られる中、両チームの選手たちが入場し、大歓声の中、時間通 りにキックオフ。名波が以前と同じ7番をつけてゲームを作るジュビロは、みどころでお伝えした通 りの布陣。DFラインは、中央の田中がリベロで、左に服部、右に鈴木となっている。そして、今年のコンセプト通 り、前線からの厳しいプレスを展開するが、まだ十分に機能しているとは言えず、一進一退の立ち上がり。8分/上村との激しい当たりで鈴木にイエローカード。不可抗力に思えるプレーだっただけにスタンドからはブーイング。ジェフは、メンバー表では3トップとなっているが、武藤が下がりめで、上村と佐藤の2トップ気味。リベロのミリノビッチから組み立てやロングボールがひとつの形になっている。ここまで亮チームともシュートなし。
- 24分まで
- 互いに中盤でのつぶし合いが激しく、接触プレーも多くなってきた。18分/左斜めからの名波のFK→いいボールがファーに入ったが、DFにクリアされてCK。両チームとも、ボールを奪った後すばやく前線にボールを送る形が多く、ジュビロがじっくりボールを回す形は少ない。だが、20分過ぎからようやくジュビロのパス回しにリズムが出始め、ボールをキープする時間が長くなってきた。
- 【先制点】
- 互いに中盤でのつぶし合いが激しく、接触プレーも多くなってきた。18分/左斜めからの名波のFK→いいボールがファーに入ったが、DFにクリアされてCK。両チームとも、ボールを奪った後すばやく前線にボールを送る形が多く、ジュビロがじっくりボールを回す形は少ない。だが、20分過ぎからようやくジュビロのパス回しにリズムが出始め、ボールをキープする時間が長くなってきた。
- 【2点目】
- 31分/ゴール正面20mちょっとのFK→名波と奥がボールの前に立ち、奥が右足で蹴って、カーブのかかったボールがゴール左に見事に決まる。奥の2点目にスタジアムは大変な盛り上がり。
- 45分まで
- 奥の続けざまの2得点で、ゲームは完全にジュビロ・ペース。だが、ジェフの最終ラインはまだ崩れておらず、なかなかシュートまでいかせない。38分/ジェフの始めてのCK→こぼれたクリアボールをMFがミドルシュートするが、大きくバーの上。その後は再びこう着状態。ジュビロも、FWが孤立する場面 が目立ち、なかなかチャンスを作れない。ロスタイム2分の表示。長身の上村(191cm)が高く足を上げ、その足が金沢に当たってイエローカード。金沢はいったんタンカで運び出されたが、すぐに復帰。ややロスタイムが延長された後、前半終了の笛。ジュビロが少ないチャンスで効率良く2ゴールを決め、幸先良いスタートを切っている。
- 54分まで
- ハーフタイムには、静岡市立商業高校マーチングバンドによるハーフタイム・ショーが行なわれたジュビロ・スタジアム。前半の興奮を残したまま、ジュビロ・ボールで後半がキックオフ。両チームとも交代はなし。1分/カウンターから藤田が左の奥に大きくサイドチェンジ→奥のクロスに中山と高原が飛び込むが、直前でクリアされる。惜しい。4分/ゴール正面 30mからのFK→藤田が右に流し、福西がロングシュートを打つが、大きく右に外れる。7分/右のスローインから高原が鋭く反転しながら縦にスルーパス→中山がきれいに抜け出すが、惜しくもオフサイドの判定。残念!
- 【失点】
- 10分/後方からのロングボールにヴァン ズワムがペナルティエリアから出てクリアに行くが、その直前で佐藤に追いつかれ、ループシュートを決められる。
- 70分まで
- 11分/ジェフのボランチ吉田が奥を後ろから倒したファウルに2枚目のイエローカードが出て退場。ジュビロは、数的優位 で戦うこととなった。展開はさらにジュビロ優位となるが、まだ良いチャンスは作れていない。 18分/中央の奥からペナルティエリア右の中山へクロスボール→中山がダイレクトにシュートを打つが、大きくバーの上。スタンドからはため息。【交代】21分/藤田→西。西が右サイドの高い位 置に入る。22分/その西にさっそく服部からのサイドチェンジ→西が一人かわしてセンタリングを入れ、中山がニアに飛び込むが、GKに阻まれる。【交代】ジェフ23分/上村→井幡。井幡はそのままFWに入る。
- 【3点目】
- 31分/右CKの後のセカンドボールが西につながり、右からのクロス→中山が前でつぶれて、ファーに流れたボールを田中が頭で押しこむ。これで再び2点差に。
- 89分まで
- 33分/名波の後ろからのスルーパスが中央に入っていた西に見事に通 るが、西が処理をもたついてGKにセーブされる。【交代】35分/金沢→川口。川口は、そのまま左サイドに入る。1人少ないジェフだが、あきらめずに前線からプレッシャーをかけ続けており、まだまだ予断を許さない状況。41分/鈴木が井幡との接触で顔面 を打ち、心配されたが、無事に立ち上がる。
- 【4点目】
- ロスタイム/名波からの中山へのスルーパス→中山はつぶされたが、そのこぼれを西が拾い、右の高原へ→高原が再び中央に飛び込んだ西に折り返し、西がインサイドキックできれいにゴールネットを揺らす。鮮やかな速攻から、ダメ押しの4点目が決まった!
- 試合終了
- 4点目が決まった後もジュビロが厳しく攻め、まもなくタイムアップ。今季目指すサッカーが十分に出たとは言えないが、決定力の高さが出て4-1の快勝。ジュビロは、ファーストステージ制覇に向けて、気持ちの良いスタートを切った。
選手、監督コメント
- 鈴木監督
- まずは勝ててうれしい。いいスタートが切れた。ゲーム中のミスは予測していたが、これからゲームを重ねていく中で修正していきたい。(4点目は高い位 置でボールを奪ってからの素早い攻撃だったが)ああいう形で点を取れたのは、次につながると思う。
- ベルデニック監督
- 1-4で負けたことは、惜しかったとは言えない。90分で我々よりジュビロが上回っていた。選手たちは頑張ったが、まだ質が良くない。だが、完全に崩されていたわけではない。1点を返して、リスクをかけて前から取りに行ったが、退場が痛かった。リスクをかけた分、2点を追加された。
- 奥 大介
- 向こうが引いていたので、セットプレーでチャンスを作ることが多くなると思っていた。1点を取れて、自分も波に乗れた。今日はトップ下で自由にやれて楽しかった。開幕前のケガで悩んだけど、これで吹っ切れた。(2点目のFKは)「GKはオレが蹴ると思っているから、お前が蹴れ」と名波さんに言われていた。
- 服部 年宏
- まだ甘いところがあるけど、今日は勝てたことが大きい。プレスも、思ったより高い位 置から行きすぎてかわされることが多かったし、攻めの形を作るのに苦労した。1点取られたことも課題。悔しい。
- 高原 直泰
- 今日は、とくに悪くはなかったけど、シュートらしいシュートを打てていないのが反省点。後ろからDFがガツガツとプレッシャーをかけてきたけど、それは当然のことなので気にしていない。
- 金沢 浄
- (初の開幕スタメンで)少し緊張した。全体的にも少し動きが堅くて、もう少し形ができたら良かったけど、こういう形で初戦を勝てたというのはすごく大きいと思う。名波さんとの関係は、いいバランスでできたと思う。今日は、あまり上がれなかったので、次は左サイドをもっと攻め上がってセンタリングを上げていきたい。