2000 J1 2nd 第14節
試合日時:2000年11月23日(木) 15時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 広島ビッグアーチ
- 20,876人
- 15.3℃/50%
- 晴/弱風
- 全面良/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 松崎 康弘
- 石田 宏之・中井 恒
- 石川 恭司
- 日上 雅義
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半4分[得点] | 中山 雅史 | |
前半38分[得点] | 中山 雅史 | |
前半44分[警告] | 田中 誠 | |
古賀 聡(out) → 森保 一(in) | ハーフタイム[交代] | |
後半5分[得点] | 中山 雅史 | |
後半23分[交代] | 西 紀寛(in) ← 川口 信男(out) | |
栗原 圭介(out) → 松下 裕樹(in) | 後半25分[交代] | |
伊藤 哲也(out) → 川島 眞也(in) | 後半25分[交代] | |
後半33分[交代] | ジヴコヴィッチ(in) ← 山西 尊裕(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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トムソン | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 現在9位のサンフレッチェの本拠地、広島ビッグアーチに、4位 のジュビロが乗り込むアウェーゲーム。ジュビロは、今のところ1位のアントラーズとは勝ち点5差、2位 のガンバと3位のレイソルとは、勝ち点4差となっており、上位の結果によっては、わずかだが優勝の望みが残っている。今日は、子供は100円で観戦できるというフェアが行なわれており、スタンドの出足はかなり好調。はるばる広島まで駆けつけたサポーターも、せいいっぱいの応援を続けている。天気は、雲ひとつない快晴で、風もほぼ無風。ピッチにはさわやかな空気が流れており、絶好のサッカー日和だ。
- みどころ
- ファーストステージでは、前半で2点をリードしておきながら屈辱的な逆転負けを喫した相手とのリベンジ・マッチ。もちろん、それ以上に、優勝へのわずかな可能性をつなぐために絶対に90分以内に勝たなければいけないゲームだ。スタメンは、出場停止の田中が戻った他は、前節と同じ2トップの布陣。奥の右アウトサイドも同様だ。堅守を誇る広島の3バックをいかに両サイドから崩し、久保を中心にしたカウンター攻撃をいかに防ぐかが、勝負のポイントになる。また、前節の後半では、西や、ジヴコヴィッチ、三浦の投入によって非常に流れが良くなったため、鈴木監督が試合中にどのような采配を見せるかも、大きなみどころとなる。
- 3分まで
- サンフレッチェのキックオフで試合開始。2分/サンフレッチェのカウンターから右からのクロスを久保がワントラップして左足シュート→大きくゴールを外れる。両チームを通 じて最初のシュート。
- 【先制点!】
- 4分/カウンターから左サイドを絶妙なスルーパスで抜け出した川口が中央に折り返し、中山がゴール前で合わせ、ファーストシュートで先制ゴール!
- 15分まで
- サンフレッチェのお株を奪うような速攻で、幸先良く先制したジュビロ。しかし、サンフレッチェもひるむことなく、全体を押し上げて積極的なプレーを続ける。11分/ペナルティエリア右角付近から川口が粘り強いドリブルで突破し、センタリング→しかし中に合わせることができず。徐々にジュビロがボールを回している時間が長くなってきたが、サンフレッチェのマークも厳しく、なかなか前にボールを運ぶことができない。
- 30分まで
- 18分/ジュビロ・ゴール前でサンフレッチェが波状攻撃を仕掛けるが、DF陣が落ち着いて対処。15分過ぎからサンフレッチェが攻勢をかけ、やや劣勢。20分/名波の右CK→ニアに速いボールを蹴り、ゴールに迫るが、GKにパンチングで防がれる。21分/藤田の左CK→GKの弾いたボールがファーの田中の前にこぼれ、田中がシュート→DFの身体に当たってゴールならず。惜しい! 26分/サンフレッチェの左後方からのFK→服部が飛び込んで頭で外へ逃れる。29分/左斜めからのFKを藤本が直接狙うが、ヴァン ズワムがパンチングではじき出す。その後の右CK→ファーの上村がヘッドで狙うが、GK正面 。サンフレッチェが得意のセットプレーで何度かチャンスを作っている。
- 37分まで
- 32分/サンフレッチェのカウンターから久保へ縦のボールが入るが、ヴァン ズワムが鋭い飛び出しでセーブ。ジュビロのパスがなかなか前につながらず、中盤でボールを奪われ、苦しい時間帯が続いている。35分/GKへのパックパスを中山が狙って飛び込むが、わずかに届かず。残念。
- 【2点目!】
- 38分/高い位置でボールを奪い、藤田のスルーパスで川口が左に飛び出す→川口のシュートはGKに弾かれるが、ボールが逆サイドに流れ、中山が冷静に押しこむ。中山自身、大きく得点王に近づく2点目をゲット。
- 45分まで
- 苦しい展開の中で、一瞬の相手のミスをついて追加点を決めたジュビロは、無理せずこのまま前半を終わらせる構え。ロスタイム/奥のミスから藤本に左サイドを突破され、2本のシュートを打たれるが、どちらもDFが身体を張ってクリア。最後の藤本の強烈なシュートを鈴木が気合の顔面 ストップして、ピッチの外に運ばれるが、すぐに復帰。その後のCKをヴァン ズワムががっちりとキャッチしたところで前半終了の笛。内容的にはやや苦しんだジュビロだが、少ないチャンスを確実に決めて2-0で折り返す。
- 他会場の経過
- ガンバ1-2アントラーズ(前半終了)、レイソル0-1グランパス(前半終了)
- ハーフタイムのコメント/鈴木監督
- ハイボールに対しての競り合いに負けていないので、これを続けていこう。守備から攻撃へのプレーを大切に。サイドからの攻撃も続けていこう。
- ハーフタイムのコメント/トムソン監督
- おろかなミスをなくせ。もう一度ハードワークをやり直そう。早い時間帯で1点取ることによって流れを取り戻せ。かならず勝とう。
- 49分まで
- サンフレッチェは古賀と森保が交代して、後半のキックオフ。0分/福西が高い位 置でボールを奪って左の藤田へ→藤田がフリーの中山に折り返しダイレクトシュート→GKのほんの少しコースを変えられ、バーに当たる。開始早々、決定的な場面 だったが、中山のハットトリックはならず。惜しい!!
- 【中山ハットトリック!】
- 5分/藤田からのスルーパスを受けた中山が左から抜け出し、GKと1対1になって冷静に左足でGKの脇を抜き、ゴール右隅に流し込む。中山が早くも今季初のハットトリックを達成すると同時に、一気にゴールランキングのトップに踊り出た
- 60分まで
- 3点をリードされたサンフレッチェだが、ファーストステージのこともあるため、まだ試合をあきらめることなく、積極的にジュビロゴールに迫っている。それに対してジュビロは、じっくり受けてたち、カウンター攻撃を狙っている。
- 75分まで
- 23分/左サイドを川口が突破し、折り返しを山西がつないで、福西が低いミドルシュート→わずかにゴールポスト左に外れる。【交代】23分/川口→西。西はそのままフォワードへ。【交代】サンフレッチェ25分/伊藤→川島、栗原→松下。松下は今年前橋育英校から入ったばかりで、Jリーグ初出場。今日の入場者は、2万人を超えたとの発表(訂正/100円で入れるのは中学生以下)。27分/藤本に左からえぐられ、中央で久保がフリーでヘディングシュート→ゴール右に外れる。これまででもっともヒヤリとした場面 。
- 試合終了
- 【交代】33分/山西→ジヴコヴィッチ。前節のヒーローを同じパターンで登場させ、左サイドでタメを作る狙い。この交代によって、ジュビロがボールをキープできるようになってきた。37分/名波のパスから右サイドを鈴木がオーバーラップし、深くえぐってセンタリング→ファーの西が頭で折り返し、藤田が左足でシュートするが、枠に飛ばせず。40分/GKのクリアミスを中山が拾って左からセンタリングするが、中に入ったジヴコヴィッチに届かず。サンフレッチェの足が止まり、ロングボールを多用する展開になってきた。ロスタイム3分。サンフレッチェの捨て身の反撃をジュビロも身体を張って守り、福西が腰を痛めて退場。しかし、無事に復帰。そのまま危なげなく守りきって90分が終了の笛。高い決定力を見せつけたジュビロが、3-0で苦手のサンフレッチェに完勝を飾った。
- 【他会場の結果 】
- アントラーズ2-1ガンバ(試合終了) レイソル2-1グランパス(試合終了) この結果、残念ながらジュビロの3位 以下が確定した。
選手、監督コメント
- 鈴木監督
- ジュビロの目指しているサッカーができたと思う。この調子で、最終戦のガンバ戦に向かって、さらに良いゲームをしたい。優勝はなくなったが、ひとつでも上位 を目指して最後まで頑張りたい。
- 中山 雅史
- みんなが僕にボールを集めてくれたんで、ハットトリックできたけど、他にもチャンスがあって、それを生かせなかったのが残念。(2年ぶりのハットトリックは?)数あるチャンスを決めていれば、もっとハットトリックもできていたはずだけど、それができなかったのは自分の未熟なところ。ここでハットトリックを決めたといっても、うまくなったというわけではないので、もっともっと上を目指していきたい。(得点王は?)まずはチームの勝利が先決だけど、自分が点を取ることがそれにつながるので、貪欲にゴールを狙っていきたい。(得点王は)強く意識しても取れるものではないので、フォア・ザ・チームでいきたい。それでタイトルが取れればベストだと思う。チームとしても、残された可能性の中で、一番高いところを狙って頑張っていきたい。