2000 J1 2nd 第12節
試合日時:2000年11月11日(土) 14時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 日本平スタジアム
- 18,977人
- 21.0℃/51%
- 晴/弱風
- 全面良/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 高田 豊治
- 太田 潔
- 山口 森久・間島 宗一
- 北条 雅一
- 望月 哲也
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半31分[警告] | 田中 誠 | |
澤登 正朗(out) → 平松 康平(in) | 後半13分[交代] | |
後半21分[交代] | 三浦 文丈(in) ← 西 紀寛(out) | |
久保山 由清(out) → 安永 聡太郎(in) | 後半25分[交代] | |
後半36分[交代] | ラドチェンコ(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
サントス(out) → 戸田 和幸(in) | 延長前半13分[交代] | |
アレックス | 延長後半9分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ぺリマン | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 今年3回目、そして20世紀最後の静岡ダービーは、11月とは思えない暖かさとなった日本平スタジアムでのゲーム。優勝争いからは遠ざかってしまったエスパルスだが、選手、サポーターとも「ジュビロには負けられない」という意識が非常に強く、ウォームアップ中から応援の気合も十分。一方ジュビロも、東海チャンピオンシップには勝ったが、ファーストステージでは完敗しており、順位 は関係なく非常に手強い相手。今日も90分以内に勝利することが絶対条件であり、それをサポートするために数多くのジュビロ・サポーターも応援に駆けつけてくれている。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、前節で高原が負傷退場した後とまったく同じメンバー(高原は顔面 の骨を折り、セカンドステージは絶望)。前節では、そこから2点を取ったものの、選手たちはフィニッシュの部分が良くなかったと声を揃えており、その点が今日の試合でも大きな課題となるはず。中山の1トップ気味となるはずだが、中山を追い越していく2列目からの飛び出しも非常に重要になるので、その点にも注目したい。そして安定感を増してきた守備陣が、エスパルスの攻撃をシャットアウトし、堅い守備を誇る相手に対して攻撃陣が決めるべきときに決めるという好ゲームを期待したい。
- 15分まで
- 両チーム・サポーターの大歓声の中、キックオフ。ジュビロは、3バックが右から鈴木、田中、服部。中盤は、ボランチが右:福西、左:名波、アウトサイドが右:西、左:山西、そしてトップ下に奥と藤田が入り、中山の1トップで、前節の後半とまったく同じ形。エスパルスもいつも通 りの3-5-2で、2トップにはアレックスと久保山が入っている。3分/右サイドの市川に良いボールが出て、深くえぐってセンタリングを入れられるが、中には合わず。エスパルスがまず先手を取る。だが、両チームとも中盤で激しいプレスをかけ合い、互いになかなかゴール前までボールを運べない。7分/ペナルティエリアに入った藤田に名波からのミドルパス→藤田がこれをダイレクトでカカトで落とし、中山が飛び込むがGKに飛び出される。藤田の美技で、ジュビロが最初の大きなチャンスをつかむ。10分/センターラインからの服部のFK→中山が頭で落とし、サポートした奥が胸トラップからシュート→ゴール左にわずかに外れる。惜しい! ここまでは、緊迫した中身の濃い内容で、ほぼ互角の勝負。
- 30分まで
- 17分/市川に右サイドをえぐられセンタリング→鈴木がFWをブロックしてシュートさせず。21分/奥のスルーパスから中山が飛び出し、斉藤に倒されるが、ファウルの笛はなし。その後、緊迫したこう着状態が続き、どちらも主導権を握れない状況。28分/左サイドでアレックスがキープし、折り返しを吉田がシュート→大きくゴール右に外れる。
- 45分まで
- 31分/ペナルティエリア前のドリブルから久保山が強引な左足シュート→ゴール右に外れる。ややヒヤリとした場面 。30分前後からややエスパルスが押し気味。33分/名波の右CK→ニアの福西が頭で合わせるが、わずかにバーの上に外れる。残念。35分/藤田の壁パスから中山が抜け出し、左45度から左足シュート→GK正面 。ジュビロが盛り返してきた。37分/中山のポストプレーから、ダイレクトで名波→藤田とスルーパスが出るが、DFのスライディングに阻まれる。華麗な攻撃だったが、残念! 38分/カウンターからアレックスが迫力十分のドリブルで突進し、久保山にパス→しかし、久保山のシュートはヴァン ズワムががっちりキャッチ。40分/名波が中盤のボールキープから反転してミドルシュート→バーの上に外れる。徐々に試合に動きが出てきた。42分/カウンターから中山が右サイドでキープし、西、名波と戻してミドルシュート→当たりが弱く、GKにキャッチされる。わずかなロスタイムで前半終了の笛。互いに攻守のバランスを重視して、比較的静かな展開の前半だったが、後半はどちらが先に勝負を仕掛けるか、興味深い。
- ハーフタイムのコメント/鈴木監督
- かなり良いプレーができているが、さらに狙いを持っていこう。両サイドから積極的に攻撃すること。
- ハーフタイムのコメント/ペリマン監督
- ディフェンスはバランスを崩すことなく、このまま続けていこう。攻撃に関しては、相手DFの背後をついていこう。積極的にシュートを打っていこう!
- 60分まで
- エスパルス・ボールで後半がキックオフ。後半も、立ち上がりから両者一歩も譲らず、サイド攻撃を中心に攻め合う。8分/カウンターから中山がうまくボールをキープし、ペナルティエリア内で奥に折り返すが、わずかにタイミングが合わず。残念。【交代】エスパルス13分/澤登→平松。15分/右CKのこぼれ球を西が拾って右からミドルシュート→強烈なシュートがバーに当たって跳ね返る。惜しい!
- 75分まで
- 20分/カウンターから、中山、藤田、奥のコンビでチャンスを作り、藤田がペナルティエリア内でシュートを打とうとして倒されるが、笛はなし。藤田がっくり。【交代】21分/西→三浦。そのまま同じポジションに入る。【交代】エスパルス25分/久保山→安永。この時間は、セカンドボールをエスパルスがよく拾い、ボールを回して攻勢をかけている。27分/ジュビロがボールをキープして、右サイドから厚い攻撃をしかけるが、最後の三浦がセンタリングが精度を欠く。29分/エスパルスも攻めあぐねて、遠目からのクロスで安永がペナルティエリア外からヘディングシュートするが、大きく外れる。
- 90分まで
- 32分/名波の右CK→こぼれたボールを藤田が思い切りシュートするが、大きく上に外してしまう。34分/ミスからボールを奪われ、3対3の場面 となるが、安永のドリブルを止めて、事なきを得る。【交代】36分/藤田→ラドチェンコ。これで2トップに布陣を変更。37分/後方からのロングボールで中山が飛び出し、GKの前でシュートを打つが大きくふかしてしまう。残念! DF陣もがっくり膝をつく。41分/やや右からの名波のFK→中山が競って足元にこぼれるがシュートは打てず。残念。しかし、2トップになったジュビロは、攻めに迫力が増してきた。0-0のままロスタイムに入る。エスパルスのCKをヴァン ズワムがキャッチして大きく前に蹴りだすが、つながらず。ジュビロは最後の力を振り絞って分厚い攻撃を仕掛けるが、エスパルスDF陣の壁を破れず、無得点のまま延長戦に突入。
- 105分まで
- 後半とは逆のエンドとなってジュビロのキックオフで延長前半がスタート。3分/エスパルスの右CKからこぼれ球を森岡に至近距離からシュートされるが、ゴール右に外れてる。ここまででもっとも危ない場面 。6分/中山がうまくDFを外して右サイドを縦に抜け出しセンタリング→ラドチェンコがヘディングするが、バーの上に外れる。7分/右の市川からのセンタリング→ヴァン ズワムが安永とぶつかりながらもガッチリとキャッチ。9分/アレックスのFK→直接狙うが、コースが甘くヴァン ズワムがキャッチ。10分/右からのセンタリングがこぼれたところを福西がダイレクト・シュート→ゴール左に外れる。両者の身体を張ったぶつかり合いもさらに激しさを増し、まさに死闘という展開。11分/ていねいにつないで、左から山西がオーバーラップするが、最後のセンタリングが精度を欠く。【交代】エスパルス14分/サントス→戸田。大榎がボランチに上がる。チャンスはジュビロのほうが多いが、最後の詰めが甘く、延長前半が終了。
- 114分まで
- 延長後半がスタート。両者最後の力を振り絞って攻め合う。3分/カウンターから福西がドリブルで上がり、最後は三浦が左足シュート→DFの足に当たってコースが変わるが、GKにキャッチされる。5分/エスパルスの右サイドからのセンタリングがいいコースに入ったが、ヴァン ズワムがよく飛び出して、しっかりセーブ。6分/市川が右から中に入ってシュート→大きく上に外れる。8分/服部が上がって左からアーリークロス→中山が飛び込むがわずかに合わず。
- 【Vゴール負け】
- 9分/ペナルティエリア内で安永がキープするボールを服部が足を出して取ろうとし、それが安永の足に当たってしまい、PKの判定。これをアレックスがゴール左に決め、Vゴール(115分)。内容的には、良いプレーを見せたジュビロだったが、納得のいかない判定で、優勝が大きく遠のくVゴール負けを喫した。
選手、監督コメント
- 鈴木監督
- もう少し、両サイドが出ていく形をイメージしていたが、遅れたり、逆に引きすぎたりバランスが悪い部分があった。中盤でタメは作れるので、もう少しタイミング良く両サイドが出て行けるようにしなければいけない。ゴール前にはスペースはあったので、ラストパスと動きのタイミング・精度を上げていきたい。最後まであきらめず、残り試合全部、全力を尽くして勝ちたい。
- 服部 年宏
- 今日はバランスが悪くて、うちのゲームができなかった。(PKの判定については)コケたタイミングも違うし、笛も遅いし、あれはないと思う。
- 名波 浩
- 前半も後半も、相手に回されて体力を消耗しながらのゲームになったけど、カウンターでもいいから、決定的なチャンスを作ろうと狙っていた。だけど、点を取れなかったし、取られ方もあんな取られ方で、、、。今日は黒い石に やられたね。
- 福西 崇史
- あれがPKなら、他のも全部取らないかんでしょ。内容的にも、ちょっと攻め急い だ 部分もあるし、もっとジュビロのサッカーができたと思う。後半は、自分ら(ボラン チ) の前が空いてしまって、セカンドボールを相手に拾われてしまった。