2000 J1 2nd 第8節
試合日時:2000年08月05日(土) 19時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 長居スタジアム
- 19,247人
- 28.3℃/77%
- 晴/弱風
- 全面良/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- ガルシア・アランダ
- 金子 聡一郎・塩川 拓司
- 松尾 一
- 増井 隆司
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
西澤 明訓 | 前半27分[得点] | |
蔵田 茂樹(out) → ペリクレス(in) | 前半44分[交代] | |
ユン ジョンファン | 後半0分[得点] | |
後半3分[交代] | 西 紀寛(in) ← 井原 正巳(out) | |
清水 和男 | 後半8分[警告] | |
ノ ジョンユン | 後半24分[得点] | |
後半25分[交代] | ラドチェンコ(in) ← 奥 大介(out) | |
ノ ジョンユン(out) → 西谷 正也(in) | 後半28分[交代] | |
後半38分[警告] | 服部 年宏 | |
西澤 明訓(out) → 杉本 倫治(in) | 後半39分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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副島 博志 | 監 督 | ジョコ・ハジェヴスキー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 大阪独特のむっとした暑さに包まれた長居スタジアムだが、昼間に比べればやや薄雲も出て気温も多少下がってきた。夏休みの土曜日、しかも好カードということで、5万人という収容力を誇るスタンドに多くのファンが詰めかけ、両チームとも熱心なサポーターが数多く集まり、熱い応援合戦を繰り広げている。
- みどころ
- 前節をケガで欠場した鈴木が復帰したジュビロは、前々節と同じスタメンに戻った。このメンバーになってからは無傷の4連勝という数字に表われているように、中盤のバランスが良くなり、FWの高原も「中盤のサポートが良くなって、チャンスが多く作れるようになってきた」ということで、2トップの好調さと相まって攻撃力は大幅にアップしている。今日も、中山/高原の2トップが力強くゴールに迫る場面は数多く見られるはずだ。また今回は、強力な攻撃力を誇るセレッソ対策も入念に行なってきており、ジュビロDF陣が、自由に動き回る森島やノらをどのようにマークし、抑えこむかという点も、大きなみどころとなる。さらに、現時点のJリーグNo.1の2トップは、中山/高原のジュビロ・コンビなのか、森島/西澤のセレッソ・コンビなのか、という意味でも非常に興味深い対決となるゲームだ。
- 15分まで
- 夕焼けに染まる大阪の空の下、セレッソ・ボールでキックオフ。ジュビロは、練習で試していた通り、服部がいつもよりも左サイドに開いてノ・ジュンユンをケア。また前節と違って、藤田が右で奥が中央という形に戻っている。5分/セレッソの右CKからこぼれ球を西澤がオーバーヘッドキック→バーの上を越えるが、両チームを通じて最初のチャンス。セレッソは前のほうから強いプレッシャーをかけてきており、やや押し気味。8分/森島が右サイドから左足でクロス→ファーに飛び込んだユンがヘッドをするが、GK正面。9分/後方からの長いスルーパスに森島が反応→ヴァン ズワムが鋭く飛び出し、シュートを打たれる前にがっちりとキャッチ。11分/ペナルティエリア前で後ろからのパスを受けた中山が素早くターンしてシュート→DFに当たってCK。右から藤田がCKを蹴り、ファーの田中に合うが、惜しくもDFに阻止される。
- 27分まで
- 17分/高原のキープを起点に藤田が右からクロス→ジヴコヴィッチがファーで思い切り伸び上がってヘッドするが、十分に届かず。ジュビロの最初の大きなチャンス。残念。ジュビロはダイレクトパスを多用して、相手のプレスをかいくぐり、徐々にリズムをつかんできた。20分/高原がポストプレーから自力でターンして突破し、DFを跳ね除けながら左足シュート→強烈なボールだったがGK正面。しかし、高原らしい素晴らしいプレー。22分/ペナルティエリア前で高原が落としたボールを藤田がシュート→GK下川の好セーブに防がれる。惜しい! ジュビロのチャンスが徐々に増えてきた。25分/ジヴコヴィッチの右FK→中山が一際高いジャンプで落としたボールを井原が左足でシュート→GKは抜けたが、ゴール右に入っていた田坂にクリアされる。これも惜しい!
- 【失点】
- 27分/中盤でボールを奪われてカウンターをくらい、森島が右からセンタリング→中央の西澤がジャンプしながらボレーシュート→DFに当たってゴールにころがる。もっとも警戒していたカウンターで、先制点を喫してしまった。
- 45分まで
- 流れが良くなってきた中で手痛い先制点を喫したジュビロだが、あわてず冷静にボールをキープして攻撃を続ける。30分/服部が上がってゴール前で中央に折り返す、藤田がシュートを狙うが、DFのスライディングに阻まれる。33分/中山が倒されて、ペナルティエリア前の良い位置でFK→藤田が直接狙うが、バーの上に外れる。35分/ジヴコヴィッチが左後方からクロス→ファーでフリーになった中山がヘディングするが、枠には飛ばせず。中盤での激しいボールの奪い合いは両チームとも衰えず、ややこう着状態が続く。ロスタイム/左からのセンタリングが後方にこぼれたところを奥がダイレクトシュート→DFに当たる。【交代】セレッソ/蔵田(負傷)→ペリクレス。その後互いに大きなチャンスのないまま0-1で前半が終了。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 失点するまではジュビロのペースだった。パスばかりでなく、ドリブルで勝負してほしい。攻撃は自信を持ってトライしてほしい。
- ハーフタイムのコメント/副島監督
- ポジションのバランスを崩したときに裏をとられてやられている。バランスをしっかり保っていこう。攻撃のときは迷わずにアタックしていこう。
- 後半開始
- 後半はジュビロ・ボールでキックオフ。両チームとも交代はなし。
- 【失点】
- 0分/右サイドから中に切れ込んだノから左でフリーになったユンに渡り、左足で強烈なシュート→強烈なボールがゴール右上につきささり、ジュビロは2点を先攻される。
- 60分まで
- 【交代】井原→西。服部がDFラインに入り、奥がボランチに下がって、藤田が中央、西は右サイドへ。8分/高原の突破をペナルティエリアのほぼライン上で清水が後ろから倒し、イエローカード。良い位置からのFKだったが、シュートは壁に当たる。攻めるしかなくなったジュビロが布陣を変えて必死の攻撃に出るが、2点リードしたセレッソが余裕を持った戦いを見せ、ときおりカウンターでチャンスを作る。
- 68分まで
- 20分/中山のパスで西が右サイドのスペースに抜け出すが、センタリングをDFにカットされる。23分/右サイドを西が突破し低いセンタリング→DFとCKの間に通るが、中山と高原がわずかに届かず。惜しい!
- 【失点】
- 24分/右サイドをオーバーラップした清水が深くえぐってセンタリング→2列目からフリーで飛び込んだノがダイレクトで決める。これで0-3。
- 80分まで
- 【交代】25分/奥→ラドチェンコ。ハジェヴスキー監督は、バランスを崩すリスクを負いながらも反撃の手を打つ。とにかく1点でも返してほしい。【交代】セレッソ28分/ノ→西谷。30分/ドリブルで上がった服部からラドチェンコに絶妙のスルーパス→ラドチェンコがトラップをミスしてシュートは打てず。33分/森島へのスルーパスが通り、決定的なピンチとなるが、DFが必死のクリア。34分/中山が左に開いて絶好のセンタリング→ラドチェンコが飛び込むが、DFに身体を入れられわずかに届かず。35分/ラドチェンコが中央にループボールを出し、福西が頭でつなぐが中山には通らず。残念。
- 90分まで
- 37分/西がドリブルで中央から左に流れて中へロビング→ファーでフリーになった中山がダイビングヘッド→しかし、GK下川のファインセーブに止められる。中山の顔が悔しさにゆがむ。惜しい! 【交代】セレッソ/西澤→杉本。39分/左後方からのクロスをニアに飛び込んだ中山がボレー→中山らしいシュートだが枠には飛ばず。残念。セレッソはしっかりと守ってカウンターという形を徹底し、破綻のない守備を見せる。そのままジュビロは決定的な形を作れないまま時間が過ぎ、主審が90分に終了を告げるホイッスルを長く吹く。先制点を決められるまでは良いサッカーを見せていたジュビロだが、失点後は完全にセレッソの術中にはまってしまい、0-3の完敗。5連勝はならず、非常に手痛い3敗目を喫した。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- これまでのゲームの中でいちばん悪いゲームをしてしまった。立ち上がりは、ジュビロのペースであったが、チャンスを生かせなかった。中盤での積極性に欠け、パスが多く、ドリブルで突破することがなかった。後半も立ち上がり1分に【失点】し、ジュビロのペースで戦うことができなかった。いずれにしても、簡単に失点している点が、問題であり、修正をしていきたい。