2000 J1 2nd 第4節
試合日時:2000年07月15日(土) 15時33分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 8,604人
- 28.3℃/80%
- 曇時々晴/弱風
- 全面良/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- 太田 潔
- 奥谷 彰男・山西 博文
- 柴田 菊夫
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
高原 直泰 | 前半10分[得点] | |
前半40分[警告] | 西澤 淳二 | |
後半4分[警告] | 大石 鉄也 | |
福西 崇史 | 後半5分[得点] | |
後半11分[交代] | 今野 章(in) ← ダニエル(out) | |
後半19分[交代] | 鈴木 隆行(in) ← 森山 泰行(out) | |
奥 大介(out) → 金沢 浄(in) | 後半30分[交代] | |
後半30分[交代] | 池田 伸康(in) ← 我那覇 和樹(out) | |
ジヴコヴィッチ | 後半36分[得点] | |
高原 直泰(out) → ラドチェンコ(in) | 後半39分[交代] | |
藤田 俊哉(out) → 川口 信男(in) | 後半39分[交代] | |
田中 誠 | 後半42分[警告] | |
後半43分[得点] | 原田 武男 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | 今井 敏明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- どんよりとした曇り空の下のジュビロスタジアム。今のところ雨は降っていないが、湿度が高くピッチ上は蒸し暑さがやや心配という状況。だが、ピッチ状態は良く、カンカン照りに晴れるよりはプレーしやすいコンディションだろう。
- みどころ
- 今日はハジェヴスキー監督が、スタメンを大幅に変更してきた。もっとも大きな変更点は、リベロの福西をひとつ前に上げ、服部とのダブルボランチを組む形になったこと。3バックは、田中がスイーパーになり、井原が左のストッパーに入るはずだ。そして2列目に、右から藤田、奥、ジヴコヴィッチと並ぶ形が予想される。藤田とジヴコヴィッチは、ウィングバックというよりも、サイドの中盤という形になり、3人が積極的にポジションチェンジしながら、創造力のある攻撃を組み立てることになるだろう。ちょうど、水曜日のガンバ戦の延長で似たような布陣を試したが、まだ練習でも十分に試してはおらず、かなり実験的なスタメンと言えるだろう。しかし、非常に攻撃的なシステムであることは間違いなく、これがうまく機能すれば、大量 点もありえるだろう。ただし、前気味に構える藤田とジヴコヴィッチの後ろにスペースが生まれる可能性が高く、そこを2人のボランチと3バックがいかにカバーするかという点も大きなみどころとなる。また、フロンターレの新外国人イジドーロは、鋭いドリブル突破を持っており、その2列目からの飛び出しをいかにくい止めるかが、DF陣に与えられたもう一つの課題となるだろう。そして、今日こそ無失点試合で勝利を飾ってほしい。
- 10分まで
- 試合前に日差しがやや強くなり、蒸し暑さが増す中でのキックオフ。立ち上がり、フロンターレは前線から積極的なチェイスを行ない、ジュビロにボールを前に運ばせず、立て続けに2本のCKを得る。ジュビロは、予想通 りの布陣で、慎重にパスを組み立てるが、勢いのあるフロンターレにやや押され気味。7分/カウンターから奥が左に開いた中山に展開→中山のセンタリングに対して、高原がニアに飛び込むが、DFにクリアされる。
- 【先制点!】
- カウンターで中山のポストプレーから服部が攻め上がり、高原にスルーパス→ゴール前やや右から高原がダイレクトに蹴って、右ポストぎりぎりに先制ゴールを突き刺す。
- 25分まで
- ジュビロが最初に訪れたチャンスで効率良く先制。これでかなり余裕が出て、ジュビロが自分たちのペースで試合を進める。12分/左サイドをえぐった高原からセンタリング→中央の中山がフリーでシュートするが、正確にヒットできず、上にふかしてしまう。惜しい! 15分/ドリブルで上がった西沢から大石にパスを出され、フリーでミドルシュートを打たれる→左に外れるが、やや集中力を欠いた守備。17分/右サイドの中山から藤田につなぎ、中に切れ込んで中央後ろに戻す→フリーで待っていたジヴコヴィッチがミドルシュートを打つが、ゴールのやや右に外れる。19分/右サイドで1人かわした奥からセンタリング→ニアに中山が飛び込み、DFの前に足を出すが、ゴールならず。ジュビロはあまり前がかりにならず、反撃に来るフロンターレのボールを奪ってからの速い攻撃で、何度も良い形を作っている。今のところ、自陣のサイドを破られる場面 も少ない。
- 35分まで
- 28分/ジュビロらしい華麗なパス交換から奥が飛び出してループシュート→GKにキャッチされるが、見ていて楽しい攻撃。30分/相手のクリアボールを福西がダイレクトでロングシュート→低く鋭いボールがゴール右を襲ったが、GKにキャッチされる。32分/ジヴコヴィッチが中山とのワンツーで、ペナルティエリアに入り、高原に落とす→高原がフリーでシュートするが枠に飛ばず。惜しい! ジュビロが完全にゲームを支配している。
- 45分まで
- 37分/左サイドの高原からのセンタリングを中山が胸でトラップするが、大きく弾きすぎてラインを割ってしまう。39分/中央やや右の良い位 置からFK→ジヴコヴィッチがロビングを蹴って田中に合わせるが、わずかにオフサイド。40分/カウンターから高原がドリブル突破を図るが、西沢に身体で止められる。西沢にイエローカード。その後のFK→水曜日に決めている服部が蹴るが、壁に当たる。42分/ミスで奪われたボールからのカウンターからピンチ→ゴール前にボールを入れられるが、なんとかクリア。44分/左から中谷にえぐられ、ファーの我那覇にフリーでつながるが、奥がよく戻ってクリア。ロスタイム/右サイドからのFK→奥が蹴ったボールから福西がニアに飛び込みボレーシュート→バーに当たって跳ね返る。惜しい! その直後に主審の長い笛。ジュビロは追加点を決めるチャンスが数多くあったが、結局決めきれず、1-0のまま前半を終了。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 前半多くのチャンスを生かすことができなかった。この1点を守りにいってはいけない。全員の力で追加点を奪いにいこう。
- ハーフタイムのコメント/今井監督
- ボールを持ったときにもっと動き出しを早く。速いボール回しをしていこう。ボランチ、マークの受け渡しの声をしっかり出し合え。集中を切らさずに、正確なプレーをしていこう。
- 50分まで
- 雲で日差しが隠れ、照明塔がついて後半がキックオフ。両チームとも選手交代はなし。後半も相変わらずジュビロ・ペース。
- 【2点目】
- 5分/ジヴコヴィッチが右サイドでキープしてセンタリング→ファーの中山が頭で折り返し、2列目から飛び込んだ福西がフリーで合わせ、ゴールネットを大きく揺らす。
- 65分まで
- 9分/カウンターで、ペナルティエリア前から高原が奥にパス→奥がダイレクトに蹴るが、当たり損ねで大きく外れる。決定的なチャンスだが、3点目ならず。【交代】フロンターレ11分/ダニエル→今野。去年までジュビロにいた今野の登場に、ジュビロ・サポーターからも暖かい拍手。15分/イジドーロがボールをキープしてドリブル突破を図るが、井原と服部がしっかりと対応。15分前後からフロンターレが高い位 置からプレッシャーをかけ、反撃する場面が目立ち始めている。19分/左後方からのクロスボールから森山がヘッド→左ポスト外に外れたが、ややヒヤリ。その直後に森山と鈴木が交代(フロンターレ)。
- 80分まで
- 21分/左の角度のないところからフロンターレの鈴木にシュートを打たれる→ヴァン ズワムがパンチングで弾く。22分/奥の右クロスを高原がファーで胸トラップし、素早くシュート→GK浦上の好セーブに止められる。惜しい! 24分/高原が後方からのボールを受けて素早く反転し、DFをかわして左サイドを突破→中央にセンタリングを送り、中山がニアで合わせるが、わずかにポストの左に外れる。惜しい! 【交代】30分/ジュビロ:奥→金沢、フロンターレ:我那覇→池田。多くのチャンスを作りながら、なかなか3点目を決められないジュビロは、プレーがやや雑になってきた。
- 【3点目】
- 36分/右サイドの藤田のセンタリングがDFに当たってコースが変わり、それを中山がダイレクトでつないで、フリーになっていたジヴコヴィッチが押しこむ。フロンターレの守備の集中力の乱れから3点目。
- 87分まで
- 37分/ペナルティエリア前、中央のジヴコヴィッチに入ったボールを、横から飛び込んだ藤田がシュート→GK正面 。残念。【交代】39分/高原→ラドチェンコ、藤田→川口。3点目が入って勝利を確信したジョコ監督が一気に2人を交代。
- 【失点】
- 43分/ゴール正面やや左25mからのフロンターレのFK→原田がゴール左上隅に強烈なシュートを決める。ヴァン ズワムも反応したが届かず。
- 90分まで
- 1点返したフロンターレが最後の反撃をかける。44分/カウンターから川口がドリブルで右からペナルティエリアに切り込むが、ゴール前でクリアされる。ロスタイム/さっきと同じような位 置からのFKをもう一度原田がけるが、壁に当たる。カウンターから中山が右サイドをえぐり、川口に戻すが、判断ミスでシュートできず。その後、まもなく90分が終了の笛。ジュビロは中盤でよくパスがつながり、ゲームを支配して3-1で完勝。チーム成績を、2勝2敗の五分に戻した。だが、追加点のチャンスを数多く逃し、最後の最後で完封を逃すなど、反省点いくつか残った。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 勝ったことに非常に満足している。ただ最後の失点で、完璧なゲームが少し崩れてしまった。次のゲームでは、最後まで集中するように選手たちに伝えた。前半の多くのチャンスを生かすことができなかったが、選手は集中して相手のスペースを消してくれた。欲を言えば、もう少し速いパス回しができると良かった。
- 今井監督
- 前半のチャンスを生かしきれなかった。ジュビロは、奥を起点にしてうまく攻撃をしてきた。奥が左右に流れたことによって、多くのチャンスを作られてしまった。逆にイジドーロは、服部、福西に大事なところで抑えられた。
- 高原 直泰
- (先制ゴールは)コースが逆だったけど、結果 オーライ。いままでの試合よりも中盤でボールがつなげた。ミスが多かったけど、それを修正してジュビロらしいサッカーをしていきたい。
- 福西 崇史
- (90分ボランチとしてプレーしてみて)攻撃のほうにもたくさん絡めればと思っていたけど、最後は息切れした。ゴールは、中山さんがよく見ていてくれていたから、合わせるだけで良かった。中盤のマークは受け渡しが多かったけど、ズレも多かったので、これから修正していきたい。