2000 J1 2nd 第3節
試合日時:2000年07月08日(土) 15時02分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 県立カシマサッカースタジアム
- 13,750人
- 29.0℃/46%
- 晴れ / 中風
- 全面良/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 千田 進
- ガルシア・アランダ
- 恩氏 孝夫・五十川 和也
- 平原 満
- 明石 まゆ美
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
平瀬 智行 | 前半24分[得点] | |
柳沢 敦 | 前半29分[得点] | |
中田 浩二 | 前半38分[警告] | |
前半41分[警告] | 中山 雅史 | |
ハーフタイム[交代] | 川口 信男(in) ← 金沢 浄(out) | |
後半23分[得点] | 中山 雅史 | |
小笠原 満男(out) → 本田 泰人(in) | 後半28分[交代] | |
柳沢 敦(out) → 本山 雅志(in) | 後半32分[交代] | |
後半39分[交代] | ラドチェンコ(in) ← 服部 年宏(out) | |
平瀬 智行(out) → 金古 聖司(in) | 後半43分[交代] | |
後半44分[警告] | 高原 直泰 | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トニーニョ・セレ-ゾ | 監 督 | ジョコ・ハジェヴスキー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 台風一過の鹿島スタジアム。台風3号の影響でキックオフが1時間順延されたが、雨は午前中のうちにやみ、試合前は晴れたり曇ったりといった天気。ピッチはほとんど水がはけていて、プレーに直接大きな影響はなさそうだが、下から上がってくる蒸し暑さは選手たちにとっては、もうひとつの敵となるだろう。改装中の鹿島スタジアムは、まだ2階席に人が入ることはできないが、従来からのスタンドはほぼ満員。ライバル対決に両サポーターとも熱気に満ちている。またスタメン紹介で、ビスマルクの名前がアナウンスされると、ジュビロ・サポーターからいきなり大ブーイング。
- みどころ
- ファーストステージでVゴール負けを喫し、同時に服部が負傷してから、チームが下り坂に向かったジュビロにとって、絶対にリベンジしておきたいのが、今日の相手アントラーズ。もちろん、今後のセカンドステージの優勝争いに向けても、非常に重要な試合だ。選手・スタッフとも、アウェーという条件は関係なく、今日こそ勝つという熱い闘志で鹿島に乗り込んできた。前節で右足首を負傷した服部も無事戻り、グランパス戦と同じスタメンで臨むジュビロ・イレブンの気合と頑張りに期待したい大一番である。
- 15分まで
- 15:03 ジュビロのキックオフで試合開始。立ち上がりから両チームともフィールドをコンパクトに保ち、厳しいプレッシャーのかけあい。締まった内容の試合になる予感は十分だ。6分/ジヴコヴィッチがふところの深いボールキープから裏に走る高原に浮き球のパス→きれいに通るが秋田の鋭いスライディングに阻止される。11分/ゴール正面左約30mからジヴコヴィッチのFK→直接狙わず味方へのロビングを送ったが、DFの頭に当たってCK。続く右からのCKも相手にクリアされる。まだ両者相手の出方をうかがう展開で見せ場は少ないが、かなりレベルの高いこう着状態。その中で、ジュビロのほうが中盤のボールキープでやや上回り、相手ゴール前に迫る回数も多い。
- 23分まで
- 19分/中盤で一瞬のスキをみつけた熊谷がドリブルからミドルシュート→強烈なシュートだったが、ヴァン ズワムが鋭い反応でパンチング。続くCKでも相手にヘディングを許し、ポスト左に外れるが、ややヒヤリ。20分/ペナルティエリア前でボールを受けた高原が鋭く反転して左足シュート→やや弱くGKにキャッチされる。23分/カウンターでジヴコヴィッチが左に開いた高原にパス→そのままドリブルして中に入り、ゴール右隅を狙ってインサイドキック→GKにキャッチされる。
- 【失点】
- 24分/DFからのロングボール一発で平瀬に縦に抜け出され、右45度からニアサイドに決められる
- 29分まで
- 一瞬のスキをつかれた失点で、攻撃の意識が高まったジュビロに対し、アントラーズは余裕が出て、受けて立つ形。25分/ゴール正面やや右35mからFK→奥が直接狙うが、バーの上。
- 【失点】
- 29分/後ろからのロングボールで、今度は柳沢に抜け出され、同じような角度から同じような位置に決められる。1点目とほとんど同じパターンの失点。
- 45分まで
- 1点目が決まってから、少しフィールドがワイドになり、アントラーズは引き気味の布陣からカウンターで逆襲する場面が目立ってきた。それでも、前半のうちに1点でも返しておきたいジュビロは、パスをつないで懸命に攻める。34分/ジヴコヴィッチの右CK→ファーサイドを狙ったがGKにキャッチされる。39分/右サイドゴールライン際で藤田が倒されFK→ジヴコヴィッチのボールを田中が競って、こぼれ球を中山が角度のないところかオーバーヘッドシュート→サイドネット。44分/高原が粘り強いドリブルで中央突破するが、シュート直前で止められる。リスクを背負って反撃に出たジュビロだが、アントラーズの厚い守りを攻め崩せず、0-2のまま45分が終了。押し気味に試合を進めながら、納得のいかない結果に終わった前半。後半の逆襲に期待したい。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 前半は2つのミスをつかれて失点した。後半は川口を入れて攻撃のスピードアップを図りたい。
- ハーフタイムのコメント/トニーニョ・セレーゾ監督
- パスが同サイドに寄りすぎ。テンポ良くパスを回してサイドチェンジを使うこと。セットプレー時、マンツーマンでしっかりマークすること。
- 60分まで
- 金沢と川口が交代して後半がスタート。川口が右アウトサイドに入って、藤田が中央に戻り、ジヴコヴィッチが左アウトサイドに出るという初めての布陣で巻き返しを図る。立ち上がりから激しく攻め込むジュビロに対してアントラーズも一歩も引かないディフェンスで、激しいぶつかり合い。6分/中央でボールを受けたジヴコヴィッチがミドルシュート→良い判断だったが、GKにキャッチされる。11分/ペナルティエリア前でボールを受けた高原が横に流れながら強引なシュート→DFの足に当たって外へ。ジュビロは右サイドの川口を使って積極的に攻めるが、なかなか決定的なチャンスは作れない。
- 67分まで
- ややジュビロの攻撃の勢いが落ちて、一進一退。20分/パスミスからカウンターをくらい、最後は小笠原にボレーシュートを打たれる→バーの上をわずかに越えたが、ヒヤリとした場面。
- 【得点!】
- 23分/右サイドに開いた高原から絶妙のクロスボール→中央に飛び込んだ中山が頭できれいに合わせてゴール左に流し込む。待望のゴールで1点差に迫る!
- 80分まで
- 1点を返したジュビロに再び勢いが復活して、良いリズムで左右から攻め込む。ゴールラインに近いところからのセンタリングが増え、チャンスが広がる。【交代】鹿島/小笠原→本田。30分/右サイドで粘った川口のセンタリング→中山がスルーして、ファーのジヴコヴィッチがダイレクトシュート→当たり損ねでふかしてしまう。【交代】鹿島/柳沢→本山。リズム良く攻めるジュビロに対して、アントラーズのカウンター狙いがより明確に。34分/本山→相馬で左からセンタリング→中央で相手選手がフリーになっていて、届かなかったがヒヤリ。
- 85分まで
- 36分/奥の右後方からのFK→ゴール前で競り合ってDFが頭でクリアしたボールがポストの左に外れる。もう少しでオウンゴールという場面。36分/中山からの右クロスを飛び込んだ高原が胸で受けて倒される→これを審判が見逃さずPK→中山がゴール左を狙うが、またしても高桑にストップされる。無念の表情でピッチに膝をつく中山。残念!
- 90分まで
- 【交代】服部→ラドチェンコ。42分/ペナルティエリア前ほぼ正面でラドチェンコが倒され、いい位置でのFK→ジヴコヴィッチが蹴るが、壁に当たる。【交代】鹿島43分/平瀬→金子。ジュビロの3トップに対抗してDFを増やす。ジュビロは必死で攻め込むが、なかなかシュートまでいけず。ロスタイム/藤田が自陣で相手ボールを奪って、高原へサイドチェンジの大きなパス→高原が懸命に追うが、届かずにサイドを割って、同時に試合終了の笛。後半はほぼ一方的に攻め続けて、チャンスも作ったジュビロだが、前半のミスによる失点と、PK失敗に泣き、敵地で本当に悔しい惜敗を喫した。だが、鹿島まで駆けつけたジュビロサポーターは、あいさつに来た選手たちに暖かい拍手を送る。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 同点に追いつくことができず、大変残念だ。前半のリズムと後半のリズムでまるで違っていた。前半は大きなスペースを相手のロングボールでつかれて、2失点してしまった。後半は川口を投入し、攻撃のスピードアップを心がけた。流れは変わったが、逆転することができなかった。
- 藤田 俊哉
- 悔しい! アントラーズは後半足が止まっていたし、内容的に上回っていただけによけいに悔しい。
- 鈴木 秀人
- 1点目の失点は、判断ミスがあったと思う。2点目も集中力が少し切れていた。そういうミスをなくしていけるように話し合っていきたい。
- 田中 誠
- 前半はラインを上げて前がかりになりすぎて、裏へのケアが足りない部分があった。前半と後半の戦い方が違いすぎるので、安定した戦いをしていくようにしたい。
- 服部 年宏
- 序盤はあんまり良くなかったけど、後半は負ける気がしなかった。崩された失点ではないけど、ああいう失点はもうやめないといけない。
- 中山 雅史
- PKは自分の思った通りのボールだったから、(止められたら)しょうがない。前半はパスを回しながらも、前にいけなかった。そこでもっともっと崩していけるようにしたい。後半の押しているときに点を取れるかどうかというのが勝負の分かれ目だったけど、決められなかったのが悔しい。だけど、ここでしょんぼりしてられません。頑張ります!