2000 J1 2nd 第2節
試合日時:2000年07月01日(土) 16時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 14,291人
- 26.6℃/85%
- 晴のち曇/中風
- 全面良/ 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 仲西 駿策
- 岡田 正義
- 山口 森久・山口 博司
- 岡田 拓也
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
服部 年宏(out) → 三浦 文丈(in) | 前半28分[交代] | |
中山 雅史 | 前半34分[得点] | |
田中 誠 | 前半36分[得点] | |
高原 直泰 | 前半40分[得点] | |
ハーフタイム[交代] | 宮原 裕司(in) ← 滝澤 邦彦(out) | |
ハーフタイム[交代] | 福田 健二(in) ← 原 竜太(out) | |
後半2分[警告] | 石川 康 | |
後半4分[警告] | 呂比須 ワグナー | |
三浦 文丈 | 後半25分[警告] | |
中山 雅史 | 後半27分[得点] | |
ジヴコヴィッチ(out) → 川口 信男(in) | 後半35分[交代] | |
高原 直泰 | 後半35分[得点] | |
後半42分[得点] | 呂比須 ワグナー | |
高原 直泰(out) → ラドチェンコ(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | ジョアン・カルロス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 梅雨の晴れ間というより、もはや真夏のような蒸し暑さのジュビロ・スタジアム。4時近くなっても、ピッチ上はおそらく30度を越えるであろう蒸し暑さとの戦いが、まずは両チームの選手たちにとって大きな試練となる。ファーストステージとステージでも同じく第2節で対決したジュビロとグランパスは、今回も両者とも開幕戦を落として、連敗は絶対に避けたいという状況でのゲーム。ファーストステージの戦いでは、0-0のまま迎えた後半のロスタイムにリベロ福西のゴールで競り勝ったジュビロが、その後すぐに首位に立ったのに対して、グランパスは連敗を続けて完全に優勝争いから脱落したという明暗がはっきりと出たゲームだった。その意味では、今日の勝敗が今後のセカンドステージの行方に大きく影響を及ぼすことが予想され、ホームのジュビロにとって、序盤戦のもっとも重要なゲームとなる。
- みどころ
- ジュビロは、開幕戦で機能しなかった攻撃面の修正を図るために中盤を組みかえてきた。奥がファーストステージとほぼ同じ位置に入って、藤田が右のアウトサイドに行き、ジヴコヴィッチの2列目は変わらず。先発で務めるのは初めてとなる藤田の右アウトサイドが、どれだけ機能し、攻撃に良い流れをもたらすか、またジヴコヴィッチと周りのコンビがどれだけ良くなってきたか、大いに注目したい。グランパスは、ユーロ2000に出場していたストイコビッチが戻り、新人の原と呂比須の2トップ。こちらも前節のスタメンから3人を代えてきており、どのような攻撃を見せるか、またそれに対してジュビロがどのような守りで対抗するか、これも大きなみどころとなる。
- 15分まで
- セカンドステージの開幕を祝う風船が高々と舞い上がる中、両チームの選手が入場し、ジュビロと関係の深い鹿児島から駆けつけてくれたミス鹿児島に花束を渡される。そして鹿児島市長が始球式を行ない、時間通りキックオフ。1分/藤田がうまいタイミングで裏に抜け出し、後方からのパスが通る→中山につながってこぼれたボールを飛び込んだ金沢がシュート→威力は十分だがバーの上。3分/服部の縦パスから金沢が抜け出し、センタリング→高原がめいっぱい足を伸ばすがボールに触れるのが精一杯。残念。奥がストイコビッチにしっかりとつき、藤田も良いポジショニングを見せて、序盤からジュビロが中盤で優位に立っている。8分/ペナルティエリア外でストイコビッチをフリーにしてしまい、ミドルシュートを打たれる→ゴールポスト左に外れるシュートだったが、ヴァン ズワムの長い手が弾く。11分/中央で後方からボールを受けたジヴコヴィッチが高原に絶妙のスルーパス→ダイレクトでシュートするが、わずかにゴール左上に外れる。惜しい! 14分/うまくパスを回して左サイドから右サイドに展開し、藤田がGKとDFラインの間を狙うセンタリング→非常にうまいパスだったが、DFがかろうじて頭に触れてCKに逃れる。ここまでは、前節に比べてかなりジュビロらしさが出ている。
- 33分まで
- 33分/右に流れた奥がセンタリングと見せかけて、たくみなドリブル突破→少しボールが長くなってシュートを打てなかったが、惜しい場面。
- 【先制点】
- 34分/オフサイドの網をうまく逃れて中山がフリーで飛び出す、GK楢崎の動きをよく見て、落ち着いてインサイドキックでゴールに流し込む。
- 【追加点】
- 36分/ジヴコヴィッチの右CKからファーサイドにこぼれたボールを、つめていた田中が頭で押しこむ。チームを勢いに乗せる2点目が決まる。
- 40分まで
- 37分/グランパスの右からのセンタリング→中央で競り合って高く上がったボールを、三浦がオーバーヘッドキックで見事にクリア。
- 【3点目!】
- 40分/ペナルティエリア内で中山がキープしたボールを高原が受けて、冷静にゴール右隅へ蹴りこむ。
- 45分まで
- その後も、勢いに乗ったジュビロが攻め続けて3-0のまま前半を終了。快晴のスタンドを埋め尽くしたジュビロファンも大満足の前半だった。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 前半のリズムで戦っていこう。立ち上がりを大切にし、自分たちのペースを守れ。
- ハーフタイムのコメント/ジョアンカルロス監督
- 自分たちのサッカーを思い出そう。相手は裏のスペースを狙っているので、注意すること。前線からのプレッシャーをかけること。
- 60分まで
- グランパスは滝澤と原を下げ、福田と宮原を投入して後半がスタート。ジュビロは交代なし。立ち上がりから両者一歩も引かず、激しく攻め合う。3分/福西が接触プレーで倒れるが、無事立ち上がる。6分/高原が右サイドでボールを受け、強引なドリブル突破からミドルシュート→バーの上に外れるが、積極的な姿勢は十分。7分/ゴール前で岡山に突破されかけるが、鈴木が鋭いスライディングでクリア。11分/右からのクロスを受けた中山が、左45度からGKの上を越えるループシュート→惜しくもゴール右上に外れる。14分/カウンターから右サイドでボールを受けた中山が、中に切れ込んで左足でシュート→GKにキャッチされる。ジュビロの選手たちにまだ疲れは見られない。
- 72分まで
- 17分/右に流れた高原からファーでフリーになった中山にドンピシャのボール→中山が正確にボレーできず。惜しい! 18分/カウンターから高原がジヴコヴィッチとのパス交換で抜け出しドリブル→ペナルティエリアに入ったところで止められる。惜しい。ジヴコヴィッチは、とくに高原とよいコンビを見せ、決定的なチャンスに絡む場面が多くなってきた。26分/藤田の右からのセンタリングが前線に残っていた福西に通るが、相手DFが身体を張ってシュートを阻止。
- 【得点】
- 27分/奥の左からのクロスに対して、中山がGKの直前に飛び込み、右足で少しだけコースを変えて、ゴールに流し込む。中山らしい非常に鮮やかなプレーで、今日2点目のゴンゴール。
- 80分まで
- 29分/ストイコビッチから呂比須にボールが通り、うまくシュートを打たれるが、ヴァン ズワムががっちりと受け止める。GKの冷静なプレーに対してジュビロサポーターからも大歓声。4点目が入った後、開き直ったグランパスが攻め込むが、ジュビロDF陣が冷静な守備を見せている。
- 【得点】
- 35分/中山がポストプレーでうまくボールをキープし、追い越していく高原にスルーパス→完全に抜け出した高原が冷静に決めて、5点目をゲット。2トップが仲良く2点ずつを決めた。
- 85分まで
- 直後に再び高原が決定的なチャンスを迎えるが、1本目のシュートはGKに好セーブされ、こぼれた2本目は、惜しくもサイドネット。【交代】36分/ジヴコヴィッチ→川口。川口が右サイドに入り、藤田が2列目の中央に戻る。
- 【失点】
- 41分/左からのセンタリングに呂比須がダイビングヘッドで、ゴール右に突き刺す。
- 90分まで
- 終盤は意地の反撃を見せるグランパスに対して、ジュビロは冷静にカウンター狙い。右サイドの川口のスピードを生かし、川口の縦横無尽に動き回ってボールに絡む。【交代】ロスタイム/高原→ラドチェンコ。そのまま大きな動きはなく、90分が終了。大事な大事なホームゲームで、ジュビロが胸のすくような快勝を果たした。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 試合前からモチベーションは非常に高く、5-1という結果を出せて、うれしい。みんなが活躍したが、とくに中山、高原は大活躍だった。2人の調子が戻ったことはとてもうれしい。スタジアムの雰囲気もとても良かったし、ホームでこのように良い成績を残せるかどうかが、優勝のカギを握ると思う。
- ジョアンカルロス監督
- 初めはいい形でサッカーができていたし、相手の強いところもよく抑えていた。最初のゴールは中山のオフサイドだったが、審判が流してしまった。2点、3点取られてだんだんバランスが悪くなった。
- 鈴木 秀人
- 今日は守備面でもかなり良かった。バランスも良かったし、ラインの調整もけっこううまくできてたと思う。バランスをとって、プレーを落ち着かせて、ボールをそんなに簡単に失わないように気をつけてプレーした。
- 高原 直泰
- 今日は中盤のサポートも良かったし、前の2人も動きやすくできた。こうやって勝つことによって、自信もつくし、自分たちのサッカーに間違いはないと思えるので、今日はいい感じで勝てて良かった
- 中山 雅史
- 中盤がうまくフォローしてくれていたので、今日はバランス良くポジションもとれていたと思うし、いつもこういう感じでボールがキープできればより多くのチャンスも生まれると思う。
- 藤田 俊哉
- 5-1という結果には満足している。(今日のポジションは)自分の後ろに誰もいないので、ドリブルで抜かれないように気をつけないといけないし、ポジショニングにも気をつけた。
- ヴァン ズワム
- 本当に自分たちが欲しかった勝利。今日は本当にいいゲームができて、スコアも大差がついて満足している。初めてのホームゲームだけど、とても良い雰囲気で、その意味でも大変満足している。