2000 J1 2nd 第1節
試合日時:2000年06月24日(土) 19時06分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 柏の葉公園総合競技場
- 11,773人
- 19.0℃/89%
- 雨 / 弱風
- 全面良/水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 高田 豊治
- リム・キー・チョン
- 黛 俊行・阿部 正基
- 大石 康
- 大宮 純一
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
北嶋 秀朗 | 前半27分[得点] | |
後半8分[得点] | 川口 信男 | |
北嶋 秀朗 | 後半11分[得点] | |
後半27分[交代] | 奥 大介(in) ← ジヴコヴィッチ(out) | |
加藤 望(out) → 玉田 圭司(in) | 後半28分[交代] | |
後半32分[交代] | ラドチェンコ(in) ← 高原 直泰(out) | |
北嶋 秀朗 | 後半39分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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西野 朗 | 監 督 | ジョコ・ハジェヴスキー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- ファーストステージ開幕戦と同じ対戦相手レイソルとふたたび雌雄を決するセカンドステージ開幕戦。ジュビロとしては初お目見えとなる柏の葉公園総合競技場は、あいにくの梅雨空だが、試合前になってかなり小降りになってきた。またピッチの芝は非常にきれいに整備されており、ジュビロ・サポーターも数多く駆けつけてくれている。それでも雨によるボールのスリップは起こるはずなので、それをジュビロ・イレブンがどのように克服するかという点もひとつのみどころとなるだろう。
- みどころ
- ファーストステージと同じ3-5-2の布陣で臨むジュビロは、新外国人のジヴコヴィッチとヴァン ズワムがともにスタメンに名を連ね、服部が待望の復帰。両アウトサイドには川口と金沢のフレッシュなコンビが入り、新しくなった中盤の連携がどの程度スムーズにいくか、まずは注目したい部分だ。またコンビネーションといえば、来日間もないヴァン ズワムとDFラインとのコミュニケーションも心配されるが、経験のある選手たち同士であり、大きな心配はないはずだ。またヴァン ズワムの注目度は非常に高く、ウォームアップでピッチに登場すると、さっそく大きなヴァン ズワム・コール。そして彼が練習で好プレーを見せるとゴール裏から歓声が上がり、サポーターの期待の大きさがうかがえる。彼自身も来日当初から積極的なアピールを見せており、早くも頼もしい存在感を見せている。ジョコ監督も「ゼロからのスタート」と言うセカンドステージ。Vゴールで敗れた前回の雪辱を果たし、優勝に向けて勢いに乗ったスタートを切るためにも、極めて重要な戦いが始まる。
- 15分まで
- 19:04/レイソルのキックオフで注目のセカンドステージがスタート。0分/いきなりロングボールの処理ミスから大きなピンチを迎え、続くCKでも危険な場面が続いたが、DF陣とヴァン ズワムの踏ん張りで切り抜ける。立ち上がりのピンチを切り抜けた中盤での激しいつぶし合い。レイソルは左サイドの平山が切れのいいドリブルを見せている。注目のジヴコヴィッチは2列目の左サイドに入り、右には藤田で、服部のワンボランチのような形。藤田もジヴコヴィッチも守備の意識は高く、中盤のバランスは安定している。10分/ジヴコヴィッチが左足で思い切ったロングシュート→枠には飛ばなかったが、機を見た鋭いキック。ジュビロは慎重な戦い方を見せており、ここまではレイソルがやや押し気味。
- 25分まで
- 両者とも決定的に攻め崩す場面をなかなか作れず、やや膠着した静かな戦いが続く。
- 【失点】
- 27分/中盤の激しい当たりで弾かれたボールが、ちょうど北嶋の所にこぼれ、北嶋が前に詰めてくるヴァン ズワムの上を越えるループシュートを決める。アンラッキーなゴールで先制点を奪われる。
- 45分まで
- 33分/ジヴコヴィッチの後方からの浮き球のパスに高原が反応してダイレクトシュート→惜しくもGK吉田に阻まれる。反撃にかかりたいジュビロだが、全体的に動きが少なく、パスが思うようにつながらないため、攻撃も単発になっている。41分/ジヴコヴィッチから金沢でセンタリング→ファーサイドで藤田が戻したボールを川口が左足シュート→惜しくもゴール左にそれる。そのまま大きな見せ場もなく前半がタイムアップ。守備面ではマンツーマンにこだわりすぎずバランスを大事にする意識が見られたジュビロだが、攻撃面ではほとんど見せ場はなし。レイソルの守備の厳しさもあったが、やや期待はずれの前半だった。後半の頑張りに期待したい。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- ボールコントロールを正確に。パスを正確に回してチャンスを多く作りたい。
- ハーフタイムのコメント/西野監督
- ほぼ完璧にできている。あと45分同じように続けていこう。相手は奥、ラドチェンコを入れて中盤を厚くしてくるはず。あわてることなく、シンプルにカウンターを狙っていこう。前に前にという意識をつねに持っていこう。
- 53分まで
- 強くなってきた風を背中に受けて後半のキックオフ。サポーター側のゴールに向けて攻めるジュビロは、追い風を受けていつもの鋭い攻撃を見せられるか。4分/カウンターから川口がスピードのあるドリブルでDFを振り切り、右45度からシュート→キーパーの脇を抜けたボールは左ポストの数センチ外にはずれる。惜しい! 立ち上がりからジュビロの攻めが活発になってきた。
- 【同点】
- 8分/ジヴコヴィッチが右から送ったクロスを中の選手が胸で後ろに戻し、川口が右足でミドルシュート→低いボールが鮮やかにゴール左隅に決まる。
- 【失点】
- 10分/ドリブルでペナルティエリア内に切れ込んだ相手をDFがスライディングで倒してしまい、PKの判定。北嶋が一度やり直して、2度目のキックを冷静にゴール右に決める。
- 70分まで
- やっと同点に追いついたと思ったら、その直後にPKで失点し、ふたたび気合を入れ直して反撃に出るジュビロ。14分/中山の落としたボールから金沢が飛び込み、倒されるが、PKの判定はなし。20分/藤田の右からのロビングが相手DFの足に当たってゴールに向かい、惜しくもバーに当たる。前半は目立たなかった川口の攻め上がりが活発になり、全体的に攻撃のスピードが上がってきた。
- 80分まで
- 26分/縦へのスルーパスでDFラインの裏をとられかけたが、ヴァン ズワムが大きく飛び出してクリア。【交代】27分/ジヴコヴィッチ→奥。28分/加藤→砂川(レイソル)。奥の登場にジュビロ・サポーターから大歓声。30分/左に開いた高原からの折り返しに藤田が飛び込むが、DFのスライディングに阻まれる。【交代】32分/高原→ラドチェンコ。ファーストステージのように交代によってバランスが崩れることもなく、ジュビロの攻撃の時間がだんだん長くなってきた。
- 90分まで
- 42分/浮き球から中山が競って落としたボールを奥がつなぎ、ラドチェンコが左足シュート→ゴール左に外れる。残り時間が少なくなり、ジュビロが必死の反撃に出るが、レイソルの守備の厚さをなかなか崩せない。最後はレイソルがボールキープで時間を稼ぎ、90分が終了の笛。ジュビロは、またしてもレイソルを相手に開幕戦を落とした。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 今日は負けるべき試合ではなかった。立ち上がりはレイソルペースだったが、徐々にゲームをコントロールできるようになって、後半は主導権を握ることができた。勝ちたいという気持ちはよく出ていたが、PKで敗れてしまった。しかし、選手たちは高いモチベーションを示し、よく頑張ってくれた。このままのプレーを続ければ、いい成績が残せると思う。
- 西野監督
- 大事なゲームが取れて、結果には満足している。選手のモチベーションが高く、自信を持って試合に臨むことができ、初めからいいパフォーマンスが出せた。後半はDFラインが下がり気味になってしまったが、守備陣がうまく対応してくれた。
- 服部 年宏
- 今日は自分自身も出来が悪かったし、全体的なバランスも良くなかった。なかなか前でボールをキープできず、FWが孤立することが多かった。
- 藤田 俊哉
- 前半は相手のプレッシャーも良かったが、後半は向こうも疲れてボールが回せるようになった。だけど、そこでいいクサビのボールが入れられず、前でキープできなかった。次は2連敗はできないので、気持ちを切りかえて、失点を減らしてかならず勝ちたい。
- ヴァン ズワム
- (今日の守りに関して)もっと激しくプレーしても良かったと思う。1点目の失点は、ボールがルーズな状態でのポジショニングが悪くて、9番(北嶋)をフリーにしてしまった。
- 川口 信男
- 立ち上がりは自分自身もボールキープができず、悪いリズムだった。後半は気持ちを切りかえて積極的にいき、ゴールを決めて立ち直りかけたが、その後で大きなミスをしてしまった。