2000 J1 1st 第15節
試合日時:2000年05月27日(土) 15時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 17,373人
- 22.6℃/87%
- 雨時々曇/弱風
- 全面良 /水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- モットラム
- 廣嶋 禎数・大石 康
- 上田 年秋
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半0分[警告] | 森岡 隆三 | |
藤田 俊哉 | 前半6分[警告] | |
前半29分[得点] | 伊東 輝悦 | |
ラドチェンコ | 前半31分[警告] | |
前半38分[警告] | 安永 聡太郎 | |
ハーフタイム[交代] | 戸田 和幸(in) ← 斉藤 俊秀(out) | |
高原 直泰(out) → 井原 正己(in) | 後半14分[交代] | |
井原 正己 | 後半20分[警告] | |
三浦 文丈(out) → 清水 範久(in) | 後半24分[交代] | |
後半28分[交代] | 古賀 琢磨(in) ← サントス(out) | |
後半35分[得点] | アレックス | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | ぺリマン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 最終節の静岡ダービーを迎えた磐田スタジアムは、3位と4位同士の対決で、試合前から両チームのサポーターの熱気でヒートアップ。天気はあいにくの雨だが、ピッチは水浸しではなく、前日までの暑さも消えて、かえって選手たちにとっては動きやすいコンディションかもしれない。スタンドのファンが着るカッパできれいなサックスブルーと、一部鮮やかなオレンジに染まったスタンドは非常に美しく、ダービーマッチの雰囲気を盛り上げている。
- みどころ
- 前節で負傷した川口と西が出場できなかったため(鈴木は元気に出場)、FWと右サイドの構成が変わった他は、前節とほぼ同じスタメン。おそらくラドチェンコが2列目に入って、藤田が右のアウトサイドに入ると思われるが、この布陣でエスパルスの最大の武器であるアレックスの突破をどう抑えるかが、まず注目される。そして、前節と同じように最後まで集中力を切らすことなく、マークを徹底させて失点を最小限に食い止めることができるかどうかが、今日の勝敗を大きく左右するだろう。もちろん、どちらのチームも「絶対に勝つ」という闘志は十分。非常に熱くスリリングな戦いが見られることは間違いないだろう。
- 15分まで
- 試合開始時にはほとんど雨もやみ、スタンドも満員となってキックオフ。開始直後いきなり高原が右サイドで相手のファウルを誘っていい位置でのFK→藤田が蹴るが、ボールはファーにこぼれる。システムは、藤田が右の中盤に入ったが、あまり外には張らず、代わりに三浦が外に出てアレックスをしっかりとマークしている。7分/奥の右CKから中山がニアでヘッド→良い当たりだったが、惜しくもゴール右に外れる。残念! レベルの高いチーム同士の戦いだけに、中盤でのボールの奪い合いは非常に激しく、展開はほぼ互角ながら、ジュビロのほうが良いチャンスを作っている。15分/左サイドからの藤田のFK→非常に良いボールが入ったが、合わせた選手が届かず、ファーサイドのボールポストギリギリに外れる。
- 29分まで
- 16分/ロングボールが相手のミスでDFラインの裏に抜け、高原が抜け出してDFと競り合いながらシュート→GK真田の好セーブに防がれる。18分/DFのミスから中央から久保山にミドルシュートを打たれるが、尾崎ががっちりキャッチ。26分/金沢が左サイドからドリブルで中に切れ込んでいって、切り返して左足シュート惜しくもゴール右に外れる。残念! ここまで非常にレベルの高い内容で、ジュビロの守りもマークがしっかりして安定している。
- 【失点】
- 29分/中盤でややマークが甘くなったところで伊東がロングシュート→強烈なボールがゴール右上隅に突き刺さる。
- 45分まで
- 先制点は取られたものの、流れは悪くなく、相変わらず互角の戦い。36分/奥の右コーナーキックからラドチェンコが鮮やかなヘディングシュートをゴール左上隅に突き刺すが、ファウルをとられ、幻のゴールに。惜しい! エスパルスのディフェンスも厳しく、それを攻め崩しきることができないまま前半が終了。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 前半はエスパルスよりもジュビロのほうがチャンスが多かった。後半もこのままモチベーションを下げないで、全力で戦いたい。
- ハーフタイムのコメント/ペリマン監督
- 良いリアクション、良いプレーができている。ただ、ボールを持ったときにもう少し落ち着いてコントロールしていこう。お互いのサポートを早くして、全体の店舗を上げていこう。
- 60分まで
- 雨は完全にはやむことなく、小雨の降り続く中、後半のキックオフ。両チーム交代はなし。4分/右からの奥のFK→福西が競って頭に当てるが、DFに阻止される。後半の立ち上がりも締まった内容で互角の展開。9分/福西のミスから左サイドをアレックスに突破される→左からのシュートはゴールのサイドネットに吸い込まれる。ややヒヤリ。両チームともつぶしが早いので、十分にパスを回すことができず、速い攻めでチャンスを作ろうとしている。【交代】14分/高原→井原。井原がストッパー、田中がリベロという形になり、福西がついにFWの位置に上がる。
- 75分まで
- 大胆なポジション変更を行なったジュビロだが、前線に入った福西になかなかボールが通らず、そのキープ力を生かせていない。21分/エスパルスのシュート気味のセンタリングからアレックスに飛び込まれ、わずかに届かなかったものの、ややヒヤリ。エスパルスの守りが非常に安定しており、スペースがないため、なかなかチャンスを作れない。【交代】24分/三浦→清水。24分/右CKのこぼれ球が浮いたところを藤田がボレーシュート→大きくふかしてしまう。三浦に代わった清水はそのまま右アウトサイドでプレー。27分/中山がポストプレーで落としたボールを、飛び込んだ金沢がシュート→DFに当たる。惜しい! 28分/【交代】サントス→古賀。今年初めまでジュビロにいた古賀が久しぶりにジュビロスタジアムに登場。その古賀は左のストッパーに入る。
- 80分まで
- 31分/右サイドからの鈴木のクロスをファーの中山が折り返すが、ボールが大きすぎて中に合わず。攻めに出ているジュビロが押し気味に試合を進めるが、エスパルスもカウンターでチャンスを狙う。
- 【失点】
- 35分/カウンターから飛び出したアレックスが、鈴木をかわして左45度からミドルシュート→逆回転がかかったボールがゴール右に飛び込む。
- 90分まで
- 2点目を取られてやや気落ちしたジュビロに対してエスパルスが攻勢。遠めから積極的にシュートを打っていく。41分/ミドルパスからうまいトラップでDFをかわした福西がドリブルでペナルティエリア内に切れ込み、倒されるがPKはならず。残り時間が少なくなり、エスパルスをボールをキープして時間を稼ぐ。ロスタイム/藤田が左からダイレクトのセンタリング→中山が飛び込むが、DFにカットされる。最後まで攻めきれないまま、タイムアップの笛。90分間衰えなかったエスパルスの全員によるプレッシャーの前に、後半は大きな見せ場を作ることができずに、ジュビロは残念ながら静岡ダービーに完敗。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- これまでは負けたゲームでも内容的には上回っていたが、今日のゲームは違った。エスパルスがわれわれを上回っていた。戦術的にもよく規律を守っていたし、伊東とアレックスが素晴らしいゴールを決めた。前半はわれわれが主導権を握った時間もあって、相手もなかなかチャンスを作れなかったが、先取点を決められて、自分たちが少しナーバスになってしまった。中盤でもパスミスが多く、フォワードも決定力が足りなかった。今日はホームを満員に埋めてくれたファンの皆さんに非常に申し訳ない。
- ペリマン監督
- ジュビロはとてもいい対戦相手で、2トップもいいし、後ろから入ってくる選手もいて、われわれもダメージも受けていた。後半の初めはイニシアティブをとられたので、2点目を決めるかどうかは死活問題だった。また交代で入った古賀が、非常にいいプレーをしてくれてうれしい。彼の古巣との戦いで、非常に落ち着いてクレバーで、良いボールも出していた。
- 三浦 文丈
- アレックスに前を向いてボールをもたれるときついとわかっていたが、相手にうまくその形を作られてしまった。攻撃では、ボールを奪ったときのバランスが悪くて、うまく攻められなかった。気持ちを切りかえて、次のステージで頑張りたい。
- 田中 誠
- 前半はチャンスもあったけど、逆にワンチャンスで決められてしまった。終盤はこぼれ球が拾えず、後手後手に回ってしまった。今日の完敗をチームみんなで反省して、セカンドステージにつなげたい。