2000 J1 1st 第13節
試合日時:2000年05月17日(水) 19時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 10,167人
- 19.0℃/81%
- 曇時々雨 /無風
- 全面良/水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 伊藤 嘉朗
- 長田 和久
- 森 直之・塩川 拓司
- 岡田 拓也
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半21分[警告] | 服部 公太 | |
前半23分[警告] | ポポヴィッチ | |
奥 大介 | 前半25分[得点] | |
前半35分[警告] | 森保 一 | |
福西 崇史 | 前半44分[得点] | |
後半11分[交代] | 森崎 和幸(in) ← 森保 一(out) | |
後半14分[得点] | 川島 眞也 | |
後半23分[得点] | 栗原 圭介 | |
鈴木 秀人(out) → 田中 誠(in) | 後半25分[交代] | |
三浦 文丈(out) → ラドチェンコ(in) | 後半30分[交代] | |
高原 直泰(out) → 西 紀寛(in) | 後半36分[交代] | |
ラドチェンコ | 後半41分[得点] | |
後半43分[得点] | 久保 竜彦 | |
山西 尊裕 | 後半44分[警告] | |
延長前半5分[交代] | 高橋 泰(in) ← 桑原 裕義(out) | |
延長前半7分[得点] | 久保 竜彦 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | エディ・トムソン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- どんよりとした曇り空の下のジュビロスタジアム。心配される雨は、試合開始30分前の時点では降っておらず、なんとか持ちそうな気配もある。平日のナイターなので、スタンドの出足はそれほど良くないが、ゴール裏ではいつものようにホットなジュビロサポーターがウォームアップに出てきた選手たちに力強い声援を送っている。
- みどころ
- 今季初の2連敗中のジュビロは、前節からスタメンのDFを田中から井原に代えて、絶対に勝たなければいけないゲームに臨む。ジョコ監督も、この試合に向けて「ミスをおかすのはもう十分。残り4ゲーム、トップに立つのにふさわしいレベルの高いゲームをしたい」と熱く語っており、選手たちもその気合が伝わったかのようにピッチでハツラツと動いている。今日は、内容もさることながら、ジュビロ・イレブンの男の意地に期待したい。サンフレッチェは、攻守の中心的存在である上村と藤本が出場停止で、なじみのない布陣になっているが、持ち味の堅い守りに変わりはないはず。そこをジュビロがどうこじ開けてゴールを決め、カウンターからの失点をいかに防ぐかが、最大のみどころとなるだろう。
- 15分まで
- 試合前の円陣の声をひときわ高く上げ、ジュビロのキックオフで試合開始。1分/川口の鋭い飛び出しから、さっそくCKを獲得→ニアで福西がスルーし、ゴール前までボールが転がるが、誰もプッシュできずギリギリでクリアされる。惜しい! 立ち上がりからジュビロがかなり積極的に攻めに出て、波状攻撃を仕掛けている。気合の感じられる立ち上がりだ。それに応じて、サポーターの気合もすごい。10分/藤田の浮き球のスルーパスで高原が裏へ抜け出すが、直前でGKにカットされる。11分/久保に左サイドでキープされ、中に折り返されるが、井原が身体を張って防ぐ。13分/カウンターから川口がうまく抜け出し、中の藤田→奥とつないでミドルシュート→ゴール左に外れる。キックオフ後、小雨が降りだした中、ジュビロが押し気味に試合を進めている。
- 25分まで
- 序盤と変わらずジュビロがボールを支配しているが、サンフレッチェの組織的な守りもさすがに堅く、なかなか決定的なチャンスを作り出せない。23分/奥の後方からのロングボールを藤田がうまいトラップで縦に抜け出すが、ボールが少し長くなりすぎで、GKにキャッチされる。惜しい!
- 【先制点!】
- 中山が藤田のスルーパスからうまい動きで縦に飛び出し、サポートに来た山西に戻す→山西がダイレクトでクロスを入れ、奥がうまくDFの前に身体を入れてヘディングシュートを決める。じつにジュビロらしい流れるようなゴールで、良い流れを生かした先制点を決める。
- 44分まで
- 31分/右サイドのスローインから藤田がうまくゴールライン際に抜け出して、丁寧なセンタリング→ニアに高原が飛び込むが、GK下田がナイスセーブ。惜しい! 33分/右に抜け出した中山を起点に波状攻撃→こぼれたボールから川口がセンタリングを上げ、高原が後ろにそらすヘッド→惜しくもゴール左に外れる。残念! 40分を過ぎたあたりから、サンフレッチェも徐々に厚みのある攻撃をし始め、ジュビロゴール前のシーンがいくつか続くが、DF陣も冷静な対処で、決定的なシュートは打たせていない。
- 【得点】&前半終了
- ロスタイム/山西の左CKから中山が一際高いジャンプで競り勝ち、DFに当たって跳ね上がったボールを福西がジャンプ一番、強烈な右足のボレーシュートを相手ゴールに突き刺した。福西らしい華麗なシュートで追加点を決めたところで、前半終了。前節ガンバ戦とはうって変わった素晴らしい内容で、ジュビロが2点をリードしている。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 前半のペースをそのまま続けよう! 戦術的にはファーストステージ最高の出来である。
- 58分まで
- 前半途中から雨もやんで、スタンドも6~7割埋まった状態で後半がスタート。立ち上がりは、リードされたサンフレッチェが積極的にプレッシャーをかけて攻勢に出るが、ジュビロの最終ラインに破綻はない。福西もここまでは上がりを抑えて、守備重視のプレーを続けている。6分/中央の混戦から山西が縦にボールを出し、高原が左足でシュート→ゴール左。7分/藤田の中央からのスルーパスで中山が飛び出すが、GKの良い飛び出しに止められる。10分/井原のミスで栗原に飛び出され、シュートされるが、大神がナイスセーブ! これまででもっとも危なかった場面 。
- 【失点】
- 14分/右CKのこぼれ球から再び右からクロスを入れられ、ヘディングががバーに当たる→その後の混戦から最後は川島に押し込まれる。
- 67分まで
- 1点を取った後、サンフレッチェが勢いづき、ジュビロはやや守勢。中盤がやや薄くなり、サンフレッチェペース。
- 【失点】
- 23分/右サイドへのロングボールで沢田にフリーで縦に飛び出され、折り返しをニアに飛び込んだ栗原に頭で決められる。
- 83分まで
- 【交代】25分/福西→田中。同点に追いつかれたジュビロは、やや乱れてきた守備の修正を図る。28分/右斜め後方からの奥のFK→ファーサイドの中山がダイビングヘッド→誰もが入ったと思ったボールは、わずかにゴール右に外れる。惜しい!! 【交代】三浦→ラドチェンコ。32分/カウンターで数的不利の大きなピンチを迎えるが、最後は相手のシュートミスに救われる。【交代】36分/高原→西。西が右サイドに入り、川口がFWへ。ラドチェンコは、1.5列目の位 置だが、状況によっては3トップ気味の布陣。
- 【得点】
- 41分/右サイドでサイドチェンジのロングボールを受けた西がうまく切り返して1人かわし、戻したボールをラドチェンコが右足のインサイドキックでダイレクトシュート→狙いすましたボールが右ポストぎりぎりに決まり、大きな大きな勝ち越し点が決まった。
- 【失点】
- 右からのクロスボールから久保の高いジャンプで大神の前でヘディングされ、無人のゴールへボールがころがる。
- 90分まで
- やっと勝ち越し点を決めたジュビロだったが、あとは守りきるだけという状況の中、終了直前にまた追いつかれる。ロスタイム1分で必死に攻めたが、4点目は奪えず90分が終了。今季4回目の延長戦へ突入。
- 96分まで
- 1分/右サイドを鈴木がオーバーラップ→アーリークロスを入れ、中山がヘディングでゴール左を狙うが、GKにキャッチされる。【交代】5分/栗原→高橋(広島)。延長に入ってジュビロが押し気味に試合を進めるが、サンフレッチェも虎視眈々とカウンターを狙うスリリングな展開。
- 【Vゴール負け】
- 延長7分/井原からのバックパスを大神が処理をもたついたところを久保に詰められ、ボールを奪われてVゴールを決められる。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 今日のようなゲームの後は、言葉もない。前半は今シーズンいちばんの出来と言っていいほど良いゲームができた。それは2点を決めたからではなく、組織的にうまくいっていた。ハーフタイムではこのまま続けようということと、しっかりディフェンスを固めようと言ったが、今日も同じようなミスによる失点を重ねてしまった。とくに3-2になった後の失点は大きなミスだった。選手たちは、本当に良くファイトし、魂のあるプレーをしてくれた。100%のプレーをしてくれたが、ミスによる失点が多すぎる。
- トムソン監督
- ジュビロは前半非常に良く、うちもディフェンスが悪くて2-0になったが、追いつけて非常に良かった。その後不運もあってまたリードされたが、3-3に追いついてジュビロは疲れたように見えた。延長戦に入って勝てると確信していたし、選手がよくやってくれた。ジュビロはリーグの中でいちばん良いチームだと思っているので、今日勝つことができて非常にうれしく思っている。
- 中山 雅史
- 次、頑張ります!