2000 J1 1st 第6節
試合日時:2000年04月08日(土) 16時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 10,058人
- 19.0℃/20%
- 晴 /中風
- 全面良 /乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 高田 静夫
- 辺見 康裕
- 廣嶋 禎数・石田 宏之
- 数原 武志
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半3分[得点] | 平島 崇 | |
高原 直泰 | 前半37分[得点] | |
前半44分[警告] | 三浦 泰年 | |
井原 正巳(out) → 田中 誠(in) | ハーフタイム[交代] | |
西 紀寛(out) → 川口 信男(in) | 後半19分[交代] | |
後半24分[警告] | 石丸 清隆 | |
後半27分[警告] | 藤崎 義孝 | |
オウンゴール | 後半42分[得点] | |
高原 直泰(out) → 三浦 文丈(in) | 後半44分[交代] | |
後半44分[交代] | 江口 倫司(in) ← 三浦 泰年(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | ピッコリ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 5月を思わすような青い空と暖かな空気。風はやや強いが絶好の観戦日和となったジュビロ・スタジアム。ウォームアップの選手たちも、軽快な動きを見せている。水曜日はFC東京にショックの大きな逆転負けを喫したジュビロが、まだ勝ち点2差の4位につけており、優勝のチャンスは十分。だからこそ今日は、うまく気持ちを切り替え、勢いを取り戻すための、すっきりとした勝利をサポーターたちも望んでいる。また今日は「ファミリー・ジョイン・デー」ということで、小中高の新入生1000人をスタジアムに招待しており、観客席のフレッシュさはいつも以上。選手たちにも、その新入生たちが満足して帰れるようなゲームを期待したい。
- みどころ
- ジュビロは開幕以来不動のスタメンで今日もキックオフに臨む。前節も後半の途中までは非常にバランスの取れた良いサッカーをしていただけに、今日もその感覚さえ再現できれば優位に試合を進められるはずだ。そして、あとは決定力の問題。もちろん2トップが点を取ってくれれば言うことはないが、どこからでも点の取れるチームだけに、今日は誰が点を取るのか予想するのも楽しい。アビスパも、バデアや山下など要所に恐い選手がいるので、そこをいかにしっかりとマークするか、守備組織の安定感に注目したい。
- 3分まで
- 16:04 福岡のキックオフで試合開始。立ち上がりからジュビロが積極的にサイドを使って攻め、アビスパは予想通りロングボールを多用する展開。
- 【失点】
- 3分/右CKからニアに飛び込んだルーキー平島に先制点を決められる。セットプレーでのマークが徹底せず、早くも手痛い失点。
- 25分まで
- 失点後は、ジュビロがかなり押しこむ展開。左右からの攻撃で、きわどい場面を作っている。20分/高原が左サイドから強引にドリブルで切り込んでシュート→ゴール右に外れる。ボールキープは明らかにジュビロのほうが長いが、アビスパも冷静な守りで対処している。
- 35分まで
- 26分/右サイドから攻めて、最後は中央に戻したところに服部が低いミドルシュート→惜しくもゴール左に外れる。その直後、山下にうまいトラップで抜け出され、ミドルシュートを打たれる→ボールがバーに当たって下に弾み、ヒヤリとした場面。29分/ペナルティエリア左横で高原が倒されFK→角度のないところで藤田が直接狙うが、狙い通りにはいかず。31分/西が右サイドをドリブルで抜け出し速攻→早めのクロスを高原がダイレクトシュート→GK正面。いい形の攻撃だったが、残念。
- 【得点】
- 36分/左サイドを鋭く突破した山西が低く速いセンタリング→高原がめいっぱい身体を伸ばして右足でプッシュし、ゴール左へ。理想的なサイド攻撃で、前半のうちに同点に追いつくことに成功。
- 45分まで
- 40分/CKのこぼれ球から奥がミドルシュート→いいコースに飛んだが、わずかにバーの上。41分/今度は右サイドの西がいい形でセンタリング→GKが必死にパンチング。同点に追いついてリズムが良くなったジュビロは、左右から怒涛の攻撃。CKも多くなり、アビスパは大きくクリアするのがやっと。ロスタイム/アビスパのセットプレーからゴール前でボールを持たれ、ややヒヤリ。ジュビロが少し勢いを取り戻して前半45分が終了。
- 60分まで
- 後半は頭から井原に代わって田中が登場。今季初の長い時間の出場で、とくにモントージャのポストプレーをどれだけ厳しくつぶせるかに注目したい。後半も初めからジュビロが攻勢。ボールをキープして左右から攻める。3分/田中が攻め上がってペナルティエリアまでドリブルで進むが、惜しくもシュートは打てず。9分/福西が上がって藤田につなぎ、柔らかいロビング→中山が裏へ飛び出すが、わずかにボールが大きくGKにキャッチされる。10分/田中のパスミスからボールを奪われ、河口にシュートを打たれる。不用意なミスでややヒヤリ。15分/CK崩れのカウンターから西がドリブルで持ち込むが、ドリブルをカットされる。ジュビロの波状攻撃が続いている。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 開始早々の失点で、なかなか自分たちのペースがつかめなかった。前半残り15分のように後半は戦いたい。
- ハーフタイムのコメント/ピッコリ監督
- 相手のプレッシャーが早いので、ボールをカットした後のプレーの判断を早くしよう。相手のフォワードは動きがうまいので、ディフェンダーは落ち着いてプレーをしよう。
- 75分まで
- 【交代】西→川口。川口はスピードを生かしてDFラインの裏を狙う。ジュビロがほとんどボールを支配し、ボールを回すが、なかなかラストパスが決まらず、逆転ゴールを奪えない。27分/奥が右からセンタリング→高原が中央で頭で落とし、中山に良いボールが出るが、残念ながらオフサイド。30分/左からのクロスに合わせて中山がGKの前に飛び込むが、わずかに届かず。相変わらず一方的に攻め込むが、まだゴールはならず。
- 86分まで
- 33分/後方からの服部のロビングを川口が落とし、高原がプッシュするが、GK小島の鋭い出足に阻まれる。35分/左後方の服部のクロスを奥が頭で方向を変えるが、惜しくもGK正面。37分/アビスパの右CKから川口にヘディングされ、ややヒヤリ。38分/左CKのこぼれ球から右に展開し、川口が速いセンタリング→福西が合わせるが、正確にヒットせず。
- 【得点】
- 42分/ペナルティエリア右でいい位置のFK→藤田がファーに合わせるが裏へ抜ける。そのこぼれ球を鈴木が左から低いセンタリング→福西がニアに入って通り抜けたボールがDFに当たって、ゴールに転がる。残り3分でようやくオウンゴールによる勝ち越し点!
- 90分まで
- 【交代】高原→三浦。同点に追いついてジョーコ監督が素早く動く。ロスタイム/右の奥からのロビング→ファーで中山がドンピシャのヘッド→GK小島のナイスセーブに阻まれる。惜しい! 最後は余裕でボールをキープし、タイムアップ。ジュビロが押し込みながらも勝ち越しゴールが入らず苦しんだが、最後は全員攻撃でオウンゴールを誘い、なんとか逆転勝ち。苦しい試合だったが、次につながる勝利で、ジュビロの2位以上が確定した(先にFC東京と清水が敗れたため。ナイトゲームで柏が敗れれば首位)。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 今回も大変難しいゲームであった。先制されてチーム全体がナーバスになり、結果を求めすぎ、プレーを急ぎすぎて、組織として乱れた。中盤のプレイヤーが長い距離を走って好守によく頑張ってくれた。ジュビロが勝利に値するプレーをしたと思う。
- ピッコリ監督
- セットプレーから先制できたことは素晴らしいことだが、試合に負けてしまって、大変残念である。ジュビロに中盤を支配されたこともあり、攻撃的プレイヤーをなかなか投入できなかった。しかし、選手は全力を尽くして頑張ってくれた。
- 高原 直泰
- (ゴールシーンは)タイミングを合わせただけで、足にうまく当たってくれた。中山さんの動きがなければあのゴールは生まれなかったので、中山さんに感謝したい。(前節の負けについては)もうみんな切りかえていたし、負けたことはしょうがないので、一からやり直すつもりだった。ラストパスやフィニッシュの悪い点があったけど、サイドを崩す形はできていたし、どんな形でも勝てたことは大きい。