2000 J1 1st 第5節
試合日時:2000年04月05日(水) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 国立霞ヶ丘競技場
- 12,602人
- 15.6℃/73%
- 曇/ 弱風
- 全面良 /水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 高田 豊治
- ソウザ
- 谷内 浩仁 ・二俣 敏明
- 斎藤 敬一
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半35分[得点] | 井原 正巳 | |
小林 成光 | 前半35分[警告] | |
前半42分[警告] | 井原 正巳 | |
小池 知己(out) → 喜名 哲裕(in) | ハーフタイム[交代] | |
ツゥット | 後半10分[得点] | |
後半24分[得点] | 服部 年宏 | |
ツゥット | 後半26分[得点] | |
後半28分[交代] | 川口 信男(in) ← 西 紀寛(out) | |
後半30分[交代] | 田中 誠(in) ← 山西 尊裕(out) | |
後半38分[警告] | 奥 大介 | |
アマラオ | 後半38分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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大熊 清 | 監 督 | ジョコ・ハジェヴスキー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 前節でジュビロがFC東京に代わって首位に立ったことで、今日のゲームは現在の1位と2位の直接対決、すなわちリーグ序盤戦の天王山となった。昨夜から降り続く雨は、夕方から霧のような小雨になってきたが、芝はたっぷりと水を含んでおり、雨のナイター、しかも相手はカウンター攻撃が得意なチームと、苦手とする条件が揃っているが、今のジュビロにはそれを吹き飛ばすだけの勢いがある。スタンドも、雨の中ジュビロ・サポーターのほうがホームのサポーターの出足を上回っており、最近国立競技場での勝率がいいジュビロにとってはアウェーの不利はないだろう。
- みどころ
- どちらも勢いのあるチームで、しかも首位決戦。華麗なパス回しと、鋭いカウンター攻撃という対決の構図もあり、非常にみどころの多いゲームだ。「今がいちばん大事な時期だと思う」(山西)と、選手たちもここで勝ってさらに勢いに乗ることの重要さを十分に認識しており、非常に気合の入ったプレーが期待できる。先発は両チームとも不動のメンバー。FC東京は、ツゥット、アマラオの2トップと、2列目の佐藤、小林らの繰り出す攻撃に非常にスピードがあり、それをジュビロがどのようなマークで抑えるか。昨日ジョーコ監督が「今夜と明日の朝でじっくりと対策を研究する」と話していたが、その成果に注目したい。あとは調子が上がってきた攻撃陣が、しっかりした組織で守る東京のディフェンスをどれだけ攻め崩し、確実に先制点を奪うことができるかどうかが、勝負の分かれ目となるだろう。
- 15分まで
- ジュビロのキックオフで前半がスタート。ジュビロはアマラオに井原がつき、中盤に下がり気味のツゥットはおもに服部がみて、小林に鈴木、佐藤に山西がついて、4バック気味の形になっている。4分/井原が鋭いパスカットから攻めあがるが、パスミスでカウンターならず。9分/高原が左サイドからドリブルで中に切れ込み、思い切ったミドルシュート→ゴール左。10分/奥が中盤での粘り強いドリブルからペナルティエリア前でシュート→カーブを描いたボールはわずかにバーの上。14分/福西が攻め上がって右にボールが渡り、高原が豪快なシュート→DFに当たる。中盤での奪い合いが激しいが、ジュビロのボールキープが多く、やや攻勢。しかし、まだ両者とも決定的なチャンスはない。
- 30分まで
- 17分/左からの折り返しを中央で受けた奥がゴール右隅を狙ったミドルシュート→GKにキャッチされる。21分/高原の巧みなポストプレーからカウンター→中山が左サイドに飛び出すが、センタリングはDFに当たる。22分/内藤の飛び出しに鋭いスルーパスが出るが、服部が素早く下がってカバー。今日も頼もしい守り。25分/藤田がペナルティエリア内に入り、鋭い切り返しを見せるが、FC東京DFも懸命の守り。藤田は雨の中でも華麗なステップは健在。28分/藤田の後ろからのループ気味のFKを高原が競って、中山が頭でループシュート→ゴール右に外れる。ジュビロが押し気味の展開は変わらないが、攻め崩すところまではいかない。
- 【得点】
- 36分/藤田の右斜めからのFK→中央に飛び込んだ井原が頭で流してゴール左にゲット。やや攻めあぐねていたジュビロだが、得意のセットプレーで待望の先制点。
- 45分まで
- 先制したジュビロの攻撃に鋭さが増してきた。43分/西がゴールライン際からセンタリングするが、中山の前でDFに弾かれる。0-0のまま前半が終わればFC東京ペースという展開だったが、セットプレーという武器もあるところを見せたジュビロが先制したことで、良い流れをつかんで前半が終了。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 大変良いゲームをしているので、このまま後半も続けていけ! もっと走って相手にプレシャーをかけていけ。
- ハーフタイムのコメント/大熊監督
- アマラオのサポートが遠い。そこへ喜名を入れて、前線で時間を作ろう。前線で時間を作ることで、ラインを上げ、高い位置でボールを回すように。
- 54分まで
- 20:05後半がキックオフ。FC東京は、後半頭からボランチの小池を喜名に変えた。1分/奥が左から右にサイドチェンジし、藤田が折り返して高原が強引にDFの前に身体を入れてGKの頭を越そうとするが、惜しくもキャッチされる。4分/左後方からのFK→中山が競って裏に抜けたところを高原がプッシュするが、GKの好守に阻まれる。惜しい!
- 【失点】
- DFラインでボールを回しているところを奪われ、そのままツゥットに飛び出され、冷静にゴール右に決められる。完全にジュビロ・ペースの試合運びだったが、手痛いミスで同点ゴールを決められる。
- 23分まで
- 同点に追いついたFC東京が、勢いに乗って攻勢に出る。それに対してジュビロはややあわて気味でミスが多くなっている。18分/素早いリスタートからアマラオに飛び出されるが、今度は尾崎ががっちりキャッチ。20分/いい形の速攻で左サイドを崩し、山西がセンタリング→ファーの奥のヘッドはやや弱く、GKにキャッチされる。22分/FC東京の右CKから、ニアでダイレクトシュートを打たれヒヤリ→わずかにゴール左にそれる。FC東京の勢いにジュビロはなかなか本来のペースを取り戻せない。
- 【得点】
- 24分/ペナルティエリア外やや右、約25mのFK→服部がきれいにカーブをかけたボールをゴール左上に突き刺す。服部は初めての直接FKでのゴール
- 【失点】
- 26分/スルーパスからツゥットに飛び出され、きれいに左足で決められる。FC東京の驚異的な粘りで再び同点。
- 82分まで
- 【交代】28分/西→川口。その直後、先ほどの得点シーンとはちょうど逆のサイドからFK→今度は藤田が蹴るが、GKが好セーブ。【交代】31分/山西→田中。井原がリベロの位置に入り、田中が左ストッパー、服部が左サイドに出て、福西がボランチに上がった。しかし、ボランチとDFラインの間にスペースができ、そこをつかれる場面も目立つ。
- 【失点】
- 38分/ペナルティエリアに蹴られたループパスを奥が思わず手ではたきおとしてしまいPK→これをアマラオに冷静にゴール右隅に決められ、ついにリードを許す。
- 90分まで
- 43分/ペナルティエリア右角近くからFK→中央で混戦になったが、押し込めず。FC東京は時間稼ぎに出ている。最後はジュビロが必死の猛攻を仕掛けるが、FC東京も身体を張った懸命の守り。短いロスタイムで笛が鳴り、試合終了。後半の10分までは完全にジュビロ・ペースだったが、自分たちのミスとFC東京の勢いに、無念の逆転負けを喫した。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- まずはFC東京のみなさんにおめでとうと言いたい。彼らの90分間のファイトは勝利に値すると思う。1-1になるまでは、我々の手に勝利があったはずだが、経験の多い選手が多いはずの我々が2点をプレゼントしてしまった。前半は我々のほうが、守備の組織もしっかりしていてカバーリングも良く、非常に良いできだったが、ミスで同点にされてからは、冷静さを失ってしまった
- 大熊監督
- 前半は自分たちのサッカーができなかったが、後半は喜名を入れたことで、中盤が機能していいリズムができた。1-0のままなら返すことができると思っていたが、前半に関しては反省して修正していきたい。