2000 J1 1st 第4節
試合日時:2000年04月01日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 10,463人
- 11.6℃/20%
- 晴れ / 弱風
- 全面良芝 /乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 淀川 隆博
- 北村 央春
- 武田 進・平野 伸一
- 永田 亨
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半27分[警告] | ユン ジョンファン | |
服部 年宏 | 前半41分[警告] | |
高原 直泰 | 前半44分[警告] | |
後半4分[得点] | 森島 寛晃 | |
西 紀寛(out) → 川口 信男(in) | 後半11分[交代] | |
高原 直泰 | 後半13分[得点] | |
奥 大介 | 後半24分[得点] | |
後半27分[交代] | 上村 崇士(in) ← 真中 靖夫(out) | |
高原 直泰 | 後半40分[得点] | |
後半41分[警告] | 西澤 明訓 | |
後半42分[累積警告/退場] | ユン ジョンファン→ | |
高原 直泰(out) → 田中 誠(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | 副島 博志 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 今シーズン初のナイトゲームは、昨年2回Vゴール負けを喫しているセレッソ大阪が相手。しかし、ジュビロが前節Fマリノス戦のようなプレーを見せれば、かならず勝利は引き寄せられるはず。昨季のリベンジを果たして、今のチームの勢いに弾みをつけたいゲームだ。昼間は暑さを感じるほど快晴のポカポカ陽気だったが、日が暮れるとさすがにスタジアムにも涼しい風が吹き始めている。空気も適度に乾いて絶好のコンディションの中、上り調子のチームを象徴するかのようにサポーターの熱い声援が響き渡っている。
- みどころ
- セレッソは前節ヴェルディに大勝したが、好守の要であるノ・ジュンユンがケガで欠場となり、その穴を埋める布陣をどう組んでくるか注目される。しかし、西沢、森島、西谷、ユンら攻撃陣の強力さは変わらないので、ジュビロのマークがどれだけしっかりと彼らをつかまえ、仕事をさせないようにするかがポイントとなるだろう。攻撃に関しては、いつものジュビロのプレーができれば、間違いなくチャンスはいくつか作れるはずなので、そこをどれだけしっかり決めるかがポイントになる、とハジェヴスキー監督も前日に語っていた。いずれにしても、攻撃力の高い両チームの対戦だけに、非常にスリリングでおもしろいゲームになるだろう。
- 15分まで
- 藤田の200試合出場(グランパス戦で達成)を祝して花束贈呈が行なわれた後、定刻通りキックオフ。序盤から両チームとも積極的な出足で激しいボールの奪い合い。セレッソは原田を中央にした3バックで、右アウトサイドは真中、左は高い位置に西谷。田坂とユンのボランチで、西澤の1トップの下に森島と興津が構えている。7分/藤田の右CK→ファーサイドで鈴木がダイビングヘッドするが、ゴールをそれる。徐々にジュビロのボールキープが多くなってきたが、セレッソがコンパクトなフィールドを保っているため、Fマリノス戦のときほどのスペースはなく、まだ完全に攻め崩すところまではいかない。
- 30分まで
- 20分/セレッソの左サイドからのセンタリング→尾崎の前で森島に飛び込まれるが、尾崎が片手で弾いて逃れる。21分/中山が左サイドを突破しセンタリング→高原が中央で受け、うまく1人かわして左足でシュートするが、ゴール右に外してしまう。初めての決定的な場面を逃して、場内にため息。23分/ロングボールから西が右サイドに飛び出し、藤田が後ろに戻したボールを奥がダイレクト・シュート→わずかにバーの上。その直後、右に流れた中山から高原にセンタリング→いいコースにボールが行ったが、相手DFともつれてプッシュできず。ジュビロが速い攻撃でチャンスを作る場面が増えてきた。しかし、セレッソを一歩も引かずに攻撃をしのぎ、カウンターを狙う。
- 45分まで
- 決定的なシーンはないが、両者の攻め合いが時間とともに激しくなり、スリリングな展開。38分/相手のセンタリングをキャッチした後、尾崎がボールをポロリと落とし、ピンチになるが、福西が冷静に奪い返し、事なきを得る。42分/カウンターから高原→西→中山とつないで右からセンタリング→ファーに飛び込んだ奥がボレーシュートを打つが、やや弱くGKに弾かれる。右CKから高原がワントラップしてシュートし、福西がプッシュしてゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。残念! 判定に不満のブーイングが場内に響き渡る。ジュビロが良いチャンスを何度かつかんだが、両者無得点のまま前半終了。
- 48分まで
- セレッソのキックオフで後半がスタート。いきなり山西が鋭いダッシュを見せ、奥からのボールを受けてシュート→わずかにバーの上。
- 【失点】
- 4分/ジュビロDF陣の集中力がやや欠けた場面で、森島の2列目からの飛び出しを許してしまい、独走されてゴール左に決められる。
- 57分まで
- 完全な守りのミスによる失点で、DF陣に一瞬動揺が走るが、すぐに気を取り直して反撃を開始。しかし、ややミスが多く、勢いづいたセレッソもさらに鋭い攻撃をしかける。【交代】12分/西→川口。その直後、中盤でのミスからカウンターを許し、またしても森島に飛び出されるが、今度は尾崎ががっちりキャッチ。
- 【得点】
- 13分/右からの攻撃の跳ね返りに、奥が右後方から柔らかいロビング→高原が頭ひとつ競り勝ってゴール左に流し込む。高原の今季初ゴールで早い時間で同点に追いつき、スタジアムが一気に盛り上がる。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 前半は初戦のような戦い方だった。ミスを少なくし、一つ一つのプレーを大切にしたい。
- ハーフタイムのコメント/副島監督
- 練習でやってきた狙い通りのことをシンプルにやっていこう。あせらずじっくりとプレーしよう。
- 69分まで
- 追いついたジュビロが勢いに乗り、怒涛の攻撃をしかける。17分/左に流れた中山のセンタリングがファーに抜け、奥がフリーでシュート→当たり損ねてゴール上に外れ、場内がっくり。19分/GKとDFの連携ミスで相手にボールを奪われ、森島にフリーでシュートを打たれるが、尾崎がなんとかセーブ。23分/カウンターから右でボールを受けた高原が切り返して左足でシュート→惜しくも相手に弾かれ、バーに当たる。
- 【得点】
- 24分/左の山西のロングスローから頭で落としたボールを奥が受け、一人かわしてゴール右隅に狙いすましたシュートを決める。やっと決めることができた奥が、大喜びでハジェヴスキー監督にだきつき、イレブンもこれに続く。
- 84分まで
- リードした後もジュビロが攻勢。両者やや中盤でのチェックが甘くなり、さらに激しい攻め合いとなっている。32分/藤田の左FK→中央の福西にパス→福西が絶妙のループパスで逆サイドの中山へ→冷静にシュートを打ち、スタジアムの全員が入ったと思ったが、左ポストに当たって外れる。惜しい!
- 【得点】
- 40分/川口の右からのロビングをDFが弾いたボール→高原が拾って、冷静に左足でミドルシュート→鋭いボールが鮮やかにゴール左に突き刺さった。
- 90分まで
- 43分/セレッソのユンが2枚目のイエローで退場。44分/セレッソの左からのセンタリング→上村にフリーでヘッドされるが、ゴール右に外れる。決定的な場面。【交代】46分/高原→田中。今季初出場の田中にスタンドから大きな拍手。そのまま左ストッパーに入って冷静なプレーを披露。48分/ロングボールから中山が飛び出し、元気にドリブルで切れ込むが、3人がかりで止められる。そして、ついに3-1でタイムアップ。ミスも多かったが、それ以上にジュビロらしい強さを存分に見せつけた内容で、ホームのサポーターも大満足の3連勝を決めた。
- 早くも首位に!
- 試合後、選手たち全員でハジェヴスキー監督(昨日)と山西(明日)の誕生日をロッカールームで祝ったジュビロ。FC東京、アントラーズ、ヴィッセルが敗れたことで開幕戦に敗れながらも、早くも首位に立った。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- セレッソのサッカーは、ストロングでスピードのあるプレーが多く、カウンターも強烈で開始直後はいいプレーができなかった。後半、先に点を取られてしまったが、その後は我々のクオリティーの高さを見せることができた。3点とも素晴らしいゴールだった。2トップのゴールを待ち望んでいたので、前節の中山、今日の高原といいゴールを決めてくれたのが非常に良かった。
- セレッソ/副島監督
- 1点を取った後、チャンスはいくつかあったが、追加点が取れなかった。守りに入ってしまった部分もあり、2点目を取られてからはラインが下がってしまった。
- 奥 大介
- (ゴールを決めて)良かったです。やっとですよ、ホント。チームは点を入れられてから目がさめた感じで、そこから修正が早かったのが良かったと思います。(点を入れて監督に抱きつきに行ったのは)なんとなく身体が行ってました。監督の誕生日だということもあったしね。
- 福西 崇史
- 1点取られても、あわてずにいこうと話し合って、そのままズルズルいかずに、取り返せたのが良かった。去年のセカンドステージとは違うところをお客さんに見せられて良かったです。
- 高原 直泰
- 代表だけでなく、ジュビロでも決められて、ようやく落ち着けました。ゴールを取れるポジショニングができているので、この感覚を維持していきたいです。ただ、それ以外のプレーが雑だったので、それを修正していきたいです。