2000 J1 1st 第3節
試合日時:2000年03月25日(土) 15時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 横浜国際総合競技場
- 23,288人
- 14.5℃/23%
- 晴/ 中風
- 全面良 /乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 吉田 寿光
- 上荒 敬司・森 直之
- 峯下 泰弘
- 諏訪邊 未幸
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
松田 直樹 | 前半10分[警告] | |
前半23分[得点] | 福西 崇史 | |
前半28分[得点] | 中山 雅史 | |
マルドナード(out) → 吉田 孝行(in) | ハーフタイム[交代] | |
遠藤 彰弘 | 後半7分[得点] | |
後半13分[得点] | 西 紀寛 | |
後半36分[交代] | 三浦 文丈(in) ← 西 紀寛(out) | |
後半40分[交代] | ラドチェンコ(in) ← 高原 直泰(out) | |
永井 秀樹(out) → 外池 大亮(in) | 後半41分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アルディレス | 監 督 | ギョギッツァ・ハジェヴスキー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 両者とも開幕戦は落としたが、第2節では優勝候補のライバルとなるチームを僅差で下して1勝1敗という共通点を持つ両チームの対決。当然、優勝争いに絡むために絶対に90分で勝って勝ち点3をゲットしたいというのは同じ思いだけに、いつも通り激しい試合が予想される。しかも、どちらも監督が代わったばかりで、持てる力をフルに発揮していないので、この1週間でどれだけ組織を整えてきたか注目したい。天候は晴れで日なたは3月とは思えないほど暖かく、日が当たっている部分のピッチの選手には暑さも敵となるかもしれない。7万人収容の横浜国際競技場の広いスタンドは、試合開始前でほぼ4部の入り。ジュビロ・サポーターも、Fマリノス・サポーターに負けないほど集まり、熱い声援を送っている。
- 10分まで
- 15:00/初めて着る新アウェー用ユニフォームでジュビロ・イレブンがピッチに登場。スタメンも1,2節と変わらないが、金色に染めた服部の髪が白いユニフォームに映えて目立っている。Fマリノスは柳、松田、小村という強力な3バックでジュビロの2トップをしっかりマークし、両者とも比較的静かな立ち上がりとなっている。Fマリノスはマルドナードが1トップ気味で、永井が1.5列目で自由に動いているが、ジュビロは3バックのラインをきれいに保ち、ボランチの服部と奥がうまくスペースを埋めている。
- 22分まで
- 11分/ペナルティエリア左からのFK→奥が直接狙うが、GK正面。15分/ジュビロが左右から繰り返しセンタリングを送り、波状攻撃を仕掛けるが、相手の堅い守りに決定的なシュートを打てない。15分過ぎ突然ピッチ上に突風が吹き荒れ、にわかに風が強くなった。しかし、両者ともコンパクトな陣形を保ち、相手にスキを与えないサッカーを続けており、その中でジュビロがややボールキープで上回っている。20分/縦に良いスルーパスを通される場面があったが、服部の素晴らしいカバーリングで事なきを得る。
- 【得点】
- 23分/左CKのこぼれ球から服部が前へフィードし、オフサイドを逃れた中山が右から折り返して中央に詰めた福西が押し込む。またしてもスーパーリベロ福西が決めて、ジュビロが良い時間で先制。
- 【得点】
- 28分/左後方からの服部のFKに中山が中央に飛び込んで頭できれいに合わせ、川口が一歩も動けないコースに2点目を決める。中山隊長の今季初ゴールでFマリノスをつき離した。
- 40分まで
- 早くも2点のビハインドを負ったFマリノスは、なんとか反撃に出ようとするが、ボールをもらう側の動きに鋭さがなく、ジュビロの守備陣が冷静に封じている。36分/CK崩れからまたも福西が中央でボールを受けるが、惜しくもDFに阻まれる。37分/左サイドからの華麗なダイレクトパスの連続で、右サイドでフリーの高原にボールが渡りシュート、惜しくもバーをかすめる。ジュビロらしい非常に美しい攻撃にFマリノス・サポーターからもため息があがる。39分/左サイドで起点を作った高原と山西のコンビでチャンスを作り、最後は服部がゴールに押し込んだが、残念ながらオフサイドの判定。この時間帯は、完全に本調子を出してきたジュビロの圧倒的なペースで試合が進んでいる。
- 45分まで
- 44分/藤田の右CKに中央で井原が競り勝ち、ゴールを襲うが、惜しくもGK川口の好守に阻まれる。ロスタイム/福西の縦パスを高原がダイレクトで流し、中山がフリーで飛び出すが、ややもたついてシュートを打てず。今年に入って最高の内容を見せているジュビロが、完全にゲームを支配したまま前半が終了。後半もこの流れを維持したまま、すっきりとした完勝を見せてほしい。
- 51分まで
- Fマリノスがマルドナードを吉田に代えて後半がスタート。また柳がFWに上がって4バックになり、永井が2列目に下がった。ジュビロは交代なし。1分/高原→西で右サイドを突破しシュート→ボールはわずかにゴール左に外れる。3分/ロングパスから柳に1人で飛び出されるが、シュートミスに救われ、尾崎がキャッチ。6分/左サイドを中山が抜け出し、中央の高原に折り返す→左足のシュートはGK正面。
- 【失点】
- 7分/Fマリノスの左CK→中央でもつれたボールを遠藤に押し込まれる。
- 60分まで
- 12分/カウンターから左サイドでゴールを受けた中山が、そのままドリブルで進んでシュート→わずかにゴール左に外れる。Fマリノスが前がかりになってきた分、ジュビロのカウンター攻撃でチャンスが生まれている。
- 【得点】
- 左サイドをフリーで飛び出した中山が丁寧に折り返し、高原をスルーしてファーサイドに飛び込んだ西が、鮮やかにゴールネットを揺らした。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- このままのペースを守りたい。2得点で満足してはいけない。
- ハーフタイムのコメント/アルディレス監督
- 大量点を取られてもおかしくない内容だ。もっと気を引き締めていけ。もっと全員が一つになって戦ってこい。
- 80分まで
- 徐々に中盤が空いてお互いのゴール前への行ったり来たりが多くなってきた。28分/ゴール前での競り合いで鈴木が負傷し、タンカで外に運ばれるが、すぐにピッチに戻った。30分/藤田の右CKからまたも井原がフリーでヘッドを叩きつけるが、惜しくもGK正面。ゴール前でのぎりぎりの攻防が増え、両チームの当たりが激しさを増して、選手たちが審判に講義するシーンが多くなってきた。
- 90分まで
- 【交代】37分/西→三浦。三浦は右ボランチに入り、藤田が右アウトサイドに行って、奥が2列目に上がった。【交代】40分/高原→ラドチェンコ。Fマリノス:永井→外池。三浦の投入によって、ジュビロの中盤に落ち着きが出て、あわただしい展開が少なくなってきた。44分/中山の鮮やかなヒールパスから藤田が右サイドでフリーになり、中央の奥にパス→完全にフリーになった奥だが、落ち着いてインサイドキックで打ったシュートが、右ポストに当たって外れる。完全に1点損して中山と藤田がずっこける。そして、まもなく試合終了の笛。もっと点を取れるチャンスがあり、後半はミスがやや目立ったが、今季最高の内容で強豪のFマリノスにアウェーで完勝した。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- 勝てたことに非常に満足している。選手たちは非常に良いプレーをし、我々は勝利に値する良いゲームができた。決定的な場面でいくつかシュートを外してしまったので、この点は反省して、次の試合までに修正したい。
- 西 紀寛
- 1点取りたいという気持ちが強かったので、中山さんがすごくいいボールをくれて、決められて良かった。でも、自分のプレーには全然納得がいかないので、来週はもっといいプレーをしたいです。
- 服部 年宏
- 予想以上にすっきり勝てて良かった。今日はメインの仕事が中村のケアだったけど、そこそこいい仕事ができたと思う。(金髪は)一昨日染めたけど、下手なプレーをして「なんだあいつ」と言われたくないので気合が入った。
- 福西 崇史
- 中盤とDFラインのバランスを保つことに注意しながらプレーした。周りもよくバランスをとってくれたから、上がることもできた。
- 中山 雅史
- 高原も幅広い動きで相手をつってスペースを作ってくれたし、2人のポジショニングのバランスがとれてうまく動けたと思う。勝ちを重ねていくことで自分たちにも自信がつくし、システムへの不安も少なくなっていく。