2000 J1 1st 第2節
試合日時:2000年03月18日(土) 14時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- 名古屋市瑞穂陸上競技場
- 21,071人
- 16.6℃/20%
- 晴/ 弱風
- 全面良 /乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- 太田 潔
- 中村 祐 ・池田 直寛
- 森 直之
- 星野 祐介
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半17分[警告] | 福西 崇史 | |
岡山 哲也 | 前半33分[警告] | |
ストイコビッチ | 前半39分[警告] | |
岡山 哲也(out) → 福田 健二(in) | 後半17分[交代] | |
後半44分[得点] | 福西 崇史 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ジョアン・カルロス | 監 督 | ギョギッツァ・ハジェヴスキ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前の状況
- 優勝候補同士が早くも第2節で対戦。しかも、どちらも開幕戦で0-1で敗れており、2連敗は絶対にしてはいけないという気持ちは同じ。さらに、2週間前のゼロックススーパーカップで対戦しており、そのときはまったく互角の勝負で、PK戦で辛くもジュビロが勝利。言うまでもなく非常に激しくスリリングな戦いが予想される大一番だ。天気も快晴で、とても暖かく、風も静か。スタンドは試合開始20分前の時点で、すでに8割以上埋まっており、チケットも完売して満員になることは間違いなし。ジュビロ側応援席も当然すでに一杯になっており、いつもの大きな声援を送っている。
- 試合前のコメント/ハジェヴスキー監督
- 「この間とメンバーも同じでケガ人もいないので、準備は万端にできています。相手は、平野とウリダが出ないので、さらに勝つチャンスは大きくなっていると思いますし、我々も前節は負けましたが、自信を失ってはいないので、今日も自信を持って勝利を目指して戦います」
- みどころ
- ジュビロは過去2戦とまったく同じスタメン。ただ、ベンチには川口に変えて安藤を入れているため、後半の戦略はこれまでと違った形が見られるはずだ。対するグランパスは、平野、石川、ウリダをケガで欠き、ゼロックススーパーカップのときと違って3バックを採用してジュビロの2トップに厳しいマークをつけてくることも予想される。そのため、ここまで不発の日本代表2トップが、どれだけ仕事ができ、試合を決めるゴールを決められるかという点が大いに注目される。
- 10分まで
- 大勝負らしい独特の雰囲気の中キックオフ。グランパスは予想通り3バック(左から大森、大岩、ホミルド)のフォーメーションをとっている。1分/左に流れた中山がセンタリング→高原がニアでうまくボールを受けてファースト・シュート→GKにキャッチされる。2分/岡山に左サイドをドリブル突破され、GKと1対1になるが、尾崎がしっかりとストップ。立ち上がりから両者激しく攻め合っている。局面局面でのボールの奪い合いも非常に激しい。
- 25分まで
- 13分/右サイドでの高原の粘りから西が中に切れ込んでミドルシュート→ボールはバーの上。ここまで相手の攻撃陣に対するジュビロのマークはうまく整っており、破綻はない。17分/中盤での古賀のドリブルに対して、福西が激しいスライディング→グランパスはレッドを要求したが、カードはイエロー。選手が身体を痛めて倒れる場面が多く、激しい互角の展開が続く。24分/藤田の右CK→こぼれたボールを西がダイレクトシュート→惜しくもDFに当たる。25分/山西が中盤で中にドリブルで切れ込み、25mの右足シュート→ゴール左を襲うが、GK楢崎が好セーブ。
- 41分まで
- 35分/グランパス右サイドからのロングスローで、こぼれたボールを岡山にオーバーヘッド・シュートされるが、DFが身体に当てて止める。この時間帯、ややグランパスが攻勢。38分/福西の攻め上がりを引っ張って止めたストイコビッチにイエローカード→かなりストイコビッチにイライラが募っている。41分/中盤に引いてボールを受けた高原がそのままターンして、ミドルシュート→わずかにゴール左に外れる。
- 45分まで
- ロスタイム2分。中央で高原→藤田→奥とダイレクトでつないでペナルティエリアに入るが、相手の厚い守りに阻まれる。その直後、カウンターからストイコビッチにボールがわたりアーリークロス→ファーの岡山があと一歩で届かなかったが、ジュビロとしてはややヒヤリ。そして前半終了の長い笛。45分間フルに激しい攻防が続いたが、両者得点なく勝負は後半へ。グランパスの堅い守備に抑えられていた中山、高原の2トップの巻き返しに期待したい。
- ハーフタイムのコメント/ハジェヴスキー監督
- 非常にタフなゲームになっている。互角に戦っているが、ラストパスをもっと集中して出していこう。
- ハーフタイムのコメント/ジョアン・カルロス監督
- 集中力を切らさないように。両サイドはチャンスがあれば攻撃しよう。声を出し合おう。ボールを回してスペースを利用すること。良いサッカーをサポーターに見せよう。
- 60分まで
- 15:03 後半のキックオフ。1分/鈴木が右サイドをオーバーラップして、きれいなセンタリングを上げるが、惜しくも中央の人数が足りず。両チーム交代はなく、前半と変わらず一身一体の攻防が続く。9分/ストイコビッチの絶妙なパスからペナルティエリア内で山口がフリーになるが、服部が見事なスライディングでクリア。12分/左の山西からのセンタリングに高原が競って、こぼれたボールを中山がシュート→大岩が身体を張って防ぐ。15分/ロングパスから岡山にフリーで飛び出されるが、またしても尾崎がしっかりとセーブ。やや中盤が空いて、互いにチャンスが多くなってきた。
- 75分
- 20分/ジュビロの左FKが右に流れ、その折り返しを福西が頭で落として藤田がシュート→決定的な場面だったが、楢崎にセーブされる。23分/グランパス左CKからゴール前にボールがこぼれ、決定的な場面→ゴチャゴチャになった中なんとかボールを弾き出し、それを福西が藤田につないでカウンター→4対2の数的優位の攻撃で、藤田がドリブルでペナルティエリア内に切り込んだがDFにストップされる。惜しい! 両チームの攻め合いは、さらに激しさを増しており、どちらが先取点を取ってもおかしくない状況。29分/ペナルティエリア内で高原がキープして反転して左足シュート→大きくゴール上に外れる。30分/山西の左からのセンタリング→中山がニアに飛び込みダイビングヘッド→惜しくも楢崎の好セーブに阻まれる。残念!
- 89分まで
- 32分/藤田がペナルティエリア前でためて、後ろから入ってきた西にパス→ダイレクトで左足シュートを打つが大きく外れる。33分/ゴール前の混戦からオフサイド崩れでストイコビッチにボールがつながるが、尾崎が好セーブ。両者の攻防はますます激しさを増し、最高にスリリングなゲームになっている。39分/右サイド大森のアーリークロスから福田が頭ひとつ抜け出しヘッド→ゴール左に流れる。ヒヤリとした場面。43分/カウンターから西→高原とうまくつないで抜け出したが、惜しくもオフサイドの判定。44分/右サイド藤田がセンタリング→ファーの中山が競って浮いたボールに後ろから山西が飛び込む→ループシュート気味のヘッドがゴールに向かうが、楢崎がファインセーブ。惜しい! ロスタイム/グランパスの左右からの波状攻撃をDF陣が必死の守備。
- 【得点】
- ロスタイム/攻め上がった福西に井原がスルーパス→フリーになった福西が落ち着いてシュート→ゴール右に値千金のゴールが突き刺さった!
- 90分まで
- 再開のキックオフ直後に試合終了のホイッスル。まさに値千金、スーパーリベロ福西の劇的なゴールで、ジュビロが大激戦を制し、貴重な勝ち点3をつかみとった。持ち前の素晴らしい勝負強さを見せたジュビロは、戦績を1勝1敗に戻し、グランパスは開幕2連敗。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- とてもエキサイティングな試合だったので、とても疲れました。最初から最後まで両チームともたくさんのチャンスがあった。最後の15分はとてもいい形ができました。この勝敗を分けたのは、いかに勝とうという意識が強いかどうか。われわれのほうが少し名古屋よりもその気持ちが上回ったと思う。今日は、いい試合ができました。