この試合の見どころ
相手の栃木SCは栃木県出身者でつくるクラブチーム。今年の関東リーグを制し、ゆくゆくはJFL入りを目指している。年齢的には若く、中にはJリーグ経験者(嘉悦:横浜フリューゲルス)もいる。特に攻撃面においてロングパスから嘉悦を中心に、よく点を取っているチームである。ジュビロユースはいままでユース・高校生の大会で、いままでやってきたことを、社会人との対戦の中でどこまで出せるかがポイントとなる。 |
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前半25分まで
ジュビロが丁寧にパスをつないでいこうとするのに対し、栃木の攻撃はロングボールからの縦パス。FW嘉悦にボールがわたると怖い所だが、チャンスは与えていない。13分増田が左サイドからセンタリング。太田がシュートするがDFにはじかれる。得点こそないが、ボール支配率はジュビロが勝り、両サイドを使った効果的な攻撃が組み立てられている。22分小野田が縦に抜けたパスをフリー気味にシュートするが、ジャストミートせず枠の外。ジュビロベンチからは盛んに「ボールを動かせ!」という指示。 |
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前半終了
栃木SCが次第にリズムをつかむ。ジュビロの攻撃もロングボールが多くなるが、ここは落ち着いてつないでいきたいところ。ジュビロのDFラインは、社会人相手でもまったくひけをとらず、互角に戦っているが、バランスが崩れ危ない場面も。前半終盤両チームにファウルが多くなる。44分栃木が立て続けにCK・FKのチャンスをつかむが、生かせず。そのまま前半終了。両チームともシュートはほとんどなかった。ジュビロは中盤のバランスが悪く、動きが鈍い。後半は、中盤での守備をきちんとして、攻撃につなげないところ。またFWも動き出しを早くして、チャンスを自分で呼び込みたい。 |
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後半立ち上がり
栃木が積極的に攻撃をしかけてくる。55分DFのミスからゴール前でピンチを招くが、GK松下が飛び出してキャッチ。ジュビロは中盤のリズムはよくなったが、効果的な攻撃ができない。56分左45度からジュビロFK。望月が直接狙うもバーの上。栃木はけが人が出て続けざまに交代。62分、7嘉悦→9大久保。65分、23槙→17森川。 |
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ジュビロ得点
67分縦パスから飛び出した小野田がゴール前でDFに倒されPK。これを坂本が落ち着いて決め、先制。 |
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70分から
ジュビロ選手交代10村山→7石川。17相曽→6松裏。石川がボランチに入り太田が右サイドへ。1点を取ったあと、ジュビロの攻撃にスピードがでてきた。相手にも疲れが見える。80分を過ぎてから、ジュビロと栃木が互いにカウンター攻撃を仕掛けあう。栃木は立て続けにFK、CKのチャンスをつかむが、決定的なチャンスも、DFとGKが体を張って防ぐ。栃木選手交代2神山→16安田。終盤、栃木DFの裏にボールが出て、小野田・小林の両FWがゴール前に抜けるが、シュートはことごとく枠を外れる。しかし、このスピードある攻撃は、相手には脅威のはず。86分中央小野田が左の小林→中央石川→左坂本につながり坂本がシュート。これも弱く、GKへ。この直後、同じく栃木DFの裏に出たボールから小林がループシュートを狙うが、バーの上。ロスタイムは2分。 |
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ロスタイム得点
石川がゴール正面からミドルシュート。ジャストミートしたボールはGKの手をはじき、ゴールイン。ロスタイムに駄目押しの追加点。 |
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試合終了
ジュビロの追加点が決まった直後に試合終了の笛。ジュビロ磐田ユース、天皇杯1回戦突破。2回戦の対戦相手は順天堂大学に決定。 |
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