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2024年6月1日 vs サンフレッチェ広島

14:00 Eピース

見どころ

今日はリーグ戦第17節、サンフレッチェ広島戦。今年2月にこけら落としを行ったばかりの新スタジアム、エディオンピースウイング広島での一戦に臨む。

スターティングイレブンは、GKに川島永嗣、DFに松原后、鈴木海音、第12節の東京ヴェルディ戦以来のスタメンとなる西久保駿介、リカルド グラッサ、MFに上原力也、山田大記、松本昌也、レオ ゴメス、平川怜、FWにマテウス ペイショット。リザーブには小川大貴や森岡陸、第4節のガンバ大阪戦後から戦線を離脱していた中村駿らが入り、ベンチメンバーの陣容は前節から少し変わった。

前節の湘南ベルマーレ戦は、先に2点を奪われる苦しい展開となったが、前半アディショナルタイムに山田の今季初ゴールが生まれて1点差で試合を折り返すと、後半は途中出場の選手たちが攻撃をさらに活性化させてジュビロがリズムを掴む。82分には金子翔太のアシストからマテウス ペイショットの同点ゴールが、86分には右クロスのこぼれ球に反応したレオ ゴメスの強烈なミドルシュートが決まって逆転。一斉観戦事業でヤマハスタジアムを訪れ、大声援を届けてくれていた磐田市の子どもたちに、劇的な逆転勝利をプレゼントした。

3得点を奪った勢いを、今日のアウェイマッチにも繋げていくことが重要だ。広島の前身、マツダSC時代から選手としてプレーし、引退後はコーチとしても長く活躍した横内昭展監督は、「自分たちの力をすべて出し切らないと勝点は奪えない相手」と言い、「我々が伸ばしていかないといけないところ、成長していかなくてはいけない部分を、今の広島は持っている。そこに対して、今成長過程にある自分たちは正面からぶち当たっていきたい」と意気込みを語った。

広島は、15試合を戦って5勝8分2敗。順位こそ9位だが、得点数はリーグで2番目に多く、失点数はリーグで3番目に少ないなど、攻守で安定した強さを誇る。そうした相手との一戦で、勝敗を分けるポイントの一つになりそうなのが、セカンドボールをいかに回収し、精度の高い攻撃に繋げることができるか。こぼれ球奪取数(クリアやブロックなどの守備プレー後のボールに触れたプレー総数)は、今季ここまでジュビロが1位。横内監督とともに取り組んできた球際の攻防では、しっかりと戦い相手を上回る試合が増えてきているだけに、今日もそうした強みを発揮し、良い守備から良い攻撃へと繋ぐシーンを数多く生み出していきたい。

キックオフはこのあと14:00。爽やかな青空が広がる新スタジアム周辺には、試合開始前から多くのジュビロサポーターが集まってきている。Jリーグ屈指の強敵との真っ向勝負に挑み、ここまでの成長を示すことで3ポイントを掴み取りたい。