2024年5月11日 vs サガン鳥栖
14:00 ヤマハ
大型連休のアウェイ2連戦は1分1敗。どちらも先制を許した中で、一度は追い付く粘り強さを見せた。ただ、勝点0を1に、さらに3にできるチャンスがあっただけに、選手たちが滲ませていた悔しさも大きい。内容面では、試合を重ねる度にJ1の強度への順応やボールを奪う回数が増えてきているなど成長を続けている。今日はその手応えを必ず結果に結び付けたい。
スターティングイレブンは、GKにジュビロ加入後リーグ戦初先発となる坪井湧也、DFに松原后、小川大貴、鈴木海音、MFに上原力也、松本昌也、鹿沼直生、平川怜、こちらも加入後リーグ戦初先発の石田雅俊、植村洋斗、FWに2試合連続ゴール中のマテウス ペイショットが入る。
前節の東京ヴェルディ戦で、ジャーメイン良が同点ゴールを決めた際に負傷。左前額骨陥没骨折の診断が下り、離脱を余儀なくされた。12試合で11得点を挙げていた絶対的エースを欠くことはジュビロにとっては大打撃だが、横内監督のもとでチームは常に誰がピッチに立っても持ち味を発揮できるサッカーを作り上げてきている。今日も、代わりに入る選手はもちろん、ピッチに立つ全員が全力を注いで勝利を手にするつもりだ。
また、今季もここまで再三ピンチを防いでいたリカルド グラッサが今節は出場停止。今日はU-23日本代表活動から戻ってきた鈴木が6試合ぶりに先発する。アジアでのタフな戦いを経て、さらに成長を遂げた姿をジュビロサポーターの前で見せてくれるはずだ。
GKのリザーブに入る杉本光希はプロ入り初のリーグ戦ベンチ入り。ジュビロは総力戦でこの一戦に臨む。
対する鳥栖は今季ここまでリーグ戦12試合を戦い、2勝2分8敗。順位は19位と苦しい序盤戦を過ごしている。だが、90分を通して走り抜く走力はリーグ屈指。どのポジションの選手もハードワークを怠らないスタイルは健在だ。前線には高さとスピードがある選手も擁しており、警戒すべきポイントは多い。ジュビロとしては相手に特色を出させないような戦い方はもちろん、分析し準備してきたものをピッチで示すことで試合を優位に進めていきたい。
キックオフはこのあと14:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。
ここまでピッチの最前線で身体を張って戦い続けてきた仲間を欠いた中での試合となるが、今こそチーム全員で日々積み上げてきたものを示すとき。ジュビロの真価を発揮することができれば、勝利は必ず付いてくるはず。仲間を信じ、最後まで戦い抜く。