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2023年4月19日 vs 横浜 F・マリノス

19:00 ヤマハ

インタビュー他

横内 昭展

監督

ジュビロ磐田 横内昭展監督

──試合の総括

今日は若い選手も多く出場しました。1試合通して、そういう選手、もちろんベテラン選手もいましたし、チームとして戦うというところでは選手はよく頑張ってくれたなと思っています。結果は0-1の敗戦になりましたが、内容的には僕は悲観していません。ただやはり、早い時間に失点して追いかける展開というのは、我々が今ずっと持ち続けている課題の一つなので、早くこの課題を克服したいと思っています。後半苦しくなってからも得点を奪うためにみんなよく走ってくれたと思っています。あとは得点を奪うところのクオリティが、やはりまだまだ足りないなと思います。

──若い選手がたくさん出場しました。その中で、U-18の川合選手の評価を

最初流れに乗るまで少し時間はかかったかなと思いますが、時間が経つにつれて自分の良さを局面で出してくれたなと思っています。予想していた通りといえば通りだし、彼はそれくらいできる選手だと思っているのでもちろん出したわけで、そういう意味では期待通りの仕事はしてくれたかなと感じています。

──川合選手はボランチが本職だと思いますが、今日は1列前でプレーしました

キャンプのときに一緒に練習をしていました。そのときはサイドハーフだったり、スモールサイズのゲームだったら少し前をやらせたりという感じでした。U-18の試合を見ていても、彼の攻撃のところの良さというのを活かしてあげたいなと感じていて。その中で、皆さんも見て分かるように強度はまだまだこれからなのでそういう意味でも一つ前のところで、彼の攻撃の良さを出してほしいなと思ってあのポジションで起用しました。

──ルヴァンカップグループステージ敗退が決まりましたが、リーグ戦に向かう中での課題を教えてください

まずはやはり、早い時間帯の失点というのはどうにか止めなくてはいけません。それはどの相手だろうと止めないといけないですし、止めないと勝点3を取るのは難しい作業になってきてしまいます。まずはそこかなと思っています。

──今日は前線からプレスを連動してかけて、高い位置でボールを奪うシーンが多かった印象です

マリノスはJリーグの中でもボールを保持しながら相手陣地まで行くというところで、非常にそういうのが上手いチームです。ただ、我々はそれを恐れること無くしっかり前からプレスをかけ続けられたなというのは、僕自身本当に選手はよくやってくれたなと思っています。ただ1点を追う立場だったので、余計にそういうリスクを負ったディフェンスをしなくてはいけなかったというのはもちろんありますが、選手はそこを恐れずによくやってくれたなと思っています。

──奪えていたからこそ、その先の攻撃の精度を高めたいという部分があると思います

おっしゃる通りです。もう少しそこをものにできるクオリティだったり、その1個前のところでシュートだったり、ラストパスだったりというところが、まだまだ精度が足りないなと。そこはもちろん課題だと思っています。

吉長 真優

吉長 真優

選手

──試合を振り返って

立ち上がりの失点がやはり最後までなかなか返せずに、苦しい展開が続いてしまいました。リーグ戦でも早い時間に失点していますし、それがチームとしての課題というのは分かっているので、もう一度見直してやっていかないといけません。次のルヴァンカップだったり、リーグ戦に向けてしっかり準備して集中して入って、そこは絶対取らせないという気持ちで戦っていきたいと思います。

──攻撃面について、サイドからどう展開しようと考えていましたか?

相手の運動量がちょっとずつ落ちてきて、そのタイミングで自分たちがしっかり前に出て行くことでチャンスを多く作れることは分かっていました。落ちたタイミングで自分たちがどんどん上がって行って、負けているのでとにかく攻撃中心にやっていく意識で戦っていました。

──若い選手たちもたくさん出場しました

年も近いですし、しっかり自分が伝えられることは伝えて、吸収できるものは吸収したいという気持ちでやっていました。

──特に後半は前線から連動したプレスをかけて高い位置でボールを奪えたのでは?

後ろはマンツーマンで高い位置からしっかりプレスをかけるというところで、ビハインドだったのでどんどん前から行かなくてはいけないですし、後ろの選手がミスして失点というのはあり得ないので、そこは責任持ってしっかり対応しました。

──サイドバックでの出場が続いていますが、自身の中で良くなってきている手応えは?

守備のところは相手の強度も高いですし簡単にやらせてはいけないので、自分自身得意ではないですが、しっかり責任を持ってできるように練習から意識しています。攻撃の部分ではより積極的に、自分は元々攻撃の選手ですし、そこで特徴が出ると思っているので、後ろから上がって行ったときのクロスやスプリントをもっと出していきたいと思っています。

藤原 健介

藤原 健介

選手

──試合を振り返って

警戒していた部分だったのですが、(小川)大貴君が外れた中でアクシデントがありながらの失点でしたけど、ああいう1点をしっかり取ってくるのがJ1王者だと思いますし、そういうところで失点してしまって苦しくなるというのは分かっていたのですが、取られてから1点が遠かったという試合になってしまいました。

──内容としては押し込んでいたのでは?

サッカーは点を取るスポーツなので、内容がどれだけ良くても点を取れないと勝てないですし、どれだけ守っても1点を取られたら負けるスポーツなので、そこはしっかりチームとして突き詰めてやらなくてはいけないなと思います。ただ、ゴール前のシュートの数など、やれていた部分はあるので、そうした中で1点決めることができなかったのがチームの課題でもあるのかなと感じています。

──日曜日のリーグ戦に続いてフル出場でした。この2試合で得たものは?

前節のロアッソ熊本戦ではあまり自分のプレーができずに、本当に不甲斐ない結果で終わってしまったので、今日のこの試合で死ぬ気でやってやろうと思っていました。その中で、ボールに関わる回数だったり、前へのパスの回数というのは個人的にも多く出せたかなとは思います。

──セットプレーでも良いシーンを作っていたのでは?

結果に表れていないですし、ボールが良くても点が入ってないとキッカーのせいだと思うので、もっと結果に直接繋がるようなボールを蹴りたいと思います。

──今後の戦いに向けて

自分が出た試合でまだ1勝もしていないので、まずは結果を残して勝利を一つでも多く掴み取りたいと思います。連戦があったりしますが、次に切り替えてしっかりチーム一丸となってやっていきます。

川合 徳孟

川合 徳孟

選手

──ジュビロの公式戦最年少出場記録を更新しました。デビュー戦を振り返って

ピッチに入ったのは初めてなので、これがプロかというのを本当に実感できて凄く良い経験になりました。シュートを打つ場面が多かったので、決め切るところが今日の試合は課題だったなと感じました。次の試合に出たら、決めることができるように頑張りたいです。自分が点を決めてやるというのと、攻撃の起点を作るということは凄く意識していました。そうした部分は思っていたより出すことができたと感じています。

──後半最初からの出場でした

最初の5分10分は馴染むのが凄く難しくて、ボールに関わることが少なかったのですが、途中から少しずつ間でボールを受けられるようになって、何度か攻撃の起点になることができたので、入りからもっとちゃんと入れるように次の試合からはしっかり準備したいと思います。

──今後に向けて

球際の部分はまだまだ全然いけなかったので、そうしたところは課題が残った試合になりました。ただ、攻撃の部分はできたところもあったので次も続けていきたいなと思います。

横浜F・マリノス ケヴィン マスカット監督

──試合の総括

両チームともリーグ戦からメンバーを入れ替えたというところもありましたが、自分たちが実際にコントロールできた部分もあった中で、もちろんジュビロにも攻撃のところなどでコントロールされたところはあったと思います。ただ、エンターテインメント性の高いプレーを両チームとも見せられたのではないかと思いますし、最終的に結果が付いてきて良かったなと思います。