3位ジュビロと勝点68で並ぶ、4位東京ヴェルディとの一戦がいよいよキックオフを迎える。J1昇格のためにも勝利のみが求められるが、ジュビロには心強いサックスブルーサポーターが付いている。選手たちはヤマハスタジアムの大声援を力に変えて、必ず3ポイントを掴み取る。

スターティングイレブンは前節と変わらず。GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに鹿沼直生、上原力也、松本昌也、山田大記、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。

先週の徳島ヴォルティス戦はドゥドゥの先制点を皮切りに、上原、松本にもゴールが生まれて3-0で勝利。練習から力を入れてきた縦パスを効果的に使った素早い攻撃を実らせた。特に、「守備から攻撃に切り替わったところで、人数をかけてスピーディに仕掛けていくシーンを多く作ることができた」(横内監督)というカウンター攻撃は、チームの手応えに。今日もその精度をさらに高めて相手ゴールへと迫っていく。

また、徳島戦では藤原健介やファビアン ゴンザレスといった戦列を離れていた選手が久々に出場。それぞれ“らしさ”をピッチで表現したことも、シーズン最終盤を戦う中で頼もしい話題の一つ。今こそチームの総力を挙げて、全員で勝利を手にしたい。

対する東京Vは前節の千葉戦に3-2で勝利。2点のビハインドを試合終盤にひっくり返す大逆転勝利を演じた。また、失点数はリーグ最少タイと安定した戦いを続けている。

キックオフはこの後14:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。リーグ戦は残り3試合。今日の一戦がシーズンを占う大一番であることは間違いないが、「応援してくださる色々な人たちの思いを背負いながら、我々は平常心で臨みたい」と指揮官。始動から一貫して積み上げてきたジュビロのスタイルを今日もピッチで発揮することで、勝点3を積み上げるつもりだ。