10月7日に行われた清水エスパルスとの一戦は0-1で惜敗。ジュビロは得失点差で4位に後退した。だが、「この一戦で全てが終わりというわけではない。我々には自分たちで昇格を手繰り寄せるチャンスがある」と横内監督が力強く前を向いたように、チームの士気は高く、J1復帰に向けて充実したトレーニングを続けてきた。その成果を今日の徳島ヴォルティス戦でも示し、敵地で勝利を手にするつもりだ。

スターティングイレブンは前節と変わらず。GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに鹿沼直生、上原力也、松本昌也、山田大記、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。

ベンチには高卒2年目の藤原健介が控えている。出場すれば、第20節のベガルタ仙台戦以来。日々の練習から愚直に準備してきた若きボランチの躍動感溢れるプレーにも注目だ。また、ファビアン ゴンザレスは第29節の仙台戦以来、10試合ぶりにベンチに戻ってきた。ゴールに飢えるFWも、ジュビロの勝利のために全ての力を注いでくれるはず。チーム一丸となって、勝点3を掴みにいく。

徳島との前回対戦は4月29日。立ち上がりに失点を喫し、さらにその後は柿谷曜一朗に2得点を許す苦しい展開に。松原と松本のゴールで追い上げたが勝点を得られず、ホームで悔しい敗戦を味わった。指揮官は、「徳島は前回の対戦から監督も代わり、スタイルも多少変化している部分もある」と言い、「選手、スタッフ全員でしっかり整理して臨みたい」と意気込みを語っている。

キックオフはこの後14:00。鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム周辺の天候は晴れ。秋らしい爽やかな青空が広がっている。スタジアム前の広場には、試合前から多くのサックスブルーサポーターの姿が。その心強い声援をパワーに変えて、選手たちは最後まで戦い抜く。