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2023年5月3日 vs 東京ヴェルディ

17:00 味スタ

インタビュー他

横内 昭展

監督

──試合の総括

まずはスタジアムに来たときに、ホームのような雰囲気をたくさんのサポーターに作っていただいて、本当に感謝しています。選手も最後まで走りきれた要因の一つは、そういう応援があったからだと思っています。試合はここ最近、早い時間帯、またセットプレーで失点していたところで、まずは今日0で終えたということは我々とすれば一歩前進できたかなと思っています。もちろん相手に決定機が無かったわけではありませんが、結果的に0で終えたというのは我々にとって大きな前進だったと思います。その中で得点も奪いに行ったのですが、最後のクオリティだったり、最後に少しパワーが残っていなかったなというのが率直な感想です。この勝点1を次に繋げる勝点1にしていきたいなと思います。

──セットプレーの守備対応について

毎回同じような形からこれまでは失点してきましたし、今日も失点してもおかしくないような場面がありました。我々はゾーンとマンツーマンを併用してやっていますが、人に付くところで、やはりまだまだルーズなところがあるなと。これは本当にやり続けていくしかありません。ただ、その中でも今日は(三浦)龍輝が最後掻き出してくれた、そういうプレーが一つひとつ増えることによって、チームとしては自信になっていくのかなと思っています。

──途中交代した後藤選手の状態について

詳しいことはまだ聞いていませんが、ただ少し痛みもあるみたいなのでこのあと状況を聞きたいと思います。

──形よく攻撃を作っていた前半のうちに1点とるべき展開だったと思います。得点を取るための課題は?

我々はサイドからの攻撃が多いのですが、今日は少しファーのところにスペースがあった中で、前半はなかなかそこを狙いきれなかったかなと。そこに1本行くシーンはあったと思うのですが、そこも最後の決定力というところで押し込めませんでした。後半は最後のところにちょっとパワーが無かったかなと思います。

──シュートに行くまでに、パスが1本多いような印象もありました

今から映像を見返さないと細かなことは分かりませんが、ひょっとしたらパスが1本多いから打てなかったというシーンもあったかもしれません。ただ、選手としたら確率としてそのパスでより良い形で、というところの判断で一つ多かったのかなと思っています。その1本のパスよりもシュートという方が確率が上がるのであれば、そこの判断は我々としてはもっと上げていかなくてはいけないなと思っています。

──ヴェルディのようなチームと今後戦っていく上で

今日に関しては、僕はそんなに後ろ、我々の前でやられたという感覚はなくて、ヴェルディの方が少し嫌がっていたかなという感覚がありました。長いボールを蹴って、そこで我々がセカンドボールを拾うという形で少し時間は作れたかなと思っています。ただ今後もちろん、例えば我々が2枚で追って、3枚で回されたとき、GKを使われて4枚、3枚で回されたときにどうするかということはもちろんあると思います。ただそうなったとき、相手に良い状態で持たれたときは、しっかりブロックを作って入ってくるボールを狙うという、そういうところはここまで整理してきたところなので、そういう対応をしていきたいなと思います。

──長いボールを蹴られたのは想定内だったということでしょうか?

そうですね。そこは我々にとっては、そうさせたというところも少しあるかなと思っています。

──GKに三浦選手を起用した意図を教えてください

龍輝はルヴァンでも非常に良いプレーをしていました。特に至近距離からのシュートのセーブというのは、彼の特徴の一つです。そういう意味でも今回起用に踏み切りましたし、その期待に十分応えてくれたと思っています。GKからのビルドアップも、彼は真摯に練習から取り組んでいて非常に良くなってきています。今日はそういう意味では、攻撃では点は取れなかったですが、攻守にとても貢献してくれたと思っています。

三浦 龍輝

三浦 龍輝

選手

──今季リーグ戦初先発の試合をクリーンシートで終えました

やっぱり試合に出たいですし、そのために日々練習しています。必ず勝ちたいという気持ちと、勝たなければマズいという思いで今日は試合に入りました。気負うことなく自分のプレーができたと思いますし、最低限はやれたかなと思います。ただこれを勝ちに持っていかないといけないので、そこはまだ課題だと思います。

──セットプレーではピンチもありましたが、得点を許しませんでした

あれだけセットプレーで失点していたらどうしても力が入ってしまうこともあるとは思います。それは試合前にしっかり話しをして、当たり前にやるべきことをしっかりとやれば良いですし、最善の準備を尽くしてそれでもやられたら仕方がないかなと。今日もセットプレーはたくさんありましたけど無失点で終えることができましたし、この積み重ねで自信をつけていけたらと思います。

──この結果を次節にどう繋げていきたいですか?

僕が支える立場に早くならないといけないし、信頼を一つずつ勝ち取るためにも、ビッグセーブというより当たり前にやるべきことをしっかりやっていかないといけないと思っています。

──今日の試合は悔しさと無失点の喜びとどちらが強いですか?

もちろん悔しさですね。勝たなければいけなかったですし、もっと上の順位にいないといけませんし、そこは悔しさしかないですね。自分のプレー回数もそこまで多くなかったですし、僕たちがボールを持っている時間が多かった中で点を取れなかったことは、攻撃の選手だけではなくて僕ら後ろの選手もできたことはあると思います。そこはチームで乗り越えていかないといけないと思います。

古川 陽介

古川 陽介

選手

──終盤に決定機を迎えました

あそこで決めるか決められないかが良い選手とそうでない選手の差だと思いますし、今日がというよりも、今の自分に足りない部分だと思います。ファーストタッチが乱れてしまいましたが、もう少し上手くえぐれていれば決められる位置と角度だったので、そこは見直して何がダメだったのかを考えて練習して、次は絶対に決められるようにしたいです。

──相手がタックルに来ることを上手く利用して突破していきました

ルヴァンではちょっと消化不良のプレーが多かったのですが、徳島戦からドリブルのフィーリングが良くなってきている感覚はあります。相手が飛び込んでくるタイミングなども見られるようになってきていますが、結果の部分が出ないと意味がないと思います。

──周囲のサポートをドリブル突破に効果的に利用していました

自分の中では周りも見ながら顔を上げてドリブルできているときが良いときの象徴というか、(松原)后君に出したパスだったりが自分の良さではありますし、今日はヒーローになり損ねたではないですけど、勝てなかったのは自分の責任でもあるかなと感じています。

──これでリーグ戦2試合連続出場です。コンディションの向上もあると思いますが、監督の求めるタスクもこなせるようになってきたのでは?

まずは試合に出ないといけないので、守備の部分など求められているプレーはしっかりこなしたいと思います。ただ、自分は他の選手とは違う武器を持っていますし、そこを常に磨き続けることが大事だと思います。そこが尖っている分、守備の面も見られますが、そこは上手く補いながら自分の武器を最大限アピールして長い時間出られるようにしていきたいです。

リカルド グラッサ

リカルド グラッサ

選手

──リーグ戦は久しぶりの出場でしたが、アウェイで無失点で抑えたことは収穫になったのでは?

そうですね。リーグ戦はかなり時間が空いていました。その中で今日はチャンスをもらったわけですが、無失点に抑えたということは良かったと思います。ただ、自分たちがゴールを決めることができなくて勝てなかったことは非常に残念です。

──今シーズン、チームとして立ち上がりやセットプレーの守備に課題を持っている中で、今日はどういった意識で臨みましたか?

今日はみんなで集中して試合に入れたと思います。ただセットプレーのところで立ち上がりに危ない場面が何度かありました。そのあと落ち着いて我々のいつものサッカーができたと思います。ただ最後のところで精度や決め切ることができず、ゴールを奪うことができませんでした。

──後半アディショナルタイムには失点を防ぐ素晴らしいプレーがありました

あの場面はカウンターを受けて、(鈴木)海音がしっかり戻ってクリアしてくれました。あそこは自分の最後のクリアがフォーカスされがちですが、海音や(三浦)龍輝含めて全員のセーブだったと思っています。

──ここからまた無失点の試合を続けていくことが大切だと思います

次またアウェイで難しいゲームになると思いますし、千葉も凄く良いチームです。でもみんなで頑張って取り組んでいるので、次回も目指すのは無失点で終えること、そして自分たちが複数ゴールを決めて勝つということです。

東京ヴェルディ 城福 浩監督

──試合の総括

GWの貴重な時間を多くのサポーターの方に来ていただき、感謝しています。こういう環境の中でやれる選手は本当に幸せです。彼らと願わくば最後に喜びたかったですが、それができなくて残念でした。ただサッカーのスリリングな状況というのは見ていただいたと思いますし、我々としたら相手に関わらずこれくらいの環境の中で選手に試合をやらせてあげたいと強く思いました。内容はもちろん我々は総力戦なので、選手もオリジナルポジションというのは認識しながらも、交代をしながら1人が二つか三つのポジションを試合の中でもやりくりしていく状況でした。その中でも選手はよくアジャストしてくれたと思いますし、前半ボールは持たれたけど決定機は我々の方が多かったと認識しています。後半は30分くらいまでは我々の時間だったと思うし、そこで点が取れなかったということ、交代選手のところでギアを上げたかったですが、さっきも言いましたが本来のポジションじゃないところで選手を投入していったり、ポジションを試合中にいくつか変えるというところの不具合と言いますか、彼らの力を思う存分出させてあげられなかったのは自分の手腕の問題だと思っています。