試合速報

  • 東京V
  • 2 終了 1

2022年7月20日 vs 東京ヴェルディ

19:00 味スタ

インタビュー他

伊藤 彰

監督

──試合の総括

まずは平日のナイトゲームの中で、遠いところからファン・サポーターの皆様方に来ていただき本当にありがとうございます。次のステージに進めなかったこと、本当に残念に思っています。

試合内容としては、前半から我々がゲームコントロールをしながら入れていた場面と、切り替えの部分というところで、ある程度しっかりできていたのかなと思っています。その中で、前半何度かあったチャンスで決めきれなかったと。後半に入って先に点を取られてしまい、そこから少し(伊藤)槙人を上げたりしてパワープレーで何とか取り返しましたが、延長に入ってしっかりとゲームをコントロールしながら、お互いにギリギリのコンディションの中でやっていて、最後ミドルシュートのところ、足を振られたところで相手に一つ上回られたかなと思っています。

我々も何度もチャンスがありましたが決め切ることができませんでした。最後にパワーを使う前に、延長に入ったときにコントロールしながらも、もう少しパワーを出さなくてはいけなかったなと思っています。ただ、そうは言っても120分戦った選手たちの疲労感でしたり、お互いにコンディションの部分など、きつかったところもあると思いますので、本当に選手は頑張ってくれたと思っています。

これで天皇杯は終わりになりますが、次また10日後にリーグが始まります。我々は今本当に苦しい状況ですが、10日間しっかりとチームとしてまた一つチャレンジしていかないといけないと思っています。

──延長に入って試合をコントロールしようとしたということですが、5バックのような形にした意図は?

まずはお互いに苦しい時間帯が出てくるので、オープンなゲームになってしまうと。それをしっかりコントロールするためにも、後半の最後に4バックで点を取りに行ったのですが、もう一度しっかりとサイドのところを止めるというところでは、自分たちの一番守れるオーガナイズということで、そういう形にしました。それは選手たちもしっかり理解した上で、ゲームをコントロールしながら、まだまだ元気な前の若い選手たちもいたので、そういう選手たちがカウンターで仕留めるというのもチームの中では一つ狙いとしてありました。

──リーグ戦では無得点のゲームが続いていましたが、ジャーメイン選手のゴールについて

選手たちの気持ちが乗り移ったと言いますか、負けたくないという気持ちがあのゴールを生んでくれたと思っています。選手たちが頑張ってくれた結果だと思います。ただ、我々は今本当に点が取れていない状況ですので、やはりもっともっとチャンスを作っていかなければいけないと。これは中断期間中に選手と話しながらまた取り組んでいきたいと思います。

──今日はU-18の選手も出場しましたが、ここからリーグ終盤に向けてどういう戦いを見せていきたいですか?

まずは今我々ができる限りのこと、ゲームの中で強度を出すことや、相手に走り負けないというところはしっかり見定めて選手を使っていかないといけないと思っています。J1のリーグ戦になると強度とスピードが出てくるので、それに負けないようなチームとしての守備や攻撃を見せていかなくてはいけません。今日もそういうところは見せてくれましたし、そういう意味では若手の選手たちが頑張ってくれたと思います。ただ、良いプレーもありましたが、結果として出なかったことは残念ですし、まだまだ積み上げないといけないところがあるので、そこはチーム全体としてもう一度やっていかなくてはいけないと思います。

ジャーメイン 良

ジャーメイン 良

選手

──ゴールシーンを振り返って

時間が無い中で、正直体力的にも結構きつかったのですが、最後まで諦めずにやっていればという気持ちで入れることができたと思います。自分自身FWとして4試合点が入っていないという責任を感じていましたし、このまま終わってしまって次のリーグ戦に嫌な流れで入りたくないなと。何とか点を取りたいなと思っていました。

──リーグ戦に向けて

残りの大会はリーグ戦だけになってしまいました。今年はしっかりと残留するということが、これからの目標になってきます。今日の敗戦をしっかり切り替えて、次のゲームにチーム全員で、一つになって向かっていきたいです。

──前半からクロスを積極的に入れている印象がありましたが、チームとしてどういう攻撃のプランを持っていましたか?

ボールを比較的持てる時間が長くて、相手陣地でプレーすることが多かったのですが、最後どうやって点を取るかというところでなかなか形を見出せなかったですし、前半ほとんど自分もシュートを打てなかったので、そこはこれからの課題です。ただ、怖いところにボールを入れていこうと、そこの意識はチームとして持っていました。

藤原 健介

藤原 健介

選手

──悔しい結果となりましたが、試合を振り返って

立ち上がりからチームとしてボールを握りながら相手のコートに侵入して、シュートまで行く形はできていたと思います。ただゴールという結果がなかなか生まれず、相手に先制点を取られてしまって、自分たちから試合を難しくしてしまったと思います。

──後半終了間際に一度同点に追い付きましたが、この試合で得られた手応えは?

もっと点を取って勝ち切ることができたら良かったのですが、何回かゴール前に持って行ったり、1対1の部分で粘って勝ったり、そういったところはイメージ通りプレーできていたと思います。ただ試合に勝たないと意味が無いので残念です。

──残る大会はリーグ戦のみとなりましたが、チームを勝たせるために試合に絡んでいく覚悟は?

なかなかチームが勝てていない状況ですが、今日は自分が爪痕を残してアピールしていこうと考えていました。ですが、やはり試合で結果を出さない分にはアピールできないと思います。天皇杯は次が無くなってしまったので、練習からアピールするしかないと思っています。

東京ヴェルディ 城福 浩監督

──試合の総括

まずは、我々のクラブのコロナの事情で試合を延期したこと、大会の関係者、ジュビロの関係者、サポーターの方々、メディアの方々含めてお詫び申し上げます。本当にご迷惑をおかけしました。

活動停止が6日間あって、非常に我々としても今日の試合に臨むのは難しい状況でしたが、こうして試合をやらせていただく感謝の念を持ちながら、勝利への執念を見せることが今回延期してもらったという措置に応えることだなと選手と共有して試合に臨んだので、選手は本当に魂を見せてくれたなと思います。

平日の夜に来てくださった、我々の大事な大事なサポーターの方々と最後に喜び合えたこと、本当に良かったと思いますし、内容の振り返りというよりも、最後ああいう形であと2分を耐え切れずに追い付かれた中で、突き放すことができたというのは、彼らの勝利に対する執念というのを見せてくれたなと、本当に嬉しく思います。大事なのは週末のJリーグだと思うので、しっかりリカバーして週末に勝てるように良い準備をしたいと思います。