先週水曜日に幕を開けた2022 JリーグYBCルヴァンカップ。FC東京との第1節が新型コロナウイルス感染症の影響で延期となったため、ジュビロにとっては今日の湘南ベルマーレ戦が開幕戦となる。選手たちは躍動感溢れるプレーを見せて、ジュビロサポーターの心強い応援に勝利という形で応えてくれるはずだ。

スターティングイレブンは、GKに梶川裕嗣。最終ラインは、山本義道、森岡陸、袴田裕太郎。中盤は、吉長真優、鹿沼直生、清田奈央弥、小川大貴。2列目に黒川淳史と大津祐樹。前線にはジャーメイン良が入ることが予想される。

新加入の梶川と袴田は、今日がジュビロデビュー戦。また、森岡、吉長、鹿沼、清田も今季公式戦初出場となる。サブには藤原健介と古川陽介が入った。フレッシュな高卒ルーキーたちの出番はあるのか、ベンチワークにも注目だ。

3年ぶりのJ1リーグは、2試合を終えて1分1敗というスタートとなったが、ここからチーム全体で飛躍を遂げ、ジュビロらしいサッカーをピッチで表現していくためにも、若い選手たちの活躍は欠かせない。「若手のアグレッシブさが高まっていくことで競争が増え、チームの土台はより強固になる。目をギラギラさせながらプレーしてほしい」と伊藤監督も期待を寄せている。

その上で、指揮官が今日の試合のポイントに挙げたのは“積極性”だ。「リーグの清水戦は相手のカウンターに後手を踏んでしまったので、リスクマネジメントの部分でももっと強く行きたいですし、アグレッシブに積極性を出したゲーム展開に持っていきたい。そうした姿勢がチームにも良い影響を与えてくれると思います」と意気込みを語った。湘南は前から激しくプレスをかけてくるチームだが、「その足を止めて、逆に相手のディフェンスラインの背後を取ること」(監督)ができれば、多くのチャンスを生み出すことができるはず。日々のトレーニングで積み上げてきた成果を存分に示し、相手ゴールを破りたい。

キックオフはこの後19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。穏やかな風が吹いている。

ジュビロは2010年のナビスコカップで優勝。その時以来となるカップ戦のタイトル獲得に向けて、まずはグループステージ突破を目指す。その初戦となる湘南戦で勝点3を獲得し、勢いを加速させていくとともに、週末に控えたリーグ戦にも良い流れを繋いでいきたい。