試合速報

  • 鳥栖
  • 2 終了 0

2022年8月7日 vs サガン鳥栖

19:00 駅スタ

インタビュー他

伊藤 彰

監督

──ハーフタイムコメント

・背後へのアクションでギャップを作る意識を

・サイドがフリーのときはシンプルに使っていこう

・両サイドへのアプローチはもっと厳しく

──試合の総括

まずはこの暑い中、遠い中、来ていただいたファン・サポーターの皆さんの前で勝点を取れなかったことを凄く残念で申し訳なく思っています。

今我々が置かれている立場は、勝点1でも積み上げていかなくてはいけません。その中で、アグレッシブに勝ちを求めて行くというところでは、選手たちは頑張ってやってくれたと思います。ただ、裏に飛び出す回数が前半少し足りなかったと感じています。そこがもう少しできていれば、もっと圧力をかけながらプレーできたのかなと。やはり、先に点を取られたことによって、我々がオーガナイズを変えながら前に人数を多くして、最後はクロスからというところで、何度かチャンスがありましたが、決めきれなかったことが我々の反省すべき点だと思いますし、今の力だと思います。一つひとつ目の前のゲームに向けてやっていかなくてはいけません。

失点のところは、サイドの攻防が凄く重要になってくるという中で、剥がされてしまったところから前半も後半も失点してしまいました。そういうところが個の能力と、残念ですがセンターバック2枚が怪我をしてしまったと。これによって本職ではない選手たちがセンターバックをやらなくてはいけなくなり、少し最後の対応のところで我々としては悔しい敗戦になってしまったと思います。

しっかり切り替えて、次の浦和戦に向けて準備していきたいです。

──センターバック2人が負傷交代した中で、両サイドを崩されて失点してしまったことについて

前半のところは、なかなか我々としては難しいところですが、まだコンディションが上がりきっていない松原を使わざるを得なかったと。でも凄くしっかりやってくれていましたし、対応してくれていました。1本のミスから突破された、というところだと思いますし、もっとこれから(コンディションを上げて)できると思います。最後のところで相手のウイングへの対応、そこで剥がされたことで我々のセンターバックが引き出されて、中の人数が変わってしまったところがありました。引き出されるのは良いのですが、そこでクロスを上げさせないこと、もっとスムーズにスライドをしなければいけません。2点目に関しては、個の能力で突破されて、我々は点を取りに行かないといけないという中で、4バックに変えて、なおかつサイドの選手がセンターバックをやりながらというのがあったので、これは致し方ないと僕は思っています。失点を覚悟の上で、自分たちが点を取りに行ったこと、それでやられてしまったことは反省しなければいけませんが、選手たちは最後まで一生懸命戦ってくれたと思います。

──アウェイゲームでなかなか勝てない状況が続いています

おっしゃる通りです。アウェイで勝点を取らないと上がっていけません。我々が残留するためには、一つでも上にいくためには、アウェイで勝点を稼ぐことが凄く重要です。そういう戦い方も今後必要になってくると思いますが、まずは目の前の相手、目の前の一戦に照準を合わせてやっていきたいです。

松原 后

松原 后

選手

──試合を振り返って

僕のミスで突破されてしまって、そこから失点してしまって、追う展開になって、凄く難しいゲームになってしまいました。自分の責任だと感じています。そういう部分の試合勘をもっと試合に出る以上ちゃんと戻していかなくてはいけないと思います。ただ、久しぶりに公式戦に90分近く出ることができたので、今日の負けをちゃんと教訓にしなければいけないなと。まだ試合は続くので、前を向いてやっていきたいと思います。

──後半はクロスも上がり、押し込む時間も長かったと思います

前がかりになったことで相手のラインが下がりましたし、ボランチが落ちてくれて繋ぎ目を作ってくれたことで自分がサイドに張ることができました。そういった部分で自分の強みは活きてくると思いますし、孤立していては何もできないので、ああいうコミュニケーションをもっと取って、もっともっと連係面をすり合わせていきたいと思います。

──勝ちに繋げていくために必要なことは?

今日の後半のように、ゴールを奪いに行く姿勢というのは前半から出していかなくてはいけないと思いますし、そういった中で、粘り強く守るところも必要です。そこは、今日自分がチームに迷惑をかけてしまったので、必ず次は勝利に導けるようなプレーをしたいです。今日もシュートだったり決められる場面もありましたし、もっともっと良いクロスを上げなくてはいけないと思っています。そういう感覚や手応えはあるので、これを続けていきたいです。

金子 翔太

金子 翔太

選手

──苦しい展開でしたが、試合を振り返って

僕たちは勝ちにいかないといけないので、自分たちからプレッシャーをかけなければいけないという心理的な部分が出てしまいます。鳥栖が後ろに枚数をかけて、キーパーも含めて2ボランチも下がってボールを回してくるので、どうしても前からボールを奪いづらい状況の中、僕とジャメ(ジャーメイン)が前半は多少走らされてしまいました。鳥栖は後ろに枚数をかけているので、本来はどっしり構えていれば良いのですが、どうしても僕たちは勝点3を取らないといけないという順位的な部分があり、さらに相手にボールを保持されてしまったという心理的なダメージを受けたことが、試合を難しくしてしまった要因の一つかなと思います。また、前半に失点してしまったことで余計にパワーを使わなければいけない状況になってしまいました。そういった心理的なところがプレーにも影響してしまったのかなと思います。

──後半はシステムを変更してボールが回り始めました

多少リスクをかけてでもプレッシャーをかける必要がありました。4-2-3-1気味のシステムだったのですが、サイドハーフの選手たちや2トップも含めて限定しながらキーパーまでプレスにいったことで、多少は主導権を握れた時間帯もありました。最終的にはパワープレー気味とはいえ、チャンスも多く作れましたし、クロスを多く上げられましたが、ゴールを割れなかったことは残念です。それでもチャンスをいくつか作れていたことは収穫の一つかなと思います。

──前節から縦に速いサッカーを狙いとしていますが、今日の試合の出来は?

今日はなかなか良い形で縦に速い攻撃ができていませんでした。鳥栖の切り替えも速かったですし、奪ったあとにボールが繋がりませんでした。どうしても守備で走らされた分、距離感のところでポジション修正が必要になり、前に出ていく迫力が欠けてしまいました。守備の部分は攻撃と表裏一体というか、守備の蓄積が攻撃にも出てしまったという前半でした。

サガン鳥栖 川井 健太監督

──ハーフタイムコメント

・良い攻撃ができている。もっと厚みが出るように

・フィニッシュで終わることを意識すること

・みんなで声をかけあうように

──試合の総括

まずは今日来ていただいたファン・サポーターの皆様、残念ながら来られなかったファン・サポーターの皆様に勝点3を届けることができて非常に嬉しく思いますし。8月が始まって、こういう夏休みの期間、おそらく小さい子どもたちも来ているので良いものを見せられたのではないかと思います。前半は僕らが使いたかったスペースを使えていました。そのシーンが前半に数回あったのですが逃していた場面もありました。時間が進むにつれて、的確にそこを突くことができましたし、あのクロスのところはまさにあのタイミングで入れたかったです。中に枚数をかけたという意味でも、簡単なゴールのようでその前のストーリーが非常に詰まった先制ゴールではないかと思います。